motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

日本海美食旅(2日目)

2019-11-23 17:46:17 | 旅行

昨日新潟駅に到着し一瞬で折り返して長岡に宿泊したところからの続きです。




長岡ステーションホテルで私が泊まった部屋は駅前道路の方を向いていたのですが、駅前ホテルであるが故に部屋の希望を出せばトレインビューを楽しむこともできるみたいです。
SwarmのTIPによると、8階の線路側811,812などであれば新幹線ホームが綺麗に見渡せるみたいです。
知らんかった悔しい…というのと同時に、夜遅くチェックインしたのと朝は8時ごろまで寝ていたのもあって変わんないさという気もします。




長岡駅には越後湯沢駅で大人気になったぽんしゅ館が入っています。朝8時ではまだ開いていませんが。


反対側の駅舎は国鉄の頃の雰囲気を感じる書体でした。


長岡特有のものではないですが、駅にあるUCCカフェプラザでモーニングを頂くことにしました。
自分が見たことないだけで関東とかで展開しているんだろうなぁと思っていましたが調べてみたら全国に点在する形で17店を持っているみたいです、結構少ない。

UCCの展開するコーヒーチェーンは上島珈琲店が大多数のようで、こちらの方が有名かと思います。
ブランドの違いですが、上島珈琲店はネルドリップという布製フィルターで抽出するのに対してUCCカフェプラザはサイフォン抽出するのが特徴のようです。
一般的なコーヒーチェーンの紙製フィルターによるベーパードリップに比べコストのかかるネルドリップでもかなり美味しいらしいのですが、やっぱり見た目も美しいサイフォンコーヒーはいいですよねぇ。
どうやらドリップ式より香りが強く出るというメリットがあるそうですがそこまではよくわかりませんでした。おいしかった。




美味しいコーヒーを頂いた後、長岡駅新幹線ホームへ。
昨日夜にわざわざ長岡に戻ってきたのは、らくらくトレインに乗ってみたかったというのもありますがメインはこちら。
世界最速芸術鑑賞、現美新幹線です。


長岡花火を描いた鮮やかな車体






車内は車両によって大きく内装が異なりますが、自由席車両はすべて片側のみの窓配置。
鏡張りの車両にソファーが並ぶ不思議な光景です。




編成の中にはカフェと子供向けのプラレール遊びができるコーナーもあります。




私が一番好きだなと思ったのが切り絵を重ねたような立体作品の展示。
電球色に照らされた柔らかな感じがひらひら動くのが素敵だなと思いました。


自由席のソファー席にも一応席番は付与されているみたいです。
ここもなかなかデザイン的で素敵。壁紙はざらざらとした塗り方になっていました。


新幹線は速いですね、一瞬で新潟駅に到着。
ただ、見所が多すぎて時間が足りないという感じではなく割とすぐ見終わっちゃうと思うのでこれくらいの乗車時間がちょうどいいのかもしれません。




黒塗りの新幹線、写真に収めるとなると結構苦労します。
カフェのある車両は乗降扉を除いて両側すべての窓が埋められているためかなり独特なサイドビューをしています。


隣のホームには、北陸新幹線の災害で図らずも延命となったE4Max。
この新幹線かっこよくて個人的に好きなんですが、使いづらく速度が出せない車両なんですよね…




万代口の新潟駅舎、国鉄の雰囲気が色濃く残っていますがこちらもあと数年で建て替えられてしまうのでしょうか?


BRTを見たりしながら万代シティバスセンターまで歩きました。




お目当てはバスセンターのカレー。小サイズもありましたが並にしました。

カレーとしてはかなり黄色い色をしているのが特徴です。
新潟県民に愛されるB級グルメとしてケンミンショーみたいな番組でも取り上げられた有名店だったりするので結構楽しみにしていました。

食べてみましたが、こいつ見た目に反して結構辛いんですね。
甘口至上主義の私にはちょっと刺激が強すぎました。辛い、辛い。
個人的には思ってたんと違う、辛すぎる…となりましたがあくまで私の感想なので、我こそはという方はぜひ食べに行ってみてください。


カレーを食べてから大急ぎで新潟駅まで戻ります。食後ランニングはきつい…
新潟駅についてから次の列車まで58分、写真撮影や食事時間を考えるとこの時間で万代シティへ行くのはかなりカツカツだったと思います。
外観を撮る間もなく3分前に乗車、ただ先行列車が安全装置誤作動を起こしたようで発車は5分ほど遅れました。


