motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

大回り乗車、制度の意義と拡大解釈。

2018-07-27 10:51:34 | 日記
こんにちは。休みが少なく旅行に行けなくて暇してるこの頃です。
さて、世間は夏休みに入ったらしいですね。18きっぷや大回り乗車をやってみようという方も多いのではないかと思います。
今回は「大回り乗車」についてピックアップして紹介しようと思います。旅行に行けなくて記事のネタがないので。

大回り乗車、たまにテレビで紹介されていたりしますが制度をよく知らずに似たようなことをやると不正乗車になりかねないというのを最初にお知らせしておきます。
脅すわけではないですし私もちびっこの頃(今もでは…)電車に乗りまくるだけで楽しかったのであれですが…

あくまで大回り乗車って言うのは制度の拡大解釈であってかるーくでも基本を知っておかないと駅員さんに迷惑をかけたりTwitterで炎上したりTwitterで炎上したりTwitterで炎上して鍵をかけなければならなくなってしまったりします。
折角なら電車好きのキッズにはそんな風に嫌いになってもらいたくないものです。また、無知な方に知識をひけらかしてTwitterで炎上させたりもするべきじゃないと思うんです。

なので、取り敢えず大回りに必要な最低限の制度についてだけ暇つぶしに書いておこうかと思います。



※今回は普通乗車券のみを対象としています。普通回数券や定期乗車券やICカードを利用する場合については端折ります。

まずはきっぷについてです。
駅のいろんなところに書いてあると思いますが
「きっぷは正しく目的地まで」これが大原則です。

ただ、いろんな事情があって途中で目的地が変わることもあるでしょう。
そのために乗り越し清算というのが出来るようになっています。


例えば、草津から南草津に行こうときっぷを買って電車に乗ったけれどもやっぱ瀬田に行きたくなった、そういうこともあるでしょう。
そんなとき、乗り越し清算が活躍します。
基本的には「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払います。
この場合南草津からの140円ではなく差額の50円になります。


次の例です。南草津に行こうと思ったけどやっぱ九州は熊本の豊肥線瀬田まで行きたくなったとします。
途中で新幹線に乗るときに清算するはずですし在来線だけで行ったとしても速やかに車掌に申し出て変更するべきなので最終降車駅でこれの清算を申し出たところでかなりおかしな話なのですが…
この場合も同様に差額の清算、11200円のお支払いとなります。


次の例です。
山科から京都に行くつもりだったがやはり大阪に行くことにした。これは普通にありそうな話です。
この場合、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うより、京都からの分だけ別に払った方が安い気がします。
阪急電車などライバルがいる駅間だけ特別値引き運賃になっている例がたまにあり、こういった逆転現象が起こります。

ただ、この場合も原則は揺るがず、「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額の650円を支払います。
「きっぷは正しく目的地まで」と書いているのに目的地まで買わなかった人が得をするのはおかしな話です。
正直者が馬鹿を見ることがないようになっているわけです。


次はこちら。JRの路線は全国にあるので時にはこんなこともあるでしょう。
稚内から草津まで来たけど目的地をやっぱ南草津にするっていうパターンです。
今まで散々「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うと言ってきましたがこれだといちいちお値段を調べなくてはならずやたらと時間がかかってよろしくありません。


また、距離が長くなるということはつまり選べる経路が増えることにもなります。
新幹線で真っすぐ来てれば計算は楽でいいですが、こんな具合に山形、金沢、綾部を通ってきたよなんて言われたら大変です。
こういうことがあるのである程度上限を設けて、距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算することになっています。
なので、上の2例は共に140円の清算です。

ただし、大回り乗車をする際に重要になってくる「大都市近郊区間」の中で完結しているきっぷに関しては100キロ以上でも「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払うことになっています。

見分け方が難しいですが、有効日数が2日以上あって途中下車が出来るきっぷが終着駅からの運賃を精算するきっぷに当たります。


オレンジで金額が書かれたタイプはパッと見きっぷの終着駅が分からないことからこうなっているという面もあるんじゃないかなぁと思います。



さて、ちらっと話題に出た「大都市近郊区間」について解説していきましょう。
これを知っていないと大回り乗車はできません。Twitterで炎上してしまいます。

大都市近郊区間、読んで字のごとく大都市の周辺の区間です。
都市部は路線がたくさんあり、いろんな行き方ができます。


例をあげましょう。京都から京橋に行こうと思います。
この時、正攻法で大阪から環状線に乗り換えるかそれとも混雑を避けて尼崎からJR東西線に乗るか迷うかもしれません。
また、混んでるのやだし時間かかっても座って行きたいって人は奈良線木津経由を選ぶかもしれません。

