motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

山形から杜の都へ

2019-11-26 22:08:22 | 旅行
新潟・庄内DCを目的にした今回の旅行ですが、3日目以降はその地を離れ関東に向かいます。
折角東に向かうなら関東もついでに寄りたいですからね。


泊まった快活Clubでは朝食無料バイキングが実施されていました。
昔から各店舗で実施されている無料朝食でも全然いいんですが、自分の好きな量ポテイトを食べられるのはうれしいですね。
食パンが飛び出るタイプのトースターも用意されていてなかなかよかったです。


宿を出発。


途中の踏切で羽越本線秋田方面からやって来る列車を撮影。東北に来たんだなぁという実感がわいてくる車両です。



途中で見かけたこちらの建物、恐らくは酒田駅の車庫に併設された鉄道関係の建物かと思われますが今は使っていないのか蔦が這っていました。
綺麗に晴れた空に紅葉のもじゃハウス。通り過ぎてしまいそうなところでしたが思わず立ち止まって写真に収めていました。


気動車の新旧交代がそろそろ始まりそうな酒田駅の車庫を見つつ


本日乗るのは陸羽西線、奥の細道最上川ラインという愛称がついています。


3時間に1本程度の運転本数しかないのですが、始発駅酒田を出るときの混雑率はこの程度。大丈夫か…?


余目までの区間は羽越本線を走行します。
東酒田の辺りからは綺麗な鳥海山を眺めることができました。これはいい。




陸羽西線に入ると風力発電の風車が出てきたりします。これもこれでいいですね。


付近の山も秋でそろそろ紅葉がいい具合、車内から眺めるだけでもとても綺麗でした。

乗っていて思ったのですが、3時間に1本程度のローカル線なのに80km/h程度の速度を軽々と出してくれるのには驚きました。
これが西日本区間なら15km/hの所謂「必殺徐行」を随所にかましながらちんたらと走るので意外だなぁと感じました。


車内では、昨日ぽんしゅ館で買っておいた酒チョコケーキを食べました。
お土産用の箱だけでなく小売りもしてくれているのが助かります。

ほんのりと香る日本酒の風味がチョコレートとマッチして大変おいしかったです。
アルコール自体は飛んでいるので年齢制限もなく幅広く楽しんでいただける商品なんじゃないかなぁと思います。




しばらく進むと、霧が出てきました。あっという間に車窓は真っ白に。
山間の地形故に霧の発生頻度も高いのでしょうか。


そんな感じで終点の新庄駅へ。
何度見ても、この空と一体化したガラス張りの駅舎は素晴らしいなぁと感じます。


この日の朝ごはんが快活Clubだけというのはちょっと物足りないなぁと感じ、新庄駅併設のゆめりあで購入してきました。
駅弁を買おうと思っていたのですが、それより小ぶりで面白そうなものを見つけましたのでこちらにしました。
山菜コシアブラを使ったおにぎりをメインとしたお弁当と、ポリ茶瓶で販売の黒豆茶。
ポリ茶瓶についてはその場でお湯を入れていただくことができました。これは旅情があっていいですね。

山菜って謎のハードルがあったんですが食べてみると甘みが強くておいしくペロッと食べられました。
黒豆茶についてはお茶としてはもちろん、飲み終わった後に程よく湯だった黒豆を食べられるということで2度おいしいと書かれていました。
本当であればちょっと塩を振った方がおいしく豆を食べられるのかもですが、まあそんな都合よく塩なんて持ってません、そのままいただきました。

奥の細道ゆかりの陸羽西線/東線、「塩持ってない?」と来ればギャグマンガ日和が浮かびましたが塩持ってない?は聖徳太子でしたね。
松尾芭蕉も聖徳太子も、ついでにハリス辺りもあれのせいで変なイメージがついちゃってるって人意外と多いと私は思ってます。




新庄からは実は初乗車の山形新幹線つばさ号。銀色に緑帯のイメージだったんですがそういえば紫色になったんでしたね。






山形新幹線の新庄延伸20thということで、各所にPRの"のれん"が掲げられているのが面白かったです。
「乗るべ、温泉新幹線。」なかなか変わったキャッチコピーですが、東京と温泉地を直結する新幹線ってたしかに山形新幹線が初なのかもしれませんね。
熱海をどうとらえるか、に寄りますが…(笑)


在来線高さのホームに発着しているので入口には結構な段差があります。
在来線規格に合わせるために裾部を絞った断面形状もこの角度だとよくわかります。




山形に到着。きてけろくんがここでもお出迎えしてくれました。


新幹線はラッチが隔てられた専用ホームからの発着ですが構造的には在来線ホームとそこまで大きくは変わりません。
向かいの在来線ホームに移動し新庄行のつばさ号を撮影。やっぱまだ見慣れぬ塗装。


その他、ホームにはED75が止まっていました。国鉄形電機が今でも綺麗な状態で活躍しているってのはいいものだなぁと感じます。
交流専用なので交直流対応のEF81のほうが上位互換になるんじゃないかなぁとか思いますが彼ならではの強みとかがあるんでしょうか?
車体長が短く重量が抑えられることとかで本線級機関車が入れない条件の路線でも走行できる、とかですかね?


列車の待ち時間40分ほどで山形駅前を散策してきましたがこれといったものはなく。
山形~北山形の間の線路ギリギリに残る城址とか行ってみたいなぁと思うんですがそれには時間が足りませんでした。




駅から徒歩10分ほどのところにある模型店の看板が昭和を残していてエモさを感じた、くらいですかね。


仙山線に乗車し、杜の都仙台へ。
色んな自治体が吸収合併された結果、県庁所在地の2都市間を直接結び且つその2都市間のみで完結する唯一の路線となっています。
また、日本で初めて交流電化がなされた路線ということで地味な存在ながら案外すごい路線だったりします。


沿線には山寺、作並などの観光地を要しているためこれらの駅で下車し紅葉を見に行く観光客の方も多数みられました。


愛子を過ぎたあたりからは仙台の都市鉄道の色が強くなり、車内は結構な混雑を見せます。
東北福祉大前から学生さんの乗車が追加され仙台駅までは昼の列車なのに結構な立ち客でした。


