ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

選ばれし

2024-10-09 01:14:01 | 短歌





選ばれし ものと驕りて 空蝉の 世を侮りて 人にきらはる




*今週はかなり調子よく詠めました。添島とのエネルギーの配分もわかってきた感じです。この調子でこれからもいきたいものですが、さて。

選民思想というのがありますが、それは人間がまだ動物に近かったころに生まれた、自分が世界の中心であるという、実に幼児的な、間違った考え方です。

神は、特定の人間や民族をひいきしたりはしません。すべてを平等に愛してくださる。ゆえにすべての人間は、神の愛の元、平等なのです。

しかし世の中には、自分は神に特別に愛された、選ばれた人間だと思う人がいるもので。そういう人は、自分以外の人間を馬鹿にして、世間を侮り、自分を人に押し付けて、それで人に嫌われたりするもので。

そういう自分中心の考え方は、どう考えても、動物の境地です。動物というものはみな、何の根拠もなく、自分が世界で一番偉いと思っているものですから。

人間になったら、いろいろな勉強をして、自分以外にも偉い人がいると感じ、自分中心の心が修正されてくるものですがね、この世界にはいまだに、自分中心の心を捨てられない、困った人(たち)がいるのです。

かわいそうだが、そういう人たちは、多くの人に嫌われ、相手にされなくなり、孤独に落ちていかざるを得ないでしょう。




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