motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

西国街道サイクリング その4(小倉→三原→大三島)

2022-06-23 00:38:16 | 旧五街道サイクリング



ホテル光ヒルズさんの無料朝食からスタート。
思っていたよりちゃんとした朝食バイキングが提供されているのが嬉しかったです。


6:55 光を出発。
海岸沿いの国道188号線に沿って柳井・岩国を経由しお昼ごろまでに宮島口まで行けたらいいなぁという感じのプランです。


光から柳井までの間で山陽本線はやや内陸を進んでいきますが、国道188号線は海岸線に綺麗に沿って進んでいきます。
交通量が極端に多いわけではないですが歩道が無いのでちょっとひやひやする道でした。


8:10 柳井に到着。
光からの約22kmを80分くらいで漕いで来たので表定16.5km/hくらいは出ていたでしょうか。
まだ気温が上がる前の時間で信号が極端に少ない海岸線沿いゆえの速度ではありますが距離を稼いでおけたのは良かったかなと思います。


中国電力柳井発電所を正面に見つつ進んでいきます。


JRの駅では柳井の1つお隣、柳井港駅。
柳井港駅の周辺では海岸沿いにいろいろと建っていたため少し進んだ場所から出ていく船を撮影。
こちらは平郡島へ向かうへぐりというお船。朝晩の2往復しか設定が無い航路だったみたいです。


そしてこちらは松山の三津浜へ向かう防予フェリーのおれんじぐれいす。
周防大島の東側を進んでいくためしばらくは陸と並行に航行していきます。


やたらと透明度の高い柳井の海、ちょっとこのあたりで撮影をしつつ休憩。


結構大型のトラックも行き交う国道188号線ですが、運よく自動車が途切れてくれました。


周防大島の玄関口、大畠駅にて。


この駅のすぐ東側には大島大橋がかかっています。
かつては国鉄が大島連絡船と島内国鉄バスを運行していた周防大島、鉄道が無いのに国鉄が移動を担う少し変わった場所だったりします。




大島大橋から海岸沿いを走る列車を俯瞰する光景が有名な場所ですがあんまり寄り道もしていられないので橋を登るのはやめておきました。
奥に大島大橋を絡めて撮影。結構いい感じかなぁと思います。


柳井市を出て岩国市へ。とはいえ岩国駅まではあと23kmほどあります…


この先では岩国保津のウォンツというドラッグストアで休憩を挟んだくらいでひたすら漕ぐのみ。
食品も売っているタイプのドラッグストアって結構助かります。
疲れたときにはひたすら甘い菓子パンが効きます。


11:16 岩国駅前に到着。
まだ山口県内ではありますがここまで来ると感覚的には広島の近郊っていう感じがします。

岩国からは鉄道と同じく、山間の玖珂回りで通ってきたルートと合流。ここからは再度国道二号線を辿っていきます。




和木駅の近くで思わず立ち止まったのがこちら。


奥のほうで煙を上げている工場のほうへ向かって登ている築堤、橋が撤去されていることから廃線と分かりますがかなりはっきりと遺構が残されています。
駅としては和木駅のほうが近いのですが、線路は北へ向かい川を越えて広島県に入り大竹駅から延びていたようです。
県境の小瀬川の堤防の踏切部分などにもかつてもう1線通っていたことを示すスペースが残っているみたいです。




県境としてはかなり小規模な小瀬川を越えると広島県大竹市。
県を隔ててはいるものの、岩国と大竹は一体化した都市っていう印象を受けました。


広島の電車、RedWing
岩国を過ぎ広島シティネットワークに入ったことを実感させてくれます。




引き続き海岸を進んでいくのですが、このあたりで海の向こう側に結構高い山が見えてきます。
あれが厳島、別名宮島です。このペースならお昼に間に合いそうです。


12:34 大野浦駅
広島シティネットワークに入ってから駅舎がやたらと小綺麗になった印象があります。


国道二号線と山陽本線はぴったり並んで海岸線を進んでいきます。
そんな区間で伊勢の赤福並みに主張してくる「JR宮島ゆきカーフェリー」の広告。
広電系の宮大汽船と旅客の奪い合いを繰り広げていることから広告も熱心です。


良きカーブな場所で踏切の音が聞こえたので構えてみたところ、キハ47の4連が回送で下っていきました。
芸備線で使用されている車両と岩徳線で使用している車両を交換して、一定のサイクルで広島運転所で検査を受けられるようにしているのかなぁと思います。




前空駅で上下列車が顔合わせ。学生さんがテスト期間なのか結構な人数が乗車していました。


12:52 宮島口駅に到着。
自転車をどこにおいておけばいいか探し回ったりしましたが広電宮島口駅の目の前に無料駐輪場がありました。


お昼までに宮島口という目標を立てていたのはこのため、宮島名物のあなごめしです。


平日ではあるものお昼時とあって結構並んでいました。さすが有名店。
店内にはかつての駅弁の掛け紙も展示されていました。

この掛け紙、一点だけ気になる点があります。
鉄道管理局ではなく鉄道局なので1920-1949年のものということは分かるのですが、門司鉄道局の表記となっている点です。
神戸鉄道局と門司鉄道局の境界駅は柳井津(現:柳井)駅だったそうで、つまり宮島口駅は神戸鉄道局の管内となるはずです。
上り下りで掛け紙を変えていたなんて凝った事をしていたとも考えづらいですし、何故なんでしょうか…?
復刻版が発売されたこともあるみたいですがそちらの表記も門司鉄道局、ただそれに対して触れて調査までしている方はざっと調べた限りいなさそうです。気になる…


やってきました、あなごめし(上)
2,250円もする高級あなごめしです。外はカリっと中はふわっと焼き上げられたあなごがタレと絡んで最高にうまかったです。
個人的にあなごが大好きなので本場の有名店で食べられるのは最高でした。




お昼ご飯を食べた後、ちょっと宮島口駅周辺を散策。
暫く来ないうちに宮島港フェリーターミナルがかなり綺麗に変わっていてびっくりしました。
広電宮島口駅ももうすぐ新しいホームに変わるみたいです。ホームの案内表示器や出発信号機の設備は既に完成しているようでした。


宮島を離れて広島市街地へ向かいます。海の向こうに見えるビル群ですね。




宮島から広島市街地へ向かう際に国道二号線を跨ぐ歩道橋を通る必要があります。
折角なのでここで宮島線の列車を撮影。低床5連接車は迫力があってかっこいい。

ちなみに、広島から宮島へ向かう国道二号線の左側に宮島線が走っているこの区間では、先程のJRと同じく宮大汽船のフェリーの広告が並んでいました。


3連接のぐりーんらいなーもまだまだ頑張っています。


この日もかなり気温が高かったのでポカリとアイスが欠かせません。
塩分チャージタブレットもこまめに摂取していたためか今回は熱中症に悩まされることなく健康に漕げて良かったと思います。




15:23 広電西広島(己斐)に到着。
かつてはここ西広島までの宮島線は路面電車ではない普通鉄道規格で、この駅は乗換拠点として重要な位置を占めていました。
そのためか現在も広い構内を備えた立派な駅となっています。


広島市内の中心部には立ち寄らず、とはいえバイパス道の国道二号線を通るのもなぁと思ったので1本北の平和大通りを行くことにしました。
西観音町電停付近で路面電車とはお別れ、平和記念資料館の南を通り比治山のトンネルを通って広島の市街地を抜けていきました。


段原にて広島市のぴーすくるとご対面。


17:00 中野東駅付近まで飛ばしてきました。


大きな右カーブを描くと列車は瀬野駅へ入っていきます。


JR瀬野駅ではスカイレールサービスのみどり口駅と隣接していて坂の上のみどり中央までの間を結んでいます。


瀬野駅を出ると西国街道の難所の1つ、大山峠に挑みます。
峠の入口の時点で目に見えるほどの坂になっています。
大山峠というと馴染みが無いかもしれません、鉄道界隈でいう所のセノハチと呼ばれる勾配区間がそれです。


17:52 旧山陽道 凉木一里塚跡


日も暮れてきてしまいました、坂道を生かした棚田が綺麗に見られました。


道中で大規模な道路工事をしていました。調べたところ東広島安芸バイパスの上瀬野IC付近の構造物みたいです。


18:35 何とか完全に日が暮れる前にやってこられました。
旧西国街道と山陽本線が交差する番東原第4踏切。瀬野方はこんな具合のカーブを描いています。
鉄道は瀬野駅から八本松駅にかけてずっと上り坂となっていますが道路はこの少し手前で峠を越え暫く下り坂、八本松駅の手前で再度登る形状となっているためこの先では山陽本線は結構高いところを走っていきます。


18:40 狙っていた列車がやってきました。
後補機ありの標識…?と思いましたがどうやらただの球切れみたいです。


セノハチ名物の後補機、EF210-300が後押しする勾配区間らしい写真が取れて満足しました。
一番よく見る構図な気がしますが、ここも旧街道沿いだったんですね。


東広島市西条のあたりでこの暗さ、ここを逃すと宿は三原まで期待できません。
時刻は19:20、この時間ならまだ行けます。


途中田万里バイパスのあたりで歩道消失で来た道を引き返す羽目に…
バイパスの北側の道を進むと、しばらく広島方面車線の左側を側道が沿って並行しているのでこれはいけるわと進んだところ途中で道が消失。
本線は上下線が反転している区間なので左折合流不可。というかバイパス道路の歩道もないところを自転車で突っ走る勇気すらありません。

しかもここは広島方の上下反転か所から少し行ったところで下り勾配に変わるので、折角ヒャッハーと下って来た道を押して戻らねばなりません。
その後広島方面車線をまたぐ橋を渡ってみたものの明らかに私有地にぶち当たるため断念、再度戻ってバイパス下を潜って次こそはと進んだもののまっすぐ進むと行き止まり…
この区間で結構な時間を消費してしまった気がします。
しかも、ここを攻略した後の山岳区間を行く道が細く該当が一切ない真っ暗な下り坂。かなり怖い道でした。

この先竹原新庄~日名内の国道二号線登坂区間もスリリングな道でした。
歩道が無く路肩も狭いのに右へ左へカーブしており、トラックの交通量も結構多いという悪条件。
勾配的には全然いけるのですがなるべくスピードを出して早く安全圏に向かうためアシストを活用して切り抜けました。
自転車で安全に走行できる道を選ぶなら、こんな山中をバイパス道みたいに抜ける国道二号線よりも、山陽本線にピッタリ沿って進むルートを選ぶほうがいいのかもしれません。


21:13 ファミリーマート本郷町南方店にて休憩。山陽本線で言えば三原まであと1駅なのですがこの1駅間は12kmほど離れています。まだまだだ…
軽い食事で栄養補給と思っていたのですが、どこ行っても売っていないにじさんじチップスが店頭に並んでいるのを見てついでに購入。
コンビニ駐車場の片隅で自転車を止め地べたでおにぎりとゼリー飲料とポテチを食う不審者をやっていました。


22:18 ゴールが目前に見えてきたので宿に入る前に松屋で食事を。
運動していて暑かったので冷奴~cool guys~を追加。
少し前までは20時を過ぎると店が閉まって晩飯に困るとかあったので、こんな時間でもうまいキムカル丼が食べられるというのはありがたいことです。


22:55 城跡を貫く新幹線駅、三原駅に到着
本日のお宿は三原駅からすぐのホテルリブマックスBUDGET三原駅前。
リブマックスって極端に安いので今まで南下避けていたのですがいざ泊まってみると全然ありだと感じました。
設備がいろいろ古かったりはするもののフロントの対応もよく今後も使っていこうと思いました。

<翌日>

残り僅かなので最後の区間についても1記事で書いちゃおうと思います。


利用料金が安すぎるミクチャリさん、とても助かります。


尾道まではあと2駅、あっという間です。とはいえ三原~糸崎がかなり近く駅間距離は一定ではありません。
ちょうど三原駅と糸崎駅の中間地点のあたりに三菱重工三原製作所があります。その敷地内に蒸気機関車が保存されてるのを発見。
屋根付きでかなり綺麗に整備されているC5776と日本セメント糸崎工場で活躍していたスイッチャーみたいです。

こういう保存車両なんかをブログ書きながら調べていると、嗚呼通った道のすぐ近くにも保存車両居たんだ…となることが多々あります。
尾道のD51422とかすぐ近くを通過したのに気付きませんでした…


8:08 尾道駅前に到着。
これにて前回三宮からやってきたルートと繋がりました。あとは自転車を返却するだけです。

この先しまなみ海道を漕げるように電池は30%残していたのですが、朝起きたら残量が1%になっていました…
そんな予感はしていたんです。1泊目の時点で朝起きたら20%ほど放電していたので返却できなくなることを恐れて30%残していたというのもあります。


しまなみ海道はこの前漕いだので今回は尾道~瀬戸田でお船に積むことにしました。
運賃1,300円に加え電動自転車持ち込み600円が加わり1,800円。
1,000円/12時間の自転車を借りていると高く感じてしまいますが瀬戸田まで運んでくれるのはありがたいことです。


途中でジャンボフェリーの新造船あおいも観察できました。乗りたいなぁ。


船員さんにTwitterでの異常行動を認知されているというびっくり事態になったりしつつ瀬戸田に到着。ありがとうございました。






さて、この先の区間を行くのはこれで3回目。再放送もいい所なので写真を載せるだけにしておきます。


10:47 サイクリストの聖地 道の駅多々羅しまなみ公園
三宮からの車両と小倉からの車両が聖地巡礼でやってくる中継地点、大三島。遊ばせていただいております。




電池ピンチですが何とか無事に返却完了、通信エラーが2回ほど起こり不安でしたが何とか自力で返却処理を済ますことが出来ました。


前回は道の駅の営業時間外で食べられなかったどら焼き、走破記念で食べてきました。
美味いのは当然なのですが、正直この日はろくに漕いでいないのでさほど疲れていません。運動後の糖分が染みるぅ!という感じにはなりませんでした。


