チェインブレーカー及び関連領域の郵便史

ユーゴスラヴィア建国当時~1922年頃までの旧オーストリア・ハンガリー帝国地域のチェインブレーカーを中心とした郵便史

200222裏 60 vinarバイセクト

2007年12月13日 21時28分46秒 | 小包第3期
200222裏 60 vinarバイセクト

到着印:CABAR 4 MAR 920、ユーゴ化消印
郵便局名表示の下の欄(日本の櫛型印のD欄)のハンガリーの王権を示す「イシュトヴァーン・クラウン」は削除されて、日本の櫛型印と同じ縦線だけの櫛の模様に変更されています。
年月日は、ハンガリー型の「年月日」の順からユーゴ型の「日月年」に変えられています。
しかし、年号表示は920と下3桁のハンガリー式のままであり、ユーゴ式の下2桁の20にはなっていません。
日本の櫛型印のE欄に相当する欄には通常は局内で使用される消印の識別記号が入りますが、この場合は空欄になっています。

受取人サイン日付:無し

200222表 60 vinarバイセクト

2007年12月13日 21時27分32秒 | 小包第3期
200222表 60 vinarバイセクト

小包第3期 クロアチア地域内小包
小包送票:ユーゴスラヴィアSHS 16 v(小包送票代金の収入印紙、小包料金に含まない)、スロヴェニア語、灰白色紙、代金引換の無い小包送票
小包ラベル:Vukovar 288
料金手書き:1890

切手:スロヴェニア 5 Krona (Mi.111, 目打ち後に糊引き)3枚、60 vinar (Mi.108)、60 vinar (Mi.108)バイセクト左上= 30 vinar、1 Krona (Mi.109ノコギリルレット)、2 Krona (Mi.110)、合計18 Krona 90 vinar
備考
①5 Krona (Mi.111)は目打ち後に糊引きされたため、目打ち穴が糊で埋まっています。このため、切手の切り離しが困難なため、ハサミで切り離されています。
②1 Krona (Mi.109ノコギリルレット)は、目打ちが不完全穿孔であるため切手の切り離しが困難であり、縦はハサミで切り離されています。

料金計算:
重量料金20 kg---18 Kruna
価格表記(保険)料金150 K---75 filir
通知料金---15 filir
合計18 Kruna 90 filir (料金手書きに一致、貼り付け切手に一致)

消印:VUKOVAR 920 FEB. 22 N-9 C (1920年2月22日)、ハンガリー型消印