選ばれし ものと驕りて 空蝉の 世を侮りて 人にきらはる
*今週はかなり調子よく詠めました。添島とのエネルギーの配分もわかってきた感じです。この調子でこれからもいきたいものですが、さて。
選民思想というのがありますが、それは人間がまだ動物に近かったころに生まれた、自分が世界の中心であるという、実に幼児的な、間違った考え方です。
神は、特定の人間や民族をひいきしたりはしません。すべてを平等に愛してくださる。ゆえにすべての人間は、神の愛の元、平等なのです。
しかし世の中には、自分は神に特別に愛された、選ばれた人間だと思う人がいるもので。そういう人は、自分以外の人間を馬鹿にして、世間を侮り、自分を人に押し付けて、それで人に嫌われたりするもので。
そういう自分中心の考え方は、どう考えても、動物の境地です。動物というものはみな、何の根拠もなく、自分が世界で一番偉いと思っているものですから。
人間になったら、いろいろな勉強をして、自分以外にも偉い人がいると感じ、自分中心の心が修正されてくるものですがね、この世界にはいまだに、自分中心の心を捨てられない、困った人(たち)がいるのです。
かわいそうだが、そういう人たちは、多くの人に嫌われ、相手にされなくなり、孤独に落ちていかざるを得ないでしょう。