チェインブレーカー及び関連領域の郵便史

ユーゴスラヴィア建国当時~1922年頃までの旧オーストリア・ハンガリー帝国地域のチェインブレーカーを中心とした郵便史

210118 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、LJUBLJANA6郵便局

2011年02月27日 18時09分12秒 | バイセクト
210118 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、LJUBLJANA6郵便局

切手
2次チェインブレーカー
Mi.121 10 para、バイセクト、右下側

消印
LJUBLJANA 6 18. I. 21. C
スロヴェニアのLJUBLJANA 6郵便局1921年1月18日、消印識別記号C
上部のドイツ語の郵便局名LAIBACHを削除してスロヴェニア語の郵便局名LJUBLJANAだけにしてユーゴ化した消印

210118 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、LJUBLJANA6郵便局

2011年02月20日 17時26分22秒 | バイセクト
210118 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、LJUBLJANA6郵便局

切手
2次チェインブレーカー
Mi.121 10 para、バイセクト、左上側

消印
LJUBLJANA 6 18. I. 21. C
スロヴェニアのLJUBLJANA 6郵便局1921年1月18日、消印識別記号C
上部のドイツ語の郵便局名LAIBACHを削除してスロヴェニア語の郵便局名LJUBLJANAだけにしてユーゴ化した消印

210117裏 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、郵便為替の使用例

2011年02月12日 18時46分07秒 | バイセクト
210117裏 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、郵便為替の使用例

到着印
LJUBLJANA1 17. I. 21. 24
スロヴェニアのLJUBLJANA1郵便局 1921年1月17日24時
上側がローマ字、下側がキリル文字(セルビア人の使用する文字)の二文字表記の新しいユーゴスラヴィアの全国統一型消印

210117表 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、郵便為替の使用例

2011年02月12日 18時45分18秒 | バイセクト
210117表 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、郵便為替の使用例

切手
2次チェインブレーカー
Mi.121 10 para、バイセクト、左下側
Mi.122 15 para, 2枚
合計35 para

郵便為替での使用例
為替管理証示印 V358
この記号番号はKRANJSKA GORA郵便局を示すと考えられます
10paraのバイセクトは、正式な許可があったのは国内印刷物だけですが、実際にはこの例のように郵便為替にも使用されています。

郵便為替料金
送金金額25 Dinar以下---25 para
受取人への払い出し料金 50Dinar以下---10 para
合計 35 para

消印
KRANJSKA GORA 17 I 21 a
スロヴェニアのKRANJSKA GORA郵便局1921年1月17日、消印識別記号a
上部のドイツ語の郵便局名KRONAUを削除してスロヴェニア語の郵便局名KRANJSKA GORAだけにしてユーゴ化した消印

210113 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、MARIBOR 2郵便局

2011年02月06日 08時51分09秒 | バイセクト
210113 2次チェインブレーカー10 paraバイセクト、MARIBOR 2郵便局

切手
2次チェインブレーカー
Mi.121 10 para、バイセクト、左上側

ドイツ語でDrucksache(印刷物)の書き込み有り

消印
MARIBOR 2 13. I. 21. 19 1b
スロヴェニアのMARIBOR 2郵便局1921年1月13日19時、消印識別記号1b
上側がローマ字、下側がキリル文字(セルビア人の使用する文字)の二文字表記の新しいユーゴスラヴィアの全国統一型消印

二文字表記の新しいユーゴスラヴィアの全国統一型消印
スロヴェニア、クロアチア、ダルマチアでは、普段使用する文字がローマ字であることに配慮して上側がローマ字、下側がキリル文字となっています。
一方、セルビア人の住むボスニア・ヘルツェゴビナ、ヴォイヴォディナ、セルビア、そしてセルビア人に近い人々の住むモンテネグロでは、普段使用する文字がキリル文字であることに配慮して上側がキリル文字、下側がローマ字の表記になっています。
日付けは、左から「日、月、年、時間」の順です。

10 para切手のバイセクトに関して

2011年02月06日 08時48分15秒 | バイセクト
10 para切手のバイセクトに関して
出典: Priručnik Maraka Jugoslavenskih Zemalja, vol.7, 1947, Zagreb (Croatia)
翻訳:ユーゴスラヴィア切手ハンドブック 第7巻
リュブリャナ郵政局は、1921年1月6日付けの通知#1496で、10para切手に関して、国内印刷物に使用することに限って対角線のバイセクトを承認した。
1921年2月18日付けの通知#10340で、この処置を禁止した。
しかしながら、最初の許可通知の前にも10 para切手のバイセクトは使用され、2回目の禁止通知後にも使用された。

ブログ著者補足: 正式な許可のあった国内印刷物以外の使用例
既に封書の項でご紹介しましたように、10paraのバイセクトは、国内印刷物だけではなく、国外印刷物にも使用されています。
また、私の手元には郵便為替や郵便小切手に使用された使用例もあります。