うつくしき われのまことを しりつれば とこよのかどを 目のまへにみる
*解脱者が増えています。
解脱の仕方はわたしたちが教えたのだが、そこから人間は自ら発奮して、積極的に解脱の指導をやっているようだ。
とてもいいことです。
解脱とは、数少ない天才のみが到達することのできる謎に満ちた境地ではありません。時期がくればだれもが味わうことのできる、幸福の境地なのです。それを知れば、人間は天国がどういうものであるかを知ることができる。
天国とは、どこかにある理想郷なのではなく、自分自身のことであったのだと知る。
そういうことがわかった人間が、増えれば増えるほどに、この世界もまた天国に近づいていくのです。
この世界のあらゆる不幸は、自分がつらいと思っている人間がいるからなのです。自分がつらい人間は、人を馬鹿にしてばかりいますから、そこからいろいろな不幸が起こる。人は傷つけあい争い、この世に地獄の様相を描いていく。
しかしその自分がつらいという暗黒の心をつきぬけ、本当の自分の姿に気づいた時、人は人を馬鹿にすることがどんなに愚かなことかを知る。自分が清くまっとうな美しいものだとわかることができれば、人を傷つける必要など全くないのです。
すべての人間が解脱し、本当の自分に気づくことができれば、地球上に永遠の天国が成立するのです。この世は幸福の世界になる。
そこに向かって、みんなで進歩していこうではありませんか。