クラシック音楽のひとりごと

今まで聴いてきたレコードやCDについて綴っていきます。Doblog休止以来、3年ぶりに更新してみます。

バッハ 管弦楽組曲第2番BWV1067 パイヤール室内管弦楽団で

2005年07月09日 03時33分51秒 | 管弦楽曲
夕方5時過ぎより、職場対抗ソフトボールの試合。
月曜日の1回戦は雨天による抽選勝ち、今日の2回戦は21対5の大勝。
我がチームの若きエースが好調、打線も爆発。
次の13日の試合に勝つと県大会出場が決まるのだが、自分はその日から出張のため出番なし。老齢鈍足凡打ザル守の二塁手がいなければ、勝つチャンスが増えて良いかもしれない(^^ゞ。
そうや・・・先発メンバーの最高齢であることに気づき愕然。光陰矢のごとし。脚がもつれるのも当然か。

さて、今日はバッハの管弦楽組曲。

クラシック音楽を聴き始めた頃は、バロックをよく聴いた。聴きやすいメロディで、親しみやすかったからだ。バッハ、ヘンデルやアルビノーニ、パッヘルベルなど、いわゆる「バロック名曲集」を買ってきては楽しんでいた。

これはそのうちの1枚で、とても懐かしいLPレコード。パイヤール室内管弦楽団のバッハ・管弦楽組曲第2番BWV1067。
ERATO原盤の全集レコードの型番はERX2213-14。1976年録音で初出当時は2枚組で5000円もした。もちろん、当時は新譜で買えるはずもなく、購入は中古盤、御茶ノ水のディスク・ユニオンだったと思う。

この曲は、「フルート協奏曲」などと評されることもあるが、協奏的ではないと思うなァ・・・・。
フルートは殆ど第1ヴァイオリンのパートと重なって、独特の響きを作り出す。
この響きが実に味わい深く、時にひなびて聞こえるのがイイ。

パイヤールはフランスの演奏団体。
音色は明るく、艶やかだ。やや乾いたような音でもある。録音もその軽みを引き出すような感じ。
響きがもたれないのは、いかにもフランス的か。
(ドイツの演奏団体だと、音が厚ぼったくなると言うか、理屈っぽいというか、モコモコした響きを感じてしまうことがある)
雨が続いて湿気が多い日には、この明るく艶やかでやや乾いた響きのフランスの演奏を聴きたくなる。

フルート独奏はアラン・マリオン。この録音の翌年、38歳の若さでパリ音楽院の教授になる演奏家。音色は明るく、音の粒立ちもよい。楽譜の一つ一つの音を慈しむように吹いてゆく(マリオンは1998年8月、韓国で臓発作のため急逝している。残念)。

ソロが映えるブレーの中間部、ポロネーズの後半部は特に美しい。
組曲第2番での管楽器は、このフルートのみなので、音が徐々に消えてゆく部分、その余韻が特に美しく聞こえる。
終曲のバディネリは、フルートのまさに独壇場。鮮やかなマリオンのフルートが奔放に飛び回って快感である。

この全集、第3番・4番がもっと素晴らしいのだが、それについてはまたの機会にでも(^-^)。



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