終点の仙台駅に到着。


同じE721系でも仙台空港アクセス線仕様は異なる塗装。これはこれで引き締まってかっこいいなぁと感じます。


仙台駅、この駅舎素敵。サイコロ振りそうな画角。






毎度おなじみ、宮城交通バスを撮りに行きます。
今では名古屋民ではないですが、やっぱり名鉄バス塗装はなじみがあります。




仙台駅で見ていると、新型エルガが多いように感じました。


実は今でもやっている鉄道小荷物の生き残り、レールゴーサービス。
一度利用してみたいなぁとか思うのですが東京に荷物を送る必要がないんですよね…


仙台駅のそば、杜
ハムカツそばが売り出し中でした。かなり分厚くてこれは美味しかったです。






仙台駅構内にはこんなパネル展示がされていました。


特に気になったのが先程乗ってきた仙山線について。
交流電化が実験される20年前、1937年の開業時から長大トンネルを含み煤煙被害が予想されたという理由から作並~山寺については直流にて電化済みでした。
その区間を開業時より牽引していたED14形、この機関車については直流専用機です。

通常であれば本数が多い区間から電化されるところ、そういった事情からそんなに列車本数が多くないのに電化されていた区間。
本数が多くないため試験列車をねじ込めるという事情だけでなく、直流電化区間と隣接しているため交直流切替試験ができること、勾配区間を含み性能試験にも適していることなどから仙山線が選ばれたということだそうです。
これが少し前まで払い下げ先の近江鉄道彦根駅に保存されていたんですが、残念ながら解体されてしまいました。




仙台からは利府行に乗車し




岩切駅で乗り換えて利府支線へ。




現在の東北本線から外れ利府支線に入るとすぐに新幹線車両センターと並んで走るようになるため新幹線が並んでいるのが近くで見られます。
列車の走行速度が速くてなかなか写すのは難しいんですが。






利府駅に到着。
意外と降車客が多く確かにこれは東北本線を新線にしても支線として残るわと実感できました。


ここでも名鉄バスの車両が、やっぱり新型エルガがたくさん。


利府駅から歩いて目的地へ。
周辺には新しい戸建て住宅と整備中の公園がたくさんありました。
仙台近傍の住宅地として開発が進んでいるのでしょうか、すぐ近くにはイオンモールが増床されるとのことでそこの工事も進んでいました。


着いたのがこの一般人が立ち入れなさそうな場所。




こんな入口ですが受付をすれば無料で内部の見学ができます。


展示の内容は比較的地味かと思いますが、実は貴重な車両が展示されています。
STAR21の個人的にびみょいなと思う側がこちらに展示されています。


新幹線総合車両センターと違ってすぐ近くまで行くことはできませんが、同じく貴重な新幹線車両が保存されている米原の鉄道総研。
ここにSTAR21の逆向きの先頭車が保存されています。個人的にはこっちの先頭車の方が好きですね。
この画像で左に止まっている300Xもシュッとした形状が米原にあるのに対し、JR東海の威信をかけたリニア鉄道館には反対側のずんぐりした車両が保存されています。


先頭車側面には車両のロゴとタイムレコード、さらにその下には電気学会電気学術振興賞の輝かしい記録がされています。


左隣に展示されているのは東北新幹線開業時に用意された200系新幹線。
0形顔だから設計そのまま、とはいかず雪国を走行するための特殊装備を備えています。
大宮の鉄道博物館に保存されているものは、山形新幹線の400形と速やかに連結・開放をさせるための装備がされていますがこちらはそういった装備のない車両。

今回の旅行で「飲んじゃった」故にパスした新津鉄道資料館には最晩年のリニューアル工事施工後にリバイバル塗装がされた姿で展示がされています。
比較する意味で行きたかったのですが、また今度の楽しみにしておきましょう。


STAR21の手前に展示されている車両、この車両のみ中にも入れます。
新幹線を見に来たちびっこはこれも200系だと思うに違いありません。むしろ違いに気付いてしまったら手遅れです。


この車両は200系を作る前に製造された試作の新幹線車両。
200系との区別としてはスカートのラインが直線ではなくやや上に上がっている(ボルト止めのラインと一致していない)ことでしょうか。
説明の看板にある通り、全国を走ることができるように設計された車両で東海道新幹線、東北新幹線の両方を走行した数少ない車両となっています。
この車両の他には、まだドクターイエローが登場する前の被牽引型軌道検測車があるくらいなので純粋な新幹線車両としては唯一といっていいと思います。


前面のスノープラウには東海道新幹線で走っていたころの青色が見えています。
てっきり東北新幹線で試験を行う際に上から塗ったんだと思っていましたが、この車両自体は引退までずっと青色を纏っていたみたいで展示されるときに何故か緑に塗られたようです。
劣化が原因ですが、往時の青色が垣間見れるというのも面白いところです。

試験車両ということで各車両で特殊な構造をしていたみたいで、車体強度と振動の関係を調べるため大穴を開け各種補強材を比較できるようにした車両や、日本全国を走り長時間走行することとなる予定であったため用意された食堂車、寝台車などを連結していたそうです。
営業列車では実現しなかった新幹線寝台車という唯一の存在、見てみたかったなぁと思うところです。




これら新幹線車両以外にも保存車両はあるのですが、維持が難しいようで半ば野ざらしの状態で立ち入り禁止となっています。
近付くことができないのが惜しいですが眺めることができるのがまだ救いといえるかもしれません。
奥に見えるのは仙山線の交流電化のさいに製造されたED45(改番しED90)ですね。近くで見てみたかった…

と今調べながら記事を書いているんですが、利府駅の北へ700mほど行ったところにある森郷児童公園というところに保存されていたんですね今知りました。
ちょうど東北本線級ルート上に保存されているようですし、ああ行きそびれた…


車内に入ると、外見とは似つかわしくない真新しい座席が並びます。


グレーの方はE5系、黄色の方はE6系の普通車座席ですね。
E5系は2+3配置、E6系は在来線規格で2+2配置なのでもしかしてE6の方が広いんじゃないかなぁと思っていましたが、こうして並んでいるのを見ると幅はほぼ同じみたいですね。
E6系の方が2年ほど新しいためか顔に当たる位置の淵がせりあがっているスタイルになっています。

座席の種類とは関係ないですが、新幹線規格の車両に2+2の座席を並べるとかなり広く感じますね。
逆に言えばこれが普通の通路幅に感じるほど在来線規格は車体幅が狭まっているということが実感できます。

新しい座席が8人分ずつ並んでいる後ろには、原型そのままと思われる転換クロスシートの座席が並んでいました。
但しこちらも2+2配置のためずっと通路が広くなっています。




もう1両の方は会議室みたいな感じになっていました。


普通の会議室かと思ったら座席のモケットが新幹線仕様です。これ欲しい。




運転台にも上がることができます。見た感じ構造は0系新幹線などと同じ配置っぽい気がします。


運転台下部にある窓からはだんご鼻の内部が覗けます。
普通の0系にもここに繋がる扉はあるのですが内部が見える窓はありません(たぶん全車そうだと思います)
試験車両ゆえに見えるようにしてあるのでしょうか?

0系新幹線などでは緊急時にしか連結器を使用しないことから鼻の部分に非常用連結器を備えているのですが、この車両では普通の車両と同じくスカート部に連結器があるため鼻の内部は空洞。
床下に機器がたくさんあって、鼻の中は空いているということで普段使わない連結器はここに置いておこうと0系新幹線は設計されたんだと思います。
それに対してこの車両は増解結を前提とした…んですかね?


車庫を見る側の先頭車が見れるのはこの位置まで、お顔はギリ見えないくらいです。




建物内に入りPRコーナーも見ていくことにします。




各新幹線の登場時のポスターや


記念デザインの"鼻"などが見られます。








その他の記念プレートや試作模型、鉄道模型ジオラマやプラレールコーナーなどが並んでいました。


そんな感じで一通り見てきました。展示物は少なめですがここでしかお目にかかれない車両があるので少し下調べをしてからくると楽しい施設かと思います。


帰りは逆方向に歩いていきます。
途中には、新幹線車両基地のための広大な用地を提供してくれて本当にありがとうという感じの石碑が立っていました。


先ほどの入口から延々と長く続く車両基地。
この間話題になったあれではないですが、ここは基地全体のレベルが高く設定されていて2階相当の位置に線路が敷かれているみたいです。
床下の検査なども行う都合から全体的に嵩上げしておいたほうが都合がいい、ということがあるのかもですが。




少し歩いた先、道路沿いにあるこちらが新利府駅入口。
一般人の利用を想定していなさそうな、新幹線総合車両センターの関係者が利用できればそれでいい感じの気づきにくい位置にあります。


外から見るとこんな感じ、新幹線総合車両センターの建物がすぐ背後に迫っています。




関係者以外立入禁止と言われてもおかしくなさそうな入り口の雰囲気。


ホームへ続く道は両側が鉄柵で大変ものものしい雰囲気となっています。




ホーム上は簡易IC改札機と乗車駅証明書が立つのみで利用客数は少なそうです。


新利府駅から岩切行の電車に乗り、乗り継いで仙台へ戻りました。


後半へ続く。


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日本海美食旅(2日目)

2019-11-23 17:46:17 | 旅行

昨日新潟駅に到着し一瞬で折り返して長岡に宿泊したところからの続きです。




長岡ステーションホテルで私が泊まった部屋は駅前道路の方を向いていたのですが、駅前ホテルであるが故に部屋の希望を出せばトレインビューを楽しむこともできるみたいです。
SwarmのTIPによると、8階の線路側811,812などであれば新幹線ホームが綺麗に見渡せるみたいです。
知らんかった悔しい…というのと同時に、夜遅くチェックインしたのと朝は8時ごろまで寝ていたのもあって変わんないさという気もします。




長岡駅には越後湯沢駅で大人気になったぽんしゅ館が入っています。朝8時ではまだ開いていませんが。


反対側の駅舎は国鉄の頃の雰囲気を感じる書体でした。


長岡特有のものではないですが、駅にあるUCCカフェプラザでモーニングを頂くことにしました。
自分が見たことないだけで関東とかで展開しているんだろうなぁと思っていましたが調べてみたら全国に点在する形で17店を持っているみたいです、結構少ない。

UCCの展開するコーヒーチェーンは上島珈琲店が大多数のようで、こちらの方が有名かと思います。
ブランドの違いですが、上島珈琲店はネルドリップという布製フィルターで抽出するのに対してUCCカフェプラザはサイフォン抽出するのが特徴のようです。
一般的なコーヒーチェーンの紙製フィルターによるベーパードリップに比べコストのかかるネルドリップでもかなり美味しいらしいのですが、やっぱり見た目も美しいサイフォンコーヒーはいいですよねぇ。
どうやらドリップ式より香りが強く出るというメリットがあるそうですがそこまではよくわかりませんでした。おいしかった。




美味しいコーヒーを頂いた後、長岡駅新幹線ホームへ。
昨日夜にわざわざ長岡に戻ってきたのは、らくらくトレインに乗ってみたかったというのもありますがメインはこちら。
世界最速芸術鑑賞、現美新幹線です。


長岡花火を描いた鮮やかな車体






車内は車両によって大きく内装が異なりますが、自由席車両はすべて片側のみの窓配置。
鏡張りの車両にソファーが並ぶ不思議な光景です。




編成の中にはカフェと子供向けのプラレール遊びができるコーナーもあります。




私が一番好きだなと思ったのが切り絵を重ねたような立体作品の展示。
電球色に照らされた柔らかな感じがひらひら動くのが素敵だなと思いました。


自由席のソファー席にも一応席番は付与されているみたいです。
ここもなかなかデザイン的で素敵。壁紙はざらざらとした塗り方になっていました。


新幹線は速いですね、一瞬で新潟駅に到着。
ただ、見所が多すぎて時間が足りないという感じではなく割とすぐ見終わっちゃうと思うのでこれくらいの乗車時間がちょうどいいのかもしれません。




黒塗りの新幹線、写真に収めるとなると結構苦労します。
カフェのある車両は乗降扉を除いて両側すべての窓が埋められているためかなり独特なサイドビューをしています。


隣のホームには、北陸新幹線の災害で図らずも延命となったE4Max。
この新幹線かっこよくて個人的に好きなんですが、使いづらく速度が出せない車両なんですよね…




万代口の新潟駅舎、国鉄の雰囲気が色濃く残っていますがこちらもあと数年で建て替えられてしまうのでしょうか?