道の駅ということでここでお昼ご飯も食べていくことにしました。
釜揚げしらす丼、シンプルながらとても美味しかったです。

今回はバスで今治へ出て、特急で徳島へ帰ることにしました。この時間から帰っても徳島に着くと夕方なんですよね…遠い。


そして今回の分を追加した走破マップがこちら(拡大可能)
あっという間にマップの範囲が広がってしまいました。なんだこれ。

よく見ていただけるとわかりますが、実は三宮~大阪が繋がっていません。惜しい。
なので、なるべく早めにここを繋げなければ、と思っています。


おわり


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西国街道サイクリング その3(小倉→光)

2022-06-14 20:10:30 | 旧五街道サイクリング

5月31日、私は徒歩で徳島港(東沖洲)へ向かっておりました。
今回乗船するのはオーシャン東九フェリー、オレンジ色の帯を巻いたフェリーどうごです。
日光街道を漕ぐために東京へ向かった際に乗船したオーシャン東九フェリー。
東京~徳島~北九州の航路のうち今回は徳島~北九州を利用。

というか、日光街道漕いだのもう1年も前のことだったんですね。早い…




オーシャン東九フェリーでは2022年の7月より、コロナ渦の中個室利用慫慂のため割安で提供されていた個室を従来のルームチャージ制に戻すとプレスリリースされております。
今までは個室単位での料金のみが設定されており1人で使うと割高になっていたものが部屋定員で割った1人当たりの料金で利用できる最後のチャンスかもと思い今回は3,000円ほど追加して個室を利用してしました。
最安の寝台区画でも十分快適なのですが、ここなら絨毯敷きの机があるので部屋で靴を脱いで楽な感じで食事をとれるのはメリットかもと思いました。
あと、テレビもついていますが普段見ない人なので別になくてもいいやって感じでした。


オーシャン東九フェリー名物の自販機レストランでお昼ごはん「5種ナムルのプルコギビビンバ丼」
通常であれば1食単位での注文はできない食卓便のサービスですがオーシャン東九フェリーであれば1食から食べられます。これが結構おいしいんですよ。




晩御飯は値引きされていたミートソーススパゲティとパックごはん。
宇和島名物のじゃこ天が入ったパックごはんが新商品として売られていたので買ってみました。美味しかったです。

自販機だけとはいえ徳島発着で利用するなら1泊するだけなので全然不自由しないシステムだと思います。
むしろ、夜中でも気軽に買えてしまったりするので逆に散財してしまうのかも…(笑)


14時ごろに乗船し翌朝まで、そこそこ長めではありますが程よい乗船時間で楽しめました。


オーシャン東九フェリーは瀬戸内海を行かず太平洋側を抜けていくのですが、室戸岬~足摺岬の間の土佐湾の箇所以外は意外と陸地に近いところを通っておりスマホの電波は割とちゃんと入りました。


全力でぶれているこの画像は足摺岬の沖合。船内からこれだけの明かりが確認できるほどには近いところを航海しています。


320円の連絡タクシーに乗車して門司駅へ。利用者は私だけで運転手さんとお話ししながら送ってもらいました。
タクシー1人利用で山越え区間を約10km20分ほど乗ることを考えるとかなり破格で乗車させていただいちゃったなと思いました。ありがとうございました。




6:15 小倉駅前 セントシティ横ステーションにてレンタル開始。


6:37 門司駅北側の赤レンガ倉庫




このエリアって結構赤レンガ倉庫が多く残っていて面白かったです。
関門製糖の工場では現在も赤レンガ倉庫が現役で、新しい部材と組み合わされて運用されているのがかなりいい感じです。


小森江駅を出て1つ目の踏切がいい感じだったので九州を出てしまう前に列車の撮影を。
やって来たのは珍しく特急列車、朝に3本だけ門司港始発で設定されている特急列車のうちの2本目の列車、かもめ101号佐賀ゆきです。
DXグリーンありの787系7両編成、かっこいいものが見られました。


続いてやって来たのは811系リニューアル車。前に九州に来たときはまだリニューアル車のほうが少なかった気がするのですが…


何気なく撮っていたのですが、後ろ側の編成は走行中に検束できる装備を備えたRED EYEでした。ちょっと珍しいかも。


このポイントで狙いたかったのは実は上り門司港行き、関門製糖の煙突を背景にやって来たのは415系でした、最高です。




門司港駅を過ぎ、門司港レトロ観光線にそって和布刈に向かいます。


7:40 関門トンネル人道入口


人道トンネル内は車両の走行が禁止となっており、自転車・原付は押して進まねばなりません。
水曜どうでしょうの原付西日本で100円タレント二人だけ別行動させたあの場所です。
トンネル内で折り返してウォーキングを去れている方が結構多くおられました。




陸続きになっていない福岡県と山口県の県境を越えます。


まだまだ目的地は先ですが、関門突破!だそうです。




自転車の通行料金は20円でした。徒歩だと無料です。


駅で言うと埴生~厚狭のあたりにある談合坂。結構な坂道を上ったと思ったのに2桁の標高…
談合坂といえば甲州街道野田尻宿ですが、こちらもそういったエピソードがありそうな気がします。


厚狭駅の近く、国道二号線と交差するポイントにて。
線形がかなり良さそうなのですが暫く列車が来ないみたいだったので撮影はできませんでした。

なお、この箇所ですがちょっと面白い場所だったりします。高架道路の国道2号線からわざわざ地表に降りるのが億劫だったのでわかりやすい写真はないのですが…


雑な図ですが簡単に表すとこんな感じです。
新幹線が出来る前は今より本数が多く、それこそ今回のように暫く列車が来ないので撮れずじまいなんてこともなかった山陽本線。
そんな路線を横切って通る列車がこれまた多数運行されるとなると、平面交差で凌ぐわけにはいかなくなってきます。
かつては宇部線~美祢線間で宇部興産の貨物列車が多数設定されておりました(国鉄の赤字路線割増運賃の振り分けで貨物が儲かっているからと除外されたほど)
このため厚狭駅と2つ隣の宇部駅の間には交差支障なく山陽本線を跨ぎ越すための貨物支線が存在していました。
その後の新幹線開業と貨物列車廃止によって廃止されてしまったものの、今でも線路があったスペースや立体交差地点の名残が残っています。


その先で山陽新幹線と交差、こちらなら本数は結構やってきます。
トンネルを出てすぐの地点なので厚狭駅を通過するのぞみ号などを撮影するのは難しめですがこだま号なら比較的低速で狙いやすかったです。


かつて宇部駅から北上して船木鉄道が通っていた船木を過ぎると国道二号線は山を突っ切り厚東に抜けます。
この区間の国道二号線は左右にカーブが多く歩道が無いのに交通量が多い道で自転車泣かせな気がしました。
そんな早く抜けたい区間ですが一か所どうしてもよしたいポイントがこちら。




かつて紹介したことのある宇部興産専用道路。日本一の私道でアメリカンなダブルストレーラーが宇部と伊佐鉱山の間を走っています。


スカニア製の新しい車両もやってきました。この顔結構好きです。


赤茶けた色の屋根が並ぶ様子を見ると山口県を走っているんだなぁというのを実感します。
石州赤瓦のこの色合い出そろった街並み、どことなくイタリアというかそこらへんと近しいものを感じます。


12:10 周防長門国境
今はともに山口県ですがかつては別の国、宇部市を出てここからは山口市に入ります。


すぐ近くにはおいはぎ峠という物騒な名前の飲食店が。残念ながら店休日でした。
調べてみたところ"ジェネリック"山賊と紹介されていました。おぉある意味わかりやすい。


石州赤瓦とともに山口県らしい黄色いガードレールも沿道に現れました。


13:38 防府市へ
「幸せます」という怪レい日本語は方言らしいです。実際そんなに使わないけど地域PRのキーワードフレーズとして多用されてるみたいな感じがします。


折角ミクニの自転車を借りているので全く関係ないものの三国重工業の前で記念撮影。




14:25 防府大橋
山陽新幹線に乗っていると国道二号線・山陽自動車道と並走するこの箇所に覚えがある方もいるかもしれません。
並走したままこの先でトンネルに突っ込んでいくためトンネルが4本ずらっと並んでいます。


国道二号線防府バイパス防府第三トンネルにて。
バイパス道でありながらちゃんと舗装が用意されていて遠回りを強いられることが無いというのはありがたい限りです。


バイパス道なので結構高い場所から防府の市街地を見下ろします。






15:37 椿峠 標高94m
結構な坂を登って来たかなと思ってもこの高さ、やはり海沿いは全体的に見て平坦です。
峠を越えると自治体が変わり、徳山駅を中心駅とする周南市へ。


15:50 道の駅ソレーネ周南
戸田地区の中心地付近にある道の駅。屋根は大きいものの道の駅としての規模は結構小さめだなぁと思ったり。


猫がくつろいでいました。この距離まで近づいても逃げないってかなり人間慣れしてますね。


少し進んで国道二号線沿いに立地する戸田駅へ。
この駅舎の雰囲気、背景も相まって最高じゃないですか?


17:19 ローソン徳山新宿通店で休憩。
この時間に徳山となるとどこまで進むか迷いものです。
ちなみに購入した水は冷却用。インナーウェアの上からだとすぐに流れていかず気化熱でじわじわ涼しさが続いてくれます。


櫛ヶ浜を出ると線路は玖珂経由の岩徳線と柳井経由の山陽本線に分かれます。
国道二号線に沿って行くなら岩徳線回りなのですが、途中に泊まれそうな都市が無いことから山陽線周りの国道188号線経由を選択。


結構前ですがClass800陸送イベントを見に行った懐かしの下松・日立製作所前に到着。
工場内なので撮影は控えましたが、西九州新幹線用のかもめ号N700系がちらっと見えました。


さてこのあたりで日も暮れてきそうなので宿を確保することに。
流石に岩国までは着けそうにないので柳井に泊まれれば…

と思っていたのですが、平日なのに柳井のホテルがどれも満室…
翌日以降の状況を見る感じどこも空いているので、直前予約を蹴っているだけな気がします。
山陽地方の都市は工場が立地していることも多いので出張の需要という説もありますが、柳井の規模で全滅とは情けない…


下松市を出て隣の光市へ。この2つの市は隣接しているのにその間には1つ山を隔てており、山陽本線と国道188号線は海沿いにへばりつくように進んでいきます。
松の木が立ち並ぶいい感じの雰囲気の道、いい雰囲気です。


19:28 光駅に到着。
記事タイトルからばれちゃってますが、この日の目的地はここ光です。
駅がある虹ケ浜地区から約4km進んだ光井地区のほうに市役所・郵便局・警察署などが集中しています。
鉄道で訪れるとなるとこの距離感は困ってしまいますが自転車なら問題ありません。


そんなわけで20時前と早めですが本日のお宿、ホテル光ヒルズへ。
ソフトバンクの白戸次郎が光へ行くCMでも出てきたホテルです。
ウェルカムドリンクがアルコールありなのがやるなぁと思いました。コークハイを頂きました。


晩飯はコンビニで調達。体が米と肉と冷たい麺類と甘未を欲している…


山口エリアのセブンイレブンでは限定のおにぎりが売っています。
山賊むすびは売っていませんでしたがシリーズの海賊むすび&しそわかめとつぼ漬けをゲット。
コンビニ飯でも意外とご当地商品を扱ってくれていたりするの嬉しくなっちゃいます。


この日の移動は約125km。まだまだ山口県は続きます。

つづく。


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西国街道サイクリング その2(岡山→大三島)

2022-05-28 23:48:55 | 旧五街道サイクリング
兵庫県神戸市三宮から愛媛県今治市の大三島まで自転車を漕ぎ通す今回の企画。
タイトルには西国街道とつけていますがそこまで意識しておらず基本的には国道二号線を辿っています。
特に、今回の「その2」の区間では西国街道と国道二号線のルートが大きく外れます、場合によっては完走後この区間を追加履修する必要がありそうです。
本来の西国街道は海から大きく外れ、矢掛・神辺などを通り備後赤坂駅の近くで国道二号線に復帰する感じのルートをとっています。だいたい井原線に沿った感じですね。


5:15 岡山駅前を出発
東横インの朝食権利を放棄し早々に出発。長距離漕ぐので6時半とか待ってられません。


早島ICの近くでは結構な起伏があってそこそこ大変でした。
山陽本線に沿って走っているイメージですがこのあたりまでは瀬戸大橋線に沿っているんですよね。


バイパス道路なので倉敷の美観地区など中心部はスルーして進んでいきます。


上を越えていくのは水島臨海鉄道、ちょうど国道二号線と交差する箇所に西富井駅があります。
列車が来る時間なら撮影していきたいところでしたが、結構待つみたいだったので退散。


7:45 新倉敷~金光 竹川堤踏切にて
国道二号玉島バイパスは里見川を越えるか所に歩道が無いのでちょっと迂回して橋を越える必要が出てきます。
竹川橋を経由していこうと思った時にたまたま近くに山陽本線の踏切があったので休憩がてら撮影をしていくことにしました。
うまい具合に縦曲線が効いたストレートで、適当に寄ったにしてはいいポイントでした。


浅口市を過ぎ笠岡市に入りました


全国どこでもありそうなロードサイドが現れました。
なんだかんだこういう場所って食事とるのに助かるので重宝しています。


8:40 すき屋2国笠岡店で朝食
国道1号線は国1、国道2号線は2国と略されることが多いのかなといったイメージがあります。国1エリアの民としては違和感ですが…
既に3時間ほど漕いでお腹が減っていたので、朝食セットをごはん大盛り豚汁変更半熟卵変更とちょっと贅沢しちゃいました。


笠岡駅からすぐの笠岡港旅客船ターミナルと違いちょっと離れた伏越港に止まっていたのは北木島へ向かう笠岡フェリー。


伏越ではすぐ際に海が迫る中トンネルが現れちょっとびっくりしました。
歩道が片側にしかない箇所でちゃんと案内看板が建てられているのは流石一桁国道、親切で助かります。


9:30 広島県福山市に突入。


この区間では真横に山陽本線がぴったり並んでいます。




折角なので何枚か撮影。もしかして有名ポイントなのか、ここのポイント見たことがある気がします。
下り貨物列車のラッシュ時間帯みたいで貨物がたくさん見られました。
EF210の新塗装って結構増えてるんですね、レアものってイメージのまま情報が更新されていませんでした。


ゆめタウンと天満屋が一緒になったかなりデカそうなショッピングモールが現れました。
これだけでかいショッピングモールが立地しているのは岡山を出て次の大きな都市である福山市。
ポートプラザ日化という名前で、日本火薬の工場跡に造られたそうです。


車線数もかなり多くなり賑わいを感じる福山市中心部。


10:40 福山~備後赤坂駅間の山陽本線沿いで停車している貨物列車を発見。
ここは福山新幹線保線区、新幹線基地へのレール輸送列車の返却回送として出発を待っている状態だったみたいです。
貨物時刻表を見た感じ東福山9:56→福山10:08の9093列車の折り返し、福山11:49→東福山12:01の9092列車でしょうか。
既に空車になっていますが荷下ろしってこんなに早く終わるんでしょうか…?

この列車が止まっている場所はちょうど備後赤坂駅と福山駅の中間地点といったところ。
下り列車が山陽本線からここにアクセスするには上り線を跨がなければいけないので、貨物駅か信号場として扱われているのかなぁと思っていましたがここも福山駅の構内扱いみたいです。

【前面展望あり】福山駅~折り返し列車の逆線走行~

ここの渡り線を通って福山駅に入線する旅客列車が設定されており、約2kmに渡って天下の山陽本線を逆走するみたいです。やば。
こちらの動画は前から知っていましたが、そうかこの保線基地の渡り線も兼ねていたのかと納得でした。


備後赤坂~松永にて、直進したらいつの間にか国道2号松永パイパスに進んでいて途中から歩道が消失したので山陽本線を渡ってバイパスじゃないほうの国道2号線に復帰しようとしたときについでに撮影。そうか福山駅より西側だと227系が見られるエリアなんですね。
今じゃ東は福山まで西は新山口まで運用しているという227系RedWing、新山口行きの列車とか見てみたいなぁって思ってます。


11:30 尾道市に突入




しまなみ海道1つ目の橋、尾道大橋と新尾道大橋。


ただし自転車はこの橋を通れません、サイクリスト向けの看板があります。
が、この🚴マークのところ、露骨に何かを隠していますよね。文字数的に生口島でしょうか?
過去にはフェリーでの運航だったのが高速船の運行に切り替えられたタイミングで消された感じかなぁと推理します。


12:10 尾道駅前
思いがけず後ろに尾道コミュニティサイクルが写り込んでいたのが草な写真になりました。

お昼時に尾道にやって来たのでもちろんラーメンを頂くことに。
千光寺や尾道市役所の近くの名店に行ってみようと思ったのですがどのお店も長蛇の列でした。
日曜日のお昼時なのでしょうがない気はしますが、とはいえもうこんなに観光需要って戻ってきているんだなぁとも思ったりしました。


空いてそうだったので前に来たことがある駅前の尾道ラーメンたにさんへ。
駅前のらくちんな立地ながらうまいのでおすすめです。唐揚げとライス付きのボリューミーなセットで大満足です。




千光寺がモチーフなのでしょうか、変わった形の船で向島に向かいます。
乗船料金は船内で収受するスタイルが取られていました、券売機どこだろと思っていたらそういう。




駅前渡船は向島に着いてからしばらく運河みたいなところを進んでいきます。航路の半分くらいは運河感があります。
並行する福本渡船はそういうことが無いので距離が短く、日本一の短距離フェリーになっているみたいです。


真っ赤な向島大橋をみながら因島のサイクリングロードを進んでいきます。




しまなみ海道最初の橋、因島大橋。


しまなみ海道の橋って結構高いところまで上がらなきゃいけないので結構しんどかったりします。
サイクリングロードなのでそこまで無茶な勾配ではないものの、この勾配をアシストなしで越えていくの大変ですよ…
しまなみ海道のために電池を温存しておいて正解でした。


ここは上下2階建てで歩道と自転車道が下層に通されている構造でした。




次に渡るのは生口島に渡る生口橋、ここは自動車の横を自転車道が通っています。原付専用道は自動車道の向こう側に設置されています。


生口島の瀬戸田地区に渡ると見たことのある場所に出ました。
このあたりからは過去に電動キックボードで走ったことのある道なので知ってるんですよ。


ヤシの木が並ぶ海岸沿いを漕いでいきます。


今回のサイクリングで最後の橋、多々羅大橋を渡っていきます。




多々羅大橋を渡ると愛媛県今治市に入ります。
前回来たときは電動キックボード(=原付道)だったのでこの県境モニュメントを拝むのは初めてです。


16:06 道の駅多々羅しまなみ公園
HELLOCYCLINGでサイクリストの聖地にアクセス、やってやりました。




記念撮影を済ませたところで、道の駅に設けられたHELLOCYCLINGステーションに返却。


ここだけ見れば通常のHELLOCYCLINGなんですが。
というか全国的な視点で見れば異端児は左側の青い5台のほうなんですよ。


走破記念にサイクリストの聖地焼き印入りのどら焼きでも、と思ったら道の駅が営業時間外。16時閉店ですか、早い…
仕方ない、今度来るときは営業時間に気を付けます。


折角なのでしまなみエリアの自転車を利用してみることにしました。
ただ、ここのエリアは利用料金がめちゃくちゃ高いので他所の感覚で使うとびっくりするかと思います。
300円/15分・6000円/12時間という価格設定なので三宮からの今回の移動を逆区間で実行しようとすると破産します。

今回のサイクリングで利用した三宮の個体は30分まで130円、以降100円/15分・1800円/12時間の価格設定なので32時間3分の利用に対しての料金は5,270円(-130円クーポン適用)
この値段は在来線普通列車や高速路線バスで同区間を移動した値段と大差ないのでかなりリーズナブルな移動になったんじゃないかと思います。
仮に同じ時間の移動にしまなみ価格を適用すると利用料金は21,900円。4倍以上かかっちゃうのはさすがにきついです。

