motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

湘南から熱海を巡る旅

2019-12-17 16:17:14 | 旅行

特急ひたちで水戸からやってきてすぐに、東京駅から湘南ライナーに乗車します。




かもめの水兵さんのヘッドマークを掲げた185系。
次回ダイヤ改正で全列車がE257系の特急になるんかなぁと思っていましたが、先日発表されたダイヤ改正概要によればまだしばらくはライナー列車として残るみたいです。
185系は数を減らしながらも残るみたいですね。


ライナー列車ということで一部のドアのみを開けて客扱い。
この様子は新潟で乗ったらくらくトレイン信越などと同じです。
ただ、この湘南ライナーでは始発駅東京駅を出た後に品川でも乗ってくる方がたくさんいるので、一部の車両は東京時点では空で出すみたいです。


車内はこんな感じ。国鉄らしい座席という感じで数日前に乗った485系と似た雰囲気。


デッキ部分は国鉄のフォントが残ってこれも見どころです。


混んでいるのかなぁと思っていましたが窓側がすべて埋まる程度の混雑具合でした。
車内では大洗で買ってきたほしいもせんべいを食べました。
ほしいもそのままの味、シンプルながら美味しい味でした。


すぐ隣の車両はグリーン車のようです。この摺りガラスに国鉄フォントがいいですよねぇ。

185系というと個人的には限界旅行のいいアクセント、という印象が強いですね。
関東へ行く機会が比較的少ないので、この車両に乗る機会は少なく…
やっぱり18きっぷ旅行のお供として有名になったムーンライトながら、名古屋に住んでいた割に乗ったことは1度しかありません。
18きっぷ1日分朝から使いたいと思いだいたい朝から普通列車に乗っていたのが原因ですね。
18きっぷ関連で言えば、乗り得列車に敢えて乗ろうと思って今はなき東海道線を下る185系普通列車に乗ったこともありました。
特急券かえよと今では思っちゃうわけですが、追加料金をかけずに旅にアクセントを与えてくれる存在というのは貴重でした。

また、今年のことですが伊豆箱根鉄道駿豆線に乗ったときにもこの車両を見ましたね。
会社線内であれば無料快速として乗ることができますが本数が少なく乗れませんでした。


藤沢駅にて下車。満席で減光せず寝れないんだよぉというアレもあれば、こちらも普通列車扱いなので割と快適に過ごせる湘南ライナー。
初めて乗ってみましたがなかなか面白い列車でした。
一部列車が東海道貨物線を経由するのでそこも見どころとのことですが、この列車は東海道旅客線経由でした。
まあ夜なので貨物線を通ってもよく分からない気がしますが。




藤沢駅には東海道線の電車急行として活躍した80系電車の形をした売店があります。水戸でも似た感じの売店がありましたね。


80系の正面2枚窓のスタイルは俗に「湘南顔」と呼ばれ、その後全国の私鉄に広まっていきました。
しかし、この2枚窓スタイルの車両は1両も保存されることなかったためレプリカとはいえこの売店が結構貴重だったりします。
一応3枚窓の初期型が京都鉄道博物館にいますが、やっぱりこの2枚窓がいいんすよね。


藤沢駅ホームの真向かいには小田急のホームがあります。
この喧嘩の売り方、四日市駅や津駅でも見たことがある光景ですね、あちらはJRが大敗していて近鉄から客を奪う一方的な感じがしますが()




夜の藤沢駅。自動改札がたくさん並びラッシュ時は賑わいそうな大きな駅です。


駅からホテルに向け歩いている途中で、ホームライナー小田原に充てられる251系が見られました。


この日泊まったのは線路沿いにある東横イン。
東横イン湘南鎌倉藤沢駅北口。いかにも東横インといった名付け方です。
最初は駅から近いというだけで予約したのですが、地図を見ると非常に線路に近いことが分かったので線路沿い高層階をリクエストしました。

この通り、かなり素敵なトレインビューが楽しめて大変満足でした。
あんまりネット上でトレインビューホテルとして紹介されていない気がしますが、ここはかなりいい景色でした。
手前の2本は東海道貨物線、丁度貨物列車が下ってきました。
そこから奥に東海道旅客線、小田急江ノ島線の順に並んでいます。


夜の藤沢駅を通過するサンライズエクスプレス。ジオラマを眺める感じで非常に楽しいホテルでした。


夜寝る前に線路側を見てみると、小田急の駅留置車両や東海道旅客線の点検?の様子が見られました。


翌朝6:45に起床。もっと遅くまで寝ていたいところですがここに泊まったからには朝の湘南ライナーを観察すべきですよね。
東海道旅客線を進む湘南ライナー2号が見られました。