BRTを見たりしながら万代シティバスセンターまで歩きました。




お目当てはバスセンターのカレー。小サイズもありましたが並にしました。

カレーとしてはかなり黄色い色をしているのが特徴です。
新潟県民に愛されるB級グルメとしてケンミンショーみたいな番組でも取り上げられた有名店だったりするので結構楽しみにしていました。

食べてみましたが、こいつ見た目に反して結構辛いんですね。
甘口至上主義の私にはちょっと刺激が強すぎました。辛い、辛い。
個人的には思ってたんと違う、辛すぎる…となりましたがあくまで私の感想なので、我こそはという方はぜひ食べに行ってみてください。


カレーを食べてから大急ぎで新潟駅まで戻ります。食後ランニングはきつい…
新潟駅についてから次の列車まで58分、写真撮影や食事時間を考えるとこの時間で万代シティへ行くのはかなりカツカツだったと思います。
外観を撮る間もなく3分前に乗車、ただ先行列車が安全装置誤作動を起こしたようで発車は5分ほど遅れました。


DC期間中に訪れるメリットの一つが駅員さんなどの歓迎ですよね。
期間終了後も根付いていく観光列車は多いものの、やっぱり登場すぐの時期は賑わいが違いますね。


新潟駅を注意信号で出発しましたが直後に止まってしまいました。
向かいの電車が撮影できたのでまあ良しとします。

たぶん累計13分くらい遅れで運転再開。急ぐ旅ではないので長く乗れるならOKです。


人気の観光列車海里も乗れるなんて思っておらず、旅程を立て始めたころには1か月前発売日を過ぎて満席になっていました。
こちらも越後紅葉ライトアップ号と同じくキャンセルが出ないかなぁとえきねっとを定期的に見ていたところ、途中の村上までの区間であれば空席が出ていたので確保することとしました。

この観光列車の目玉である笹川流れの景色は村上より北なのでその区間乗れないのはなんかアレですが、1時間近く新型車両に乗れるというだけで満足です。

一緒に写っているきっぷは今回使用している「えちごツーデーパス」
旅程を練る時一切考えていなかったのですが新潟地区に滞在する最初2日間がちょうどこのきっぷの使える土日であったためとても助かりました。
最初はこんなもの知らなかったので、長岡行って村上行ってと往復するごとに乗車券代が嵩むなぁと考えておりました。




海里の私の席は2号車にある4人ボックスのコンパートメント席。
えきねっとで取るときはまったく気にしていませんでした、B室なんて表記がつくんですね。
廊下から見る雰囲気がやたらかっこいい車両です。

てっきりこの車両は旅行商品限定なのかと思っていましたが、ここではなく4号車のほうだそうです。
旅行商品のほうはパーテーションの低い4人ボックス席になっていて食事サービスが提供されるみたいです。






3号車は売店を備えたフリースペース。記念スタンプなどもここにあります。
座席はありませんが窓側を向いたカウンターがありここで飲食をすることなどできます。

ここでは海里グッズの類のほか日本酒や鮭など越乃Shu*Kuraなどで提供されているものも売っているようです。
前のお客さんが鮭を購入されていましたがとても美味しそうでした。買えばよかったかなぁ…
私は日本酒がそんなに得意じゃない(と思っている)ので結局躊躇ってしまいました。


海里のデザインになった限定缶の黒ラベルが売っていました。
買っただけでこの場では飲まずお持ち帰りにしました、この後自転車に乗る予定がありますので。


代わりにリンゴジュースを購入しました。
ちょっと高いけど確実においしい山形代表。濃ゆい。


なんか空いているボックス席を見つけたので撮影、直前にキャンセルされたんですかね?
扉はなくあくまで開放座席ですが個室に近い雰囲気を出しています。
また、この座面は動かすことができるらしく足元の部分までモケットを引き出して足を延ばせるフルフラットにすることもできます。
小さなお子様連れの家族とかなら結構助かる設備なんじゃないかなぁと思いました。




村上駅で下車、遅れていたので村上駅で時刻通りの普通列車と行き違いをしました。
本来は20分ほど滞在ののち普通列車に乗り換えられるはずでしたが遅れていたため乗り換えることはできませんでした。まあ1本後でも支障はありません。






長野地区で走るリゾートビューふるさとなどと同じHB-E300ですがライト配置と塗装が異なるだけでだいぶ印象が変わるもんですね。
ホーム上の松がいい感じです。


ホーム屋根には多くの鯉のぼり…ではなく鮭が。
国鉄時代からありそうな「歓迎」の看板がLED式の新しいものになって引き継がれているのがいいですね。




駅前はこんな雰囲気、正面のコンクリの建物がどことなく亀山駅っぽさを感じました。


駅前に立っていた石碑、唱歌「汽車」。作曲家さんが村上の出身だそうです。
この曲流れると旅って雰囲気になりますよね。




鮭の町として有名な村上ですが、駅前にはこれといったものがなく
乗る予定の新潟行き電車がやってきたので撮影、早めに乗り込むことにします。




やたらと入線が遅いなと思っていたら、酒田方面の気動車列車と縦列停車をしていたんですね。
村上駅で普通列車の運行系統は切られていて、これより北で交直セクションを超える列車には気動車が用いられています。
特急列車には硬直両用の車両が用いられていますが、普通列車にはそんな金はねぇとばかりに気動車です。


駅の裏手には木が生い茂っています。防雪のための鉄道林というやつかと思われます。
日本海側の町なので吹雪への対策は万全のようです。


さて、ここから羽越本線を西へ戻ります。
フリーきっぷもありますし、まだ行きたいところがあります。

元々この日のメインは新潟観光と新津の鉄道資料館巡りの予定でした。
ただ、予想外に新型観光列車海里が取れたのでそっち優先で行くことにしたわけです。
でもまだ時間はあるので村上の後は新津へ行くことに決めていました。

新津鉄道資料館は駅からちょっと離れているんですが、新津駅で無料のレンタサイクルがあるのでそれを借りれば快適に行くことができるそうです。
このために海里でものんべえせずに来たわけです。自転車でも飲酒運転はできませんからね。
ついでに新津駅の反対側へちょっと行ったところのショッピングモールでみかづきのイタリアンを食べるんですよ、楽しみ。


おなかがすいたので村上駅で軽くご飯を仕入れてから乗ることとしました。
E129系はボックスシートがあるので旅行気分が崩れなくていいもんですね、比較的空いていてボックスシートを独り占め出来たのもよかったです。

村上駅にはNewDaysが入っていて食糧調達には困りません。
買ったのは村上牛のおにぎりと村上名物の鮭を使った鮭とば、そしてお水[要出典]です。


鮭とばによく合うと思われる300mlの手頃なサイズのお水。
上善如水(じょうぜんみずのごとし)という名の通り水のように清らかで飲みやすい、初心者にもお勧めできるおいしい日本酒です。




飲んじゃった。


日常の中村先生のボイスで見事に脳内再生されました。あちゃー。
自転車に乗ることなんかすっかり忘れて上善如水を飲んでました。これがおいしい。
日本酒って苦手意識ありましたが新潟に来たんだから飲んでみようかなぁと思ったわけです。

