Prirucnikの弱点
チェインブレーカーのまとまったハンドブックは既に何度もご紹介している下記の文献です:
Priručnik Maraka Jugoslavenskih Zemalja, vol.4, 5, 6, 7, 1945-47, Zagreb (Croatia)
翻訳:ユーゴスラヴィア切手ハンドブック 第4, 5, 6, 7巻
しかし、この文献には以下の弱点が有ります。
1.郵便料金が全く記載されていない。
このため、郵便史の研究にとっては重大な支障があります。
この点を補うには、ドイツ、スイス、イギリスの研究会の機関誌の入手と翻訳が必須になります。
2.チェインブレーカーの石版と凸版のタイプに関する図が使い物にならない。
残念ながら、この文献に記載されているタイプの図では、実際の切手のタイプの区別はできません。
カナダのA.H. Stokes博士の研究が必要になります。
3.チェインブレーカーの版欠点の識別が非常に困難
チェインブレーカーの版欠点については、文書による記載だけであり図がほとんど掲載されていないため。非常に分かりにくく、ほとんど使い物にならない。
この点に関しても、カナダのA.H. Stokes博士の研究が必要になります。
2,3の補足
チェインブレーカーのタイプ研究とプレーティングの第一人者であるカナダのA.H. Stokes博士の研究は、アメリカのCroatian Philatelic Societyのバックナンバーに掲載されています。
一部は、イギリスのYugoslavia Study Groupのバックナンバーに掲載されているという話しを聞いたことがあります。
私は、博士から直接研究資料のコピーを譲っていただいて使用しています。
4.郵便局名のリストは、①スロヴェニアだけが掲載されており、②クロアチア、③ボスニア・ヘルツェゴビナ、④ヴォイヴォディナ、⑤ダルマチアのリストがない。
私は、①③④⑤のリストをスイスのThomas Artel氏より譲っていただき使用しております。これ以外の局はクロアチアであると判断できます。
5.小包送票、郵便為替、現金封筒、郵便小切手、電報、Odjavaなどの公的書式について解説されていない。この点も郵便史研究にとり重大な支障となっています。
6. チェインブレーカーを収入印紙として使用した例について解説されていない。
7. ケルンテン、シュタイヤーマルク、テメスヴァール、バラーニャの占領及び占領地での使用に関して詳しく述べられていない。
8.各地域で使用された郵便印に関する詳しい解説がない。
9.郵便代行業者の業務内容及び使用した消印のタイプに関して詳しく述べられていない。
この他の点では、完全ではありませんが非常に良くまとまっています。
このように様々な弱点がありますから、ドイツ、スイス、イギリスの研究会の機関誌の入手と翻訳が必須になります。これらの機関誌には、いまだに新発見の報告や研究が相次いでいます。
チェインブレーカーのまとまったハンドブックは既に何度もご紹介している下記の文献です:
Priručnik Maraka Jugoslavenskih Zemalja, vol.4, 5, 6, 7, 1945-47, Zagreb (Croatia)
翻訳:ユーゴスラヴィア切手ハンドブック 第4, 5, 6, 7巻
しかし、この文献には以下の弱点が有ります。
1.郵便料金が全く記載されていない。
このため、郵便史の研究にとっては重大な支障があります。
この点を補うには、ドイツ、スイス、イギリスの研究会の機関誌の入手と翻訳が必須になります。
2.チェインブレーカーの石版と凸版のタイプに関する図が使い物にならない。
残念ながら、この文献に記載されているタイプの図では、実際の切手のタイプの区別はできません。
カナダのA.H. Stokes博士の研究が必要になります。
3.チェインブレーカーの版欠点の識別が非常に困難
チェインブレーカーの版欠点については、文書による記載だけであり図がほとんど掲載されていないため。非常に分かりにくく、ほとんど使い物にならない。
この点に関しても、カナダのA.H. Stokes博士の研究が必要になります。
2,3の補足
チェインブレーカーのタイプ研究とプレーティングの第一人者であるカナダのA.H. Stokes博士の研究は、アメリカのCroatian Philatelic Societyのバックナンバーに掲載されています。
一部は、イギリスのYugoslavia Study Groupのバックナンバーに掲載されているという話しを聞いたことがあります。
私は、博士から直接研究資料のコピーを譲っていただいて使用しています。
4.郵便局名のリストは、①スロヴェニアだけが掲載されており、②クロアチア、③ボスニア・ヘルツェゴビナ、④ヴォイヴォディナ、⑤ダルマチアのリストがない。
私は、①③④⑤のリストをスイスのThomas Artel氏より譲っていただき使用しております。これ以外の局はクロアチアであると判断できます。
5.小包送票、郵便為替、現金封筒、郵便小切手、電報、Odjavaなどの公的書式について解説されていない。この点も郵便史研究にとり重大な支障となっています。
6. チェインブレーカーを収入印紙として使用した例について解説されていない。
7. ケルンテン、シュタイヤーマルク、テメスヴァール、バラーニャの占領及び占領地での使用に関して詳しく述べられていない。
8.各地域で使用された郵便印に関する詳しい解説がない。
9.郵便代行業者の業務内容及び使用した消印のタイプに関して詳しく述べられていない。
この他の点では、完全ではありませんが非常に良くまとまっています。
このように様々な弱点がありますから、ドイツ、スイス、イギリスの研究会の機関誌の入手と翻訳が必須になります。これらの機関誌には、いまだに新発見の報告や研究が相次いでいます。