とはいえしまなみ海道で本格的なロードを予約するとなるとそれなりにハードルも値段も高いですし、それと比べると気軽に乗れるので成功しているんじゃないかと思いました。ヘルメットも用意されているのがちゃんとしていて高評価です。
しまなみ海道に入ってから、尾道コミュニティサイクルと同じくらいの頻度でちらほらと利用客を見かけました。


道の駅多々羅しまなみ海道から約5km離れた盛港のステーションまで漕いできました。
300円/15分とかいう暴力的な料金設定なのでどうにか間に合わせようと爆速で漕ぎましたが1分間に合いませんでした。
表定速度20km/h越えはさすがに現実的じゃなかったです…




盛港からは忠海ゆきのフェリーに乗船。




うさぎで有名な大久野島を経由するため船内はうさぎの装飾だらけでした。
この便が日曜日の大久野島から本州へ戻る最終便だったため大久野島からはかなり乗ってきました。行ってみたいなぁ。






忠海港からは徒歩圏内に忠海駅があるので離島フェリー航路にしては鉄道アクセスが良好かと思います。


うさぎの島の最寄り駅ということで忠海駅もうさぎのイラストがあったりしますが、ここの主は実は猫みたいです。




駅にこれだけ猫が住み着いているのも珍しいんじゃないでしょうか。うさぎを見に来た観光客のおこぼれを狙っているのかもしれませんが。




そんな感じで岡山に戻って宿泊しました。




ちょっと贅沢にと泊まったグランヴィア岡山が思いがけずトレインビューでかなりgood👍でした。


元々は3日くらいかかると思って予定を組んでいたので暇になってしまった最終日ですが、国鉄色復刻のやくも号を撮りに行くのにちょうどよかったです。


岡山のももちゃり、アシストこそないものの変速ありで軽く漕げて良かったです。





さて、西国街道と称して尾道のあたりまで漕いだわけですが残り半分もいつかは漕いでみたいなぁと思います。
さすがに距離が長いのでそんな気軽に漕ぎには行けませんが…

またいつか、ということで。


ちなみにこちらが現在のシェアサイクル走破記録です
(ついに画像圧縮しないとアップロードできないサイズ感に…)


おわり


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西国街道サイクリング その1(三宮→岡山)

2022-05-20 14:14:20 | 旧五街道サイクリング
こんにちは、またまた自転車移動系の記事となります。五街道漕ぎきってなお満足しないのは我ながらおかしいとは思います。
約1ヶ月ぶりの四国脱出、淡路島経由のいつもの高速バスで三ノ宮へ。


三ノ宮の駅前にはドコモバイクシェア系「こべりん」が展開しています。
見たところ全車両が新型アタッチメント搭載の新しい車両に置き換えられているようです。やっぱり新しいほうがいいですからね。
私が向かうのはジャンボフェリーと宮崎カーフェリーが発着する神戸港第三突堤の並び、神戸新港第一突堤にある新港町ポート。


こちらは神戸みなと温泉蓮の駐車場の目の前にあり、この施設へのアクセスを考慮して作られている感があります。

このすぐ近くにはもう一社、あの会社のシェアサイクルステーションが存在しています。
HELLOCYCLING 神戸みなと温泉蓮ステーション
こちらは、倉敷地区から撤退した現在本州で最西端のハロサイステーションとなっています。
ここから西側は高松(非アシスト)・小豆島・しまなみ海道と言った具合でかなり距離があいております。流石にこれだけ離れると厳しいなぁ…

と思っていたのですが、調べてみると東海道ほど道中に険しい峠がなく、全般に平坦な道のりであることが判明。これならいけるかもと実行することにしたのでした。

今まで旧街道を漕いできたため、一応は西国街道を辿るってことにしていますが基本的には国道2号線をひたすら漕いでいます。
バイパス道路が整備されている区間などで旧道に誘導されるなどしましたが結果的に西国街道を辿っているような場面が何度かありました。


8:03 レンタル開始
新型アタッチメントを装備した車両番号C代の車両が電池100%で居てくれたので助かりました。




8:33 川崎車両本社ビル
前から見に来たいと思っていたものの若干駅から遠くて後回しになっていた保存車両。


2つのこだま号が並べて展示されています。


こちらの車両、国鉄特急らしいボンネット特急車両がかっこいい151系
…かと思いきや、称号規定改正前の20系電車としての車番が復刻されています。


151系といえば東海道・山陽本線電車特急のエース、の割に保存車両が2両のみなんですよね。
巨大な窓が特徴のパーラーカーとか見たかったなぁとか思っちゃったりします。


この奥、本社ビルの中には台車などの部品類もいくつか置かれていました。
特に目立つのはefWING台車。四国7200系などに採用されているなんかかっこいい()台車です。性能面は正直よくわかりません…


9:10 須磨浦公園に到着。
看板のイラストなどを含め、須磨浦山上遊園は「おりたたみ自転車はじめました」の星井さえこさんがデザインを手掛けています。



折角なのでグッズを買っていきたいなぁと思っていたのですが、売店の営業時間は10時から。残念…




塩屋~舞子あたりにかけては海沿いの区間を山陽電車とJR神戸線が走っており、どこで撮っても画になっちゃいます。
晴れていればもっと綺麗に見えるのかもですが、あんまり晴天だと自転車漕ぎとしては体力消耗に繋がるのでこのくらいがちょうどいいのかもです。






塩屋駅でも撮影、まだまだ序盤なのですが撮影にかまけすぎて全然進んでいません。


明石海峡大橋が近づいてきました。


10:20 なか卯垂水海岸通り店
なか卯の朝食は10時までなのですが、サイクリングで来ると大体10時を過ぎちゃっております。
草津に住んでいた時に毎日のように通っていたのに徳島県に一切店舗が無いため、たまに外に出てなか卯に遭遇するとつい寄っちゃうところがあります。


明石海峡大橋を過ぎて、先へ進みます。


11:00 ジェノバライン明石港
ここから船に乗れば淡路島に渡ることが出来ますが、今回は乗りません。
ビワイチを走った後はアワイチも走ってみたさがあるんですよ…


明石からは明姫幹線(旧浜国道)をまっすぐ走っていきます。この道はかなり走りやすかったです。


12:20 播磨町郷土資料館
ここも駅からちょっと遠いため行けていなかった別府鉄道の保存車両。






機関車1両と客車1両が保存されています。
ロッド式のディーゼル機関車ってそそられるところがあります。


車内も見られる状態で展示されているのは素晴らしいと思いました。




機関車の運転台にも入れるのはびっくりしました。
運転台は片側に寄っているものの双方向に運転できるように前後に運転機器が配置されています。


やたらかっこいい別府鉄道の社章とサボ、見に来てよかったです。




保存車両見学を終え、別府鉄道土山線の廃線跡に沿って進んでいくと何やら不思議なものを発見。
貨車を流用した倉庫って結構よく見かけるものですが、こちらは別府鉄道で活躍していた頃の表記を綺麗に復刻してありました。
倉庫ではあるものの、ある意味保存車両みたいな待遇というのはあまり見たことがなかったので新鮮でした。


