熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

気軽に田舎暮らし~クラインガルテンという選択

2012-05-13 12:04:26 | クラインガルテン生活
自然豊かな環境で田舎暮らしをしたいという”人生最後の夢”を抱いているが、懐にも限りがあるうえ、新たに不動産を所有することへのリスクを考えると実行に移せないでいる。

今でこそ、退職後は自然豊かな環境で田舎暮らしを希望する年配者は多く、八ヶ岳周辺など退職後移住される方は多い。条件の良い田舎物件ならすんなり買い手が付いているようだ。
しかし、10年、15年後も田舎暮らしの人気が衰えず、中古家屋を処分したいと思った時、果たして簡単に買い手が見つかるだろうかと不安がよぎる。
これは、田舎やリゾート物件に限った話ではなく、少子高齢化社会にあっては次第に供給過多となり、一般住宅でも条件の良い物件は別にして、これから不動産市場はますます買い手市場となり、不動産価値は下って行くのではないだろうか。

そこで、終の棲家としてではなく、一時的な田舎暮らしを目的とした住まいなら、賃貸という選択が合理的に思えてきた。
借家なら、固定資産税は掛からないし、修理などメンテナンス費用も発生しない。
何よりも気軽に田舎暮らしを始められ、切り上げたい時はいつでも簡単に解約できるメリットがある。

ただ、退職者が移住を希望するような人気の地域では、賃貸物件の絶対数が少ないため、貸し手市場で家賃は明らかに足元を見ていると言わざるを得ない。
築30~40年、トイレは汲み取り、断熱材も入っているかどうか怪しい、到底快適とは思えない古い家屋でも月4万円は下らない。 にも関わらず、市役所などが斡旋する空家は直ぐに決まってしまうから市場原理は恐ろしい。

一方、最近人気が高まっているのが、建物と家庭菜園の畑が付いたクラインガルテンと呼ばれる施設。地方自治体が開発したものなら、利用料金は年間30~40万円で最長5年まで契約更新できるものが多い。敷金・礼金も不要だ。

中には建物がログハウスでちょっとした別荘気分を味わえそうな立地条件のものもある。建物は30平米程度と流石に狭くて定住というわけには行かないが、行ったり来たりの仮住まいとしては十分である。


知り合いのご夫婦も最近、茨城県内のクラインガルテンで週末だけの田舎暮らしをスタートさせた。
今はどこも人気が高く、殆どが抽選。中には倍率10倍を超える所もあるようだが、少し本腰を入れて調べることにした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする