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motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

伊勢本街道サイクリング その1(宇治山田→榛原)

2024-10-11 18:51:15 | 旧五街道サイクリング

2024年の3月よりサービスを開始したHELLOCYCLING伊勢エリア。参宮街道群の目的地である伊勢にステーションが設置されるというのは旧街道を漕ぐ者にとってかなり朗報でした。


(たしか)当日のツイートです。


話は変わりますが、2024年5月になると奈良県宇陀市の榛原駅近くにもHELLOCYCLINGステーションが設置されました。

…榛原って伊勢本街道の経由地なんですよね☺


2024年10月6日
酷暑がようやく和らいできたこの頃、時は来ました。
この日は予め伊勢に移動し前泊するだけの日にしました。朝4時台から自転車を漕ぐとなると先に来ちゃったほうがいいですからね。
意味が分からないほどの早朝であろうと自転車を借りられるというのもシェアサイクルの強みですね。

翌朝借りる予定の宇治山田駅のHELLOCYCLINGステーションの下見にやってきました。


一番手前には他地区ではあんまり見かけないパナソニックのベロスターミニがいました。せっかくならこれに乗りたいなぁ。


宇治山田駅のステーションは駅の裏側、かつて近鉄鳥羽線開業前に宇治山田までの特急から鳥羽方面のバスに対面接続するために設けられたバス用スロープの出入口付近にあります。このスロープも趣味的には面白いものです。


この日のお宿は宇治山田駅からすぐのFLYCATINN伊勢。無人チェックインで綺麗な作りにリフォームされていますが窓枠などを見るとちょいちょい古さも見えるかなぁという感じでした。
お部屋は本当に最低限の広さでベッドとユニットバスがあるだけ、冷蔵庫は部屋になく廊下に共用のものが置かれているなどちょっとだけドミトリーに近い作りでした。
チューナーレステレビもついていて必要十分な前泊拠点。宇治山田駅目の前のかなり便利な立地でありながら一泊4,280円という安さはかなり良かったです。


翌朝4:30起床。少し前まで雨が降っていたらしく地面は濡れていますが抜けていってくれたようです。嬉しい。
先程も紹介した宇治山田駅のHELLOCYCLINGステーションでレンタル開始。伊勢本街道を大阪方面へ進みます。


ベロスターミニは電池切れでレンタルできませんでした。パナソニックのビビを榛原まで連行することになりました。




私の漕いで行く伊勢本街道と熊野街道は田丸城下で分かれます。
日光市周辺で日光街道といってもピンとこないため「東京街道」の愛称が使われている例と同じく、伊勢で伊勢街道やら伊勢本街道やらといっても伝わらないことから「初瀬(はせ)街道」という表記もよく見かけました。
初瀬というのは奈良県桜井市の地名でちょうど長谷寺のあたりのことだそうです。


5:57 人気がなく雰囲気の残る伊勢本街道の朝。
ここは外城田駅の北にある山の中。参宮線は山を避けて平坦な箇所を通りますが伊勢本街道は山の中を進んでいきます。そんなに勾配があるわけではないのですが未舗装なので部分的には手押しがいいかと思います。


ここにあるのが伏拝(ふしおがみ)坂。大阪方から遥々やって来た旅人が村人に伊勢まであとどれくらいか尋ねたところ「三里山道五里なわて」と言われ、まだ結構あるじゃないか…とこの坂で伊勢神宮を伏し拝んで引き返していったというエピソードが残るそうです。
似たようなものとして、中山道槇ヶ根追分の近くにある伊勢神宮遥拝所を思い出しました。行きたいけど行けないからしゃーなしここでお参りしておこうっていう地であっても石碑が残っているということからも当時の伊勢神宮の影響力の大きさを感じられます。
現代の感覚で言うと未舗装の低規格な道に見えますがこれでもかつての街道、よく見ると掘割になっていて手間がかかっているのが分かります。


山間の道を抜けると伊勢本街道は多気駅の南のあたりに出ます。
大物車シキ800を用いた変圧器輸送のための専用線が多気駅から延びていることで一部に知られるダイヘンの工場の周りをぐるっと回るように進んでいきます。


相可宿は今でも街道の雰囲気を残した建物がいくつか残されていました。高札場の近くにあった道標はまつさか道、くまの道の分岐する三叉路であったそうです。
どちらも主要街道という感じではありませんが、大坂方面からだと相可からこれらの道を使って短絡したほうが便利だったことが伺えます。
そりゃ相可から栃原方面に行くのに田丸まで東進するのは遠回りです。

ここを越えるともう大きな町はないと思っていたのですが、山を越えた先に急に市街地が広がって驚きました。
マックスバリュ・ファミリーマート・コメリが揃っているので普通に栄えています、ここはかつての大石宿。今は松阪市の一部になっています。


道中にはやたらと立派な三重交通の大石バスターミナルがありました。
この規模となると国鉄が鉄道路線に準じて設けた自動車駅がルーツなのかなと調べてみたところはずれでした。
ここはかつて三重交通の運営していた軽便鉄道路線である松阪線の終点大石駅からの転用だったようです。
なるほど確かに大石の町の規模を考えると松阪までの鉄道路線が通っていたというのも頷けます。


大石を過ぎると本格的に山に挑んでいきます。景色は綺麗なんですけど勾配が大変ですね。

この先宇陀方面のメインルートとなる国道166号線は私が進む国道368号線の南側、飯高経由で高見峠へ向かい長大トンネルで越えていきます。
自動車で行く方など普通はこっちを行くんだと思います。


下仁柿の集落を避けるように整備中の国鉄368号線バイパスは進んでいきますが集落の端で途絶えており急に右折を要求されます。
なお、このバイパスは仁柿峠をでかいトンネルで貫く計画なのでそのアプローチとしてだいぶ手前から緩やかに高度を上げる構造になっているためここから旧道に戻されると稼いだ高度がリセットされます。かなしい。




仁柿峠の入口。ここから右に逸れる細いほうが国道368号線となります。
どう見てもメインルートは直進方向だろうと思いますがその直感は正しく、かつての伊勢本街道はここを直進していました。
後に自動車交通のために傾斜を緩和しつづら折りの山道を切り開いて付け足されたのが右側のルートのようです。


酷道と呼ばれる道なだけあって整備状況は正直よろしくありません。こんな道でもおにぎりの看板がついています。


これは…誰がやっているのかわからないですしいいことなのかも微妙ですがガードレールにスプレー書きで峠までの距離が書かれているのが結構助かりました。


峠のてっぺん近くに来ると櫃坂道と合流します。先程の分岐点で左に進んだのち未舗装のハイキングコースを進むとここに抜けるわけです。
こちらが原義的な伊勢本街道なので徒歩の方はこちらのほうがいいのかもしれません。




9:46 仁柿峠を制覇
酷道として知られる道ではあるものの、自転車で走る分にはこれくらいでいい気がします。
新しくトンネルで貫かれたところで自転車は旧道を通ってくださいねという例は今までいくつも通ってきたので(笹子峠など)似たような雰囲気でした。
ここは峠のてっぺんで酷道と未成道が交差するという贅沢な作りになっています。


ここの未成道は先程から何度か話に出てきている整備中のバイパス。峠を越える一番上だけなんで先に造ったんですかと疑問に思われるかもしれません。
実は峠を越えた先の津市美杉町に入った途端から高規格なバイパスが既に完成しておりこの箇所は松阪市飯南町に入ってすぐの場所だったりします。