そんなわけで上善如水うまいなぁと飲んで、新津は今度でいいやと新潟まで乗り続けることとしました。




新潟駅に着くとちょうど昨日乗った越後紅葉ライトアップ号が止まっていました。


こちらは昨日あまり紹介できなかった新幹線といなほ号を乗り換えるための専用改札。
うまいこと接続できる時間以外は改札機が閉じた状態に設定されているようです。


新しい新潟駅ですごいなと思ったのがこの停車位置目標。


H鋼材の空いたスペースに木材をはめ込んで温かみを演出しているのはちょっと驚きました。
怪我防止が主な目的なのかもしれませんが、そこに木材を使うのはなかなか素敵だなと。


逆光気味な感じですが越後紅葉ライトアップ号を撮影。
暗いところだと"きらきら"模様がよく見えるんですね。


発車時の様子を撮影。一般発売列車としては最後の運用です。
定置型ジョイフルトレインの先駆けともいえる存在だったんじゃないかなぁと思いますが、引退とは寂しいものです。


新潟駅は今回の旅行で訪れる前に2度来たことがありますが、万代口だけ見て満足していた気がします。
こっちは鳥屋野口というんですかねたしか。


駅から最寄りのみかづきは万代シティみたいなんですが、午前中に行ったので別の街を歩こうと思いとやの店へ向かいました。


ショッピングセンターの一角に入っています。
新潟のB級グルメ、イタリアン。これが楽しみで徒歩15分くらい来たわけです。
店の雰囲気的にはスガキヤに近いものを感じます。
ショッピングセンターの一角で低価格でやってる感じ、15時ごろはソフトクリーム屋さんになる感じなど同じ空気を感じました。


こちらがお目当てのイタリアン。単品340円セット+180円という低価格がうれしいです。
ただ、見た目がいわゆるイタリアンとは異なっています。
これが新潟名物イタリアンの特徴、焼きそばの上にミートソースをかけて生姜を添えた和風なイタリアン(?)です。

本当に合うのか心配でしたが、これがとても美味しい。たまに生姜が入るのが飽きさせなくてこれもいい。
セットのポテトも決してケチった量じゃなく食べごたえがあります。

新潟駅の近くすぐにお店がないのが難点ですが、これはぜひとも食べに売るべきだと思います。
みかづきは新潟市のみの展開でスガキヤみたいな大量の店舗を持っていないので狙って食べに行く必要がありますが、それもご当地グルメの良さだと思います。
また、長岡市ではフレンドという似た雰囲気の別チェーンが新潟イタリアンを提供しているみたいです。次はそことの食べ比べ模してみたいです。


帰りはバスで新潟駅に戻ってきました。
工事中の新潟駅。地上ホームが見られるのもあと僅かでしょうか。




新潟駅直結のCoCoLoの中にはもう一つ楽しみにしていた施設があります。
今朝長岡でも見かけたぽんしゅ館という日本酒のテーマパークです。


お酒がメインですがその他新潟の名産品も広く取り揃えており、醤油の試飲などもありました。


さて、ここがぽんしゅ館名物の利き酒番所。人間をだめにする素敵なところです。
元々日本酒への苦手意識があっていくか迷っていたのですが、村上からの帰りに呑んじゃった上善如水でハードルがぐっと下がっておるわけです。




500円を支払って入場すると、おちょことメダルが5枚もらえます。


お酒のおつまみとして各地の塩と味噌もあるので美味しく呑めます。


ずらーっと並んだ銘柄の中から気になるものをチョイスして呑むわけです。
よくわからなかったのですが、軽⇔重 すいすい⇔じっくり といった表記があるので参考にしつつ選びました。
弥彦酒造(弥彦市) こしのはくせつ
中川酒造(長岡市) 越乃白雁
玉川酒造(魚沼市) 越乃雪蔵
新潟銘醸(小千谷市) 越の寒中梅
津南醸造(津南町) 雪美人
色んな自治体のものを選ぼうと思ってこの5つを呑んできました。弥彦とか津南とか駅名として知ってるとこだとあの辺かーとなっていいですね。

こうして並べてみて思いましたが、やっぱり新潟のお酒の銘柄は「越乃」という単語が使われることが多いんですね。4/5がそうです。
越国(こしのくに)というのは山形県庄内地方から新潟・富山・石川・福井県嶺北地方までの範囲にあった昔の区分。
今回のDCでも新潟県だけでなく山形県庄内を含んでいるのは昔から地域的なつながりが深かったということが関係している気がします。
その後の令制国の区分で越前・越中・能登・加賀・越前と分けられたことで今でも越国の名残を伝えています。


「越乃」といえば鉄道オタクの皆様は万葉線の終点「越ノ潟」が浮かぶかもしれません。
これも越国に位置していた潟湖である放生津潟が由来だということなので意味としては同じみたいです。
鳥屋野潟などを持つ新潟を差し置いて越ノ潟を名乗るとはなかなか勇気があるなぁなんて思いますが


存分に新潟の色を堪能した頃には日が暮れていました。
ここから北へ移動を開始します。


新潟駅から坂田まで向かう特急いなほ号、今回はハマナス色でした。

特急に乗る前になんとしてでも仕入れておきたかった新潟駅のたれカツ重の駅弁。
ただ、夕方になったことで多くの駅弁屋で品切れを起こしていました。

しょうがないので入場券を買って新幹線ホームも走り回ってきました。
駅改札外、在来線コンコース階、新幹線コンコース階、新幹線ホーム階と見に行きましたがすべて売り切れ…
いなほの発車時刻も近づいてきたので諦めて乗り込むこととしました。

と思っていたんですがいなほホームにも売店ってあるんですね、最後の最後でゲットすることができました。




新潟名物たれかつを使った駅弁。
醤油味のものが多いそうなのですがこの駅弁は味噌だれでした、これもうまい。


日が暮れているため綺麗な笹川流れの景色などは一切見られませんでしたが、その代わりにデッドセクションで車内の明かりが消える様子を堪能することができました。
また、この車両のデッキに繋がる扉は電動なのでセクション通過時には動かなくなるという放送も事前にされていました。






あつみ温泉まで乗車。


鼠ヶ関を越えもうここは山形県。
2013年の山形DCのときに誕生したキャラクター「きてけろくん」がお出迎えしてくれます。


すっかり夜、18:50のあつみ温泉駅。ここから片道25分歩いてあつみ温泉へ向かいます。

ただ、私の鞄の中には開始2日目ですでにかなりの量のお土産(かなりの量が自分用)が入っています。
ビールに日本酒にという感じで飲料をたくさん買っているわけで、とてつもなく重い…
少しばかりお金を払ってでもコインロッカーに預けたいところです。


