12月23日、京阪電車の宇治駅を出た私は、宇治川の宇治橋を渡りました。
宇治川はたぶん素敵なのだと思います。しかし、現在は河川改修工事やそれに伴う遺跡調査等も行われており、残念な状況でした。
宇治橋を渡ってすぐに、紫式部の像が有りました。
宇治市と言えば、宇治茶です。お茶箱が積み上げられていました。
宇治川漁業協同組合の看板が有り、宇治川には漁業権が設定されており、漁が行われていることを知りました。
平等院鳳凰堂を見学した後、私は宇治公園に向かって歩きました。途中に宇治市観光センターが在ります。
ここには、市営の「対鳳庵」というお茶室があるそうです。札幌市役所にもお茶室があったのですが、利用が少ないからでしょうか、廃止されてしまいました。
宇治公園内の塔の島には、十三重の石塔が在ります。
約15mの高さがあり、日本最大で最古のものだそうです。1286年、西大寺の叡尊によって建立され、明治末に川から発掘されたそうです。重要文化財になっています。
宇治川の中には、石塔のある「塔の島」と「橘島」が有り、中島橋で繋がっています。中島橋では、結婚式の写真でしょうか、撮影が行われていました。
風景が和服にマッチするのでしょう。
橘島から朝霧橋を渡ってすぐに宇治十帖のモニュメントが在ります。
宇治川に小舟で漕ぎ出した浮舟と匂宮が題材だそうです。
そして、世界遺産の宇治上神社に着きました。
小さな神社です。でも、拝殿は鎌倉時代に造られた国宝です。
その後に、平安時代に造られた、さらに小さな本殿が在ります。こちらも国宝です。トップと下の写真です。
本殿には、3つの内殿が有り、左が、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、中央に応神天皇、右に仁徳天王が祀られているそうです。
お清めための手洗いをするのが、桐原水です。
宇治七名水の1つだそうです。現存する七名水はここだけだそうです。
宇治上神社を出た後、山道を行きましたが、紅葉が素敵でした。
慌ただしく、元の京阪電車宇治駅に戻った、私の市内散策でした。