ここにはかつて峠地区という名前で伊勢本街道の旅人のための旅籠がいくつかあったそうです。


峠を過ぎると高規格な道を下って下多気地区に至ります。
ここには道の駅美杉があるのですが全然賑わっておらずトイレと自販機を利用するのみとなりました。

私は愚かにもそのままバイパスを突っ切って奥津へ向かってしまったのですがこのあたりの旧道沿いには景観保存された多気(たげ)宿場が残されていたようです。
駅名に採用されている多気とは直接の関係はどうやらないようです。この宿場は再訪したいかもなぁ…


多気宿を過ぎると奥津宿までの間に飼坂峠という峠が控えています。ここもかつては苦労したのでしょうが今では長いトンネルでぶち抜いてくれます。


10:38 伊勢奥津駅
名松線というJR東海のローカル線の終着駅があります。なんでこんなところで終わっているんだという支線は調べてみたらかつての宿場町だったというのは意外とよくある話で先程通ってきた大石宿や東海道岡部宿まで来ていた静岡鉄道駿遠線、中山道赤坂宿の美濃赤坂線などもその例です。
山の中なのに津という文字が地名に使用されているのは不思議な話です。
草津温泉や群馬大津は当て字が由来と言われていますがこちら伊勢奥津は雲出川の川港があったことが由来だそうです。


11:15 従井ノ尻谷中央以東三重縣 国界碑
これより先奈良県に入ります。石碑が残っていることから結構昔からここが国の境であったことが分かります。
ただ、ここを過ぎても上り坂が終わりません。普通は国が変わると下り坂になって人の流れ・水の流れが変わるものなんですが…

これについて調べてみたのですが全く分かりませんでした。
奈良県のうち右側に膨らんでいる御杖村・曽爾村の2つは峠の印象で言うと三重県っていう感覚がありました。


11:50 道の駅伊勢本街道御杖
今まで漕いできた国道368号線はここから先名張へ向かい、この先の伊勢本街道榛原方面は国道369号線となります。
この三叉路の便利な立地にあるのがこの道の駅。伊勢本街道の名前が駅名に入っているのかなりいいですね。


さっき経由した美杉はなんもないタイプの道の駅ですがここは大当たりです。温泉併設です。
疲れもたまってきたので温泉に入ってきました。最高ですね。

ただ、サイクリング用に手足に締め付ける力が加わるタイツみたいなサイクリングウェアを着て暑い中漕いで来たので解放されたうえで血行が良くなると急に頭や手足に血が回ってきて急にだるさがやってきました。
いくら本格的な夏が過ぎ去ったとはいえまだまだ暑いので軽い熱中症みたいな症状はどうしても現れがちです。対策は万全していても。


温泉施設に併設の食堂で唐揚げ定食を頂きました。畳の間で足を伸ばしてお食事できるのはかなり良かったです。
くたくたに疲れた状態だったので麺類など通りやすい食事にすればよかったかなあと思ったりしました。
結構後半は満腹でしたがあとから思うとここでカロリーを補給しておいたおかげで後半戦も頑張れたなと思いました。美味しかったです。

もう動きたくないという気持ちを我慢しながら、1速でゆっくりでも確実に前に進むことにしました。正直道の駅を出てすぐが一番しんどかった気がします。
この先牛峠を越えて御杖の町へ、正連寺川に沿って曾爾村山粕宿へ進みました。


曾爾村の山粕宿。宿場の真ん中を交通量の多い国道が通らないように後年バイパス的に付け替えられているのですがかつて国道指定されていた頃のものと思われるおにぎり看板が残されていました。

この先の栂坂峠を越えるとついに宇陀市に入ります。国道369号線は長大トンネル(1,827m)でぶち抜いていくのですが歩道がなく交通量もそこそこあるためサイクリングロード「ならクル」の案内看板では旧道を行くように案内されています。
ただ、旧道に通行止めの看板があったのでしょうがなく長大トンネルを走行。残していたアシストを生かしなるべく素早く通過しちゃいます。
峠道の電動アシストって、急斜面で使うとすぐに電池が無くなってしまうだけなので本当に使うべきは緩やかな上り坂で歩道がなく交通量がそこそこある道を早く通り過ぎちゃうために使用するのが一番いいなと思います。





今までHELLOCYCLINGの自転車といえばヤマハのPASナチュラを漕ぐことが多かったものの今回の相棒はパナソニックのビビ。
手元の操作パネルはアシストの強弱の切り替えとライトのオンオフの操作のみ。速度計や走行距離の確認は一切できません。
電池残量も3段階でしか確認できないのは正直不便でした。なのでバッテリー本体のボタンを押して5段階の残量表示を確認していました。
その代わり感覚としてPASナチュラよりも電池が減らない気がしました。今までの経験から温存するすべを身につけてはいるもののそれにしても電池が残りすぎている。
おかげで栂坂峠トンネルを速やかに抜けることが出来たのは助かりました。


その先の弁財天トンネルは回避する旧道が通行止めになっていなかったので旧道へ。
宇陀市室生上田口、ここを越えると榛原駅までの約12kmは基本的に転がっていくだけです。勝利。


榛原の市街地って思ったよりも栄えていないなぁと思いながら地図を見ると駅まであとわずか。この撮影地から榛原駅までは1kmしかありません。
なんか印象と大きく異なるなぁと思っていましたが駅のすぐ近くに来ると急に大規模なニュータウンが広がっていてそういう都市構造だったのかと納得しました。




15:49 近鉄榛原駅北駐車場に到着。
電池残量は点滅状態。MFゴーストで片桐カナタが「早く使い切るのはNG、残すのはもっとNGです」と言っていましたがそれと同じ、タイヤマネジメントならぬバッテリーマネジメントが要求されるのがHELLOCYCLING長距離ライドなんだなと改めて思いました。




そんなわけで漕いでまいりました「伊勢本街道サイクリングその1」
この先伊勢本街道は桜井から奈良へ出て暗峠奈良街道とも呼ばれる道で生駒山地を越えて大阪に至るルートのようです。


この先の強敵暗峠ですが、実は既に漕いでおります。つまり残っているのは比較的イージーと思われる榛原~桜井~奈良と瓢箪山~大阪のみ。
これくらいならパパっと漕いで早めに完結させちゃいたいと思います。


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西国街道サイクリング その4(小倉→三原→大三島)

2022-06-23 00:38:16 | 旧五街道サイクリング



ホテル光ヒルズさんの無料朝食からスタート。
思っていたよりちゃんとした朝食バイキングが提供されているのが嬉しかったです。


6:55 光を出発。
海岸沿いの国道188号線に沿って柳井・岩国を経由しお昼ごろまでに宮島口まで行けたらいいなぁという感じのプランです。


光から柳井までの間で山陽本線はやや内陸を進んでいきますが、国道188号線は海岸線に綺麗に沿って進んでいきます。
交通量が極端に多いわけではないですが歩道が無いのでちょっとひやひやする道でした。


8:10 柳井に到着。
光からの約22kmを80分くらいで漕いで来たので表定16.5km/hくらいは出ていたでしょうか。
まだ気温が上がる前の時間で信号が極端に少ない海岸線沿いゆえの速度ではありますが距離を稼いでおけたのは良かったかなと思います。


中国電力柳井発電所を正面に見つつ進んでいきます。


JRの駅では柳井の1つお隣、柳井港駅。
柳井港駅の周辺では海岸沿いにいろいろと建っていたため少し進んだ場所から出ていく船を撮影。
こちらは平郡島へ向かうへぐりというお船。朝晩の2往復しか設定が無い航路だったみたいです。


そしてこちらは松山の三津浜へ向かう防予フェリーのおれんじぐれいす。
周防大島の東側を進んでいくためしばらくは陸と並行に航行していきます。


やたらと透明度の高い柳井の海、ちょっとこのあたりで撮影をしつつ休憩。


結構大型のトラックも行き交う国道188号線ですが、運よく自動車が途切れてくれました。


周防大島の玄関口、大畠駅にて。


この駅のすぐ東側には大島大橋がかかっています。
かつては国鉄が大島連絡船と島内国鉄バスを運行していた周防大島、鉄道が無いのに国鉄が移動を担う少し変わった場所だったりします。




大島大橋から海岸沿いを走る列車を俯瞰する光景が有名な場所ですがあんまり寄り道もしていられないので橋を登るのはやめておきました。
奥に大島大橋を絡めて撮影。結構いい感じかなぁと思います。


柳井市を出て岩国市へ。とはいえ岩国駅まではあと23kmほどあります…


この先では岩国保津のウォンツというドラッグストアで休憩を挟んだくらいでひたすら漕ぐのみ。
食品も売っているタイプのドラッグストアって結構助かります。
疲れたときにはひたすら甘い菓子パンが効きます。


11:16 岩国駅前に到着。
まだ山口県内ではありますがここまで来ると感覚的には広島の近郊っていう感じがします。

岩国からは鉄道と同じく、山間の玖珂回りで通ってきたルートと合流。ここからは再度国道二号線を辿っていきます。




和木駅の近くで思わず立ち止まったのがこちら。


奥のほうで煙を上げている工場のほうへ向かって登ている築堤、橋が撤去されていることから廃線と分かりますがかなりはっきりと遺構が残されています。
駅としては和木駅のほうが近いのですが、線路は北へ向かい川を越えて広島県に入り大竹駅から延びていたようです。
県境の小瀬川の堤防の踏切部分などにもかつてもう1線通っていたことを示すスペースが残っているみたいです。




県境としてはかなり小規模な小瀬川を越えると広島県大竹市。
県を隔ててはいるものの、岩国と大竹は一体化した都市っていう印象を受けました。


広島の電車、RedWing
岩国を過ぎ広島シティネットワークに入ったことを実感させてくれます。




引き続き海岸を進んでいくのですが、このあたりで海の向こう側に結構高い山が見えてきます。
あれが厳島、別名宮島です。このペースならお昼に間に合いそうです。


12:34 大野浦駅
広島シティネットワークに入ってから駅舎がやたらと小綺麗になった印象があります。


国道二号線と山陽本線はぴったり並んで海岸線を進んでいきます。
そんな区間で伊勢の赤福並みに主張してくる「JR宮島ゆきカーフェリー」の広告。
広電系の宮大汽船と旅客の奪い合いを繰り広げていることから広告も熱心です。


良きカーブな場所で踏切の音が聞こえたので構えてみたところ、キハ47の4連が回送で下っていきました。
芸備線で使用されている車両と岩徳線で使用している車両を交換して、一定のサイクルで広島運転所で検査を受けられるようにしているのかなぁと思います。




前空駅で上下列車が顔合わせ。学生さんがテスト期間なのか結構な人数が乗車していました。


12:52 宮島口駅に到着。
自転車をどこにおいておけばいいか探し回ったりしましたが広電宮島口駅の目の前に無料駐輪場がありました。


お昼までに宮島口という目標を立てていたのはこのため、宮島名物のあなごめしです。


平日ではあるものお昼時とあって結構並んでいました。さすが有名店。
店内にはかつての駅弁の掛け紙も展示されていました。

この掛け紙、一点だけ気になる点があります。
鉄道管理局ではなく鉄道局なので1920-1949年のものということは分かるのですが、門司鉄道局の表記となっている点です。
神戸鉄道局と門司鉄道局の境界駅は柳井津(現:柳井)駅だったそうで、つまり宮島口駅は神戸鉄道局の管内となるはずです。
上り下りで掛け紙を変えていたなんて凝った事をしていたとも考えづらいですし、何故なんでしょうか…?
復刻版が発売されたこともあるみたいですがそちらの表記も門司鉄道局、ただそれに対して触れて調査までしている方はざっと調べた限りいなさそうです。気になる…


やってきました、あなごめし(上)
2,250円もする高級あなごめしです。外はカリっと中はふわっと焼き上げられたあなごがタレと絡んで最高にうまかったです。
個人的にあなごが大好きなので本場の有名店で食べられるのは最高でした。




お昼ご飯を食べた後、ちょっと宮島口駅周辺を散策。
暫く来ないうちに宮島港フェリーターミナルがかなり綺麗に変わっていてびっくりしました。
広電宮島口駅ももうすぐ新しいホームに変わるみたいです。ホームの案内表示器や出発信号機の設備は既に完成しているようでした。


宮島を離れて広島市街地へ向かいます。海の向こうに見えるビル群ですね。




宮島から広島市街地へ向かう際に国道二号線を跨ぐ歩道橋を通る必要があります。
折角なのでここで宮島線の列車を撮影。低床5連接車は迫力があってかっこいい。

ちなみに、広島から宮島へ向かう国道二号線の左側に宮島線が走っているこの区間では、先程のJRと同じく宮大汽船のフェリーの広告が並んでいました。


3連接のぐりーんらいなーもまだまだ頑張っています。


この日もかなり気温が高かったのでポカリとアイスが欠かせません。
塩分チャージタブレットもこまめに摂取していたためか今回は熱中症に悩まされることなく健康に漕げて良かったと思います。




15:23 広電西広島(己斐)に到着。
かつてはここ西広島までの宮島線は路面電車ではない普通鉄道規格で、この駅は乗換拠点として重要な位置を占めていました。
そのためか現在も広い構内を備えた立派な駅となっています。


広島市内の中心部には立ち寄らず、とはいえバイパス道の国道二号線を通るのもなぁと思ったので1本北の平和大通りを行くことにしました。
西観音町電停付近で路面電車とはお別れ、平和記念資料館の南を通り比治山のトンネルを通って広島の市街地を抜けていきました。


段原にて広島市のぴーすくるとご対面。


17:00 中野東駅付近まで飛ばしてきました。


大きな右カーブを描くと列車は瀬野駅へ入っていきます。


JR瀬野駅ではスカイレールサービスのみどり口駅と隣接していて坂の上のみどり中央までの間を結んでいます。


瀬野駅を出ると西国街道の難所の1つ、大山峠に挑みます。
峠の入口の時点で目に見えるほどの坂になっています。
大山峠というと馴染みが無いかもしれません、鉄道界隈でいう所のセノハチと呼ばれる勾配区間がそれです。


17:52 旧山陽道 凉木一里塚跡


日も暮れてきてしまいました、坂道を生かした棚田が綺麗に見られました。


道中で大規模な道路工事をしていました。調べたところ東広島安芸バイパスの上瀬野IC付近の構造物みたいです。


18:35 何とか完全に日が暮れる前にやってこられました。
旧西国街道と山陽本線が交差する番東原第4踏切。瀬野方はこんな具合のカーブを描いています。
鉄道は瀬野駅から八本松駅にかけてずっと上り坂となっていますが道路はこの少し手前で峠を越え暫く下り坂、八本松駅の手前で再度登る形状となっているためこの先では山陽本線は結構高いところを走っていきます。


18:40 狙っていた列車がやってきました。
後補機ありの標識…?と思いましたがどうやらただの球切れみたいです。


セノハチ名物の後補機、EF210-300が後押しする勾配区間らしい写真が取れて満足しました。
一番よく見る構図な気がしますが、ここも旧街道沿いだったんですね。


東広島市西条のあたりでこの暗さ、ここを逃すと宿は三原まで期待できません。
時刻は19:20、この時間ならまだ行けます。


途中田万里バイパスのあたりで歩道消失で来た道を引き返す羽目に…
バイパスの北側の道を進むと、しばらく広島方面車線の左側を側道が沿って並行しているのでこれはいけるわと進んだところ途中で道が消失。
本線は上下線が反転している区間なので左折合流不可。というかバイパス道路の歩道もないところを自転車で突っ走る勇気すらありません。

しかもここは広島方の上下反転か所から少し行ったところで下り勾配に変わるので、折角ヒャッハーと下って来た道を押して戻らねばなりません。
その後広島方面車線をまたぐ橋を渡ってみたものの明らかに私有地にぶち当たるため断念、再度戻ってバイパス下を潜って次こそはと進んだもののまっすぐ進むと行き止まり…
この区間で結構な時間を消費してしまった気がします。
しかも、ここを攻略した後の山岳区間を行く道が細く該当が一切ない真っ暗な下り坂。かなり怖い道でした。

この先竹原新庄~日名内の国道二号線登坂区間もスリリングな道でした。
歩道が無く路肩も狭いのに右へ左へカーブしており、トラックの交通量も結構多いという悪条件。
勾配的には全然いけるのですがなるべくスピードを出して早く安全圏に向かうためアシストを活用して切り抜けました。
自転車で安全に走行できる道を選ぶなら、こんな山中をバイパス道みたいに抜ける国道二号線よりも、山陽本線にピッタリ沿って進むルートを選ぶほうがいいのかもしれません。


21:13 ファミリーマート本郷町南方店にて休憩。山陽本線で言えば三原まであと1駅なのですがこの1駅間は12kmほど離れています。まだまだだ…
軽い食事で栄養補給と思っていたのですが、どこ行っても売っていないにじさんじチップスが店頭に並んでいるのを見てついでに購入。
コンビニ駐車場の片隅で自転車を止め地べたでおにぎりとゼリー飲料とポテチを食う不審者をやっていました。


22:18 ゴールが目前に見えてきたので宿に入る前に松屋で食事を。
運動していて暑かったので冷奴~cool guys~を追加。
少し前までは20時を過ぎると店が閉まって晩飯に困るとかあったので、こんな時間でもうまいキムカル丼が食べられるというのはありがたいことです。


22:55 城跡を貫く新幹線駅、三原駅に到着
本日のお宿は三原駅からすぐのホテルリブマックスBUDGET三原駅前。
リブマックスって極端に安いので今まで南下避けていたのですがいざ泊まってみると全然ありだと感じました。
設備がいろいろ古かったりはするもののフロントの対応もよく今後も使っていこうと思いました。

<翌日>

残り僅かなので最後の区間についても1記事で書いちゃおうと思います。


利用料金が安すぎるミクチャリさん、とても助かります。


尾道まではあと2駅、あっという間です。とはいえ三原~糸崎がかなり近く駅間距離は一定ではありません。
ちょうど三原駅と糸崎駅の中間地点のあたりに三菱重工三原製作所があります。その敷地内に蒸気機関車が保存されてるのを発見。
屋根付きでかなり綺麗に整備されているC5776と日本セメント糸崎工場で活躍していたスイッチャーみたいです。

こういう保存車両なんかをブログ書きながら調べていると、嗚呼通った道のすぐ近くにも保存車両居たんだ…となることが多々あります。
尾道のD51422とかすぐ近くを通過したのに気付きませんでした…


8:08 尾道駅前に到着。
これにて前回三宮からやってきたルートと繋がりました。あとは自転車を返却するだけです。

この先しまなみ海道を漕げるように電池は30%残していたのですが、朝起きたら残量が1%になっていました…
そんな予感はしていたんです。1泊目の時点で朝起きたら20%ほど放電していたので返却できなくなることを恐れて30%残していたというのもあります。


しまなみ海道はこの前漕いだので今回は尾道~瀬戸田でお船に積むことにしました。
運賃1,300円に加え電動自転車持ち込み600円が加わり1,800円。
1,000円/12時間の自転車を借りていると高く感じてしまいますが瀬戸田まで運んでくれるのはありがたいことです。


途中でジャンボフェリーの新造船あおいも観察できました。乗りたいなぁ。


船員さんにTwitterでの異常行動を認知されているというびっくり事態になったりしつつ瀬戸田に到着。ありがとうございました。






さて、この先の区間を行くのはこれで3回目。再放送もいい所なので写真を載せるだけにしておきます。


10:47 サイクリストの聖地 道の駅多々羅しまなみ公園
三宮からの車両と小倉からの車両が聖地巡礼でやってくる中継地点、大三島。遊ばせていただいております。




電池ピンチですが何とか無事に返却完了、通信エラーが2回ほど起こり不安でしたが何とか自力で返却処理を済ますことが出来ました。


前回は道の駅の営業時間外で食べられなかったどら焼き、走破記念で食べてきました。
美味いのは当然なのですが、正直この日はろくに漕いでいないのでさほど疲れていません。運動後の糖分が染みるぅ!という感じにはなりませんでした。


道の駅ということでここでお昼ご飯も食べていくことにしました。
釜揚げしらす丼、シンプルながらとても美味しかったです。

今回はバスで今治へ出て、特急で徳島へ帰ることにしました。この時間から帰っても徳島に着くと夕方なんですよね…遠い。


そして今回の分を追加した走破マップがこちら(拡大可能)
あっという間にマップの範囲が広がってしまいました。なんだこれ。

よく見ていただけるとわかりますが、実は三宮~大阪が繋がっていません。惜しい。
なので、なるべく早めにここを繋げなければ、と思っています。


おわり


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西国街道サイクリング その3(小倉→光)

2022-06-14 20:10:30 | 旧五街道サイクリング

5月31日、私は徒歩で徳島港(東沖洲)へ向かっておりました。
今回乗船するのはオーシャン東九フェリー、オレンジ色の帯を巻いたフェリーどうごです。
日光街道を漕ぐために東京へ向かった際に乗船したオーシャン東九フェリー。
東京~徳島~北九州の航路のうち今回は徳島~北九州を利用。

というか、日光街道漕いだのもう1年も前のことだったんですね。早い…




オーシャン東九フェリーでは2022年の7月より、コロナ渦の中個室利用慫慂のため割安で提供されていた個室を従来のルームチャージ制に戻すとプレスリリースされております。
今までは個室単位での料金のみが設定されており1人で使うと割高になっていたものが部屋定員で割った1人当たりの料金で利用できる最後のチャンスかもと思い今回は3,000円ほど追加して個室を利用してしました。
最安の寝台区画でも十分快適なのですが、ここなら絨毯敷きの机があるので部屋で靴を脱いで楽な感じで食事をとれるのはメリットかもと思いました。
あと、テレビもついていますが普段見ない人なので別になくてもいいやって感じでした。