知恵袋さんを見て諦めました。背負って歩こう。


かなり暗い道ですが単純で迷うことはないですし、ほぼ全区間で歩道が設けられているので歩きやすかったです。
ただ、風が強く寒い。とても寒い。




あつみ温泉 高見屋別邸久遠さんで日帰り入浴
時間は20時まで、600円で入浴できます。

温泉は透明でそんなにぬめり等を感じませんでしたが、寒い中歩いてきた後の温泉はやっぱり染み渡ります。
開湯1000年以上の歴史を持つあつみ温泉、一度来てみたかったんですよね。


ゆったりお湯につかった後、また25分かけて駅に戻りました。
帰りは風が止んでいたのでまだ歩きやすかったです。


夜のあつみ温泉駅、ホームの鉄骨が物々しくていい雰囲気です。
雪国らしく長いホームの端まで屋根がちゃんと続いているのが印象的。


この駅からは贅沢にもグリーン車に乗車します。






闇の中からやってきたのは標準塗装のいなほ号。
グリーン車からは5名の方が降りてこられました。




意外なことにあつみ温泉からは私一人の貸切になりました。やったぜ。


大変豪華な座席が並ぶことで有名ないなほ号グリーン車。


もともとは全車普通車のモノクラス特急として運行していたフレッシュひたちをいなほ号に転用する際にグリーン車を改造によって生み出しました。
その際、2+2列を2+1列にしただけでなく、前後のシートピッチも広くしています。
元々は窓1つに対し座席を2つ配していたのですが半分に減らしているということで、シートピッチは単純計算で倍になっています。
ただ、広すぎる故か仕切りが設けられているので足を延ばすとちょっと当たるかなぁというくらいです。全く窮屈ではありませんが。


席番のプレートが改められた跡がくっきりと残っていました。


とても快適な座席を貸切できるということで大変に満足でした。
ただ、1つ思ったのがこの可動式の枕ですね。
画像で見てわかる通り上下に動く仕掛けなのですが、布の面による摩擦だけで保持されているのでするするっと落ちていきます。
北陸新幹線などで採用されているようなファスナー式のものであれば任意の位置で保持できるんだと思いますが、これだけはうーんとおもいました。

そういう点はあるもののやっぱり快適でした。在来線特急座席の中ではかなり上位に位置する居住性ではないでしょうか?
検札に来た車掌さんに「車内温度は暑くないですか?お好きな温度にできますよw」なんて声をかけてもらえるのも貸切ならでは。
車内の雰囲気や座り心地を考えると、個人的にはにちりん号で乗ったDXグリーン車よりも快適でした。


あつみ温泉 高見屋別邸久遠さんで風呂上がりに自販機で見つけたご当地飲料「やまがたパインサイダー」を飲みます。
お酒もいいですがこういうご当地飲料ってのはいろんな発見があっていいですよね。美味しかったです。


乗車時間が40分と比較的短いのがもったいないと思いました、もっと乗っていたい。
ただ、新潟から乗って他の方がいる状況より短い区間でも貸切で悠々出来るほうがやっぱり楽しめたと思いますしよかったと思いました。


夜21時を過ぎた酒田駅から




酒田港線の貨物列車入換を見たりしながら、本日のお宿へ。
寒空の下約30分の徒歩です。そこまでしていく場所なのか?駅前のホテルを取った方がコストパフォーマンスはよかったのではないかなどと思いながら歩いていきます。


空にはもうすぐ満月なお月様が明るく照っています。
薄雲がかかった空に明るい月が照ることで発生するという、月にリングが現れる現象である月暈(つきがさ/げつうん)という現象が見られました。

珍しい現象で幸せの前兆ともいわれている現象だそうで、そんなものを見ることができたということは今後の旅程が期待できます。


今夜のお宿、快活Club酒田店に到着しました。


ここで荷物を減らす意味でも、北陸新幹線の車内販売でグランアグリを買った際にお勧めいただいたフェア限定商品である山形いも煮らすくを食べます。
折角快活Clubに来ているので、ドリンクバーでジンジャエールと味噌汁を用意してきて一緒に食べることとしました。

とはいえこの芋煮とラスクという出会い、ガリガリ君ナポリタン的なやばみを感じてしまいます。
新幹線の車内販売に選ばれるということなのでそこまでぶっ飛んだ品ではないんだと思いますが…

封を開けるとふわっと香る醤油とねぎの香り、おぉ。
中身は確かにフランスパンでラスクなんですが、ねぎと醤油をメインにした味にお肉の出汁、ゴボウなどの香りを加えた美味しい味付けになっています。
これがなかなかやめられない止まらない、おやつというより酒のつまみにいい味ですね。
ペロッと1袋食べてしまいました。これはお土産用にまた買いたいなぁ。

ただ、帰りは北陸新幹線には乗りません。山形駅あたりで買えますかね…?
ほんとにこれは美味しいと思いました。おすすめ。

ということでこの日はこの辺で寝ることとしました。


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シキ800展示を見に京都鉄道博物館へ

2019-11-23 00:19:51 | 日記
新潟へお出かけに行った記事が全然途中ですが、話題がフレッシュなうちに京都鉄道博物館に行ってきた件について書こうと思います。
もちろん旅行に関するまとめも日を追うごとに忘れていってしまうので早くまとめるべきなんですが…

京都鉄道博物館は確か3回目か4回目くらいなので、今回は期間限定の展示品3つを中心に紹介していこうと思います。






まずは本館の建物入ってすぐに置かれているこちら、期間限定で白山色にラッピングされている489系。
10月から実施されており、来年1月までの期間限定の後継となっています。

隣にある583系と489形のどちらか人気投票の票数が多かった方をを往年の塗装にラッピングするという面白い企画が実施されておりその一環でこうなっています。
惜しくも敗れた583系は紫色で暗かったシュプール色。きたぐに最晩年の塗装ならもう少し票が集まった気がしますがなんでまたこんなチョイスを…

若いころの大泉さんが一人だけ寝台を与えられず座席で夜を明かしたことで藩士にはおなじみのあの塗装です。
そういえばですが、水曜どうでしょうのサイコロ企画って懐かしい鉄道の資料としては結構貴重でそこも見入ってしまいますよね。




