motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

西国街道サイクリング その4(小倉→三原→大三島)

2022-06-23 00:38:16 | 旧五街道サイクリング



ホテル光ヒルズさんの無料朝食からスタート。
思っていたよりちゃんとした朝食バイキングが提供されているのが嬉しかったです。


6:55 光を出発。
海岸沿いの国道188号線に沿って柳井・岩国を経由しお昼ごろまでに宮島口まで行けたらいいなぁという感じのプランです。


光から柳井までの間で山陽本線はやや内陸を進んでいきますが、国道188号線は海岸線に綺麗に沿って進んでいきます。
交通量が極端に多いわけではないですが歩道が無いのでちょっとひやひやする道でした。


8:10 柳井に到着。
光からの約22kmを80分くらいで漕いで来たので表定16.5km/hくらいは出ていたでしょうか。
まだ気温が上がる前の時間で信号が極端に少ない海岸線沿いゆえの速度ではありますが距離を稼いでおけたのは良かったかなと思います。


中国電力柳井発電所を正面に見つつ進んでいきます。


JRの駅では柳井の1つお隣、柳井港駅。
柳井港駅の周辺では海岸沿いにいろいろと建っていたため少し進んだ場所から出ていく船を撮影。
こちらは平郡島へ向かうへぐりというお船。朝晩の2往復しか設定が無い航路だったみたいです。


そしてこちらは松山の三津浜へ向かう防予フェリーのおれんじぐれいす。
周防大島の東側を進んでいくためしばらくは陸と並行に航行していきます。


やたらと透明度の高い柳井の海、ちょっとこのあたりで撮影をしつつ休憩。


結構大型のトラックも行き交う国道188号線ですが、運よく自動車が途切れてくれました。


周防大島の玄関口、大畠駅にて。


この駅のすぐ東側には大島大橋がかかっています。
かつては国鉄が大島連絡船と島内国鉄バスを運行していた周防大島、鉄道が無いのに国鉄が移動を担う少し変わった場所だったりします。




大島大橋から海岸沿いを走る列車を俯瞰する光景が有名な場所ですがあんまり寄り道もしていられないので橋を登るのはやめておきました。
奥に大島大橋を絡めて撮影。結構いい感じかなぁと思います。


柳井市を出て岩国市へ。とはいえ岩国駅まではあと23kmほどあります…


この先では岩国保津のウォンツというドラッグストアで休憩を挟んだくらいでひたすら漕ぐのみ。
食品も売っているタイプのドラッグストアって結構助かります。
疲れたときにはひたすら甘い菓子パンが効きます。


11:16 岩国駅前に到着。
まだ山口県内ではありますがここまで来ると感覚的には広島の近郊っていう感じがします。

岩国からは鉄道と同じく、山間の玖珂回りで通ってきたルートと合流。ここからは再度国道二号線を辿っていきます。




和木駅の近くで思わず立ち止まったのがこちら。


奥のほうで煙を上げている工場のほうへ向かって登ている築堤、橋が撤去されていることから廃線と分かりますがかなりはっきりと遺構が残されています。
駅としては和木駅のほうが近いのですが、線路は北へ向かい川を越えて広島県に入り大竹駅から延びていたようです。
県境の小瀬川の堤防の踏切部分などにもかつてもう1線通っていたことを示すスペースが残っているみたいです。




県境としてはかなり小規模な小瀬川を越えると広島県大竹市。
県を隔ててはいるものの、岩国と大竹は一体化した都市っていう印象を受けました。


広島の電車、RedWing
岩国を過ぎ広島シティネットワークに入ったことを実感させてくれます。




引き続き海岸を進んでいくのですが、このあたりで海の向こう側に結構高い山が見えてきます。
あれが厳島、別名宮島です。このペースならお昼に間に合いそうです。


12:34 大野浦駅
広島シティネットワークに入ってから駅舎がやたらと小綺麗になった印象があります。


国道二号線と山陽本線はぴったり並んで海岸線を進んでいきます。
そんな区間で伊勢の赤福並みに主張してくる「JR宮島ゆきカーフェリー」の広告。
広電系の宮大汽船と旅客の奪い合いを繰り広げていることから広告も熱心です。


良きカーブな場所で踏切の音が聞こえたので構えてみたところ、キハ47の4連が回送で下っていきました。
芸備線で使用されている車両と岩徳線で使用している車両を交換して、一定のサイクルで広島運転所で検査を受けられるようにしているのかなぁと思います。




前空駅で上下列車が顔合わせ。学生さんがテスト期間なのか結構な人数が乗車していました。


12:52 宮島口駅に到着。
自転車をどこにおいておけばいいか探し回ったりしましたが広電宮島口駅の目の前に無料駐輪場がありました。


お昼までに宮島口という目標を立てていたのはこのため、宮島名物のあなごめしです。


平日ではあるものお昼時とあって結構並んでいました。さすが有名店。
店内にはかつての駅弁の掛け紙も展示されていました。

この掛け紙、一点だけ気になる点があります。
鉄道管理局ではなく鉄道局なので1920-1949年のものということは分かるのですが、門司鉄道局の表記となっている点です。
神戸鉄道局と門司鉄道局の境界駅は柳井津(現:柳井)駅だったそうで、つまり宮島口駅は神戸鉄道局の管内となるはずです。
上り下りで掛け紙を変えていたなんて凝った事をしていたとも考えづらいですし、何故なんでしょうか…?
復刻版が発売されたこともあるみたいですがそちらの表記も門司鉄道局、ただそれに対して触れて調査までしている方はざっと調べた限りいなさそうです。気になる…


やってきました、あなごめし(上)
2,250円もする高級あなごめしです。外はカリっと中はふわっと焼き上げられたあなごがタレと絡んで最高にうまかったです。
個人的にあなごが大好きなので本場の有名店で食べられるのは最高でした。




お昼ご飯を食べた後、ちょっと宮島口駅周辺を散策。
暫く来ないうちに宮島港フェリーターミナルがかなり綺麗に変わっていてびっくりしました。
広電宮島口駅ももうすぐ新しいホームに変わるみたいです。ホームの案内表示器や出発信号機の設備は既に完成しているようでした。


宮島を離れて広島市街地へ向かいます。海の向こうに見えるビル群ですね。




宮島から広島市街地へ向かう際に国道二号線を跨ぐ歩道橋を通る必要があります。
折角なのでここで宮島線の列車を撮影。低床5連接車は迫力があってかっこいい。

ちなみに、広島から宮島へ向かう国道二号線の左側に宮島線が走っているこの区間では、先程のJRと同じく宮大汽船のフェリーの広告が並んでいました。


3連接のぐりーんらいなーもまだまだ頑張っています。


この日もかなり気温が高かったのでポカリとアイスが欠かせません。
塩分チャージタブレットもこまめに摂取していたためか今回は熱中症に悩まされることなく健康に漕げて良かったと思います。




15:23 広電西広島(己斐)に到着。
かつてはここ西広島までの宮島線は路面電車ではない普通鉄道規格で、この駅は乗換拠点として重要な位置を占めていました。
そのためか現在も広い構内を備えた立派な駅となっています。


広島市内の中心部には立ち寄らず、とはいえバイパス道の国道二号線を通るのもなぁと思ったので1本北の平和大通りを行くことにしました。
西観音町電停付近で路面電車とはお別れ、平和記念資料館の南を通り比治山のトンネルを通って広島の市街地を抜けていきました。


段原にて広島市のぴーすくるとご対面。


17:00 中野東駅付近まで飛ばしてきました。


大きな右カーブを描くと列車は瀬野駅へ入っていきます。


JR瀬野駅ではスカイレールサービスのみどり口駅と隣接していて坂の上のみどり中央までの間を結んでいます。


瀬野駅を出ると西国街道の難所の1つ、大山峠に挑みます。
峠の入口の時点で目に見えるほどの坂になっています。
大山峠というと馴染みが無いかもしれません、鉄道界隈でいう所のセノハチと呼ばれる勾配区間がそれです。


17:52 旧山陽道 凉木一里塚跡


日も暮れてきてしまいました、坂道を生かした棚田が綺麗に見られました。


道中で大規模な道路工事をしていました。調べたところ東広島安芸バイパスの上瀬野IC付近の構造物みたいです。


18:35 何とか完全に日が暮れる前にやってこられました。
旧西国街道と山陽本線が交差する番東原第4踏切。瀬野方はこんな具合のカーブを描いています。
鉄道は瀬野駅から八本松駅にかけてずっと上り坂となっていますが道路はこの少し手前で峠を越え暫く下り坂、八本松駅の手前で再度登る形状となっているためこの先では山陽本線は結構高いところを走っていきます。


18:40 狙っていた列車がやってきました。
後補機ありの標識…?と思いましたがどうやらただの球切れみたいです。


セノハチ名物の後補機、EF210-300が後押しする勾配区間らしい写真が取れて満足しました。
一番よく見る構図な気がしますが、ここも旧街道沿いだったんですね。


東広島市西条のあたりでこの暗さ、ここを逃すと宿は三原まで期待できません。
時刻は19:20、この時間ならまだ行けます。


途中田万里バイパスのあたりで歩道消失で来た道を引き返す羽目に…
バイパスの北側の道を進むと、しばらく広島方面車線の左側を側道が沿って並行しているのでこれはいけるわと進んだところ途中で道が消失。
本線は上下線が反転している区間なので左折合流不可。というかバイパス道路の歩道もないところを自転車で突っ走る勇気すらありません。

しかもここは広島方の上下反転か所から少し行ったところで下り勾配に変わるので、折角ヒャッハーと下って来た道を押して戻らねばなりません。
その後広島方面車線をまたぐ橋を渡ってみたものの明らかに私有地にぶち当たるため断念、再度戻ってバイパス下を潜って次こそはと進んだもののまっすぐ進むと行き止まり…
この区間で結構な時間を消費してしまった気がします。
しかも、ここを攻略した後の山岳区間を行く道が細く該当が一切ない真っ暗な下り坂。かなり怖い道でした。

この先竹原新庄~日名内の国道二号線登坂区間もスリリングな道でした。
歩道が無く路肩も狭いのに右へ左へカーブしており、トラックの交通量も結構多いという悪条件。
勾配的には全然いけるのですがなるべくスピードを出して早く安全圏に向かうためアシストを活用して切り抜けました。
自転車で安全に走行できる道を選ぶなら、こんな山中をバイパス道みたいに抜ける国道二号線よりも、山陽本線にピッタリ沿って進むルートを選ぶほうがいいのかもしれません。


21:13 ファミリーマート本郷町南方店にて休憩。山陽本線で言えば三原まであと1駅なのですがこの1駅間は12kmほど離れています。まだまだだ…
軽い食事で栄養補給と思っていたのですが、どこ行っても売っていないにじさんじチップスが店頭に並んでいるのを見てついでに購入。
コンビニ駐車場の片隅で自転車を止め地べたでおにぎりとゼリー飲料とポテチを食う不審者をやっていました。


22:18 ゴールが目前に見えてきたので宿に入る前に松屋で食事を。
運動していて暑かったので冷奴~cool guys~を追加。
少し前までは20時を過ぎると店が閉まって晩飯に困るとかあったので、こんな時間でもうまいキムカル丼が食べられるというのはありがたいことです。


22:55 城跡を貫く新幹線駅、三原駅に到着
本日のお宿は三原駅からすぐのホテルリブマックスBUDGET三原駅前。
リブマックスって極端に安いので今まで南下避けていたのですがいざ泊まってみると全然ありだと感じました。
設備がいろいろ古かったりはするもののフロントの対応もよく今後も使っていこうと思いました。

<翌日>

残り僅かなので最後の区間についても1記事で書いちゃおうと思います。


利用料金が安すぎるミクチャリさん、とても助かります。


尾道まではあと2駅、あっという間です。とはいえ三原~糸崎がかなり近く駅間距離は一定ではありません。
ちょうど三原駅と糸崎駅の中間地点のあたりに三菱重工三原製作所があります。その敷地内に蒸気機関車が保存されてるのを発見。
屋根付きでかなり綺麗に整備されているC5776と日本セメント糸崎工場で活躍していたスイッチャーみたいです。

こういう保存車両なんかをブログ書きながら調べていると、嗚呼通った道のすぐ近くにも保存車両居たんだ…となることが多々あります。
尾道のD51422とかすぐ近くを通過したのに気付きませんでした…


8:08 尾道駅前に到着。
これにて前回三宮からやってきたルートと繋がりました。あとは自転車を返却するだけです。

この先しまなみ海道を漕げるように電池は30%残していたのですが、朝起きたら残量が1%になっていました…
そんな予感はしていたんです。1泊目の時点で朝起きたら20%ほど放電していたので返却できなくなることを恐れて30%残していたというのもあります。


しまなみ海道はこの前漕いだので今回は尾道~瀬戸田でお船に積むことにしました。
運賃1,300円に加え電動自転車持ち込み600円が加わり1,800円。
1,000円/12時間の自転車を借りていると高く感じてしまいますが瀬戸田まで運んでくれるのはありがたいことです。


途中でジャンボフェリーの新造船あおいも観察できました。乗りたいなぁ。


船員さんにTwitterでの異常行動を認知されているというびっくり事態になったりしつつ瀬戸田に到着。ありがとうございました。






さて、この先の区間を行くのはこれで3回目。再放送もいい所なので写真を載せるだけにしておきます。


10:47 サイクリストの聖地 道の駅多々羅しまなみ公園
三宮からの車両と小倉からの車両が聖地巡礼でやってくる中継地点、大三島。遊ばせていただいております。




電池ピンチですが何とか無事に返却完了、通信エラーが2回ほど起こり不安でしたが何とか自力で返却処理を済ますことが出来ました。


前回は道の駅の営業時間外で食べられなかったどら焼き、走破記念で食べてきました。
美味いのは当然なのですが、正直この日はろくに漕いでいないのでさほど疲れていません。運動後の糖分が染みるぅ!という感じにはなりませんでした。


道の駅ということでここでお昼ご飯も食べていくことにしました。
釜揚げしらす丼、シンプルながらとても美味しかったです。

今回はバスで今治へ出て、特急で徳島へ帰ることにしました。この時間から帰っても徳島に着くと夕方なんですよね…遠い。


そして今回の分を追加した走破マップがこちら(拡大可能)
あっという間にマップの範囲が広がってしまいました。なんだこれ。

よく見ていただけるとわかりますが、実は三宮~大阪が繋がっていません。惜しい。
なので、なるべく早めにここを繋げなければ、と思っています。


おわり


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西国街道サイクリング その3(小倉→光)

2022-06-14 20:10:30 | 旧五街道サイクリング

5月31日、私は徒歩で徳島港(東沖洲)へ向かっておりました。
今回乗船するのはオーシャン東九フェリー、オレンジ色の帯を巻いたフェリーどうごです。
日光街道を漕ぐために東京へ向かった際に乗船したオーシャン東九フェリー。
東京~徳島~北九州の航路のうち今回は徳島~北九州を利用。

というか、日光街道漕いだのもう1年も前のことだったんですね。早い…




オーシャン東九フェリーでは2022年の7月より、コロナ渦の中個室利用慫慂のため割安で提供されていた個室を従来のルームチャージ制に戻すとプレスリリースされております。
今までは個室単位での料金のみが設定されており1人で使うと割高になっていたものが部屋定員で割った1人当たりの料金で利用できる最後のチャンスかもと思い今回は3,000円ほど追加して個室を利用してしました。
最安の寝台区画でも十分快適なのですが、ここなら絨毯敷きの机があるので部屋で靴を脱いで楽な感じで食事をとれるのはメリットかもと思いました。
あと、テレビもついていますが普段見ない人なので別になくてもいいやって感じでした。


オーシャン東九フェリー名物の自販機レストランでお昼ごはん「5種ナムルのプルコギビビンバ丼」
通常であれば1食単位での注文はできない食卓便のサービスですがオーシャン東九フェリーであれば1食から食べられます。これが結構おいしいんですよ。




晩御飯は値引きされていたミートソーススパゲティとパックごはん。
宇和島名物のじゃこ天が入ったパックごはんが新商品として売られていたので買ってみました。美味しかったです。

自販機だけとはいえ徳島発着で利用するなら1泊するだけなので全然不自由しないシステムだと思います。
むしろ、夜中でも気軽に買えてしまったりするので逆に散財してしまうのかも…(笑)


14時ごろに乗船し翌朝まで、そこそこ長めではありますが程よい乗船時間で楽しめました。


オーシャン東九フェリーは瀬戸内海を行かず太平洋側を抜けていくのですが、室戸岬~足摺岬の間の土佐湾の箇所以外は意外と陸地に近いところを通っておりスマホの電波は割とちゃんと入りました。


全力でぶれているこの画像は足摺岬の沖合。船内からこれだけの明かりが確認できるほどには近いところを航海しています。


320円の連絡タクシーに乗車して門司駅へ。利用者は私だけで運転手さんとお話ししながら送ってもらいました。
タクシー1人利用で山越え区間を約10km20分ほど乗ることを考えるとかなり破格で乗車させていただいちゃったなと思いました。ありがとうございました。




6:15 小倉駅前 セントシティ横ステーションにてレンタル開始。


6:37 門司駅北側の赤レンガ倉庫




このエリアって結構赤レンガ倉庫が多く残っていて面白かったです。
関門製糖の工場では現在も赤レンガ倉庫が現役で、新しい部材と組み合わされて運用されているのがかなりいい感じです。


小森江駅を出て1つ目の踏切がいい感じだったので九州を出てしまう前に列車の撮影を。
やって来たのは珍しく特急列車、朝に3本だけ門司港始発で設定されている特急列車のうちの2本目の列車、かもめ101号佐賀ゆきです。
DXグリーンありの787系7両編成、かっこいいものが見られました。


続いてやって来たのは811系リニューアル車。前に九州に来たときはまだリニューアル車のほうが少なかった気がするのですが…


何気なく撮っていたのですが、後ろ側の編成は走行中に検束できる装備を備えたRED EYEでした。ちょっと珍しいかも。


このポイントで狙いたかったのは実は上り門司港行き、関門製糖の煙突を背景にやって来たのは415系でした、最高です。




門司港駅を過ぎ、門司港レトロ観光線にそって和布刈に向かいます。


7:40 関門トンネル人道入口


人道トンネル内は車両の走行が禁止となっており、自転車・原付は押して進まねばなりません。
水曜どうでしょうの原付西日本で100円タレント二人だけ別行動させたあの場所です。
トンネル内で折り返してウォーキングを去れている方が結構多くおられました。




陸続きになっていない福岡県と山口県の県境を越えます。


まだまだ目的地は先ですが、関門突破!だそうです。




自転車の通行料金は20円でした。徒歩だと無料です。


駅で言うと埴生~厚狭のあたりにある談合坂。結構な坂道を上ったと思ったのに2桁の標高…
談合坂といえば甲州街道野田尻宿ですが、こちらもそういったエピソードがありそうな気がします。


厚狭駅の近く、国道二号線と交差するポイントにて。
線形がかなり良さそうなのですが暫く列車が来ないみたいだったので撮影はできませんでした。

なお、この箇所ですがちょっと面白い場所だったりします。高架道路の国道2号線からわざわざ地表に降りるのが億劫だったのでわかりやすい写真はないのですが…


雑な図ですが簡単に表すとこんな感じです。
新幹線が出来る前は今より本数が多く、それこそ今回のように暫く列車が来ないので撮れずじまいなんてこともなかった山陽本線。
そんな路線を横切って通る列車がこれまた多数運行されるとなると、平面交差で凌ぐわけにはいかなくなってきます。
かつては宇部線~美祢線間で宇部興産の貨物列車が多数設定されておりました(国鉄の赤字路線割増運賃の振り分けで貨物が儲かっているからと除外されたほど)
このため厚狭駅と2つ隣の宇部駅の間には交差支障なく山陽本線を跨ぎ越すための貨物支線が存在していました。
その後の新幹線開業と貨物列車廃止によって廃止されてしまったものの、今でも線路があったスペースや立体交差地点の名残が残っています。


その先で山陽新幹線と交差、こちらなら本数は結構やってきます。
トンネルを出てすぐの地点なので厚狭駅を通過するのぞみ号などを撮影するのは難しめですがこだま号なら比較的低速で狙いやすかったです。


かつて宇部駅から北上して船木鉄道が通っていた船木を過ぎると国道二号線は山を突っ切り厚東に抜けます。
この区間の国道二号線は左右にカーブが多く歩道が無いのに交通量が多い道で自転車泣かせな気がしました。
そんな早く抜けたい区間ですが一か所どうしてもよしたいポイントがこちら。




かつて紹介したことのある宇部興産専用道路。日本一の私道でアメリカンなダブルストレーラーが宇部と伊佐鉱山の間を走っています。


スカニア製の新しい車両もやってきました。この顔結構好きです。


赤茶けた色の屋根が並ぶ様子を見ると山口県を走っているんだなぁというのを実感します。
石州赤瓦のこの色合い出そろった街並み、どことなくイタリアというかそこらへんと近しいものを感じます。