こんな具合にいろんな行き方ができるのですがJRのきっぷは基本的に通ったルートの距離によって計算することになっています。
ただ、京橋駅で降りるときにどのルートを経由してきたかを判別するのは事実上不可能です。
そのため、大都市近郊区間というあらかじめ定められた区間に限っては、その区間内で完結するきっぷならどんなルートで行っても最安の値段で計算すると決められています。
また、区間内で完結していた場合は距離100キロ以上でも途中下車ができなくなります。
どんなルートで行ってもいいということはつまり、購入時に決めたルート上で何度でも降り放題という途中下車の制度と相反するものであるためこれも仕方ないと分かっていただけるでしょう。

大都市近郊区間に定められているエリアは時刻表の後ろのピンクのページに書かれています。
時刻表は制度を知る上で大事なので1冊欲しいところですが、ないならググってもらっても構いません。

現在、大都市近郊区間は
・東京
・新潟
・仙台
・大阪
・福岡
この5つに設定されています。


なんで札幌や名古屋を差し置いて新潟が大都市を名乗ってるんじゃとお怒りの方がおられるかもしれません。気持ちは分かります。
ただ、制度の制定理由が「いろんな行き方ができるから」であることを踏まえてもらえば分かると思います。


新潟はざっくり書くとこんな風にいろんな行き方ができる路線網を持っています。


それに対して名古屋は四方にまっすぐ伸びていく感じなので行き方は1つに定まります。これは札幌も同じです。

要するに「大都市近郊区間」とは…

「いろんな行き方ができるけどそれを経路ごとに売ろうとすると大変なことになるのでその区間内で完結するきっぷに限っては最短距離で計算しましょう。」

というルールなわけです。



今後の話に登場する機会が多いので大阪近郊区間だけ範囲図を載せておきます。



とりあえずここまでで乗り越し清算と大都市近郊区間については分かったかと思います。
それでは本題です。この制度を拡大解釈していわゆる大回り乗車というものについて考えてみましょう。


草津→南草津へ向かう場合、普通にまっすぐ行ってもいいですし琵琶湖の景色を見ながらぐるっといっても構いません。
大都市近郊区間はどの行き方で行っても構わないというルールには反していません。


それでは、ぐるっと回ってきた人が南草津で降りることなく草津駅まで来て乗り越し清算をするとしましょう。


持っているきっぷと乗り越し清算の計算図はこんな感じです。
先に「距離が100キロ以上のきっぷについては元々持っているきっぷの終着駅からの運賃を精算」と書きましたがこれはもっと短い距離なので「最初から正しいきっぷを買っていた」扱いになるように差額を支払ってもらうのはお分かりかと思います。
いくら出発地と終着地が同じだとはいえきっぷなしに無料で電車に乗ることはできません。当たり前ですよね。

ここで必要になるのは草津→草津の最安の運賃です。


草津から草津への片道きっぷのルートは短そうなのでこの2つが浮かびます。
実際に乗っているのは琵琶湖まわりですが大都市近郊区間内完結のきっぷなので行き方は自由に選べます。
このため最も安くなる奈良線を通るルートを採用。2590円です。

これをもとに乗り越し清算の差額を計算すると2450円。お高い出費になりましたね…
ここで大回り制度をよく理解していないと「南草津→草津の190円ちゃうんか!」と声を荒げる人になってしまいます。Twitterで晒し者にされてしまいます。
山科から大阪までの例でも挙げたように、例え安くなろうが計算方法は変わりません。

では、どのようにすれば回避できるのでしょうか。
一つは単純に南草津で一旦改札を出てしまうことです。
もう一つが、往復乗車券をあらかじめ買っておくというものです。分かりにくいですが。