14:25 姫路市 姫チャリミミちゃん号
西松屋が展開する姫路市のシェアサイクル。




姫路市街地を過ぎて国道2号線を西へ進むと、太子西ICのあたりで歩道が消失し旧道に誘導されます。
そんなあたりで現れた明治天皇山田休憩所
旧街道を漕いでいると時々見かける明治天皇がご休憩されました記念碑、そう考えると明治の時代って大変だったんですよね。


相生を過ぎると山陽本線の車両も223・225系から115系に変わってきました。
ちょうど湘南色の車両が撮れました、ラッキー。


16:34 セブンイレブン相生竜泉店
ひたすら漕いでやって来たのは相生。もう日暮れも近づいてきました。
この先には兵庫県と岡山県を隔てる船坂峠が控えています。峠越え区間なのもありビジネスホテル空白地帯が続き、この先で泊まれそうな場所といえば60km先の岡山市街地。
峠を越えてここから60kmも進んでいくか、国道2号線を逸れるものの海沿いに10km先の赤穂で早めに宿に泊まるか。





そういうことです、さすがに疲れちゃいましたから。
三宮から相生まで約80km、普段3桁漕いでいる人からしたら距離が短めですが峠を前にしているのでこれも仕方がありません。
明日の負担が重くなりますが、それは明日の自分に頑張ってもらうことにしましょう。














































18:11 船坂峠
「縣界 東宮殿下行啓記念 岡山縣」と書かれた石碑が旧道に残されています。

というわけで、妥協案を否決し戻れない道を突き進む選択をしちゃいました。岡山は遠いぞ…


19:03 同和鉱業片上鉄道DD13形に遭遇
いきなり道路脇に機関車が現れたのでかなりびっくりしました。
かつて柵原鉱山の硫化鉄鉱を吉井川に沿って和気経由で片上の港まで運んだ同和鉱業片上鉄道。
片上鉄道廃線跡のサイクリングロードは昔漕ぎに行きましたがかなり良かったのでおすすめです。

こちらのDD13、なんで企業の敷地内に唐突にと思いましたが置かれている場所はDOWAグループ岡山鉱油。
やっぱり同和鉱業つながりっていうのが影響しているのでしょうか?

おなかがへりました。もうすっかり夜です。岡山市街地までは耐えられそうにないのでロードサイドでいいところがあれば寄りたいところ。


そんなタイミングでタイムラインに流れてきた飯テロツイートがこちら。


同日に九州でHELLOCYCLING長距離移動をしていたやばい人たちがこちら。
1日で120kmも漕ぐとかおかしいですよ…こわ。


19:45 ガスト備前店
飯テロの影響をガッツリ受けてハンバーグにしました。美味しかったです。


食事で体力を回復させ、残りを漕いでいきます。


21:45 原尾島交差点
岡山駅まで4kmを切ったくらいには近づいてきた場所で面白いものを見つけました。

「点字ブロック発祥の地」
点字ブロックってそもそも日本で生み出されたものだったんですか、知りませんでした。


点字ブロック 世界初敷設場所

こういう雑学チックな発見がたまにあるのがサイクリングの面白いところ。


岡山後楽園の北側、新鶴見橋を渡ると岡山中心部の夜景が見えてきました。


22:10 岡山駅前に到着。
とりあえず今日のところはここまでとします。



この日の自転車移動は約135km、結構漕ぎました。


糖分補給をしてから、明日に向け寝ておくことにしました。

つづく


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奥州街道サイクリング(返却回送編)

2022-04-03 00:46:00 | 旧五街道サイクリング

前回、白河宿到着にて五街道制覇の模様をご紹介しました。
白河駅前の時点で時刻は16:20頃。この日は5:40頃から自転車を漕いでいたわけですからさすがにこの辺でお宿にチェックインしたいところです。


昔からの町の中心地であった宿場に近いのは白河駅ですが、ホテルなどが多く立地しているのは隣の新白河駅。
東北新幹線の駅が設けられているだけでなく、現代の奥州街道と言っていい国道4号線がすぐ横を通っているためロードサイド店舗が多いエリアです。
ホテルの選択肢も結構多く、東横インとルートインの他に阪急阪神ホテルズの東京第一ホテル、その他チェーンでないホテルも結構あります。

そんな中で私はルートインの予約をしました。東横インとかアパホテルよりワンランク高い気がしますが朝食がちゃんとしていたりウェルカムドリンクがドトールコーヒーだったりいろいろ素敵で好きです。中山道の時にも宿泊しましたがあのクオリティはちょっとだけ贅沢にビジネスホテル取りたいときにはいい気がします。
あんまり駅チカにはなく、だいたいが幹線道路とかインターチェンジ近くなのでこういう自転車旅じゃないとあんまり来ることが無いかもしれません。


新白河の駅を出て、国道4号線に沿って進みます。


17:28 白河検問所
その昔、奥州街道よりも前の東山道の頃に関所が設けられた白河。その現代版と言えるのが国道4号線にある白河検問所です。
道路交通の主役が高速道路に移行してからは休止していた期間もあったそうですが現在は復活を果たしているみたいです。


【平成版・白河の関】という看板も出ています。時代は令和やぞ…


白河検問所を過ぎると一気に建物がなくなり山を突き進む区間になります。検問所横のミニストップで休憩しておいて正解でした。
若番国道だから当然全区間歩道があるんやろなと思っていましたが、山越えの区間で何箇所か歩道が消失しました。
結構大型車の通行も多いので正直まっじかよと思いながら、温存しまくっていたアシストを活用して早めに切り抜けました。
とはいえ9割ほどの区間はちゃんと歩道が用意されていたので比較的良い部類かと思います。

基本的に夜中に人気のない山越え区間の幹線道路で、ただひたすらにAmazonmusic流しながら自転車を漕いでいただけなので正直写真はほとんど撮っていません。位置情報のタイムラインさえ拾えればええんや…
そんな中、1つ面白いものを見かけたのでこれだけ写真に撮っていました。


18:55 那須塩原市 共墾社交差点
こういう地名に惹かれる方は結構いるんじゃないでしょうか。これ、絶対同で開した会or神みたいなあれですよね。
調べてもソースが知恵袋さんしかないのであれですが、こういう地名の由来が気になってストーリーを想像するの、好きです。