朝は列車本数が多くなりとても楽しい眺めになります。
乗るとなるとしんどいのでこの楽しみ方はいいもんです。


窓すぐのところにベッドがあるのでごゆるりしながら電車を眺められる、これは素晴らしい。



逆側を向くと、これもまたいい感じ。小田急の方は今後減っていくであろうワイドドア車がやってきました。
小田急江ノ島線は藤沢駅でスイッチバックする線形でこの駅から二手に分かれます。


215系で運転のおはようライナー24号。貨物線経由だと近すぎて少し見辛いかもですね。


藤沢の留置線がちょうど目の前に見えます、斜め上から綺麗に見られる場所ってあんまりないはずですよね。これは綺麗。


朝食の前に目の前の線路に繰り出して撮影をすることにしました。
この立地の東横イン、トレインビューに適しているに決まってますよね。


東海道旅客線はトレインビューするにはいいですが沿線で撮ろうと思うと少し離れます。
編成全体を収められるのでこれもありだとは思います。




7:51藤沢発の湘南ライナー8号がやってきました。
通勤客を裁くため可能な限り座席数を増やした215系、日中は暇を持て余している感じがしますがラッシュ時は大活躍します。


8:01藤沢発の湘南ライナー10号は7両編成。
他の185系は10両または増結5両を繋いだ15両での運転ですが、この列車は大宮所属の7両編成が用いられています。


8:12藤沢発のおはようライナー26号、お目当ての251系です。
次回ダイヤ改正での引退が先日明らかになりました、デザイン的にはそんな古い気がしないんですけどね。


朝の湘南ライナーのうちまとめて3車種が見られる時間帯で満足したので朝食会場へ。
真正面に線路が見えますが道路を一本挟むので見えづらいですね。
朝の時間帯駅に向かう道は混んでいるようで全然進んでいませんでした。


部屋に戻ってから、ほぉこれは持ち帰り禁止ですかグランクラスではもっといい素材のスリッパが持ち帰り可能だったんですけどねぇとか調子こいたことを思ってみたり


よく見たら奥には江ノ島も見れるなぁなどここで気付きます。


折角なので最後の湘南ライナー14号を8:39頃に見届けて部屋を去りました。




JR・小田急の藤沢駅を通り抜け、通路でつながった江ノ島電鉄の藤沢駅に到着。


クリーム色が鮮やかな江ノ電バスのポンチョ。かわいい。








頭端式ホームの高架駅で綺麗なホーム。かなり素敵です。




途中の江ノ島駅まで乗車。一大観光地らしく駅前からにぎやかな雰囲気です。




この駅から腰越駅の方向に歩いていくと、有名な路面走行区間につきます。
レトロ電車感が強い10形電車がやってきました。江ノ電感は薄めですが欧風でかっこいいですよね。


腰越海岸から江ノ島を眺めながら江ノ島駅方向に戻ります。
ちょうどここでSDカードの容量がいっぱいになってしまったのでコンビニに買いに行きました。
8GBじゃ少なかったですかね…ここまで約2000枚を撮っていたみたいです。
容量がいっぱいになるのがここでよかったです、あつみ温泉とかだとコンビニがないですし。


再度線路沿いに戻ってきました。S字カーブをくねくね曲がってきます。




このカーブの位置には元々目の前の線路を走っていた600形電車が目立つお店があります。
名物の江ノ電もなか、一度来てみたかったお店です。






多くの江ノ電グッズと表彰状が並ぶ素敵な店内、店員さんも優しく話しかけてくださり「折角遠くから来たんだしいろいろ撮ってき」と。
結構所狭しと並んでいておぉ!と思う品も多くありました。


購入した江ノ電もなかをご紹介。
10個入りで同じ味が2つづつ、5種類の味が楽しめます。


車両ごとに味の解説があるのですが「新車」というのがこの1000形を指すというのが時代を感じます。
今では300形の次に古い形式になり、塗装も変わって機器更新も済んでいることを考えると江ノ電もなかの歴史も感じられます。
このパッケージのレトロさがこの商品のよさの一つなのではないかなぁと思います。


お店の中ででいろいろ撮影をさせていただいたあと、外に出てみると最古参の300形が撮影できました。これには満足でした。


江ノ島駅の方へ戻りました、今度は湘南モノレールに乗ってみます。


ここのモノレールは結構アクロバティックな運転をすることで知られており、非常時以外は貫通扉の通り抜けが出ない構造になっています。
アップダウンやカーブが激しく確かに面白い走りをする路線でした。