往復乗車券を買うと大丈夫な理由を考えるべく、次の例をあげましょう。


姫路駅には名物駅そば「まねきそば」があります。
あくまで駅そばのため改札を出る必要はありません。

ただ、だからといって草津→南草津のきっぷで姫路へ行って折り返してくるのは明らかな不正乗車です。やってはいけません。
京都から京橋まで向かう人が姫路を経由する必要はない(尼崎で乗り換えれば行けるので)と考えれば分かりやすいでしょうか。
あくまで大都市近郊区間というのは行き方が自由に選べるだけで同じ区間を行って帰ってくることを許可しているわけではありません。

この場合、例え改札を出ないとしても草津→姫路、姫路→南草津のきっぷが必要です。
姫路駅では降りる権利があるのにあえて放棄した、という感じですね。


ならばと諦めて新大阪駅の名物駅そば「新大阪そば」を食べに行くとしましょう。
ただ、こちらも同じ区間を行って帰ってくるのは不正乗車になってしまいます。


そのため、なんとしても140円のきっぷで行きたい人はこう行くことになります。ご苦労様です。
もちろん草津→南草津のきっぷなので南草津で降りてもらうことになります。降り忘れると2450円のお支払いになります。

ただ、予め草津~南草津の往復乗車券を買っていた場合はどうでしょうか…
ゆきの券はルートがおかしいですがあくまで草津→南草津の移動、帰りのきっぷは南草津→草津の移動。

そのため、この移動は「草津から南草津に行って改札を出る権利を放棄して戻ってきた」というのと同じになるのが分かると思います。
この場合は往復分の280円で済みます。予め必要なきっぷを購入しているかどうかが重要というわけですね。

まあ、隣の駅で降りるのを基本にしてもらった方が無駄な混乱は避けられるのかもしれません。



本当だったらこの後、大回り乗車で特急に乗るだとかその辺も書きたかったのですが…
大回りするような人がわざわざ特急に乗るかというあれもありますし普通に疲れたので基本のここまでで終わりにします。


メインで書きたかったのは「隣の駅で降りずにそのまま戻ってきて高額請求をされて発狂してTwitterに晒されるタイプの人」がどういう理屈なのか、ってことです。
この前駅で見かけたので…w






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山陰旅行と大雨

2018-07-07 04:58:14 | 旅行
はじめに、6連休があった。


これは2018年7月6日頃から片鱗を見せ始めた大雨災害と、それに翻弄される一人の草津市民の物語である。
無駄に長文な割に大した内容はないので暇な人が暇なときに読めばいいと思います。


はじめに、6連休があった。
あったというより与えられたといった方が正しい。間違いない。
あまり詳細に勤務日とか休みとか書くとあれなので端折るが、私には6連休が与えられた。

そして先月6月は割と厳しめの勤務だった。休みが少なかったのだ。
私にとって休みの日数よりきつかったのは連休の少なさである。
月に一回は旅行に行かないと死んでしまう重い病を患っている旅行中毒者にとって、2連休が1回あるのみで残りがすべて単発というのはあまりにあんまりであった。
ちなみに唯一の連休は実家に帰省することで消えた。まあ前々から見たかった関西線貨物新型機DF200が見られたので悪くはなかったのだが。

6月のお出かけは結局関空四国のみ。
近場でも楽しいところはたくさんあるものの少々物足りなさを感じるのも事実であった。




さて来月はどこに行こうかなぁと考え始める6月半ば、7月から開始となる山陰DCについて知る。


山陰めぐりパスという企画きっぷが今回のイチオシらしい。
京都市内から山陰自由周遊区間までの往復特急券(※)とエリア内(特急自由席も乗れる)乗り放題4日間がセットで13,000円。
安い、これは圧倒的に安い。


(※)と書いたが、実は単純往復ではない。
行きと帰りでどちらか一方をスーパーはくと、もう一方をやくもと山陽新幹線という風にルートを変える必要があるのだ。
これはちょっと変わった試みだと思ったが、行き帰りで同じ道を選びたがらないオタクにとっては好都合であった。
はくともやくももどちらもほぼ乗ったことがないので乗り潰しにも最適。
また、この手のきっぷでありがちな2名様以上でお申し込みくださいがない。
1名様からご利用OKなのである。
勝った。これは勝った。