12:10 周防長門国境
今はともに山口県ですがかつては別の国、宇部市を出てここからは山口市に入ります。


すぐ近くにはおいはぎ峠という物騒な名前の飲食店が。残念ながら店休日でした。
調べてみたところ"ジェネリック"山賊と紹介されていました。おぉある意味わかりやすい。


石州赤瓦とともに山口県らしい黄色いガードレールも沿道に現れました。


13:38 防府市へ
「幸せます」という怪レい日本語は方言らしいです。実際そんなに使わないけど地域PRのキーワードフレーズとして多用されてるみたいな感じがします。


折角ミクニの自転車を借りているので全く関係ないものの三国重工業の前で記念撮影。




14:25 防府大橋
山陽新幹線に乗っていると国道二号線・山陽自動車道と並走するこの箇所に覚えがある方もいるかもしれません。
並走したままこの先でトンネルに突っ込んでいくためトンネルが4本ずらっと並んでいます。


国道二号線防府バイパス防府第三トンネルにて。
バイパス道でありながらちゃんと舗装が用意されていて遠回りを強いられることが無いというのはありがたい限りです。


バイパス道なので結構高い場所から防府の市街地を見下ろします。






15:37 椿峠 標高94m
結構な坂を登って来たかなと思ってもこの高さ、やはり海沿いは全体的に見て平坦です。
峠を越えると自治体が変わり、徳山駅を中心駅とする周南市へ。


15:50 道の駅ソレーネ周南
戸田地区の中心地付近にある道の駅。屋根は大きいものの道の駅としての規模は結構小さめだなぁと思ったり。


猫がくつろいでいました。この距離まで近づいても逃げないってかなり人間慣れしてますね。


少し進んで国道二号線沿いに立地する戸田駅へ。
この駅舎の雰囲気、背景も相まって最高じゃないですか?


17:19 ローソン徳山新宿通店で休憩。
この時間に徳山となるとどこまで進むか迷いものです。
ちなみに購入した水は冷却用。インナーウェアの上からだとすぐに流れていかず気化熱でじわじわ涼しさが続いてくれます。


櫛ヶ浜を出ると線路は玖珂経由の岩徳線と柳井経由の山陽本線に分かれます。
国道二号線に沿って行くなら岩徳線回りなのですが、途中に泊まれそうな都市が無いことから山陽線周りの国道188号線経由を選択。


結構前ですがClass800陸送イベントを見に行った懐かしの下松・日立製作所前に到着。
工場内なので撮影は控えましたが、西九州新幹線用のかもめ号N700系がちらっと見えました。


さてこのあたりで日も暮れてきそうなので宿を確保することに。
流石に岩国までは着けそうにないので柳井に泊まれれば…

と思っていたのですが、平日なのに柳井のホテルがどれも満室…
翌日以降の状況を見る感じどこも空いているので、直前予約を蹴っているだけな気がします。
山陽地方の都市は工場が立地していることも多いので出張の需要という説もありますが、柳井の規模で全滅とは情けない…


下松市を出て隣の光市へ。この2つの市は隣接しているのにその間には1つ山を隔てており、山陽本線と国道188号線は海沿いにへばりつくように進んでいきます。
松の木が立ち並ぶいい感じの雰囲気の道、いい雰囲気です。


19:28 光駅に到着。
記事タイトルからばれちゃってますが、この日の目的地はここ光です。
駅がある虹ケ浜地区から約4km進んだ光井地区のほうに市役所・郵便局・警察署などが集中しています。
鉄道で訪れるとなるとこの距離感は困ってしまいますが自転車なら問題ありません。


そんなわけで20時前と早めですが本日のお宿、ホテル光ヒルズへ。
ソフトバンクの白戸次郎が光へ行くCMでも出てきたホテルです。
ウェルカムドリンクがアルコールありなのがやるなぁと思いました。コークハイを頂きました。


晩飯はコンビニで調達。体が米と肉と冷たい麺類と甘未を欲している…


山口エリアのセブンイレブンでは限定のおにぎりが売っています。
山賊むすびは売っていませんでしたがシリーズの海賊むすび&しそわかめとつぼ漬けをゲット。
コンビニ飯でも意外とご当地商品を扱ってくれていたりするの嬉しくなっちゃいます。


この日の移動は約125km。まだまだ山口県は続きます。

つづく。


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