DC期間中に訪れるメリットの一つが駅員さんなどの歓迎ですよね。
期間終了後も根付いていく観光列車は多いものの、やっぱり登場すぐの時期は賑わいが違いますね。


新潟駅を注意信号で出発しましたが直後に止まってしまいました。
向かいの電車が撮影できたのでまあ良しとします。

たぶん累計13分くらい遅れで運転再開。急ぐ旅ではないので長く乗れるならOKです。


人気の観光列車海里も乗れるなんて思っておらず、旅程を立て始めたころには1か月前発売日を過ぎて満席になっていました。
こちらも越後紅葉ライトアップ号と同じくキャンセルが出ないかなぁとえきねっとを定期的に見ていたところ、途中の村上までの区間であれば空席が出ていたので確保することとしました。

この観光列車の目玉である笹川流れの景色は村上より北なのでその区間乗れないのはなんかアレですが、1時間近く新型車両に乗れるというだけで満足です。

一緒に写っているきっぷは今回使用している「えちごツーデーパス」
旅程を練る時一切考えていなかったのですが新潟地区に滞在する最初2日間がちょうどこのきっぷの使える土日であったためとても助かりました。
最初はこんなもの知らなかったので、長岡行って村上行ってと往復するごとに乗車券代が嵩むなぁと考えておりました。




海里の私の席は2号車にある4人ボックスのコンパートメント席。
えきねっとで取るときはまったく気にしていませんでした、B室なんて表記がつくんですね。
廊下から見る雰囲気がやたらかっこいい車両です。

てっきりこの車両は旅行商品限定なのかと思っていましたが、ここではなく4号車のほうだそうです。
旅行商品のほうはパーテーションの低い4人ボックス席になっていて食事サービスが提供されるみたいです。






3号車は売店を備えたフリースペース。記念スタンプなどもここにあります。
座席はありませんが窓側を向いたカウンターがありここで飲食をすることなどできます。

ここでは海里グッズの類のほか日本酒や鮭など越乃Shu*Kuraなどで提供されているものも売っているようです。
前のお客さんが鮭を購入されていましたがとても美味しそうでした。買えばよかったかなぁ…
私は日本酒がそんなに得意じゃない(と思っている)ので結局躊躇ってしまいました。


海里のデザインになった限定缶の黒ラベルが売っていました。
買っただけでこの場では飲まずお持ち帰りにしました、この後自転車に乗る予定がありますので。


代わりにリンゴジュースを購入しました。
ちょっと高いけど確実においしい山形代表。濃ゆい。


なんか空いているボックス席を見つけたので撮影、直前にキャンセルされたんですかね?
扉はなくあくまで開放座席ですが個室に近い雰囲気を出しています。
また、この座面は動かすことができるらしく足元の部分までモケットを引き出して足を延ばせるフルフラットにすることもできます。
小さなお子様連れの家族とかなら結構助かる設備なんじゃないかなぁと思いました。




村上駅で下車、遅れていたので村上駅で時刻通りの普通列車と行き違いをしました。
本来は20分ほど滞在ののち普通列車に乗り換えられるはずでしたが遅れていたため乗り換えることはできませんでした。まあ1本後でも支障はありません。






長野地区で走るリゾートビューふるさとなどと同じHB-E300ですがライト配置と塗装が異なるだけでだいぶ印象が変わるもんですね。
ホーム上の松がいい感じです。


ホーム屋根には多くの鯉のぼり…ではなく鮭が。
国鉄時代からありそうな「歓迎」の看板がLED式の新しいものになって引き継がれているのがいいですね。




駅前はこんな雰囲気、正面のコンクリの建物がどことなく亀山駅っぽさを感じました。


駅前に立っていた石碑、唱歌「汽車」。作曲家さんが村上の出身だそうです。
この曲流れると旅って雰囲気になりますよね。




鮭の町として有名な村上ですが、駅前にはこれといったものがなく
乗る予定の新潟行き電車がやってきたので撮影、早めに乗り込むことにします。




やたらと入線が遅いなと思っていたら、酒田方面の気動車列車と縦列停車をしていたんですね。
村上駅で普通列車の運行系統は切られていて、これより北で交直セクションを超える列車には気動車が用いられています。
特急列車には硬直両用の車両が用いられていますが、普通列車にはそんな金はねぇとばかりに気動車です。