そんな具合で購入を決めるまで時間はかからなかった。


さて、いつ行くかである。

特に決めてはいなかったが、折角なら出来立てほやほやの観光列車あめつちに乗りたい。
6月半ばではすでに一か月前発売も開始しているので7月前半はやはり連日満員御礼の様だ。

が、しかし7/9に1席のみ空席を発見。二人掛けの相席にはなるが席が取れた。


報道公開写真で確認したが、座席配置は基本的に山口DCで登場した「○○のはなし」(上写真)と同じ。


1人用カウンター席も同じで国鉄気動車特有の足元の暖房放熱管が非常に邪魔な体操座り膝殺しっぽかったのであれよりかは全然いいなぁと思った。




信州DCの目玉として登場したHIGH RAIL1375がこちら。かなり良かった。
元となる車両がそもそもJRに移行してから誕生した比較的新しい車両であるとはいえやはりこれくらいちゃんと足元は確保されるべきじゃないのか…と思ってしまう。

同じく古い車両を観光列車に使う九州は床自体のかさ上げだったか暖房放熱管の撤去だったか忘れたがこのでっぱりを消すことに成功していると聞く。
個人的にはこれは早く何とかしてもらいたい。それかいっそ椅子を高くして足置きに丁度いい高さにしてくれてもいい。




話が逸れたが、何はともあれ新しい観光列車とはわくわくするものである。
7/9にあめつちの席が取れたのでその日を最終日に3日分の休暇を申請したのである。


7月勤務発表、3日分の申請は年次有給休暇を当てる形で通ったのだが、何故か余計な休みがくっついて6連休となっていた。
7/4~9の間まるまる会社に行く必要がなくなったのである。
ただし2日目に所用があったので全部を山陰旅行に割けるわけではないが、山陰めぐりパスは有効日数が4日間なのでさほど困ることはない。

元の予定から1日旅行開始日を前倒しすることにし7/6~9に行くことに決定した。



7/4は確か晴れていた。
だが、2日後から待望のお出かけなので丸一日家でゴロゴロと過ごした。
マックに行った程度だ。

7/5、京都駅で所用を終えたあと。


この時点ですでに台風7号は熱帯低気圧に変わっていた。
だがなんか強いようで北陸と北近畿エリアが真っ先に止まってしまう。

はまかぜが動かないことによって一見無関係なびわこエクスプレス2号が走らなくなる現象が今回もかー、まあ明日朝のはくとは動くでしょと思っていたのだ。

草津はそこまで強い雨が降っているわけではないのだ。多分大丈夫だろうと家に帰った。



その日の夜、JR西日本運行情報アプリから琵琶湖線運転取りやめの通知が来る。
うっそだろと思い開いてみると、[琵琶湖線(長浜~米原):大雨のため]と書かれている。

常々思う、北陸線のあの区間も琵琶湖線と呼ぶのはなんか紛らわしいからやめてほしい。


その30分後だろうか、運休区間が(長浜~河瀬)そして(長浜~野洲)へと刻々と変化。
また、翌日6日の運転計画も発表された。




スーパーはくとについては全列車運休。
それどころか琵琶湖線が完全ストップし朝から動けるのは京都~西明石間の4ドア内側線電車(通称C電)のみ。

これは、大変なことになった…



旅行中止の慫慂も発表された。無手数料で全部払い戻すから不要な外出はしないでというやつである。
一応出発時間までに駅に来てと書いてあるが大雨の中払い戻しのために駅に行こうと外出すること自体が危険である。
そういう事情があるなら日が過ぎても認められるらしいので注意されたい。


7/6 旅行初日。
当然ながら自宅待機である。




関西を中心に避難指示や避難勧告が相次ぐが、私の住む草津市は一部地域に避難準備情報が出されるに留まった。

雨は断続的に降り続いているが、さほど強いわけではない。風も然りである。
家にいる分には大したことなさそうにしか感じないのだが、少し行った山科、桂川、高槻のあたりで氾濫の危険があったり神戸線区間で土砂崩壊の危険があったりということで進めないのが非常にもどかしい。

