motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

久々にうどん巡り

2020-07-25 17:08:50 | うどん県

久々にうどんが食べたくなったので食べに行ってきました。
食事しに行ったついでに撮ってきた写真を紹介します。


今回も南海電鉄の好きっぷを使用。2000円から2200円に値上げされていました。


今まで何度か好きっぷを使ってサザンに乗ってきましたが今回初めて新型のサザンプレミアムに当たりました。
座席配置が若干異なるので事前にネットで紹介すればわかるんですよね。

座席は明るい青色で、高速バスの座席に近い雰囲気を感じます。


前席にコンセントがついているのも旧型サザンとの大きな違い。
肘掛けではなく前の座席の下についています。つまり足元にも同じものがあるわけですね。


サザンプレミアムの特徴といえばプラズマクラスター。
昨今の感染症に効果があるものなのかはわかりませんが、なんか良さそうな気がします。


乗ってみて思ったのが窓の高さ。
元の設計が通勤電車だからということなのでしょうか?房総ビューエクスプレス255系っぽさを感じたりしました。


和歌山市からは和歌山港行きの電車に乗り換え。
南海フェリーが出る時間に合わせたダイヤが組まれています。


乗車した電車は加太線と共通運用の「めでたいでんしゃ」。
車内に入るとおさかなだらけでなかなか凝った作りです。


木製のつり革もお魚がたくさんいます。かわいい。




和歌山港駅に着くとフェリーまでまっすぐ連絡通路が伸びています。
全然知らずにやって来たのですが、南海フェリーでは昨年12月に新造船あいがデビューしていたそうで今回はそれに乗れるようです。やったね。


徳島名産の藍と愛を掛けた名前、いいじゃないですか。




今までのちょっとぼろさを感じるフェリーとは違い、やっぱりピカピカで快適になっています。




最初に驚いたのが和歌山港乗船口から入ってすぐのこちら。
従来船かつらぎもこの位置にトイレ・トラックドライバールームが設けられていて壁はありましたが随分と長くなっています。


延長された部分には大型化・バリアフリー対応となったトイレ、赤ちゃんルームや大型のパウダールーム、シャワー設備が追加されたトラックドライバールームと様々な方面で進化しているようでした。




人気の高いじゅうたん席もいろいろなバリエーションが用意されているのが驚きでした。
一般的なじゅうたん席の他に女性専用区画、身障者優先区画、個室型の区画と用意されています。
個室型になっているところでも貸切とかはできませんが、扉が閉められるのでお子様連れだと便利なのかもなぁと思ったりしました。






シンプルな椅子席も多数配置されています。モケットには阿波踊りなど凝ったデザインが見られます。


一部には車いすに対応した椅子席も設けられており、本当にいろいろな面で快適性が向上しているんだと感じました。


従来船かつらぎでは数少ないコンセント付き区画ということで真っ先に埋まっていたビジネススペース。
6席しかなく苦労したことが何度かありましたが、ここも大幅に増やされ12席も確保されています。

フェリーの船内ってやっぱり電波が弱くなりますし、こういう環境で勉強すると集中できるんですよね。
今回南海フェリーに乗った目的の1つがこの移動型自習室でした。まさか新造船になっているとは思っていませんでしたが。


そのほか、テーブル席やソファ席など非常に多様な座席が用意されています。これは楽しい。


私は前述の通りビジネススペース…のつもりだったのですが、窓側のカウンター席にしました。
さすが新しい船といった感じでコンセントはかなりたくさん設けられています。
ビジネススペースの仕切りと蛍光灯がある感じはかなり勉強向きなんですけど、実際皆さんがあれに殺到しているのってコンセント目当てなところありましたからね。
今回は比較的すいているので、窓が見えるここで勉強しつつ、たまに海を見たりしようかなと思います。


その前にお腹が空いたので。カップ麺の自販機がちゃんと受け継がれているのは嬉しいところです。



課題を片付けまして、まだ徳島港まで時間があったので休憩がてらデッキへあがってみることにしました。
暑かったので自販機のアイスをお供に。


従来船かつらぎに限らず、フェリーのデッキって雰囲気はいいものの喫煙所に指定されていて近寄りたくない場所だったりしました。
ただ、新しい船だけあって健康増進法あたりの兼ね合いがあるんでしょうね、喫煙箇所は屋内の喫煙室のみとなっています。


屋外で潮風を感じながらアイスを食べる。これはいいものです。
このさらに上に展望デッキもあるのですがそこは相変わらず椅子がないので、ここのデッキで座りながら潮風を浴びるのがいいのかなぁとか思いました。


青い空、青い海。たまに船に乗りたくなるんですけどこの日のコンディションは良かったです。


南海フェリーを下りて徳島バスで駅へ。トクシィラッピングのかわいらしい車両でした。
住んでいた名古屋を除いたら一番乗ってる路線バス説あるくらいお世話になっている気がします。


16時ごろ、徳島ラーメン麺王を頂きました。
麺王はラーメンはもちろんのこと、あの味もやしがまた美味いんですよね。幸せ。


徳島駅ではあと2日で見られなくなる海部ゆきの表示。
阿佐海岸鉄道のDMV導入に伴う工事が7/18から開始されることに伴うものです。


特急うずしお号に乗って今度は高松を目指します。振り子式新型気動車2700系です。
少し前まではN2000系が当たり前で狙って新型2600系に乗るかハズレのキハ185に乗るかってところでしたが、変わりましたねぇ…
驚くことですが、7/17付でうずしお号からN2000系は撤退。2600系、2700系及びキハ185系の3種のみになったようです。
この期に及んでしぶとく生き残っているキハ185は何なんですかね、N2000系の剣山号とか期待していたんですけど。

ちょうど今回乗る列車の1本前のうずしお22号岡山行きがN2000系なのはちらっと見ていたのですが、途中で南風号と併結する列車はしばらく安泰だろうと思い込んで撮ってなかったんですよね。そっかー…


2700系南風の初日に乗りに行った時にもご紹介しましたが、座席のグレードに関しては2600系のほうが個人的には好きだったなぁと思ったり。
2600系がE7/W7系に対して2700系がN700A系っていう感じの椅子をしています。


全席コンセントはやっぱり助かります。
サザン-南海フェリー-うずしおと3連続でコンセントの恩恵を受けられるようになるとは。


高松駅についたら、行き先なんか考えずにHELLOCYCLINGをレンタルします。
このお出かけの目的はあくまでうどんを食べに行くことですが、そのついでに皆様から頂いたHELLOCYCLING無料クーポンを期限内に有効活用させていただこうと思ったわけです。改めてありがとうございます。


何となく高松港を走っていたら、やたら長い防波堤があったので進んでみました。




自転車、ランニング、釣り人などにぎやかな防波堤をまっすぐ進むと先端には赤い灯台が現れます。
これは、せとしるべという愛称の高松港玉藻防波堤灯台。こんなところがあったなんて知りませんでした。


この灯台のすぐ脇をいろいろなフェリーが通り過ぎていきます。かなり近くを通るんですね。
やって来たのはキリンがかわいい国際フェリー。小豆島と高松を結ぶのに何故か国際フェリー。


高松港着岸までの動きをここから眺めるのも面白いものです。


遠くに船が見えるなぁと拡大してみたら、あれは新居浜から六甲を結ぶ四国開発フェリー、またの名をオレンジフェリー。
大阪-東予の夜行便は乗ったことあるのですが深夜到着となるこっちの航路は乗ったことないのでちょっと興味が。
乗りづらい時間なのは貨物輸送が主体の航路のため。
大阪-東予航路の船と比べると圧倒的に窓の数が少ないのが分かります。


おふねの観察をするにはおすすめな防波堤。ぜひ。


高松は100円/15分の料金体系なので、無駄なく使おうと思って28分で返却。
何となく見つけた防波堤でしたが意外と時間が経っていました。


晩御飯はどうしようか、めりけん屋でうどん食べたいなぁと思っていたのですが時短営業の影響を受けあのめりけん屋ですらやっていないという悲劇。
基本的に朝の食べ物なので夜にうどん食べたいといっても基本的には無理です。
いくら一宮市に来たからといって、晩飯にモーニングが食べたいといってもないですよね。いや、ありそうな気がしてきた…

うどんというのは大体朝に作ってその日の分がなくなったらおしまいなので勝負を決めすならおやつ時までなんですよね。
うーんうどん県でうどん食べられないどうしようと呟いていたところ、骨付鳥をお勧めしてもらいました。


ただ、一人で入店するにはハードルが高いだろうと思ったのでテイクアウトしてきました。
高松骨付鳥の名店、一鶴。HELLOCYCLINGを飛ばして行ってきました。
出来上がりまで20分かかるとのことだったので近くのステーションに返却し待機しました。


高松駅前のクレメントインに戻って開封。ひなどり&とりめしで1400円と決して安くはありません。
骨付鳥ですが、カリッと揚がった皮と胡椒のスパイシーな感じが美味しかったです。

次の日


朝は昨日断念しためりけん屋へ。かけ小を頼むのがうどんや巡りのコツです。
このすぐ近くの味庄さんも美味しいので今度また行きたいなぁと思ったりしてます。
味庄さんは意味わからん位早朝から開いているイメージが強くて、ジャンボフェリー夜行便に揺られた後に食べるのが最高にうまいんですよね。


今日もHELLOCYCLINGを借ります。線路沿いのよさげなところで電車を待機。
春日川~潟元のちょうど背後に新川が迫るあたりですね。


元東山線250形がやってきました。
黄電が現役のころは馴染みのない世代ですが、造形が同じ5000形にはお世話になったので親しみが持てます。




八栗駅では元名城線1000形がやってきました。この顔こそ黄電って感じがします。
東山線の300形と似ている気もしますが、あっちは最後まで方向幕ではなく前面に行き先サボを掲げていました。


アシスト付きなので多少の坂道でもグイグイと登ってくれます。
なんで八栗までわざわざ来たかって、お分かりですよね?






ざるぶっかけうどんが美味しいお店、山田家さんがお目当てです。
ちょうど開店時刻10時すぐに来られたので意外なほど空いていました。


前回来たときは混んでいて普通のテーブル席でしたが、空いていたのでお庭のよく見えるお座敷の席にしてもらいました。これは素敵です。






ざるぶっかけうどん。うまい!
四国のうどんとしては高めの価格設定かと思いますが、四国のうどんの中でも特にもちもちとしていて非常に美味しかったです。




高松へ向けて自転車で戻るわけですが、その途中新川にて折角なのでうずしお号を撮影。
2600系と2700系って似ているようで結構違うんですね。
裾の処理や屋根の高さ、クーラー覆いに指定席/自由席表示の位置など結構見比べると違いが多いことに気づかされます。


途中で通ったのですが、はなまるうどんって高松発祥だったんですね。てっきり〇亀製麺と同じでよそ者だと思ってました。


3件目は栗林の上原屋本店の予定でしたが定休日だったのでうどんバカ一代へ。
ちょうどお昼の混みあう時間でしたがそこまで並ぶことなく食べられました。


釜バターうどん。これが美味しいんですよね。
他のうどん屋さんに比べて若者率が高いお店な印象も受けました。


そんなわけでうどん3杯食べたところでおなか一杯になったので帰ることにします。
今回は新規開拓できませんでしたが、何度もうどん県には来るはずなのでそこで新しいお店に行ってみたいと思います。
高松周辺じゃないところも食べに行きたいですね、宇多津のおか泉さんとか美味しいと噂は聞いているのですが。




うどん県、美味しかったです。また行きます。

おわり


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<おまけ>

別の日ですが、N700Sを見かけました。スマホしか持ってなかったのであれですが…
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サフィール踊り子号に乗車

2020-07-13 23:08:20 | 旅行
6月24日 東京から滋賀県へ帰ります。
ただ、行きにあれだけ「密を避けた自転車移動」なんて言っておいて帰りに混雑する列車に乗っているようではいけません。
帰りも自転車が最適解かもしれませんが、さすがにそれは…

ということで今回はグリーン車縛りで帰ることとしました。米原から先は術がないので許してください。


東京駅11:00発の特急サフィール踊り子1号。今年春のダイヤ改正でデビューしたばかりの新しい特急列車です。
ちょうど近鉄特急ひのとりと同時デビューですね。豪華な内装が話題となりました。






私はこのサフィール踊り子号の甲種輸送を見たくて2019年11月5日に京都へ向かっておりました。
お世辞にもいい写真とは言えませんが、あの時から乗ってみたいなぁと思っていたものです。


真横から見るとこんな感じ。もっと斜めっているような気がしていましたが結構垂直に近い気がします。




目玉はプレミアムグリーン車。新幹線のグランクラスに相当する新たな階級として設定されました。
次回はこれに乗ってみるのもありかなぁと思っています。今回は普通のグリーン車です。


隣のホームで撮っていたら常磐特急がやってきました。
ちょうどサフィール踊り子号と同じ日に、一部列車で仙台まで運転区間が延長された列車ですね。


では、乗車します。


密を避けた移動。思ったより空いていてよかったです。


客室の手前には全車荷物スペースが設けられています。


客室扉は全て透明な開放感のあるものとなっています。さわやか。


座席は2+1配置の横3列。サフィール踊り子号の最低グレードがこれっていうのが凄いところです。




座席に座ってみるとこんな感じです。見ての通り窓面積がかなり大きいのが特徴です。
リクライニングが深く倒れるので斜め上方向に視線が行くことが多いと思うのですが、そこでこの窓の大きさというのはかなりいいと思いました。


ただ不思議だったのが、リクライニングに関しては手動なこと。
レッグレストは電動なので何ぞこのハイブリッドはと思いましたが、何か事情があるんですかね?
座席転換の際のこととかも考えてみましたが、新幹線グリーン車などで電動リクライニングが使われているので別にそれに支障があるようにも思えません。

また、先程紹介した通りこの列車の最大の特徴はその窓面積の大きさ。
ほぼ真上の視界も見えるというのはかなり斬新です。
その視界を最大限楽しむためには荷棚は空にしておくのがいいのかなぁと思います。
ここに荷物があると光が遮られちゃいますからね。そのための荷物スペースですね。




そんなに大きな荷物でないのなら座席の横においてもいいかなぁと思います。
普通であれば座席と壁がぴったり引っ付いていると思うのですが、なんかやたらと隙間が開いています。


テーブルはグリーン車らしく手前に引き出せるタイプ、シートピッチが広くとられているのでこれは大変助かります。
また、肘掛け部にドリンクを置ける小さなテーブルも設けられています。
リクライニングを目いっぱい倒した状態でテーブルを使うのは厳しいので小さいテーブルもあるのは嬉しいポイントかなと思います。

サフィール踊り子号といえばヌードルバーのラーメンですが、例の感染症対策の観点から営業休止となっていました。残念。
ヌードルバーがやっていないのは知っていたので、東京駅で事前に駅弁を買っていました。


東京らしいものと考えて深川めしにしました。チキン弁当とも迷ったんですけどね。
貝類とネギがメインの炊き込み飯、穴子も乗っていてシンプルながら美味しいお弁当でした。


ヌードルバーはまだやっていませんでしたが車内販売はやっていたのでコーヒーを購入。
ひのとりみたいにオリジナルの紙カップが用意されているのは嬉しいところです。


列車を下車する際に気づいたのがこの扉。
乗降扉の無い側の車端部は普通は扉1枚隔てて車両連結部となりますが、サフィール踊り子号では1枚扉を介しています。
これは機器があるとかっていうことよりも静寂性向上って意味が強いんじゃないかなぁと思います。これは珍しい。






熱海で下車しました。面白かった。


向かいに止まっていた伊豆急車両は無塗装編成が前に来ていました。


後追いで気づきましたがこの車両、シングルアームパンタと菱形パンタが混在していますね。なんだこれ。










熱海では特に目的はなかったので商店街をぶらぶら歩いて、熱海プリンを食べてきました。




新幹線もグリーン車。こだまグリーン早得で快適に密を避けて帰りました。


熱海で購入したお土産。やっぱり石舟庵さんのお菓子は美味しいですねぇ。


また今回熱海で購入して美味しかったのが、寿太郎みかん&クランベリーのホイップチョコサンド。
クリームと一緒にコーンフレーク的なのが砕いて入れてあってこれは美味しいです。おすすめ。


折角のこだま号なので途中駅で晩御飯用の駅弁を購入することにしました。
静岡駅の鯛めしも買いたかったのですが3分という停車時間故に断念。今回は浜松駅で浜の釜めしを買いました。


自宅に帰って開封。そぼろ飯にうなぎが載っているのが浜松らしくていいですよね。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

おわり。


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東京駅で信任状捧呈式を見学

2020-07-10 21:48:40 | 旅行
自転車だけで京都から東京までやって来たわけですが、まだあんまり東京に長居するわけにはいきません。
密を避けつつ、自転車とグリーン車をフル活用して滋賀県へ帰る旨をお届けします。


東京駅まで混雑する地下鉄に乗るのはちょっとなぁと思い、今日もドコモシェアバイクサービスを利用しました。
時刻は8:33、サフィール踊り子号の東京出発は11:00なので結構時間にゆとりがあります。
特に予定もないので、皇居一周サイクリングでもしようかなぁと考えながら電池残量が一番多い子をレンタル。


他の自転車の電池残量が半分以下とかだったので90%残っていた個体が残っていたのはよかったのですが、ちょっとこれは錆がひどいですね…
走行面での不具合はありませんでしたが、これはちょっと…と思ってしまったり。


皇居一周をするため、とりあえず東京駅に向かい行幸通りを進みます。


すると、なにやら白バイ隊の方がいたり


警察官の方々が行幸通りの柵を取り外したりと何やら忙しそうです。


テレビ局さんもたくさん集まっています。東京駅に国旗が掲揚されていたりしますし、これはなんかある感じですね。
特に予定もなく、別に皇居一周も何となく思いついただけですしそれよりかは待機したほうが面白そうです。
なんか、よくわからんけど駅のホーム端にカメラ持った方々が群がってるから待ってみる感覚に似ていますね。


二重橋前駅付近に返却。
ドコモシェアバイクサービスは返却数に上限がないようでHELLOCYCLINGのように満車で返せないというのは助かります。
ただ、明らかに枠内に収まらず溢れている状況を見るとそれはどうなんやと思ったりも。


何が来るかはわかりませんが、先に行幸通りの道路標識をご紹介します。
歩行者専用道路の標識がありますが、この補助標識が見られるのは全国でもここだけ。
信任状捧呈式関係車両、という何やら聞いたことがない単語。
大使館に新しい大使が就任するときに、派遣元の国から「この者を外交官に認めてほしい」旨が書かれた信任状を天皇陛下に提出する儀式とのことです。

なるほどと思う一方、皇室の方々が東京駅をご利用される際などにも行幸通りの真ん中を通るものだと思っていたのでちょっと意外でした。
東京駅まで向かわれる際は行幸通りの両脇にある道路を通ったりするみたいですね。
てっきり毎回ここを通ると思っていたのでちょっとびっくりしました。
というか新幹線にご乗車される際などは車で直接八重洲口へ向かわれるんですね。てっきり丸の内駅舎縛りがあると思っていました。


9:46 皇居方面から黒色の自動車がやってきました。
皇室の方などがご乗車される自動車、御料車と呼ばれるもの。
一般に発売されていない特注モデルのトヨタ・センチュリーロイヤルです。


この御料車、一見するとナンバープレートがついていません。
御料車はナンバープレート付けなくていいんですよね確か、と思っていましたが調べてみたらそうじゃないみたいです。
ナンバープレート自体はあるのですが、その形状のルールが違うようです。


ちょうどこの画像中の左側、菊の御門ではないほうの金色の円形のやつが特殊仕様のナンバープレート。
皇3と書かれているのが読み取れます。




付近にはこれまた見慣れない青色のナンバープレート。
これは外交官ナンバーと呼ばれるもの。やっぱり信任状捧呈式関連で来ているんですかね?

この時間あたりで周辺にお勤めというおじさんに声をかけられ、何が来るんでしょうね?とお話ししながら待つことになりました。
皇室の方のスケジュールは基本的にきっちりした時間で決められているので多分10:00ちょうどに来ますよとのことでした。


9:57 止まっていた御料車が東京駅正面の車寄せへ移動していきます。




10:00 やっぱり丁度に東京駅を出発していきました。






行幸通りを皇居方面へ進んでいきました。

一緒に見ていたおじさんと、ここでお別れ。最近はあんまり見なかったからいいもの見られましたと言っていました。
私は車列が過ぎ去った後、Twitterに載せたりどなたが乗車されていたのか検索したりしていました。

そこで気が付いたのですが、5分くらいたっても警察官の方は柵を戻したり行幸通り中央部の通行規制を解除したりしていません。
おっとこれは第二弾があるなと思って暫し待機。


すると10:11ごろ、皇居へ向かった御料車が戻ってきました。


さっきとは違い、一般的なナンバープレートを付けたセンチュリーがついてきました。
こうしてみると各部違いすぎて両方ともセンチュリーを名乗っているのが不思議に思えてきます。

多分この調子なら次は10:30だなと予想が出来ていたので結構お気楽な感じで待機します。
東京駅丸の内駅舎の近くはベンチもたくさんあるのでその点助かりますね。
見物客もそこまで多くないですし、場所取りなんかは必要ありませんでした。


白バイに見えますがよく見ると白色一色ですし警視庁の表記などがありません。
よく見るとバイクの右側にはサイドカーがついています。


その奥には黒色の、同じくサイドカーの付いた車両がいます。
これらは皇室の護衛を専門とする皇宮警察の車両。
警視庁の範囲は行幸通りの交通整理、警備などあくまで後方支援。すぐお隣で護衛を担当するのは皇宮警察と分けられているようです。

この車両、調べれば調べるほど面白いのでちょっとご紹介します。
・サイドカーが右についていたり左についていたりすること。
これは想像しやすいかと思いますが、サイドカー側を外に向けて護衛するための装備ですね。

・赤色灯が特殊なこと。
護衛の際に眩しくないようにサイドカー側のみ点けることが可能になっています。
また、普通は赤色の回転灯ですが皇宮警察の赤色灯は点滅するようになっているようです。これも眩しさ対策でしょうか。
さらに驚いたのが、複数の皇宮警察のバイク間で点滅を同調させる機能が備わっているようです。
Youtube上の映像とか見ても、確かにぴったりそろっています。なんだこれは…

・バック走行ができること。
これはサイドカー付きのバイクならよくあることだそうですが驚きました。
何かあった際に速やかに行動するためにも必須の機能なのではないでしょうか。


そんな特殊装備の皇宮警察の護衛する御料車の車列が再度皇居方面へ向かいます。
時刻は10:30ちょうど。綺麗な時間になりがちということも分かりました。




この車列が過ぎるとすぐに通行規制が解除されました。この2回の通行でとりあえずは終わりのようです。


すぐに通りの中央部へ向かい後追い撮影。
めちゃくちゃかっこいいですよね。痺れました。

コロナ禍で信任状捧呈式も様変わり 馬車使わず車で

後ほどニュースで知りましたが、この日の出来事は新型コロナウイルスの影響で延期されていた信任状捧呈式が3か月ぶりに再開されたということで注目が集まっていたようです。
信任状捧呈式に向かう際の車は馬車か自動車か選べるのですが、見物人の混雑を避ける意味合いから今回は車が用いられたんですね。
信任状捧呈式で馬車に乗れるというのは外交官にとって大変誇らしいことであるようで、通常であれば馬車を選ぶものなのだそうです。

東京大手町のオフィス群の中を蹄の音を響かせて進むという光景は見てみたい気がしますが、今回の自動車の車列もかなり面白い光景でした。
偶然こういったものを見られたことに本当に感謝です。ありがたい限りです。

このあとサフィール踊り子号に乗るのですが、ここで記事を分けようと思います。

つづく。


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晴海地区をサイクリング🚴

2020-07-05 23:12:00 | 日記

東海道サイクリング企画を達成し日本橋・東京駅に着いたあと。
12時間上限を突破していたのであと6時間ちょいは無料で乗れます。

【コロナ対策万全】深夜の東京サイクリング 月島・勝どき・晴海・豊洲編

どこに行こうか迷っていたのですが、スーツさんが動画で取り上げられていたように晴海地区を自転車で走ってみることにしました。
東京の地理とかあんまり詳しくないのですが、あれだけ詳細に解説がついていると見入っちゃうんですよね。

さて、本題に入る前にここで読者の皆様にご報告です。




東海道サイクリング企画その6の最後にHELLOCYCLINGの紹介コードについて載せさせていただきましたが、嬉しいことに既に6名も新規に会員登録していただけたようです。嬉しい限りです。



嬉しさのあまりイラストを描いてバナーを作ってみました。
過去に挙げた記事のうちHELLOCYCLINGが登場する記事の最後に貼らせていただきました。
今後もHELLOCYCLINGの楽しさを発信していきたいなぁと思っております。気になった方はぜひ。


さて、今回進むルートは以上の通り。
東京駅から東へまっすぐ進み、豊洲・晴海・汐留を経て日本橋へ戻ってくるコースです。




16:28 隅田川に架かる橋、永代橋を越えます。


橋の上から南を見ると佃・石川島の立派なタワーマンション群が見えます。
佃といえば佃煮で有名な漁民の街、石川島といえばIHI(石川島播磨重工業)の前身、石川島重工業が造船所を置いていた造船の街だったそうです。
造船所のような強大な土地が都心で空いたということでこれだけの大規模再開発が出来るという流れは結構わかりやすい歴史ですね。


このあと門前仲町から月島方面へ向かおうと思っていたのですが行き過ぎました。
平久運河に架かる白妙橋を渡って豊洲・晴海方面へ進みました。




豊洲橋を渡るとやたらと立派な住宅地が広がります。これは面白い。


立派なタワーマンションが広がる中、面白い形状のベンチがありました。
これは東京都港湾局専用線がここを通っていたということを示すモニュメントでしょうか?車輪の形をしています。
これは本物の車輪なのでしょうか?大きさ的に貨車のものなのかなと思いましたがロッドの軸受けがついていますし貨車移動機の車輪とかですかね?


17:00 東京都港湾局専用線 晴海橋梁
今回お目当てとしていたこの橋梁。廃線跡を取り上げた本の表紙に選ばれたりしているので知っている方も多いかもしれません。
先程紹介したようなタワーマンションの中にいきなりこんなものが出てくるというのはかなり異質な雰囲気があります。


立入禁止の看板の奥には草生したレールが光っています。


晴海橋を渡りながら晴海橋梁を眺めます。
この辺りは自転車の通行が結構多いようで橋の上で立ち止まるのは結構タイミングに気を使いました。


西詰にやってきましたがこちら側には障害となる建物が多く近くから橋を観察することはちょっと難しい気がしました。


遊歩道が規制に整備されている東詰から見ればいい気がしますが、夕方は思いっきり逆光になっちゃうんですよね…
まあこれはこれで水面がキラキラしてていいシルエットな気もしますが。


ちょっと気になっていたのでタイムズカーシェアタイムズ豊洲ONビルへ。
タイムズカーシェアって月額800円って固定でかかるのがあれで登録していないのですが、東京都内ではHa:moのコムスが借りられるんですよね。
これが会員登録なしで利用出来たらなぁと思うところですが…
また今度東京に来た際には乗ってみたいなぁと思いながら写真だけ勝手に撮ってきました。

その後再度晴海橋を渡って西へまっすぐ進みます。


Googleさんが作ったらしい謎のオブジェ。なんだこれ。


17:29 空高く伸びるかっこいいビルが目の前に現れました。
窓を感じさせない鏡張りスタイル、三角柱のシュッとした形状でかっこいい。
空の青さと同化して一体化しているその雰囲気が凄く素敵に思えました。

どこの会社のビルなのかなぁと近づいてびっくりしました。
画像にもある通り「中央清掃工場」とのこと。
元々埋め立て地で都心に近いこともあって清掃工場を置くには最適な立地だと思いますが、そのうえで周囲の景観に溶け込むように擬態した煙突…すごい。
遠くから見たら普通にビルだと思っていました、まさかごみ処理場の煙突だったとは。


少し離れたところから見てもやっぱり煙突には見えません。これはいいデザイン。


そんな感じで晴海地区の道路をとりあえずまっすぐ来たわけですが、途中で道がなくなりました。
どうやら途中で右に曲がって朝潮運河・隅田川を越えないと都心部には戻れないようです。




環状二号線に沿って朝潮運河に架かる黎明橋を越えます。
この辺はタワーマンションがたくさん立地していることから防音用に覆いがかけられているんですね、阪神なんば線っぽさがあります。


今度は隅田川を越えます。
上に行くにしたがって広がるアーチ状のなかなかかっこいい形状の橋です。


この橋の上から墨田川上流を見ると、こち亀で有名な勝鬨橋も見えます。あっちも通ってみたいなぁ。


この橋を越えると大きく左へ曲がりS字カーブを描くように進んでいきます。
コンクリート蓋でできた仮設の歩道に仮設の防音壁。何やら手抜き間のある道となっています。


この辺りの道について説明しようと思ったのですが、Googleマップは将来の完成形を既に示していて現実と違っています。


Yahoo!地図がここでは現実に沿っているのですが、環状二号線が無駄にうねうねしています。
ここではGoogleマップの通りにまっすぐ通す計画となっているのですが、何かが阻んでいて迂回をしているわけです。

そう、これは一時期話題になった築地市場跡地。
オリンピックまでに解体して環状二号線をまっすぐに通す予定だったのですが間に合わず…

いや、オリンピック事態開催が出来ていないのでまだ間に合いますね。悲しいことですが。


浜離宮恩賜庭園の脇を進んでいきます。
日本橋とは逆向きですが雰囲気がよかったのでつい。


この先は基本的には旧東海道を進みました。
ただ、銀座付近は混みあっていて自転車で走りづらかったので、新橋からは1本東の通りを進みました。
ちょうど都営浅草線の真上を進んでいくルートです。


18:25 日本橋兜町のHELLOCYCLINGステーションに返却。


日本橋周辺ではHELLOCYCLINGは全然見ないのですがドコモシェアバイクサービスは結構多く見かけました。
近くに借りられる場所があるのかなと探してみたら、やっぱり都内は多いんですね。
都内では区によって色分けされていますがこれらは別に関係なく相互に乗り捨て利用が出来ます。


借りたら便利なんだろうなと思いつつ、今日は日本橋に宿を取ったのでここからは徒歩で事足りるしなぁと思っていたんですよ。
でもですね、思ってたより遠いんですよね。

日本橋という名前がついていたので日本橋駅からすぐかと思っていたのですが、小伝馬町駅と馬喰横山駅のちょうど中間みたいなところに立地しています。
すぐ隣に立っているアパホテルが小伝馬町駅前を名乗っているので、なんで東横インは「東京日本橋」を名乗っているのか謎です。
歩けない距離ではないですが、いったんホテルにチェックインしてから東京駅でご飯食べて帰ってこようと思っていたのでドコモシェアバイクサービスを借りようということになりました。


ということで歩いて5分くらいの日本橋二丁目街角広場にてドコモシェアバイクサービスをレンタル。


日本橋を再度通ります。やっぱ素敵ですね。


日本橋三越前周辺。どこを見ても立派な街並み、かっこいい。


その後、チェックインを済ませてから東京駅へ。
日が暮れてからの東京駅は一層迫力がある気がします。


ドコモシェアバイクサービスで来たわけですが東京駅周辺の返却ポートはどこにあるのか把握していませんでした。
さすがに駅から離れているんだろうなぁと思っていましたが、丸ビルとかいう最高に便利な位置に返却できるんですね。
これはさすがに驚きました。東京駅丸の内駅舎が目の前ですよ、すごい。


入場券を買ってうろうろしていましたが、「そは'二〇」というお店があったのでここでご飯にしました。
6/17にオープンしたばかりのお店だったみたいです。
鴨南蛮そば単品でも1,000円を超えるというこだわりのお店。セットにしたので1,600円を越えました。おいしかったです。


折角入場券を買ったので北陸新幹線も見てきました。かっこいい。




今度は八重洲口側から自転車を借りてホテルへ戻ります。


借りた自転車、乗っていて恐怖を感じたのですがサドルのボルトが緩んでいたようで漕いでいる途中でガクッと後方に傾いたんですよ…
この写真からは分かりづらいかもですが、途中で急にサドルが傾くのは心臓に悪いですよ。
横浜で借りたときにも思いましたが、3回借りて2回整備不良を感じるっていうのはちょっとなぁ…と思うところがあります。
その点HELLOCYCLINGで整備不良を感じることはないのですよね。特に贔屓とかもなく。




21:22 夜の日本橋
上に首都高が覆いかぶさっていて景観がよくない!とか言われて首都高の地下化が決まったりしましたが、上に首都高があるからこそこのこの景色ですよね。
夜だと首都高の床面に当たるところに組み込まれた照明で綺麗に照らされて素敵でした。


光で明暗がはっきり出た麒麟の像。日本の道路の起点は夜に来ても素晴らしいです。

自転車を小伝馬町駅で返却し、ホテルへ戻りました。


東京ばな奈は最小2個から売ってくれているのがありがたいところです。美味しかったです。
あんまり東京に長くいるのもよくなさそうなので、明日は早々ですが帰ります。

おわり。


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イタリア製超小型モビリティBIROに試乗!

2020-07-04 17:53:30 | 超小型モビリティ
以前より何度か超小型モビリティについて取り上げている当ブログ。
鳥取及び豊田市で乗車したトヨタ車体のコムス、橿原で乗車したルノー(日産)のTwizyに続いて3車種目となります。
密を避けるべきという新しい生活様式もありますし、今後の法整備によっては注目を集めていきそうな未来の乗り物。
7/1 兵庫県西宮市まで移動し、久々に超小型モビリティに乗ってきました。

※早めに紹介したいので時系列が前後します。東京都内での自転車旅についてはまた今度書きます。


今回試乗するのはイタリアのエストリマ社が製造するBIROという車。
かなり小柄で、見た目は普通乗用車の小型化というよりかはゴルフカートの強化版って雰囲気があります。

このBIROという超小型モビリティ、存在自体は前から知っていました。
元々大阪駅前第一ビル~第四ビルのあのどっかしらにショールームを構えており、そこで試乗もできたようなのですが正直購入する気もないのに金も払わず試乗だけっていうのは気が引けるなぁと敬遠しておりました。


この前久々に検索してみると、大阪から兵庫県西宮市甲子園口に移転しているようでした。
そのうえ、レンタルの扱いも開始されていたので行ってみることとしました。


やってきました、ここは(株)桂田モータース スズキアリーナ阪神さん。


入口入ってすぐにはハスラーが置かれているなど一見普通の車屋さんですが、その横にはカナダ製の輸入三輪バイクが置かれているなどちょっと不思議な店内をしています。
ヨーロッパ製の超小型モビリティを輸入販売する唯一の会社ということで、その関連もあるのでしょうか?少し変わった乗り物の輸入販売には強そうな感じがします。
今まで乗ってきた超小型モビリティは全て観光用だったのでこういった自動車販売店に来るというのはなんか不思議な感じがします。


乗ってみるとこんな感じ。イタリア製の車をそのまま輸入しているため左ハンドルとなっています。
一応横並びの2シーターですが全幅1030mmなので2人座るとなるとかなり窮屈になるかと思います。
また、日本の法律ではミニカー登録の自動車の定員は1名となっているため荷物置き場として使うことになるかと思います。


2人乗りということで日本では軽自動車登録のTwizyや、基本は1人乗りながら2人乗りバージョンも用意されているコムスを見ると似たような全幅なのですがシートは前後は位置となっています。
TwizyもOEM生産でほぼフランスのルノーの設計そのままと思われますが、前後2人掛けで運転席が中央配置なのでハンドル一の問題はそういえば起こらなかったんですね。
これだけ小型な車体なので左ハンドルによる車幅感覚などの問題もほぼなくその点は安心しました。


レンタルした(株)桂田モータース スズキアリーナ阪神さんの前を通っていざ出発。
今までのように観光地でおすすめの行き先があるわけではないので迷いましたが、取り敢えず港のほうを目指すことにしました。


この辺りの道について全く下調べをしていなかったので適当に走ってきただけですが…
お店の目の前の国道2号線、港湾部のトラック多めな通り、武庫川越えの登坂、ららぽーと甲子園や甲子園球場横のドライブって感じでしょうか。
どうしても都心部なので車両を止める場所に苦労し道中の写真はほぼありませんが仕方がありません。


なかなか車を止める場所が見つかりませんでした、阪神高速近くでトラックの多いローソンに駐車し各部を見てみることにしました。
このBIROはコムスやTwizyと違って完全に密閉のドアがつけられます。
コムスのオプションドアはジッパー式ですし、Twizyも柵がついているような感じで上下には隙間があります。

このドアは取り外しもできるとのことですが今回は取り付けたまま走行することにしました。
また、見ての通りヒンジは車両後方についています。そっち向きに開くの?ってちょっと驚きました。


やっぱり普通の駐車場に止めると小ささが際立ちます。
横向きにBIROを4台駐車できることをアピールするCM動画なども出ており、やっぱこの小ささは強みだよなぁと感じます。


起動にはカードキーを用いるようです。乗車の際には左上に見えているカードリーダーに車両外側からタッチすることで解錠されます。
この仕組みはなんかタイムズカーシェアっぽさを感じますね。
乗車後はカードリーダーにカードを挿入することで起動します。


このカードキーシステムは画期的だと思うのですが、公式HPでもアピールされているバッテリーパックの持ち運びに関してはアナログキーを用いて扉を開ける必要があり、そのアナログキーでも運転ができるということなのでこれはどうなんだろう…?と思ったりもします。
(画像は公式HPより引用)


こちらが運転台の全景。暑さ対策のためにUSB扇風機を設置していただいているようです。
ちょうどハンドルの裏のところにUSB給電口が2つ設けられているためスマホの充電にも活用できそうです。
今回はもう1つがスピーカー(ウインカー音?)に繋がっており両方とも塞がっていました。
ウインカーの音がかなり大きくてビャービャーと喚く感じなのがちょっとあれな感じしましたね。音が変えられればいいなと思いますが。


この小ささと軽量化のためエアコンはついていません。そのための扇風機。
外観の写真からもわかる通り天井と後方の窓は風が入るように開けることが出来ます。これだけでだいぶ涼しくていいです。


ハンドル横にあるのがメーター類。
スピードメーターは80km/hまで切られていますが最高速度45km/hでリミットがかかります。
ミニカーの最高速度は60km/hなのでそれよりかなり低い速度しか出せない設計です。

「こんな時だからこそ!!? 珍グルマ試乗紀行 vol.05 ~タジマ ジャイアン超小型モビリティ~」
タジマ自動車のジャイアンという自動車も気になっているのですが、こちらも同様に45km/h制限。
ちょっと調べた程度ではわかりませんでしたが、恐らくスペックに起因するものではなく日本の法律に合わせるべくリミットをかけられているような気がします。

また、注目したいのが左上に見えるBOOSTボタン。
これを押したところで45km/hを突破できるわけではありませんが、登坂時などパワーが不足する際にこのボタンを押すことで20秒間ブーストがかかるようです。
武庫川を越える際にこちらを使ってみましたが坂道でももたつくことなく45km/hを維持して飛ばしてくれます。これはいい。

豊田で借りたコムスは登坂時に速度が落ちる感覚がありましたし、鳥取のコムスはその対策のためにわざわざトルクアップ仕様を導入していたので標準でBOOSTボタンがついているのは実用的で面白いなぁと思いました。


今回借りたものは標準仕様にサイドドアを付けたWINTER仕様をベースとしたBLACK LIMITED仕様。
これよりも後方を拡大してトランクの積載容量を確保したBig仕様も別に存在します。
超小型モビリティということで小さな原付仕様のナンバーが後方1カ所のみ取り付けられています。




Estrima BIROのロゴマークもかっこよく締まっています。


さて、足元ですが…狭いです。
タイヤボックスが出っ張っているので左足の置き場に困る感じがあります。
これなら潔く中央に1席配置してハンドルも中央においてくれたほうが操作はしやすそうに思いますが、どうなんでしょうか?




窓の面積がかなり大きくとられているので運転中の安全確認は非常にしやすい印象でした。
運転してみると、ひざより上が全部窓って感じなのでちょっと不思議な感覚でもあります。
ダッシュボードが無いに等しいというのもあって今まで乗った車種の中では一番見通しがいい車だと感じました。


あと、ハンドルの大きさもコムス、Twizyと比べかなり小型だと思います。
両方とも通常の乗用車と変わらないサイズのハンドルを装備していたはずなのでこの小ささには驚きました。
一応2人乗りを前提とした設計ゆえにここまで小さくまとめられているのかもしれません。さすがにこれに2人乗ったら狭いと思いますけど…


そんなわけで楽しく試乗させていただきました。
複数の車種に乗ることで多少は比較が出来るようになってきたとはいえ、教習所を出てから普通乗用車を一切運転していないものでそのあたりの比較はちょっと参考にならないかもしれません。
気になった方は是非試乗してみてください。

少し前までは東京八丁堀にもお店を構えていたそうなのですが現在は西宮市甲子園口のみとのこと。
コムスやTwizyも借りれる場所は少ないですがBIROは現状ほんとにここでしか乗ることが出来ない車種となっています。
どんなもんかお試しで乗ってみるのも面白いと思います。

BIRO Japan公式HP(リンク)

買う気がないのがわかるようなやつでもお試しで試乗できるというのはとてもありがたいものです。
いや、ちょっとは超小型モビリティ欲しいかもなぁって気にはなっているんですけど。
現状はいろんなところでレンタルして違いとか遊び方を探りたいなぁって思っているところです。

BIROは最安の仕様でも158万円、いい軽自動車が買えてしまうお値段です。
車庫証明や車検が不要というメリットはあるものの、ちょっとこれは高い気がしちゃいます。
参考に、トヨタ車体のコムスは最安で約80万円なうえ20万円のCEV補助金対象車種に指定されています。
そう考えると価格、速度面ではどうしても不利になってしまいがちです。

これはTwizyに乗った時にも触れましたが、海外では普及していても日本独自のミニカー企画が存在しているため法律に合わせるのが難しいという点があると思います。
その点を考えると国産のコムスが一番柔軟に適応できるような気がします。


また、今回たくさんカタログを頂きました。これはかなり嬉しいです。


BIRO JAPANロゴ入りのペンもいただきました。
これだけお土産を頂いて1,800円ならかなりいいなぁと感じました。
乗車後に感想等あれば~と担当者の方とお話しさせていただきましたが、コムスやTwizyとの違いについて分かっていただける方だっていうのもちょっと嬉しいところがありました。
今まで乗った所はあくまで観光用貸出なので他社の類似車種に関しての知識ってやっぱりそこまでなんですよね。全然いいんですけど。
試乗後にわざわざお礼のメールを頂くなどしていただき担当者の方には大変感謝でございます。
メールに返信するのもなぁと思って早めにブログ記事にしようと思ったわけですが、もう3日も経ってしまいました。

繰り返しになりますが、超小型モビリティという面白い車に手軽に乗れるというのはいいもんです。皆様もぜひ。


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