駅の裏手には木が生い茂っています。防雪のための鉄道林というやつかと思われます。
日本海側の町なので吹雪への対策は万全のようです。


さて、ここから羽越本線を西へ戻ります。
フリーきっぷもありますし、まだ行きたいところがあります。

元々この日のメインは新潟観光と新津の鉄道資料館巡りの予定でした。
ただ、予想外に新型観光列車海里が取れたのでそっち優先で行くことにしたわけです。
でもまだ時間はあるので村上の後は新津へ行くことに決めていました。

新津鉄道資料館は駅からちょっと離れているんですが、新津駅で無料のレンタサイクルがあるのでそれを借りれば快適に行くことができるそうです。
このために海里でものんべえせずに来たわけです。自転車でも飲酒運転はできませんからね。
ついでに新津駅の反対側へちょっと行ったところのショッピングモールでみかづきのイタリアンを食べるんですよ、楽しみ。


おなかがすいたので村上駅で軽くご飯を仕入れてから乗ることとしました。
E129系はボックスシートがあるので旅行気分が崩れなくていいもんですね、比較的空いていてボックスシートを独り占め出来たのもよかったです。

村上駅にはNewDaysが入っていて食糧調達には困りません。
買ったのは村上牛のおにぎりと村上名物の鮭を使った鮭とば、そしてお水[要出典]です。


鮭とばによく合うと思われる300mlの手頃なサイズのお水。
上善如水(じょうぜんみずのごとし)という名の通り水のように清らかで飲みやすい、初心者にもお勧めできるおいしい日本酒です。




飲んじゃった。


日常の中村先生のボイスで見事に脳内再生されました。あちゃー。
自転車に乗ることなんかすっかり忘れて上善如水を飲んでました。これがおいしい。
日本酒って苦手意識ありましたが新潟に来たんだから飲んでみようかなぁと思ったわけです。

そんなわけで上善如水うまいなぁと飲んで、新津は今度でいいやと新潟まで乗り続けることとしました。




新潟駅に着くとちょうど昨日乗った越後紅葉ライトアップ号が止まっていました。


こちらは昨日あまり紹介できなかった新幹線といなほ号を乗り換えるための専用改札。
うまいこと接続できる時間以外は改札機が閉じた状態に設定されているようです。


新しい新潟駅ですごいなと思ったのがこの停車位置目標。


H鋼材の空いたスペースに木材をはめ込んで温かみを演出しているのはちょっと驚きました。
怪我防止が主な目的なのかもしれませんが、そこに木材を使うのはなかなか素敵だなと。


逆光気味な感じですが越後紅葉ライトアップ号を撮影。
暗いところだと"きらきら"模様がよく見えるんですね。


発車時の様子を撮影。一般発売列車としては最後の運用です。
定置型ジョイフルトレインの先駆けともいえる存在だったんじゃないかなぁと思いますが、引退とは寂しいものです。


新潟駅は今回の旅行で訪れる前に2度来たことがありますが、万代口だけ見て満足していた気がします。
こっちは鳥屋野口というんですかねたしか。


駅から最寄りのみかづきは万代シティみたいなんですが、午前中に行ったので別の街を歩こうと思いとやの店へ向かいました。


ショッピングセンターの一角に入っています。
新潟のB級グルメ、イタリアン。これが楽しみで徒歩15分くらい来たわけです。
店の雰囲気的にはスガキヤに近いものを感じます。
ショッピングセンターの一角で低価格でやってる感じ、15時ごろはソフトクリーム屋さんになる感じなど同じ空気を感じました。


こちらがお目当てのイタリアン。単品340円セット+180円という低価格がうれしいです。
ただ、見た目がいわゆるイタリアンとは異なっています。
これが新潟名物イタリアンの特徴、焼きそばの上にミートソースをかけて生姜を添えた和風なイタリアン(?)です。

本当に合うのか心配でしたが、これがとても美味しい。たまに生姜が入るのが飽きさせなくてこれもいい。
セットのポテトも決してケチった量じゃなく食べごたえがあります。

新潟駅の近くすぐにお店がないのが難点ですが、これはぜひとも食べに売るべきだと思います。
みかづきは新潟市のみの展開でスガキヤみたいな大量の店舗を持っていないので狙って食べに行く必要がありますが、それもご当地グルメの良さだと思います。
また、長岡市ではフレンドという似た雰囲気の別チェーンが新潟イタリアンを提供しているみたいです。次はそことの食べ比べ模してみたいです。


帰りはバスで新潟駅に戻ってきました。
工事中の新潟駅。地上ホームが見られるのもあと僅かでしょうか。




新潟駅直結のCoCoLoの中にはもう一つ楽しみにしていた施設があります。
今朝長岡でも見かけたぽんしゅ館という日本酒のテーマパークです。


お酒がメインですがその他新潟の名産品も広く取り揃えており、醤油の試飲などもありました。


さて、ここがぽんしゅ館名物の利き酒番所。人間をだめにする素敵なところです。
元々日本酒への苦手意識があっていくか迷っていたのですが、村上からの帰りに呑んじゃった上善如水でハードルがぐっと下がっておるわけです。




500円を支払って入場すると、おちょことメダルが5枚もらえます。


お酒のおつまみとして各地の塩と味噌もあるので美味しく呑めます。


ずらーっと並んだ銘柄の中から気になるものをチョイスして呑むわけです。
よくわからなかったのですが、軽⇔重 すいすい⇔じっくり といった表記があるので参考にしつつ選びました。
弥彦酒造(弥彦市) こしのはくせつ
中川酒造(長岡市) 越乃白雁
玉川酒造(魚沼市) 越乃雪蔵
新潟銘醸(小千谷市) 越の寒中梅
津南醸造(津南町) 雪美人
色んな自治体のものを選ぼうと思ってこの5つを呑んできました。弥彦とか津南とか駅名として知ってるとこだとあの辺かーとなっていいですね。

こうして並べてみて思いましたが、やっぱり新潟のお酒の銘柄は「越乃」という単語が使われることが多いんですね。4/5がそうです。
越国(こしのくに)というのは山形県庄内地方から新潟・富山・石川・福井県嶺北地方までの範囲にあった昔の区分。
今回のDCでも新潟県だけでなく山形県庄内を含んでいるのは昔から地域的なつながりが深かったということが関係している気がします。
その後の令制国の区分で越前・越中・能登・加賀・越前と分けられたことで今でも越国の名残を伝えています。


「越乃」といえば鉄道オタクの皆様は万葉線の終点「越ノ潟」が浮かぶかもしれません。
これも越国に位置していた潟湖である放生津潟が由来だということなので意味としては同じみたいです。
鳥屋野潟などを持つ新潟を差し置いて越ノ潟を名乗るとはなかなか勇気があるなぁなんて思いますが


存分に新潟の色を堪能した頃には日が暮れていました。
ここから北へ移動を開始します。


新潟駅から坂田まで向かう特急いなほ号、今回はハマナス色でした。

特急に乗る前になんとしてでも仕入れておきたかった新潟駅のたれカツ重の駅弁。
ただ、夕方になったことで多くの駅弁屋で品切れを起こしていました。

しょうがないので入場券を買って新幹線ホームも走り回ってきました。
駅改札外、在来線コンコース階、新幹線コンコース階、新幹線ホーム階と見に行きましたがすべて売り切れ…
いなほの発車時刻も近づいてきたので諦めて乗り込むこととしました。

と思っていたんですがいなほホームにも売店ってあるんですね、最後の最後でゲットすることができました。




新潟名物たれかつを使った駅弁。
醤油味のものが多いそうなのですがこの駅弁は味噌だれでした、これもうまい。


日が暮れているため綺麗な笹川流れの景色などは一切見られませんでしたが、その代わりにデッドセクションで車内の明かりが消える様子を堪能することができました。
また、この車両のデッキに繋がる扉は電動なのでセクション通過時には動かなくなるという放送も事前にされていました。






あつみ温泉まで乗車。


鼠ヶ関を越えもうここは山形県。
2013年の山形DCのときに誕生したキャラクター「きてけろくん」がお出迎えしてくれます。


すっかり夜、18:50のあつみ温泉駅。ここから片道25分歩いてあつみ温泉へ向かいます。

ただ、私の鞄の中には開始2日目ですでにかなりの量のお土産(かなりの量が自分用)が入っています。
ビールに日本酒にという感じで飲料をたくさん買っているわけで、とてつもなく重い…
少しばかりお金を払ってでもコインロッカーに預けたいところです。


知恵袋さんを見て諦めました。背負って歩こう。


かなり暗い道ですが単純で迷うことはないですし、ほぼ全区間で歩道が設けられているので歩きやすかったです。
ただ、風が強く寒い。とても寒い。




あつみ温泉 高見屋別邸久遠さんで日帰り入浴
時間は20時まで、600円で入浴できます。

温泉は透明でそんなにぬめり等を感じませんでしたが、寒い中歩いてきた後の温泉はやっぱり染み渡ります。
開湯1000年以上の歴史を持つあつみ温泉、一度来てみたかったんですよね。