ただ相手は自然災害。誰に当たり散らすわけにもいかない。
こういうとき結構見るが駅員さんに怒鳴り散らす人はどういう考えをお持ちなのだろうか。
かなり増水している川を見ながら通常運行する阪急や近鉄の写真がTwitterに上がっていた。
それを見たあとだと広域に全部止めるというJR西日本はやりすぎというのも分からなくはない。
ただ駅間で止まってしまって隣の駅まで歩いてくださいということになったとき、国鉄の汽車の路線と私鉄の電車の路線ではその距離は下手したら倍以上になる。

また、雨の怖さについては瞬間的に激烈な雨が降ったときはやばいのが分かりやすいが、そこまで強く無い雨が延々と降り続いた場合も実は怖い。
JR西日本はこの累積雨量超過によって能登線急行能登路5号脱線事故を引き起こした過去があるので雨に対する姿勢が他社との差を生んでいるというのもあるかもしれない。

そもそも、下手に動かさない方が真っ黒企業の社員を無駄に出勤させなくて済むのもあるだろう。
もちろん、災害時にこそ仕事をしなければならないインフラ、交通系の職業など仕方がない場合もあるのだが…







浸水だとか土砂崩れだとかのニュースが次々と届くが私の住む草津はいたって穏やかなのである。
ただ、山陰旅行は絶望的な状況。
元々3日間で計画していたので後から足した1日分を抜けばいいやと楽観的に考えていたが状況が明るみに出るにつれこれは無理だなと悟った。


勉強しかできない馬鹿や無駄に意識高いだけの馬鹿は嫌いだ。
「所詮は娯楽である旅行が流れただけだ。物的被害が出ている人もいるんだぞ。」と言うのは簡単。

私はこの旅行を楽しみに先月勤務を乗り切った。
そして得た6連休。うち3日は限りある資源、年次有給休暇である。
貴重な資源であるため無駄にすることは許されない。私が許さない。

ただ、自然の脅威を前に私には何をすることもできない。
連休があるのにどこにも行けず自宅待機し続けろというのは旅行中毒者にとって最大のストレスである。

火事で自分は逃げ出せたが子供が残されたままで助けたいが火の勢いが強く何もできない無力感というのが少しわかる気がした。
例えが不謹慎とかいう意識高い系は同じ苦しみを味わえばいい。そう思った。




何度も言って申し訳ないが私の住む草津はほぼ平常通り。
梅雨って感じなだけでお店も普通に営業しているし幹線道路はいつも通り活気がある。
コンビニも特に品薄ということはなく至って普通だった。

閉鎖的な自宅の部屋に籠っていても旅行中止の悲しみは消えない。むしろ悪化する。
そこで少し散歩してくら寿司へ向かったのだ。


貴重な連休に計画していた旅行が大雨によって消えつつあるのを黙って見てる事しか出来ない私の心を沈めるのは食べ物しかなかったのである。
朝飯を食べずに行ったのに思いの外食欲がなく5皿しか食べられなかったのが自分でも少し驚いた。
因みにびっくらポンは外れた。

Twitterは楽しいし一人暮らしの私にとっては大事な交流ツールである。
だがこの日のお昼は災害情報が特に目につき嫌気がさしたのも事実である。





先月頑張ったのになぜ旅行に行けないんだ。
幼稚に思えるがこれがなかなか受け入れられるものではない。
イライラすることは無駄なエネルギーだと思いどちらかといえば穏やかに過ごしてきたつもりだが、今回はちょっと抑えられない面があった。
ただ、発散する対象などない。相手は自然の脅威だ。


帰宅したら久々にアルコールを摂取した。9%の酔いやすいやつをガバガバ飲んだ。
酒に頼る大人は弱くてかっこ悪いなと少し思ったが仕方がない。
だんだんポエム調になってきた気がする。気持ちが悪い。

弱く酔ったはいいがひたすらに何もしたくない。
撮りためたポンチョの写真を整理するのもいいし駅名動画のアイデアを練るのもいいし積み上げている漫画やBトレを片付けるのもいいし気分転換に汚い部屋の掃除をするのもいいし。
正直遊び道具ややるべきことはたくさんあるがなにもしたくない。
普段からそうだといわれたらおしまいだが特に何もしたくなかった。ひたすらYouTubeを見て、寝て、腹が減ってなくても食って、寝て。


