(本頁は「焼石岳の花図鑑(6) 8月高所編」の続きである。)
他の山では、秋めいてくると、花の数はめっきりと少なくなるものだが、
焼石では逆に多くなるように思える。
特に中沼のトリカブトや銀明水上部のアザミの群生はみごとだと思う。
中沼のオクトリカブト群生 2017/08/27
サラシナショウマ 2020/09/16
ツルニンジン 2022/08/29
ミヤマセンキュウ 2022/08/29
ヨブスマソウ 2022/08/29
ミゾソバ 2017/08/27
オクトリカブト 2017/08/27
オクトリカブトとゴマナ 2020/09/16
オニシオガマは日本海側の深山湿地に見られる大型の半寄生植物だが、奥羽山系では焼石岳に多産する。
中沼コースでは中沼から先、銀名水の上部まで延々と見られる。
また南本内岳では山頂直下にも生育している。
オニシオガマ 2017/08/27
オニシオガマ 2020/09/16
チョウジギクもオニシオガマ同様、日本海側の要素。
他の山では渓谷沿いや湧水地など限られた場所で見られるが、
焼石では湿地も含め、比較的広範囲で生育している。
開花は8月下旬~9月。
オニシオガマと並び、初秋の焼石岳を特徴づける花風景になっている。
チョウジギク 2020/09/16
チョウジギクの花は、実にユニークな形をしている。
高山植物のウサギギクの仲間、同属とはにわかに信じ難い。
チョウジギク 2017/08/27
ミソガワソウ 2022/08/29
ミソガワソウは大型のシソ科植物。
登山道沿いには少ないが、渓谷沿いなどに群生している。
ミソガワソウの群生 2020/09/16
クロバナヒキオコシ 2022/08/29
ヒトツバヨモギ 2021/08/05
ゴマナとウゴアザミ 2020/09/16
ウゴアザミ 2020/09/16
エゾオヤマリンドウ 2020/09/16
エゾオヤマリンドウ 2022/08/29
ダイモンジソウ 2020/09/16
さすがに九月になると、姥石平より上で咲く花は限られてくる。
先のエゾオヤマリンドウの他にはウメバチソウくらいだろうか。
ウメバチソウ 2022/08/29
ゴゼンタチバナ実 2020/09/16
ハクサンイチゲの残り花 2017/10/01
ハクサンイチゲだけは例外のようで、10月になっても残り花に出会った。
以上。
「(8)秋田斜面、南本内岳編」に続く。
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