ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

虹を見る

2019-07-11 04:41:12 | 





雨あがり 蛙かはゆく 虹を見る    夢詩香





*これは、インスタグラムで、ある画家さんの絵を見たときに思いついた句です。絵の中では、アジサイの花にとまったアマガエルが、美しい虹を見上げていました。それをそのまま詠んだという感じですね。

そのままその人にさしあげようと思ったのですが、絵を説明しただけの感があって、やめました。まだまだスランプから抜け切れていません。どうしても、発想が高く飛ばない。

気に入った芸術作品に差し上げるなら、もっと気の利いた言い回しができないとと思うのです。

それでいろいろと考えてみるわけです。こんなのはどうでしょう。


あまがえる あれは何ぞと 虹を見る    夢詩香


あ、なんかよくなりましたね。これならさしあげてもよいような気がしてきました。でも、今一つ何かが欲しいような気もします。

絵の中では蛙はアジサイの花のてっぺんにいました。


あまがえる 花をのぼりて 虹を見る    夢詩香


うーん、どうでしょう。さっきのほうがいいような気がしますね。でも考えているうちに、なんだか、さしあげたくなってきました。スランプ中はスランプなりに、努力してみると、いい感じになってくるようだ。

絵を見ながら、発想をかきたててみましょう。


はなのうへ ちさきかはづの にじをみる    夢詩香


ちょっと、まんなかの7が重くなりましたか。難しいですね。もうひとつ考えてみましょう。


はなのうへ かはづなにぞと 虹を見る    夢詩香


あ、これでいきましょう。絶妙に状況が説明できている。俳句というのはいいですね。たった17文字でいい仕事ができます。

短歌はまだ不調ですが、俳句の方でスランプをなんとかしていきましょうかね。





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