ゆったりお湯につかった後、また25分かけて駅に戻りました。
帰りは風が止んでいたのでまだ歩きやすかったです。


夜のあつみ温泉駅、ホームの鉄骨が物々しくていい雰囲気です。
雪国らしく長いホームの端まで屋根がちゃんと続いているのが印象的。


この駅からは贅沢にもグリーン車に乗車します。






闇の中からやってきたのは標準塗装のいなほ号。
グリーン車からは5名の方が降りてこられました。




意外なことにあつみ温泉からは私一人の貸切になりました。やったぜ。


大変豪華な座席が並ぶことで有名ないなほ号グリーン車。


もともとは全車普通車のモノクラス特急として運行していたフレッシュひたちをいなほ号に転用する際にグリーン車を改造によって生み出しました。
その際、2+2列を2+1列にしただけでなく、前後のシートピッチも広くしています。
元々は窓1つに対し座席を2つ配していたのですが半分に減らしているということで、シートピッチは単純計算で倍になっています。
ただ、広すぎる故か仕切りが設けられているので足を延ばすとちょっと当たるかなぁというくらいです。全く窮屈ではありませんが。


席番のプレートが改められた跡がくっきりと残っていました。


とても快適な座席を貸切できるということで大変に満足でした。
ただ、1つ思ったのがこの可動式の枕ですね。
画像で見てわかる通り上下に動く仕掛けなのですが、布の面による摩擦だけで保持されているのでするするっと落ちていきます。
北陸新幹線などで採用されているようなファスナー式のものであれば任意の位置で保持できるんだと思いますが、これだけはうーんとおもいました。

そういう点はあるもののやっぱり快適でした。在来線特急座席の中ではかなり上位に位置する居住性ではないでしょうか?
検札に来た車掌さんに「車内温度は暑くないですか?お好きな温度にできますよw」なんて声をかけてもらえるのも貸切ならでは。
車内の雰囲気や座り心地を考えると、個人的にはにちりん号で乗ったDXグリーン車よりも快適でした。


あつみ温泉 高見屋別邸久遠さんで風呂上がりに自販機で見つけたご当地飲料「やまがたパインサイダー」を飲みます。
お酒もいいですがこういうご当地飲料ってのはいろんな発見があっていいですよね。美味しかったです。


乗車時間が40分と比較的短いのがもったいないと思いました、もっと乗っていたい。
ただ、新潟から乗って他の方がいる状況より短い区間でも貸切で悠々出来るほうがやっぱり楽しめたと思いますしよかったと思いました。


夜21時を過ぎた酒田駅から




酒田港線の貨物列車入換を見たりしながら、本日のお宿へ。
寒空の下約30分の徒歩です。そこまでしていく場所なのか?駅前のホテルを取った方がコストパフォーマンスはよかったのではないかなどと思いながら歩いていきます。


空にはもうすぐ満月なお月様が明るく照っています。
薄雲がかかった空に明るい月が照ることで発生するという、月にリングが現れる現象である月暈(つきがさ/げつうん)という現象が見られました。

珍しい現象で幸せの前兆ともいわれている現象だそうで、そんなものを見ることができたということは今後の旅程が期待できます。


今夜のお宿、快活Club酒田店に到着しました。


ここで荷物を減らす意味でも、北陸新幹線の車内販売でグランアグリを買った際にお勧めいただいたフェア限定商品である山形いも煮らすくを食べます。
折角快活Clubに来ているので、ドリンクバーでジンジャエールと味噌汁を用意してきて一緒に食べることとしました。

とはいえこの芋煮とラスクという出会い、ガリガリ君ナポリタン的なやばみを感じてしまいます。
新幹線の車内販売に選ばれるということなのでそこまでぶっ飛んだ品ではないんだと思いますが…

封を開けるとふわっと香る醤油とねぎの香り、おぉ。
中身は確かにフランスパンでラスクなんですが、ねぎと醤油をメインにした味にお肉の出汁、ゴボウなどの香りを加えた美味しい味付けになっています。
これがなかなかやめられない止まらない、おやつというより酒のつまみにいい味ですね。
ペロッと1袋食べてしまいました。これはお土産用にまた買いたいなぁ。