きつねを食べたり、


スープデリを食べたり。


気づいたことがある。
食欲は落ちるかもしれないが、なんだかんだ美味しいもんを食べれば回復するのである。

こうしてダメになるんだろうなぁと感じながらその後も寝たり食ったりYouTube見たりしていた。
こんなのがあと3日間も続くわけだ。予報では日曜日7/8までは強い雨に引き続き警戒が必要と言っていた。

こんな部屋で閉じこもって生活リズム破綻した生活を送っていたら気持ちがいい方向に行かないのは分かっている。
ただ不要不急の外出はできない、矛盾かよ。


そんな中、誰が読むか知らないけど今のクソイライラするけどぶつける先がない気持ちを書き表したら多少解れるのではないかとブログを書き始めたのが0:49。
珍しく他事をすることなくひたすらパソコンに文字を入力していた。気づけばすでに日が昇っている。やばい。

写真に写っているのは数日前コンビニで買って冷蔵庫に入れてあった白バラコーヒーである。
鳥取県の大山乳業農業協同組合が出しているコーヒー牛乳で西日本の広いエリアで売っている。
これが今手元にあるのは偶然なのか皮肉なのか。
取り敢えず使う予定だったきっぷと共に写真を撮った。

奥出雲おろちはいいとしてあめつちと特急大山のきっぷは今回のDCの目玉列車である。
折角だからこいつらは払戻すのをやめておこうかなんて考えながら記事を打ち込んでるうちに少し気が楽になった気がする。
ただ、あと3日間ある。最悪だ。
はっきり言って自宅待機より働いている方が精神衛生上いい気さえする。
年次有給休暇という貴重な資源は枯渇が危惧されている。こんなことで無駄にしたくはないが仕方がない。悲しい。


長い文なのでまとめを書いて終わりにしようと思う。
そろそろカラスの鳴き声がしてきた。

<まとめ>
・旅行を楽しみに6月勤務を頑張ったのに報われなかった、こう捉えてしまうためダメージが非常に大きい。
・年次有給休暇という貴重な資源が無駄になろうとしている。
・一人滋賀に移住してきた身なので職場にいた方が人との会話がある。
・物的被害がなくても悲しみに暮れてる、その気持ちは自粛する必要はない。
・おいしい食べ物は気持ちを明るくさせる。
・お酒は行き場のないイライラを処理することができる。
・文章にすると割と整理ができる。
・全部読んだんだとしたらあんたすげぇわ。


以上。
読書感想文とかレポートとかは嫌いなのに何でこういうどうでもいい文章は長々と書けるのか不思議である。
現在4:58。寝るか迷う、折角なら朝マックのマフィンを食べに行きたい。





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関西線ディーゼル機関車の世代交代

2018-07-01 20:40:44 | 日記
帰省したついでに近所の関西線を撮ってきました。
昔から当たり前に見てきたDD51の貨物ですが今は全国的に見ればかなり貴重なものなんですよね。
そしてもう運用に入っているというDF200レッドベア、主にこいつが見たくて撮影地へ赴きました。


夕方の伏屋新号場を庄内川の方から。
JR東海唯一の国鉄車である211系0番台。


4連の快速みえ。ディーゼル車の熱気がいい。


そして313系。
貨物の時間がよくわからずノリで行きましたがこの日は空振りでした。



翌日


(なんか数年前に比べて勾配標の背が伸びた気がするぞ…)


翌日は同じカーブを新川側の方から撮影。
快速みえは全列車4両の時代のイメージが強くて2両は物足りなく感じます…


定期旅客列車が来るはずない時間に踏切が鳴りこれは貨物かと構えてみたらキハ11の回送でした。
これはこれでいい感じ。


下りコンテナ貨物でお目当てのDF200レッドベアが。


これは、かっこいい。
コンテナということでタンク貨物よりは見た目面白みに欠けるかなぁと思ってましたがタンクコンテナとかごつごつしたのが多くていいっすね。
愛知でレッドベアが見られるようになるとは…すごく、北海道を感じる。

大満足でした。




あとは記録の意味で見慣れた凸凸を撮影。


ずっしりした重量感というかなんというか。
重連の迫力はやっぱいいですね。


って感じの撮影でした。





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