さて、私が今回楽しみにしていたのがこちら。
国鉄・JRを通して出力最大のマンモス機関車EF200と、特大変圧器輸送のための貨車である大物車シキ800です。


まずこちらがEF200。製造数が少ないのも影響したとは思われますが全機引退したというのが未だに受け入れられないです。
未だに本線をEF66が走り回る中、少数形式故に早々と引退した悲運の機関車。
INVERTER HIGH-TECH LOCOと書かれた初期塗装の方が好きですがこの塗装になってもなおかっこいいなぁと思います。


今思えば2017年夏に撮ったこの写真がいい記録になりました。
東海道本線の優等貨物列車、福山通運貸切運行の52レ,53レが所定EF210のところ連日のようにEF200で代走していた頃が最後の花形運用だったんじゃないかなぁと思います。
ただ、何であの時こんな適当な写真しか取らなかったんだ、ちゃんと狙って撮りに行くべきだったなぁとも思うものです…






そしてこちらは日本通運が所有する大物車、シキ800形。
2つのユニットの間にスペーサーを組み込むことで大形変圧器を挟んで運ぶ凄いやつ。
大昔に名古屋駅で撮ったことがありますが車輪の多さが独特な貨車です。
今回の展示発表とともに引退が公表されたのもあり、多くのファンが集まっていました。


中間のスペーサーを噛ませるとパーツが3つになるためか、「中間バリ使用時は裏返す」と書かれたシキ800B2と書かれたプレートに形式名が入っていました。
多分ですが裏返すとシキ800Cになるんじゃないかなぁと思います。


と思ったら対応表みたいなのが書いてありましたね。






こういった表記類がとても多い印象でした。


配置の表記が溢れてるのなんかすごいですよね。




そして、とても重いものを運ぶ特性から過重分散のためとにかくたくさん用意された車輪。
なかなかすごい光景です、これでも貨車1両という。

これはぜひ見に来るべきだなぁと思いました。
展示は11/24日曜日まで。今週末の予定は今ここでバシッと決まりましたね。


最後に3つ目、12月までの企画展が楽しみだったんですよね。
200点以上のヘッドマークが集まるというとても迫力のある光景。














流石にこれらを全部語ってしまうと時間がありません。
とりあえず記録用に全部写るように撮ってきました。


特急つばめの電照式ヘッドマークなんてのはかっこいいですよね。


マニアックなところでは琵琶湖線からユニバに直結させてたけどあんまりみんな乗ってくれなかった特急びわこハリウッド。


平日だけの運行で土曜朝と日曜夜に米原から大阪の宮原まで回送されていた「びわこライナー」
運行形態はそのままに今ではびわこエクスプレスとなっている列車です。

これをはるばる回送させるのはもったいないなぁと誕生したのが先程のびわこハリウッド。
大阪駅に停車できないという都合もあってか利用は伸びなかったみたいですね。




まあそんな感じでいろいろ見て帰ってきました。

これら3つのうち一番早く展示が終わるのがEF200とシキ800は11/24が最後の展示日。
是非ともその目で見届けてください。



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日本海美食旅(1日目)

2019-11-18 23:22:21 | 旅行
JRグループがおでかけ民を釣るために開催している大規模企画、ディスティネーションキャンペーン。
当ブログでは過去何度もディスティネーションキャンペーン(以下DC)について紹介してきました。

今回もまた、その狙い通りに旅に出てしまったのであります。


時系列を無視して先にご紹介しますが、今回のDCの地に選ばれたのは新潟・庄内でした。


美食家の愛した新潟・庄内の地で美食旅(ガストロノミー)を是非、といった内容の煌びやかな内容のガイドブックが印象的です。
味や風味を表すイタリア語・スペイン語"gusto"から派生した言葉のようです。


馴染みがあるところではすかいらーくグループのレストランが有名なのではないでしょうか、チーズインハンバーグのお店です。

ガストといったらこれが浮かぶような庶民の私にとって、ガイドブックにあるような高級グルメを食べに行くことにそんな魅力を感じないんですよねぇ…
一人旅だとなおさら敷居が高い。

ということで、一人旅でも気軽に楽しめる新潟グルメに焦点を当てつつ電車に乗りまくってきたのでどうかお楽しみください。
少しでも多くの方によさみを布教し足を運んでいただければ幸いです。




米原から特急しらさぎ号で金沢を目指します。北陸新幹線延伸区間の構造物ってもうこんなに出来上がっていたんですね、思ってたより出来てた…
この日のしらさぎ号はかなり込み合っており、若いグループで結構ガヤガヤとしておりました。
どうやら福井のサンドームでGRAYのライブかなんかをやっていた日みたいですね。福井でかなりたくさん降りていったのが普段見られない光景かなと思いました。




金沢ではすぐの乗り換えで新幹線へ。


かがやき号の本数が減っている暫定ダイヤですがそこまで不便することなく利用できたのは助かりました。
前回記事でいろいろ書いちゃいましたがやっぱり北陸新幹線好きなんですよね。久々に乗れてうれしい。


お昼を食べるため富山で途中下車。




富山駅では南北のライトレールを直結する工事が進んでいました。
駅北口まで大きく迂回して細い地下通路を通る必要はもう無く、富山駅が通り抜けできるようになったのはかなり大きいなと思いました。


富山駅で楽しみにしていたのがこちら、立山そば。
桜えび天の乗ったそばが有名かと思いますが、あちらは数量限定だそうでお昼過ぎにはなくなってしまうことが多いみたいです。
今回はホタルイカの乗ったお蕎麦にしました。ワタがほろ苦くておいしかったです。






折角なので富山駅周辺で路面電車の撮影をしてきました。
駅前ですでに主張してくる立山連峰。雪化粧する時期にまた来てみたいものです。


お昼も済ませたので、DC開催で湧く新潟へ向かうことにします。

さて、ここでとても大事なことに気が付きました。
北陸新幹線に乗るときに決まって買っているビール「グランアグリ」の購入を忘れておりました。
金沢駅で売っているビールなのですがここ富山でも買えるだろうと思っていたところ残念ながら売っていなかったんですね。

これを飲むことを一つの楽しみにしていたので、最後の望みで新幹線の車内販売に賭けることにしました。
北陸新幹線の自由席、富山~上越妙高で車内販売が回って来るか、グランアグリが残っているかは運です。


結果、無事に入手できました。これは今後の旅を占う結果になったんじゃないですかね?
2つ欲しいと申し出たところちょうど最後の2つだったということで私は大変満足でございます。
この際にキャンペーン商品とやらも一緒にお勧めされてまんまとつられ欧入してしまったのですが、それについてはまた後程ご紹介しようと思います。