島式ホームの構造をしていますがかなり細いホームをしています。
通常の車両と異なって懸垂式モノレールらしく下すぼまりの断面形状がよくわかります。


終点の大船駅に到着。


駅からすぐのバスロータリーに繋がる通路から駅の方を見ると、ちょうど湘南モノレールと大船観音が一緒に写せるところがありました。これは綺麗。




東海道線で少し戻り横浜駅へ。ここには楽しみにしている博物館があります。


以前韓国に行ったときに少し話題にした原鉄道模型博物館。
横浜駅のすぐ近くに大きな通りがあり適当に通り沿いに歩いていたらしばらく対岸に渡れずに苦戦しました。




1階のエントランスには、まもなく開業(執筆時には開業していますが)の相鉄直通線用の12000系の図面が原寸大で展示されていました。
旅客列車が通らない厚木線の文字はありますが新たに開業する羽沢横浜国大に至る路線(相鉄新横浜線の一部になるんですかね?)については書かれていないんですね。


さて、楽しみにしていた原鉄道模型博物館へ。
チケットの柄はclassA4の最速機マラード号でした、かっこいい。






入ってすぐのところに展示されている車両のうちの一つ、楽しみにしていた模型車両がこちら。
韓国の義王鉄道博物館に展示のあった金剛山電気鉄道の精巧な模型がここにはあります。
本物がどうにも見れそうな状況にないだけあって、この模型は非常にありがたい限りです。すごい。
車番は今の名鉄で用いられているような書体が使われていたんですね。なるほど。


また、中央には原信太朗氏が子供のころに制作したフリーランス車両なども展示されています。
これが原点という意味で展示されているみたいですが、この荷物電車感は割と好きです。




また、有名な山陽鉄道発注の豪華客車列車を再現した模型。
これを参考にしてJR九州の観光列車「或る列車」がつくられたことは有名かと思います。
製造はされたものの実運用につくことなく消えた幻の列車を再現した模型があり、さらにそれをもとに観光列車が出るというのはかなり面白いことかと思います。


ステンドグラスまで再現されていてかなり細かいつくりとなっています。
エンブレムはShangri-laとなっています。


そしてこの広い展示室。
すべて見て紹介していくべきですが見切れないほど多いのがすごいところ。

迷列車海外編蒸気機関車編の動画で見たことのある世界の有名機関車がたくさん見られてわくわくしたのでそのあたりを少しピックアップして紹介しようかと思います。


ドイツ国鉄の01形、整ったスタイルに落ち着いた赤色の足回りが引き締まってかっこいい。


ドイツ国鉄の卵形のまるっこい103形電気機関車。
これこそドイツの機関車って感じがして素敵です。


こちらはアメリカのサザンパシフィック鉄道で煙害対策に絶大な効果を発揮したAC11型。
青梅に保存されているE10につながるキャブフォワード式を最大限に生かしたあの機関車までもがここで見られるとは思っていませんでした。


こちらには、模型を製作するために描かれた多数の図面が。これもまたすごい…


ここに保存されているのは模型だけでなく、関連する実物の部品も数多く置かれています。
トランスヨーロッパエクスプレスの模型とともに保存されている実物のエンブレム。
いつの時も最速の車両が充てられた同列車ですが、やっぱりこの気動車式のものよりはボンネット特急みたいな形をした動力集中式TEEのほうが好きかなぁとか個人的には思いました。










模型だけに飽き足らず、きっぷ収集にも熱心に取り組まれたそうで数多くのきっぷが展示されています。
こういう点に関しては鉄道博物館収蔵品よりも貴重な品が多いかもしれません。


きっぷ収集に熱心な原氏でも仕事の都合で行けなかった北陸トンネル開通記念日。
出張から帰ってきたときに奥様から001番の記念切符をプレゼントされたエピソードなども紹介されていました。
いやいやこれ美談じゃないでしょ奥様も大変だと思いました。2日前から並んだらしいですよ…


あとは実際の鉄道を特別に運転させてもらった話だとか、まだ写真撮影が厳しかった時代に海外で鉄道写真を撮ってスパイ容疑をかけられた話など、なかなか模型だけでなく幅広く鉄道を楽しむ方であったことが伺える素敵な展示になっています。




期間限定の催しとして相鉄の歴史に関する展示もありました。あんまり模型の展示はありませんでしたが。


最後にあるのがメインの1番ゲージ大型鉄道ジオラマ。
これ見に来たいなぁと思っていたんですよね。




非常に細かいところまで作りこまれています。町並みは欧風にまとめられていて外国型の模型が映えます。
ここの売りはやっぱり本物同様の架線集電をしていること。
模型のサイズでもしっかりとトロリ線とちょう架線が分かれた実物同様の形態をしていて違和感はありません。


鉄橋のウェザリングもリアルですし、信号機も実物同様に動作します。


夕暮れの空に踏切警報器の明かりが点滅。




ジオラマは一定の周期で明るさが変わって変化を楽しめるようになっています。
夜行列車の雰囲気にうまくマッチする町並みが流石です。
素敵なヨーロッパの街並みですが、よく見ると日本の車両もちらほら。そこまで浮いていない気がします。

原鉄道模型博物館って2012年の開館当時から存在は知っていたのですが、その頃は海外の鉄道興味ないし行くことはないだろうなぁとか思っていました。
数年経つと変わるもんですね、さっき紹介した迷列車動画で色々知って興味が湧いたというのもありますね。感謝です。




かなり満足しました。来てよかった。


さて、今度はちゃんと遊歩道を進んで横浜駅に戻ります。


通路の途中で何やら面白いものを発見。






その途中で日産グローバル本社ギャラリーがあったのでチラ見。


不敗神話のRがギラリと輝いています。車詳しくありませんがこれはかっこいいと思いました。




横浜からは引退が間近に迫ったスーパービュー踊り子251系に乗車します。
折角なので展望車に、と思いましたが下田方先頭車はグリーン車。
逆の東京方後尾車は普通車指定席だったのでそちらを選びました。






後面展望を楽しみながらシウマイ弁当を食べました。
確かに美味しいんですが、シウマイ少ないですね。シウマイ単品の方が満足感は高いかもしれません。






こういう車両の車掌さんって視線が嫌だろうなぁと思うんですが、結構長い時間部屋を外しておられました。
中間車掌室とかあるんでしょうか?こんなとこにいるよりは気が休まりそうですし乗客側としてもやりやすいものです。


少し天気が悪いですが、海の見える根府川付近の景色。
スーパービューの名に恥じない展望が、後ろ向きではありますが楽しめました。


見ていて気付いたのですが、運転席の椅子は登場時からモケットの色が変わっていないんですね。


関東に近い有名温泉地、熱海駅で下車します。




平和通り名店街を抜け、今回の旅で最後の目的地へ向かいます。

(1)クラシック温泉地・熱海に行ってきた【東海道山陽九州その1】新宿駅→熱海駅 11/3-101

この動画がきっかけで熱海の日航亭に行ってみようと思いましてですね。


温泉地特有の塔がある光景、源泉減圧塔と言うんですかね?これはいい。




豆相人車軌道の記念碑を過ぎてまっすぐ日航亭へ…


行こうと思っていたんですが、一度通り過ぎたお店の奥に見える景色がよさげだったのでやっぱ引き返して入店。




お店の中にイートインスペースがあったのでこちらで頂くことにしました。
景色がよくてお茶も用意されているため、イートイン分2%納税する価値が十分にあると感じました。
折角なのでいくつか購入しました。どれもおいしい。


窓から見える熱海の景色は流石ですね。
坂の多い地形に澄み切った青い空、リゾート地熱海を感じる素敵な様子を眺めながらのおやつタイムは大変満足でした。
ここと同じ景色を探そうと思っても、景色のいいところはだいたいホテルが建っているのでふらっと気軽に立ち寄れる場所という点では貴重なのかもしれません。

石舟庵 熱海店。ぜひ皆さんも。






その後、日本最初の公衆電話ボックスを見たり間欠泉を見たりとしてから




熱海温泉 日航亭へ行ってきました。
1000円とちょっと高いのですが、露店風呂や休憩室の雰囲気が確かに良かったなと思いました。
ただ、この日は露天風呂が狭い方だったみたいです。お勧めされていた広い方にも行ってみたいなあ…


熱海で温泉を満喫した後、新幹線で帰りました。
思っていたより混んでいてひかり号に熱海で乗った時点では自由席が満席、デッキで過ごすことになってしまいました。
ただ、大都会静岡でかなりの降車があり座ることができました。


名古屋で乗り換え、米原経由で帰宅しました。
ひかり号からひかり号への乗り換え、多分初めてです。同一種別の乗り換えってなんか変な感じがしますね。


おわり


LINEスタンプお願いします


↑バスの同人誌です。





ようやく新潟DC関連の旅行記事を書き終えました。
あまり行く機会がなかった信越・東北に久々に行ったのもあって書きたい内容が多くどうしても記事をまとめるのに時間がかかっちゃうんですよね。
1か月に1回ペースで旅行をしているのに記事を書き終えるのが1か月後、これはダメですね…
ただ、あとで自分で振り返ることも考えて雑な記事にはしたくないんですよね。極力思ったことを漏れなく書けるようにしているつもりです。

あ、ちなみに本日今から東京の方に行ってまいります。では。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大洗へ聖地巡礼とやらへ | トップ | サンライズエクスプレスで東京へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行」カテゴリの最新記事