オーシャン東九フェリー名物の自販機レストランでお昼ごはん「5種ナムルのプルコギビビンバ丼」
通常であれば1食単位での注文はできない食卓便のサービスですがオーシャン東九フェリーであれば1食から食べられます。これが結構おいしいんですよ。




晩御飯は値引きされていたミートソーススパゲティとパックごはん。
宇和島名物のじゃこ天が入ったパックごはんが新商品として売られていたので買ってみました。美味しかったです。

自販機だけとはいえ徳島発着で利用するなら1泊するだけなので全然不自由しないシステムだと思います。
むしろ、夜中でも気軽に買えてしまったりするので逆に散財してしまうのかも…(笑)


14時ごろに乗船し翌朝まで、そこそこ長めではありますが程よい乗船時間で楽しめました。


オーシャン東九フェリーは瀬戸内海を行かず太平洋側を抜けていくのですが、室戸岬~足摺岬の間の土佐湾の箇所以外は意外と陸地に近いところを通っておりスマホの電波は割とちゃんと入りました。


全力でぶれているこの画像は足摺岬の沖合。船内からこれだけの明かりが確認できるほどには近いところを航海しています。


320円の連絡タクシーに乗車して門司駅へ。利用者は私だけで運転手さんとお話ししながら送ってもらいました。
タクシー1人利用で山越え区間を約10km20分ほど乗ることを考えるとかなり破格で乗車させていただいちゃったなと思いました。ありがとうございました。




6:15 小倉駅前 セントシティ横ステーションにてレンタル開始。


6:37 門司駅北側の赤レンガ倉庫




このエリアって結構赤レンガ倉庫が多く残っていて面白かったです。
関門製糖の工場では現在も赤レンガ倉庫が現役で、新しい部材と組み合わされて運用されているのがかなりいい感じです。


小森江駅を出て1つ目の踏切がいい感じだったので九州を出てしまう前に列車の撮影を。
やって来たのは珍しく特急列車、朝に3本だけ門司港始発で設定されている特急列車のうちの2本目の列車、かもめ101号佐賀ゆきです。
DXグリーンありの787系7両編成、かっこいいものが見られました。


続いてやって来たのは811系リニューアル車。前に九州に来たときはまだリニューアル車のほうが少なかった気がするのですが…


何気なく撮っていたのですが、後ろ側の編成は走行中に検束できる装備を備えたRED EYEでした。ちょっと珍しいかも。


このポイントで狙いたかったのは実は上り門司港行き、関門製糖の煙突を背景にやって来たのは415系でした、最高です。




門司港駅を過ぎ、門司港レトロ観光線にそって和布刈に向かいます。


7:40 関門トンネル人道入口


人道トンネル内は車両の走行が禁止となっており、自転車・原付は押して進まねばなりません。
水曜どうでしょうの原付西日本で100円タレント二人だけ別行動させたあの場所です。
トンネル内で折り返してウォーキングを去れている方が結構多くおられました。




陸続きになっていない福岡県と山口県の県境を越えます。


まだまだ目的地は先ですが、関門突破!だそうです。




自転車の通行料金は20円でした。徒歩だと無料です。


駅で言うと埴生~厚狭のあたりにある談合坂。結構な坂道を上ったと思ったのに2桁の標高…
談合坂といえば甲州街道野田尻宿ですが、こちらもそういったエピソードがありそうな気がします。


厚狭駅の近く、国道二号線と交差するポイントにて。
線形がかなり良さそうなのですが暫く列車が来ないみたいだったので撮影はできませんでした。

なお、この箇所ですがちょっと面白い場所だったりします。高架道路の国道2号線からわざわざ地表に降りるのが億劫だったのでわかりやすい写真はないのですが…


雑な図ですが簡単に表すとこんな感じです。
新幹線が出来る前は今より本数が多く、それこそ今回のように暫く列車が来ないので撮れずじまいなんてこともなかった山陽本線。
そんな路線を横切って通る列車がこれまた多数運行されるとなると、平面交差で凌ぐわけにはいかなくなってきます。
かつては宇部線~美祢線間で宇部興産の貨物列車が多数設定されておりました(国鉄の赤字路線割増運賃の振り分けで貨物が儲かっているからと除外されたほど)
このため厚狭駅と2つ隣の宇部駅の間には交差支障なく山陽本線を跨ぎ越すための貨物支線が存在していました。
その後の新幹線開業と貨物列車廃止によって廃止されてしまったものの、今でも線路があったスペースや立体交差地点の名残が残っています。


その先で山陽新幹線と交差、こちらなら本数は結構やってきます。
トンネルを出てすぐの地点なので厚狭駅を通過するのぞみ号などを撮影するのは難しめですがこだま号なら比較的低速で狙いやすかったです。


かつて宇部駅から北上して船木鉄道が通っていた船木を過ぎると国道二号線は山を突っ切り厚東に抜けます。
この区間の国道二号線は左右にカーブが多く歩道が無いのに交通量が多い道で自転車泣かせな気がしました。
そんな早く抜けたい区間ですが一か所どうしてもよしたいポイントがこちら。




かつて紹介したことのある宇部興産専用道路。日本一の私道でアメリカンなダブルストレーラーが宇部と伊佐鉱山の間を走っています。


スカニア製の新しい車両もやってきました。この顔結構好きです。


赤茶けた色の屋根が並ぶ様子を見ると山口県を走っているんだなぁというのを実感します。
石州赤瓦のこの色合い出そろった街並み、どことなくイタリアというかそこらへんと近しいものを感じます。


12:10 周防長門国境
今はともに山口県ですがかつては別の国、宇部市を出てここからは山口市に入ります。


すぐ近くにはおいはぎ峠という物騒な名前の飲食店が。残念ながら店休日でした。
調べてみたところ"ジェネリック"山賊と紹介されていました。おぉある意味わかりやすい。


石州赤瓦とともに山口県らしい黄色いガードレールも沿道に現れました。


13:38 防府市へ
「幸せます」という怪レい日本語は方言らしいです。実際そんなに使わないけど地域PRのキーワードフレーズとして多用されてるみたいな感じがします。


折角ミクニの自転車を借りているので全く関係ないものの三国重工業の前で記念撮影。




14:25 防府大橋
山陽新幹線に乗っていると国道二号線・山陽自動車道と並走するこの箇所に覚えがある方もいるかもしれません。
並走したままこの先でトンネルに突っ込んでいくためトンネルが4本ずらっと並んでいます。


国道二号線防府バイパス防府第三トンネルにて。
バイパス道でありながらちゃんと舗装が用意されていて遠回りを強いられることが無いというのはありがたい限りです。


バイパス道なので結構高い場所から防府の市街地を見下ろします。






15:37 椿峠 標高94m
結構な坂を登って来たかなと思ってもこの高さ、やはり海沿いは全体的に見て平坦です。
峠を越えると自治体が変わり、徳山駅を中心駅とする周南市へ。


15:50 道の駅ソレーネ周南
戸田地区の中心地付近にある道の駅。屋根は大きいものの道の駅としての規模は結構小さめだなぁと思ったり。


猫がくつろいでいました。この距離まで近づいても逃げないってかなり人間慣れしてますね。


少し進んで国道二号線沿いに立地する戸田駅へ。
この駅舎の雰囲気、背景も相まって最高じゃないですか?