19:41 ようやくホテルルートインに到着。思ったより遠いんすね。
やってきたのは西那須野のルートイン。新白河の駅前にもあったのですがまだ明るい時間に宿に転がるには勿体ないと思うくらいには体力に余裕があったため翌日の負担を減らすため西那須野まで南下してきました。



そんなわけでこの日は14時間ほど自転車で移動をし、約66km移動したみたいです。
長時間自転車を漕いでいると計算が出来なくなるみたいです。こわいですね。


栃木県に来たわけなのでド定番ご当地飲料を頂きました。このチープな感じの甘さ(褒め言葉)がいいんですよ。

〈翌日〉


朝飯が美味しかったです。流石にこの日も早朝出発は厳しいのでかなり遅くまで寝ておりまして9時までの朝食時間には結構ギリギリの滑り込みでした(8:40頃入場)
その割にはまだまだおかずが残っているのが嬉しいところ。


HELLOCYCLING返却回送、最短距離で行くならそのまま国道4号線を進むべきなのですが一旦進路を東にとって3kmほど進み奥州街道大田原宿に戻りました。
ついでではあるものの、脇街道の日光北街道を全線制覇しておきたかったので奥州街道に出たわけです。

そんなわけで大田原を出て、まずは矢板を目指します。
その途中、東北本線箒川橋梁(矢板~野崎)の横を通りがかった時に30名ほどのカメラマンを確認。こりゃあなんか来ますわなと思いとりあえずカメラを構えてみることにしました。


1本目。205系メルヘンが来ました。写真の練習用の電車としてはいいのかもですね。


2本目。黒磯に向かって日光線色の205系メルヘン顔。皆さんのお目当てはいつ来るんでしょうか?
四季島とかカシオペアクルーズみたいなすっげぇやつが来るんですよね多分。


3本目。205系原型顔がやってきました。さっきから結構待っている割に普通列車しか来ないんですね。そして始まる撤収。

え…?と思いましたが、皆様お目当てはこの普通列車205系だったようです。そっかダイヤ改正で撤退するから皆様集まっていたわけですね。
京都駅によく遊びに行っていた人からすると、103系に群がるのは分かるけど205系にはまだそこまでならんやろと思っておりました。そっか。


撤収しようにも目の前を通るのは国道4号線、歩道は対岸で近くに信号が無いためいつまでたっても車が途切れません。
そんな中ついでで撮った貨物列車、個人的にはこっちのほうが収穫だったりします。金太郎だけでもかっこいいのに割と少ない暗い赤の初期車、より良いですよね。

結果、撮っておいて損はないのかもしれませんが個人的にはそこまで時間をかけて狙う必要もなかったなぁという感じの撮影になりました。
無計画に撮影をはじめここで40分滞在してしまいました。流石に長居しすぎです。

矢板を通り、日光北街道改め国道461号線に沿って今市へ進みます。ここも写真がありません。やる気あるんですか。


わりと普通の道だなと漕ぎつつ、途中で休憩がてらGoogleマップを見ていると面白いものを発見しました。
東武矢板線芦場駅跡というものがありますね。ちょうどこのあたりだと国道461号と東武矢板線とやらの廃線跡が並行しているので暫く辿れそうです。


そもそも東武矢板線というものの存在を知らなかったのですが、1959年に廃止された路線だそうです。63年も前に廃止になっているわけでそりゃ知りませんわとなりました。
矢板駅から新高徳駅までの間を結んでいた路線で、広い目線で見れば日光北街道みたいなルートをとっていた路線だったみたいです。
今市に行かず新高徳で接続させたのは鬼怒川への架橋を避けたかったのかなぁとか思ったり、知らんけど。

東武鉄道の路線のうち最後まで蒸気機関車で運行されていた路線で、この路線の廃止をもって東武鉄道から蒸気機関車が消滅。
したはずなのですが2017年のSL大樹で復活。そう考えると割とゆかりがあるようなエリアと…言うにはこじつけでしょうか。


こちらが芦場駅跡。結構昔に廃線になった割にはかなり綺麗に残っていて驚きました。


その先の廃線跡のこの柵、線路脇に立ってるあの形状をしている気がします。道路脇にあんまりこういう形状のないですよね。


周りの起伏に対してなだらかな傾斜が形成されているところに廃線跡を強く感じます。




14:05 東武日光~上今市にて
途中箒川橋梁で時間を食ってしまいましたが、どうにか間に合いました。特急きりふり号。
この日は3月6日の日曜日。特急きりふり号はこの日が最終運行ということでこの場所でも多くの方が撮影していました。


さて、あと残るは1駅分だけ。とはいえこの1駅って長いんですよね。
疲れがたまってきた状態で日光に向けてずっと上り坂、電池はほぼ残っていません。


日光だいや川公園で休憩したらラストスパート、あとちょっと頑張ります。


14:42 東武日光駅より1.3kmほど手前、HELLOCYCLING日光エリアにおいて一番東側の別邸向日葵ステーションにて車両交換を実施。
僅かな距離ではあるものの上り坂をグイグイ登ってくれるなら交換したほうがいいと判断しました。


えらくお高いことで有名(?)な日光エリア。筑西市が安すぎるのもあって比べちゃうとOh…ってなっちゃいます。
下館駅で借りた自転車で大部分を漕いで来たので500円/12時間が適用され約33時間借りて1,500円。これを日光起点でやると4倍かかっていたわけです。


そんなわけで東武日光駅へ到着。大した距離ではありませんが坂道が多く大変でした。


14:55発 けごん34号浅草行に乗車。
東武日光駅に着いたのが14:51。特急券券売機は発車5分前を切っていたため受け付けてくれず、有人窓口で特急券を購入し駅弁も大急ぎで買って乗り込みました。


この並びも本当ならちゃんととっておくべきだったんだと思いますが、時間がなかったのでスマホで適当に撮っただけに。




実は食べたことがなかった、紐を引くと温まる系の駅弁。見た目の厚さに反して中身は結構ぺらっとした容器で大部分は温めるための機構でした。




以前日光街道を漕いだ時にはリバティだったので次はスペーシアに乗りたいと思っていたのでよかったです。後続はリバティけごん号でしたので急いで乗ったというわけでした。
浅草駅名物の急カーブを見学してから




浅草駅管区さん作成の350型ありがとう掲示も見てきました。


さてこの日の目的地は川崎ラ・チッタ・デッラ




コラボレストランのラストオーダーが19:00だったのでこれに間に合わせるのも目標でした。
というか今回関東に来たのはあくまでイベント参加のためで、言ってしまえばついでで自転車漕いでいただけなので…


イベント前日の配信をアパホテルのミラーリング大画面で視聴する贅沢。
ここ最近blog更新がめちゃくちゃ滞っておりますが、イベント参加に関しても新鮮なことが多かったので何かしら記事にしておいてもいいかもなぁと思ったりしています。


あと、こんなのに乗ったりもしたのでもうちょっと関東遠征関連で記事を書いていこうと思います。

つづく(?)


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