ムジカの写真帳

世界はキラキラおもちゃ箱・写真館
写真に俳句や短歌を添えてつづります。

花の野を

2024-04-17 03:51:00 | 短歌





花の野を ゆきて君見し 夢をおひ すくひの種を この世にまかむ




*今日は第3館からもってきました。最近スピカがそこでよく詠ってくれるのでね。彼らしいかわいい歌です。

かのじょ、とわたしたちがここで呼んでいる天使の夢は、人類のすべてを救い、次の世界に導くことでした。あまりにやさしく、感性の深い人だったので、誰も切ることができなかったのです。

暴力的に冷たい、逆風の世界を、傷だらけになって生きながら、花の咲く野に魂の安らぎを見出していた。そのかのじょが見ていた夢を追いかけて、その救いの種を、この世に蒔いているいる人たちがいる。

暗い暴虐の夢に迷い、人類の滅亡の予言に絶望し、未来に希望を見出せなかった人類の心の世界に、大きな希望の灯をともした、かのじょの仕事の後を継ぎ、人類が動き始めている。

すばらしい自分自身の真実に気づいた人類が、全人類を救おうと動き始めているのです。

人類のすべてを完璧に救うことなど、できないかもしれない。だがその夢に大きく近づいていくことはできるのだ。

かのじょは途中で倒れてしまいましたが、その夢は人類の中に生きている。ただただ愛で人類のすべてを救おうとしていた、かわいい天使の夢が、人類を動かしているのです。

美しいですね。この世を変えていくのは、権力でも財力でもない。愛なのです。一粒のまことの愛が、世界を変えていく。人類の心を導いていく。

かのじょが残した救いの種は、何万倍にも増えて、この世界に広がりつつあります。






  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする