motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

東京駅で信任状捧呈式を見学

2020-07-10 21:48:40 | 旅行
自転車だけで京都から東京までやって来たわけですが、まだあんまり東京に長居するわけにはいきません。
密を避けつつ、自転車とグリーン車をフル活用して滋賀県へ帰る旨をお届けします。


東京駅まで混雑する地下鉄に乗るのはちょっとなぁと思い、今日もドコモシェアバイクサービスを利用しました。
時刻は8:33、サフィール踊り子号の東京出発は11:00なので結構時間にゆとりがあります。
特に予定もないので、皇居一周サイクリングでもしようかなぁと考えながら電池残量が一番多い子をレンタル。


他の自転車の電池残量が半分以下とかだったので90%残っていた個体が残っていたのはよかったのですが、ちょっとこれは錆がひどいですね…
走行面での不具合はありませんでしたが、これはちょっと…と思ってしまったり。


皇居一周をするため、とりあえず東京駅に向かい行幸通りを進みます。


すると、なにやら白バイ隊の方がいたり


警察官の方々が行幸通りの柵を取り外したりと何やら忙しそうです。


テレビ局さんもたくさん集まっています。東京駅に国旗が掲揚されていたりしますし、これはなんかある感じですね。
特に予定もなく、別に皇居一周も何となく思いついただけですしそれよりかは待機したほうが面白そうです。
なんか、よくわからんけど駅のホーム端にカメラ持った方々が群がってるから待ってみる感覚に似ていますね。


二重橋前駅付近に返却。
ドコモシェアバイクサービスは返却数に上限がないようでHELLOCYCLINGのように満車で返せないというのは助かります。
ただ、明らかに枠内に収まらず溢れている状況を見るとそれはどうなんやと思ったりも。


何が来るかはわかりませんが、先に行幸通りの道路標識をご紹介します。
歩行者専用道路の標識がありますが、この補助標識が見られるのは全国でもここだけ。
信任状捧呈式関係車両、という何やら聞いたことがない単語。
大使館に新しい大使が就任するときに、派遣元の国から「この者を外交官に認めてほしい」旨が書かれた信任状を天皇陛下に提出する儀式とのことです。

なるほどと思う一方、皇室の方々が東京駅をご利用される際などにも行幸通りの真ん中を通るものだと思っていたのでちょっと意外でした。
東京駅まで向かわれる際は行幸通りの両脇にある道路を通ったりするみたいですね。
てっきり毎回ここを通ると思っていたのでちょっとびっくりしました。
というか新幹線にご乗車される際などは車で直接八重洲口へ向かわれるんですね。てっきり丸の内駅舎縛りがあると思っていました。


9:46 皇居方面から黒色の自動車がやってきました。
皇室の方などがご乗車される自動車、御料車と呼ばれるもの。
一般に発売されていない特注モデルのトヨタ・センチュリーロイヤルです。


この御料車、一見するとナンバープレートがついていません。
御料車はナンバープレート付けなくていいんですよね確か、と思っていましたが調べてみたらそうじゃないみたいです。
ナンバープレート自体はあるのですが、その形状のルールが違うようです。


ちょうどこの画像中の左側、菊の御門ではないほうの金色の円形のやつが特殊仕様のナンバープレート。
皇3と書かれているのが読み取れます。




付近にはこれまた見慣れない青色のナンバープレート。
これは外交官ナンバーと呼ばれるもの。やっぱり信任状捧呈式関連で来ているんですかね?

この時間あたりで周辺にお勤めというおじさんに声をかけられ、何が来るんでしょうね?とお話ししながら待つことになりました。
皇室の方のスケジュールは基本的にきっちりした時間で決められているので多分10:00ちょうどに来ますよとのことでした。


9:57 止まっていた御料車が東京駅正面の車寄せへ移動していきます。




10:00 やっぱり丁度に東京駅を出発していきました。






行幸通りを皇居方面へ進んでいきました。

一緒に見ていたおじさんと、ここでお別れ。最近はあんまり見なかったからいいもの見られましたと言っていました。
私は車列が過ぎ去った後、Twitterに載せたりどなたが乗車されていたのか検索したりしていました。

そこで気が付いたのですが、5分くらいたっても警察官の方は柵を戻したり行幸通り中央部の通行規制を解除したりしていません。
おっとこれは第二弾があるなと思って暫し待機。


すると10:11ごろ、皇居へ向かった御料車が戻ってきました。


さっきとは違い、一般的なナンバープレートを付けたセンチュリーがついてきました。
こうしてみると各部違いすぎて両方ともセンチュリーを名乗っているのが不思議に思えてきます。

多分この調子なら次は10:30だなと予想が出来ていたので結構お気楽な感じで待機します。
東京駅丸の内駅舎の近くはベンチもたくさんあるのでその点助かりますね。
見物客もそこまで多くないですし、場所取りなんかは必要ありませんでした。


白バイに見えますがよく見ると白色一色ですし警視庁の表記などがありません。
よく見るとバイクの右側にはサイドカーがついています。


その奥には黒色の、同じくサイドカーの付いた車両がいます。
これらは皇室の護衛を専門とする皇宮警察の車両。
警視庁の範囲は行幸通りの交通整理、警備などあくまで後方支援。すぐお隣で護衛を担当するのは皇宮警察と分けられているようです。

この車両、調べれば調べるほど面白いのでちょっとご紹介します。
・サイドカーが右についていたり左についていたりすること。
これは想像しやすいかと思いますが、サイドカー側を外に向けて護衛するための装備ですね。

・赤色灯が特殊なこと。
護衛の際に眩しくないようにサイドカー側のみ点けることが可能になっています。
また、普通は赤色の回転灯ですが皇宮警察の赤色灯は点滅するようになっているようです。これも眩しさ対策でしょうか。
さらに驚いたのが、複数の皇宮警察のバイク間で点滅を同調させる機能が備わっているようです。
Youtube上の映像とか見ても、確かにぴったりそろっています。なんだこれは…

・バック走行ができること。
これはサイドカー付きのバイクならよくあることだそうですが驚きました。
何かあった際に速やかに行動するためにも必須の機能なのではないでしょうか。


そんな特殊装備の皇宮警察の護衛する御料車の車列が再度皇居方面へ向かいます。
時刻は10:30ちょうど。綺麗な時間になりがちということも分かりました。




この車列が過ぎるとすぐに通行規制が解除されました。この2回の通行でとりあえずは終わりのようです。


すぐに通りの中央部へ向かい後追い撮影。
めちゃくちゃかっこいいですよね。痺れました。

コロナ禍で信任状捧呈式も様変わり 馬車使わず車で

後ほどニュースで知りましたが、この日の出来事は新型コロナウイルスの影響で延期されていた信任状捧呈式が3か月ぶりに再開されたということで注目が集まっていたようです。
信任状捧呈式に向かう際の車は馬車か自動車か選べるのですが、見物人の混雑を避ける意味合いから今回は車が用いられたんですね。
信任状捧呈式で馬車に乗れるというのは外交官にとって大変誇らしいことであるようで、通常であれば馬車を選ぶものなのだそうです。

東京大手町のオフィス群の中を蹄の音を響かせて進むという光景は見てみたい気がしますが、今回の自動車の車列もかなり面白い光景でした。
偶然こういったものを見られたことに本当に感謝です。ありがたい限りです。

このあとサフィール踊り子号に乗るのですが、ここで記事を分けようと思います。

つづく。


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コメント
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