17:19 ローソン徳山新宿通店で休憩。
この時間に徳山となるとどこまで進むか迷いものです。
ちなみに購入した水は冷却用。インナーウェアの上からだとすぐに流れていかず気化熱でじわじわ涼しさが続いてくれます。


櫛ヶ浜を出ると線路は玖珂経由の岩徳線と柳井経由の山陽本線に分かれます。
国道二号線に沿って行くなら岩徳線回りなのですが、途中に泊まれそうな都市が無いことから山陽線周りの国道188号線経由を選択。


結構前ですがClass800陸送イベントを見に行った懐かしの下松・日立製作所前に到着。
工場内なので撮影は控えましたが、西九州新幹線用のかもめ号N700系がちらっと見えました。


さてこのあたりで日も暮れてきそうなので宿を確保することに。
流石に岩国までは着けそうにないので柳井に泊まれれば…

と思っていたのですが、平日なのに柳井のホテルがどれも満室…
翌日以降の状況を見る感じどこも空いているので、直前予約を蹴っているだけな気がします。
山陽地方の都市は工場が立地していることも多いので出張の需要という説もありますが、柳井の規模で全滅とは情けない…


下松市を出て隣の光市へ。この2つの市は隣接しているのにその間には1つ山を隔てており、山陽本線と国道188号線は海沿いにへばりつくように進んでいきます。
松の木が立ち並ぶいい感じの雰囲気の道、いい雰囲気です。


19:28 光駅に到着。
記事タイトルからばれちゃってますが、この日の目的地はここ光です。
駅がある虹ケ浜地区から約4km進んだ光井地区のほうに市役所・郵便局・警察署などが集中しています。
鉄道で訪れるとなるとこの距離感は困ってしまいますが自転車なら問題ありません。


そんなわけで20時前と早めですが本日のお宿、ホテル光ヒルズへ。
ソフトバンクの白戸次郎が光へ行くCMでも出てきたホテルです。
ウェルカムドリンクがアルコールありなのがやるなぁと思いました。コークハイを頂きました。


晩飯はコンビニで調達。体が米と肉と冷たい麺類と甘未を欲している…


山口エリアのセブンイレブンでは限定のおにぎりが売っています。
山賊むすびは売っていませんでしたがシリーズの海賊むすび&しそわかめとつぼ漬けをゲット。
コンビニ飯でも意外とご当地商品を扱ってくれていたりするの嬉しくなっちゃいます。


この日の移動は約125km。まだまだ山口県は続きます。

つづく。


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西国街道サイクリング その2(岡山→大三島)

2022-05-28 23:48:55 | 旧五街道サイクリング
兵庫県神戸市三宮から愛媛県今治市の大三島まで自転車を漕ぎ通す今回の企画。
タイトルには西国街道とつけていますがそこまで意識しておらず基本的には国道二号線を辿っています。
特に、今回の「その2」の区間では西国街道と国道二号線のルートが大きく外れます、場合によっては完走後この区間を追加履修する必要がありそうです。
本来の西国街道は海から大きく外れ、矢掛・神辺などを通り備後赤坂駅の近くで国道二号線に復帰する感じのルートをとっています。だいたい井原線に沿った感じですね。


5:15 岡山駅前を出発
東横インの朝食権利を放棄し早々に出発。長距離漕ぐので6時半とか待ってられません。


早島ICの近くでは結構な起伏があってそこそこ大変でした。
山陽本線に沿って走っているイメージですがこのあたりまでは瀬戸大橋線に沿っているんですよね。


バイパス道路なので倉敷の美観地区など中心部はスルーして進んでいきます。


上を越えていくのは水島臨海鉄道、ちょうど国道二号線と交差する箇所に西富井駅があります。
列車が来る時間なら撮影していきたいところでしたが、結構待つみたいだったので退散。


7:45 新倉敷~金光 竹川堤踏切にて
国道二号玉島バイパスは里見川を越えるか所に歩道が無いのでちょっと迂回して橋を越える必要が出てきます。
竹川橋を経由していこうと思った時にたまたま近くに山陽本線の踏切があったので休憩がてら撮影をしていくことにしました。
うまい具合に縦曲線が効いたストレートで、適当に寄ったにしてはいいポイントでした。


浅口市を過ぎ笠岡市に入りました


全国どこでもありそうなロードサイドが現れました。
なんだかんだこういう場所って食事とるのに助かるので重宝しています。


8:40 すき屋2国笠岡店で朝食
国道1号線は国1、国道2号線は2国と略されることが多いのかなといったイメージがあります。国1エリアの民としては違和感ですが…
既に3時間ほど漕いでお腹が減っていたので、朝食セットをごはん大盛り豚汁変更半熟卵変更とちょっと贅沢しちゃいました。


笠岡駅からすぐの笠岡港旅客船ターミナルと違いちょっと離れた伏越港に止まっていたのは北木島へ向かう笠岡フェリー。


伏越ではすぐ際に海が迫る中トンネルが現れちょっとびっくりしました。
歩道が片側にしかない箇所でちゃんと案内看板が建てられているのは流石一桁国道、親切で助かります。


9:30 広島県福山市に突入。


この区間では真横に山陽本線がぴったり並んでいます。




折角なので何枚か撮影。もしかして有名ポイントなのか、ここのポイント見たことがある気がします。
下り貨物列車のラッシュ時間帯みたいで貨物がたくさん見られました。
EF210の新塗装って結構増えてるんですね、レアものってイメージのまま情報が更新されていませんでした。


ゆめタウンと天満屋が一緒になったかなりデカそうなショッピングモールが現れました。
これだけでかいショッピングモールが立地しているのは岡山を出て次の大きな都市である福山市。
ポートプラザ日化という名前で、日本火薬の工場跡に造られたそうです。


車線数もかなり多くなり賑わいを感じる福山市中心部。


10:40 福山~備後赤坂駅間の山陽本線沿いで停車している貨物列車を発見。
ここは福山新幹線保線区、新幹線基地へのレール輸送列車の返却回送として出発を待っている状態だったみたいです。
貨物時刻表を見た感じ東福山9:56→福山10:08の9093列車の折り返し、福山11:49→東福山12:01の9092列車でしょうか。
既に空車になっていますが荷下ろしってこんなに早く終わるんでしょうか…?

この列車が止まっている場所はちょうど備後赤坂駅と福山駅の中間地点といったところ。
下り列車が山陽本線からここにアクセスするには上り線を跨がなければいけないので、貨物駅か信号場として扱われているのかなぁと思っていましたがここも福山駅の構内扱いみたいです。

【前面展望あり】福山駅~折り返し列車の逆線走行~

ここの渡り線を通って福山駅に入線する旅客列車が設定されており、約2kmに渡って天下の山陽本線を逆走するみたいです。やば。
こちらの動画は前から知っていましたが、そうかこの保線基地の渡り線も兼ねていたのかと納得でした。


備後赤坂~松永にて、直進したらいつの間にか国道2号松永パイパスに進んでいて途中から歩道が消失したので山陽本線を渡ってバイパスじゃないほうの国道2号線に復帰しようとしたときについでに撮影。そうか福山駅より西側だと227系が見られるエリアなんですね。
今じゃ東は福山まで西は新山口まで運用しているという227系RedWing、新山口行きの列車とか見てみたいなぁって思ってます。


11:30 尾道市に突入




しまなみ海道1つ目の橋、尾道大橋と新尾道大橋。


ただし自転車はこの橋を通れません、サイクリスト向けの看板があります。
が、この🚴マークのところ、露骨に何かを隠していますよね。文字数的に生口島でしょうか?
過去にはフェリーでの運航だったのが高速船の運行に切り替えられたタイミングで消された感じかなぁと推理します。


12:10 尾道駅前
思いがけず後ろに尾道コミュニティサイクルが写り込んでいたのが草な写真になりました。

お昼時に尾道にやって来たのでもちろんラーメンを頂くことに。
千光寺や尾道市役所の近くの名店に行ってみようと思ったのですがどのお店も長蛇の列でした。
日曜日のお昼時なのでしょうがない気はしますが、とはいえもうこんなに観光需要って戻ってきているんだなぁとも思ったりしました。


空いてそうだったので前に来たことがある駅前の尾道ラーメンたにさんへ。
駅前のらくちんな立地ながらうまいのでおすすめです。唐揚げとライス付きのボリューミーなセットで大満足です。




千光寺がモチーフなのでしょうか、変わった形の船で向島に向かいます。
乗船料金は船内で収受するスタイルが取られていました、券売機どこだろと思っていたらそういう。




駅前渡船は向島に着いてからしばらく運河みたいなところを進んでいきます。航路の半分くらいは運河感があります。
並行する福本渡船はそういうことが無いので距離が短く、日本一の短距離フェリーになっているみたいです。


真っ赤な向島大橋をみながら因島のサイクリングロードを進んでいきます。




しまなみ海道最初の橋、因島大橋。


しまなみ海道の橋って結構高いところまで上がらなきゃいけないので結構しんどかったりします。
サイクリングロードなのでそこまで無茶な勾配ではないものの、この勾配をアシストなしで越えていくの大変ですよ…
しまなみ海道のために電池を温存しておいて正解でした。


ここは上下2階建てで歩道と自転車道が下層に通されている構造でした。




次に渡るのは生口島に渡る生口橋、ここは自動車の横を自転車道が通っています。原付専用道は自動車道の向こう側に設置されています。


生口島の瀬戸田地区に渡ると見たことのある場所に出ました。
このあたりからは過去に電動キックボードで走ったことのある道なので知ってるんですよ。


ヤシの木が並ぶ海岸沿いを漕いでいきます。


今回のサイクリングで最後の橋、多々羅大橋を渡っていきます。




多々羅大橋を渡ると愛媛県今治市に入ります。
前回来たときは電動キックボード(=原付道)だったのでこの県境モニュメントを拝むのは初めてです。


16:06 道の駅多々羅しまなみ公園
HELLOCYCLINGでサイクリストの聖地にアクセス、やってやりました。




記念撮影を済ませたところで、道の駅に設けられたHELLOCYCLINGステーションに返却。


ここだけ見れば通常のHELLOCYCLINGなんですが。
というか全国的な視点で見れば異端児は左側の青い5台のほうなんですよ。


走破記念にサイクリストの聖地焼き印入りのどら焼きでも、と思ったら道の駅が営業時間外。16時閉店ですか、早い…
仕方ない、今度来るときは営業時間に気を付けます。


折角なのでしまなみエリアの自転車を利用してみることにしました。
ただ、ここのエリアは利用料金がめちゃくちゃ高いので他所の感覚で使うとびっくりするかと思います。
300円/15分・6000円/12時間という価格設定なので三宮からの今回の移動を逆区間で実行しようとすると破産します。

今回のサイクリングで利用した三宮の個体は30分まで130円、以降100円/15分・1800円/12時間の価格設定なので32時間3分の利用に対しての料金は5,270円(-130円クーポン適用)
この値段は在来線普通列車や高速路線バスで同区間を移動した値段と大差ないのでかなりリーズナブルな移動になったんじゃないかと思います。
仮に同じ時間の移動にしまなみ価格を適用すると利用料金は21,900円。4倍以上かかっちゃうのはさすがにきついです。

とはいえしまなみ海道で本格的なロードを予約するとなるとそれなりにハードルも値段も高いですし、それと比べると気軽に乗れるので成功しているんじゃないかと思いました。ヘルメットも用意されているのがちゃんとしていて高評価です。
しまなみ海道に入ってから、尾道コミュニティサイクルと同じくらいの頻度でちらほらと利用客を見かけました。


道の駅多々羅しまなみ海道から約5km離れた盛港のステーションまで漕いできました。
300円/15分とかいう暴力的な料金設定なのでどうにか間に合わせようと爆速で漕ぎましたが1分間に合いませんでした。
表定速度20km/h越えはさすがに現実的じゃなかったです…




盛港からは忠海ゆきのフェリーに乗船。




うさぎで有名な大久野島を経由するため船内はうさぎの装飾だらけでした。
この便が日曜日の大久野島から本州へ戻る最終便だったため大久野島からはかなり乗ってきました。行ってみたいなぁ。






忠海港からは徒歩圏内に忠海駅があるので離島フェリー航路にしては鉄道アクセスが良好かと思います。


うさぎの島の最寄り駅ということで忠海駅もうさぎのイラストがあったりしますが、ここの主は実は猫みたいです。




駅にこれだけ猫が住み着いているのも珍しいんじゃないでしょうか。うさぎを見に来た観光客のおこぼれを狙っているのかもしれませんが。




そんな感じで岡山に戻って宿泊しました。




ちょっと贅沢にと泊まったグランヴィア岡山が思いがけずトレインビューでかなりgood👍でした。


元々は3日くらいかかると思って予定を組んでいたので暇になってしまった最終日ですが、国鉄色復刻のやくも号を撮りに行くのにちょうどよかったです。


岡山のももちゃり、アシストこそないものの変速ありで軽く漕げて良かったです。





さて、西国街道と称して尾道のあたりまで漕いだわけですが残り半分もいつかは漕いでみたいなぁと思います。
さすがに距離が長いのでそんな気軽に漕ぎには行けませんが…

またいつか、ということで。


ちなみにこちらが現在のシェアサイクル走破記録です
(ついに画像圧縮しないとアップロードできないサイズ感に…)


おわり


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西国街道サイクリング その1(三宮→岡山)

2022-05-20 14:14:20 | 旧五街道サイクリング
こんにちは、またまた自転車移動系の記事となります。五街道漕ぎきってなお満足しないのは我ながらおかしいとは思います。
約1ヶ月ぶりの四国脱出、淡路島経由のいつもの高速バスで三ノ宮へ。


三ノ宮の駅前にはドコモバイクシェア系「こべりん」が展開しています。
見たところ全車両が新型アタッチメント搭載の新しい車両に置き換えられているようです。やっぱり新しいほうがいいですからね。
私が向かうのはジャンボフェリーと宮崎カーフェリーが発着する神戸港第三突堤の並び、神戸新港第一突堤にある新港町ポート。


こちらは神戸みなと温泉蓮の駐車場の目の前にあり、この施設へのアクセスを考慮して作られている感があります。

このすぐ近くにはもう一社、あの会社のシェアサイクルステーションが存在しています。
HELLOCYCLING 神戸みなと温泉蓮ステーション
こちらは、倉敷地区から撤退した現在本州で最西端のハロサイステーションとなっています。
ここから西側は高松(非アシスト)・小豆島・しまなみ海道と言った具合でかなり距離があいております。流石にこれだけ離れると厳しいなぁ…

と思っていたのですが、調べてみると東海道ほど道中に険しい峠がなく、全般に平坦な道のりであることが判明。これならいけるかもと実行することにしたのでした。

今まで旧街道を漕いできたため、一応は西国街道を辿るってことにしていますが基本的には国道2号線をひたすら漕いでいます。
バイパス道路が整備されている区間などで旧道に誘導されるなどしましたが結果的に西国街道を辿っているような場面が何度かありました。


8:03 レンタル開始
新型アタッチメントを装備した車両番号C代の車両が電池100%で居てくれたので助かりました。




8:33 川崎車両本社ビル
前から見に来たいと思っていたものの若干駅から遠くて後回しになっていた保存車両。


2つのこだま号が並べて展示されています。


こちらの車両、国鉄特急らしいボンネット特急車両がかっこいい151系
…かと思いきや、称号規定改正前の20系電車としての車番が復刻されています。


151系といえば東海道・山陽本線電車特急のエース、の割に保存車両が2両のみなんですよね。
巨大な窓が特徴のパーラーカーとか見たかったなぁとか思っちゃったりします。


この奥、本社ビルの中には台車などの部品類もいくつか置かれていました。
特に目立つのはefWING台車。四国7200系などに採用されているなんかかっこいい()台車です。性能面は正直よくわかりません…


9:10 須磨浦公園に到着。
看板のイラストなどを含め、須磨浦山上遊園は「おりたたみ自転車はじめました」の星井さえこさんがデザインを手掛けています。



折角なのでグッズを買っていきたいなぁと思っていたのですが、売店の営業時間は10時から。残念…




塩屋~舞子あたりにかけては海沿いの区間を山陽電車とJR神戸線が走っており、どこで撮っても画になっちゃいます。
晴れていればもっと綺麗に見えるのかもですが、あんまり晴天だと自転車漕ぎとしては体力消耗に繋がるのでこのくらいがちょうどいいのかもです。






塩屋駅でも撮影、まだまだ序盤なのですが撮影にかまけすぎて全然進んでいません。


明石海峡大橋が近づいてきました。


10:20 なか卯垂水海岸通り店
なか卯の朝食は10時までなのですが、サイクリングで来ると大体10時を過ぎちゃっております。
草津に住んでいた時に毎日のように通っていたのに徳島県に一切店舗が無いため、たまに外に出てなか卯に遭遇するとつい寄っちゃうところがあります。


明石海峡大橋を過ぎて、先へ進みます。


11:00 ジェノバライン明石港
ここから船に乗れば淡路島に渡ることが出来ますが、今回は乗りません。
ビワイチを走った後はアワイチも走ってみたさがあるんですよ…


明石からは明姫幹線(旧浜国道)をまっすぐ走っていきます。この道はかなり走りやすかったです。


12:20 播磨町郷土資料館
ここも駅からちょっと遠いため行けていなかった別府鉄道の保存車両。






機関車1両と客車1両が保存されています。
ロッド式のディーゼル機関車ってそそられるところがあります。


車内も見られる状態で展示されているのは素晴らしいと思いました。




機関車の運転台にも入れるのはびっくりしました。
運転台は片側に寄っているものの双方向に運転できるように前後に運転機器が配置されています。


やたらかっこいい別府鉄道の社章とサボ、見に来てよかったです。




保存車両見学を終え、別府鉄道土山線の廃線跡に沿って進んでいくと何やら不思議なものを発見。
貨車を流用した倉庫って結構よく見かけるものですが、こちらは別府鉄道で活躍していた頃の表記を綺麗に復刻してありました。
倉庫ではあるものの、ある意味保存車両みたいな待遇というのはあまり見たことがなかったので新鮮でした。


14:25 姫路市 姫チャリミミちゃん号
西松屋が展開する姫路市のシェアサイクル。




姫路市街地を過ぎて国道2号線を西へ進むと、太子西ICのあたりで歩道が消失し旧道に誘導されます。
そんなあたりで現れた明治天皇山田休憩所
旧街道を漕いでいると時々見かける明治天皇がご休憩されました記念碑、そう考えると明治の時代って大変だったんですよね。


相生を過ぎると山陽本線の車両も223・225系から115系に変わってきました。
ちょうど湘南色の車両が撮れました、ラッキー。


16:34 セブンイレブン相生竜泉店
ひたすら漕いでやって来たのは相生。もう日暮れも近づいてきました。
この先には兵庫県と岡山県を隔てる船坂峠が控えています。峠越え区間なのもありビジネスホテル空白地帯が続き、この先で泊まれそうな場所といえば60km先の岡山市街地。
峠を越えてここから60kmも進んでいくか、国道2号線を逸れるものの海沿いに10km先の赤穂で早めに宿に泊まるか。





そういうことです、さすがに疲れちゃいましたから。
三宮から相生まで約80km、普段3桁漕いでいる人からしたら距離が短めですが峠を前にしているのでこれも仕方がありません。
明日の負担が重くなりますが、それは明日の自分に頑張ってもらうことにしましょう。














































18:11 船坂峠
「縣界 東宮殿下行啓記念 岡山縣」と書かれた石碑が旧道に残されています。

というわけで、妥協案を否決し戻れない道を突き進む選択をしちゃいました。岡山は遠いぞ…


19:03 同和鉱業片上鉄道DD13形に遭遇
いきなり道路脇に機関車が現れたのでかなりびっくりしました。
かつて柵原鉱山の硫化鉄鉱を吉井川に沿って和気経由で片上の港まで運んだ同和鉱業片上鉄道。
片上鉄道廃線跡のサイクリングロードは昔漕ぎに行きましたがかなり良かったのでおすすめです。

こちらのDD13、なんで企業の敷地内に唐突にと思いましたが置かれている場所はDOWAグループ岡山鉱油。
やっぱり同和鉱業つながりっていうのが影響しているのでしょうか?

おなかがへりました。もうすっかり夜です。岡山市街地までは耐えられそうにないのでロードサイドでいいところがあれば寄りたいところ。


そんなタイミングでタイムラインに流れてきた飯テロツイートがこちら。


同日に九州でHELLOCYCLING長距離移動をしていたやばい人たちがこちら。
1日で120kmも漕ぐとかおかしいですよ…こわ。


19:45 ガスト備前店
飯テロの影響をガッツリ受けてハンバーグにしました。美味しかったです。


食事で体力を回復させ、残りを漕いでいきます。


21:45 原尾島交差点
岡山駅まで4kmを切ったくらいには近づいてきた場所で面白いものを見つけました。

「点字ブロック発祥の地」
点字ブロックってそもそも日本で生み出されたものだったんですか、知りませんでした。


点字ブロック 世界初敷設場所

こういう雑学チックな発見がたまにあるのがサイクリングの面白いところ。


岡山後楽園の北側、新鶴見橋を渡ると岡山中心部の夜景が見えてきました。


22:10 岡山駅前に到着。
とりあえず今日のところはここまでとします。



この日の自転車移動は約135km、結構漕ぎました。


糖分補給をしてから、明日に向け寝ておくことにしました。

つづく


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