列車は新潟県の上越妙高駅に到着。ここから東日本管内となるため駅名標の様式が大きく変わります


ここから始まる「日本海美食旅」。たのしみ。




出来たらここから特急しらゆき号に乗ってみたかったのですが時間が合わず、直江津で普通列車を乗り継いで向かいました。




着いた駅は越後線と分岐する駅、柏崎。


先程からチラ見えしている列車に乗るためにやってきたのですが、1時間ほど時間があるので柏崎の紅葉の名所「松雲山荘」へ。




台風とか前線の関係で今年の紅葉は遅くなっているそうで、まだ青紅葉が大部分な感じでした。


ただ、高低差があって庭園として写真を撮るだけでもきれいな所だなと感じました。


入口の辺りは早く赤くなる品種が植わっているのか、このあたりだけは比較的色づいていました。


徒歩20分ほどかけて柏崎駅まで戻ってきました。
ホームには越乃Shu*Kuraのための駅名標がありました。いいなぁ乗りたい…




今回乗車するのは柏崎始発新潟行の臨時快速列車「越後紅葉ライトアップ号」
海里に後を託す形で引退した485系きらきらうえつ車両が用いられています。

元々なんとなく決めた旅行の日程にうまいことハマる時間のこの列車を見つけたのが2週間ほど前
既に1ヶ月前の発売日を過ぎていて当然のごとく満席でした。
まあ無理だろうなと思っていましたがキャンセルが出たようでえきねっとで確保できました。




やまどり、華、宴など多岐にわたった485系改造のジョイフルトレインもどんどん引退が進んでいます。
車体を乗せ換えているので見た目はそんな古く感じないのですが、足回りはかなりの骨董品を用いています。




国鉄L特急の代表形式、485系の表記。


座席自体は国鉄時から大きく変わっていなさそうな、足元が狭い一昔前のものでした。


運転台直後には展望スペースを備えています。夜なので真っ暗ですが…


運転台はおそらく種車そのまま、確かに古そう。




4両編成のうち1両はラウンジカーとなっているのが特徴。
きらきらうえつ時代のPR映像がそのまま流されていました。


こんな掲示もされていました。
この車両はきらきらうえつの定期運用を退いた後新潟・庄内DC期間中の臨時列車として快速弥彦浪漫や越後紅葉ライトアップ号に用いられたあと、旅行会社の貸切列車としてラストランを迎えるそうです。
みどりの窓口で買える一般発売の列車としてはこの日と翌日の2日間運転の越後紅葉ライトアップ号が最終運行とのことで、お名残乗車のファンが多くを占めていました。

座席自体はそんな特別な車両でもないので、多くの時間は席に座らずラウンジカーで過ごすことにしました。


きらきらうえつ運行時は売店"茶屋"として用いられたスペース。
茶屋の飲食用として時間を区切って交代制で使われていたコンパートメント区画はこの日はフリースペースとなっており譲り合って使ってくださいという感じになっていました。
買ってきたお酒を飲んでわいわいという光景が繰り広げられていてにぎやかな雰囲気でした。




コミュ力のない一人旅オタクなのでそんな席で相席する勇気はなく、茶屋売店跡前のカウンターテーブルで立ち飲みすることにしました。
ここもなかなか窓が広く駅通過の際などは迫力がありました。

ただ、やっぱり古い世代の車両なんだなと思うのが乗り心地ですね。
発進時に客車ほどではないですが前後の車両がガタガタと押し合う感じがあり、ノッチを進めるごとにガクッとショックが伝わってきます。
時折コンプレッサのカラカラカラカラという音が床下から響いてくるのも最近の電車では聞けない音だなと思いました。






新津で8分ほどの停車時間、ホームに降りて撮影を楽しむ人々でにぎわいました。


柏崎駅では「臨時列車」の表記でしたがこの駅ではうまいこと収めていました。
越後紅葉ライトアップ号というのは割と毎年運転されている列車のようで、過去には同じく485系改造のNO.DO.KAが引退前に用いられたり長野地区のリゾートビューふるさと号が用いられたりと過去使われた車両もなかなかすごいみたいです。


終点の新潟駅に到着。
在来線が効果ホームに上がってから来るのは初めてでした。アーチが素敵。


新幹線と対面で並ぶ光景、いなほ号の接続が劇的に良くなったみたいですね。


回送の出発を見送ります。やっぱかっこいいんですよねぇ。
5年ほど前に色々あって急遽乗れなくなったきらきらうえつ号
車両の引退前に乗ることができたのは本当にラッキーでした。


隣のホームには馬下行のキハ40の4連。これだけ長いと迫力があります。


新潟駅は現在も駅改良工事中のようで、長い通路には日本海美食旅の広告が大きく掲出されていました。


まだデビュー間もない海里のPRもありました。これも魅力的な列車ですよね。




さて、折角新潟まで来たのですが30分ほどの滞在ですぐに電車に乗ります。
さっき通ってきた路線を戻り目的地は長岡。
柏崎から100キロ移動して新潟に来たのにすぐ折り返して同じ道を64キロ移動する不審な動き、アリバイ工作はばっちりですね。
メインの目的は電車に乗ることなのでまあこういうこともありますよ。




直江津行のらくらくトレイン信越。
特急しらゆき号は時間の都合から乗れなかったのでここで乗れるのはうれしいです。

新潟駅の乗車ドアは先頭より1枚のみですが全車自由席でどこにでも座れます。
関東の湘南ライナーと同じでドアコック扱いで1枚だけ開けて乗車時に乗車整理券を確認する方式みたいです。




最後部車両まで行くとかなり空いていました。土曜日ってのも影響しているのかもですが。
らくらくトレインとして使用するためか、後付け感のある黄色いチケットホルダーが目立ちます。


E653系に乗るのって初めてなんですが、スタイリッシュな座席なんですね。
テーブルが座席背面に綺麗に収まっていて邪魔な凹凸がない辺りなどすっきりしていて好きです。
また、テーブルのところにも書いてありますが座面が前にスライドする機構もゆったりできて嬉しいポイント。


長岡駅に到着。1時間ほど快適な乗車でした。
きらきらうえつは楽しいものの満席かつ一昔前の座席だったので、比較するとだいぶ違いますね。




側面表示、英語表記はフレッシュひたちの頃からの特徴的なフォントが使用され続けています。




長岡駅前すぐのホテルに宿泊しました。

つづく。


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