ただ、帰りは北陸新幹線には乗りません。山形駅あたりで買えますかね…?
ほんとにこれは美味しいと思いました。おすすめ。

ということでこの日はこの辺で寝ることとしました。


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シキ800展示を見に京都鉄道博物館へ

2019-11-23 00:19:51 | 日記
新潟へお出かけに行った記事が全然途中ですが、話題がフレッシュなうちに京都鉄道博物館に行ってきた件について書こうと思います。
もちろん旅行に関するまとめも日を追うごとに忘れていってしまうので早くまとめるべきなんですが…

京都鉄道博物館は確か3回目か4回目くらいなので、今回は期間限定の展示品3つを中心に紹介していこうと思います。






まずは本館の建物入ってすぐに置かれているこちら、期間限定で白山色にラッピングされている489系。
10月から実施されており、来年1月までの期間限定の後継となっています。

隣にある583系と489形のどちらか人気投票の票数が多かった方をを往年の塗装にラッピングするという面白い企画が実施されておりその一環でこうなっています。
惜しくも敗れた583系は紫色で暗かったシュプール色。きたぐに最晩年の塗装ならもう少し票が集まった気がしますがなんでまたこんなチョイスを…

若いころの大泉さんが一人だけ寝台を与えられず座席で夜を明かしたことで藩士にはおなじみのあの塗装です。
そういえばですが、水曜どうでしょうのサイコロ企画って懐かしい鉄道の資料としては結構貴重でそこも見入ってしまいますよね。




さて、私が今回楽しみにしていたのがこちら。
国鉄・JRを通して出力最大のマンモス機関車EF200と、特大変圧器輸送のための貨車である大物車シキ800です。


まずこちらがEF200。製造数が少ないのも影響したとは思われますが全機引退したというのが未だに受け入れられないです。
未だに本線をEF66が走り回る中、少数形式故に早々と引退した悲運の機関車。
INVERTER HIGH-TECH LOCOと書かれた初期塗装の方が好きですがこの塗装になってもなおかっこいいなぁと思います。


今思えば2017年夏に撮ったこの写真がいい記録になりました。
東海道本線の優等貨物列車、福山通運貸切運行の52レ,53レが所定EF210のところ連日のようにEF200で代走していた頃が最後の花形運用だったんじゃないかなぁと思います。
ただ、何であの時こんな適当な写真しか取らなかったんだ、ちゃんと狙って撮りに行くべきだったなぁとも思うものです…






そしてこちらは日本通運が所有する大物車、シキ800形。
2つのユニットの間にスペーサーを組み込むことで大形変圧器を挟んで運ぶ凄いやつ。
大昔に名古屋駅で撮ったことがありますが車輪の多さが独特な貨車です。
今回の展示発表とともに引退が公表されたのもあり、多くのファンが集まっていました。


中間のスペーサーを噛ませるとパーツが3つになるためか、「中間バリ使用時は裏返す」と書かれたシキ800B2と書かれたプレートに形式名が入っていました。
多分ですが裏返すとシキ800Cになるんじゃないかなぁと思います。


と思ったら対応表みたいなのが書いてありましたね。






こういった表記類がとても多い印象でした。


配置の表記が溢れてるのなんかすごいですよね。




そして、とても重いものを運ぶ特性から過重分散のためとにかくたくさん用意された車輪。
なかなかすごい光景です、これでも貨車1両という。

これはぜひ見に来るべきだなぁと思いました。
展示は11/24日曜日まで。今週末の予定は今ここでバシッと決まりましたね。


最後に3つ目、12月までの企画展が楽しみだったんですよね。
200点以上のヘッドマークが集まるというとても迫力のある光景。














流石にこれらを全部語ってしまうと時間がありません。
とりあえず記録用に全部写るように撮ってきました。


特急つばめの電照式ヘッドマークなんてのはかっこいいですよね。


マニアックなところでは琵琶湖線からユニバに直結させてたけどあんまりみんな乗ってくれなかった特急びわこハリウッド。


平日だけの運行で土曜朝と日曜夜に米原から大阪の宮原まで回送されていた「びわこライナー」
運行形態はそのままに今ではびわこエクスプレスとなっている列車です。

これをはるばる回送させるのはもったいないなぁと誕生したのが先程のびわこハリウッド。
大阪駅に停車できないという都合もあってか利用は伸びなかったみたいですね。




まあそんな感じでいろいろ見て帰ってきました。

これら3つのうち一番早く展示が終わるのがEF200とシキ800は11/24が最後の展示日。
是非ともその目で見届けてください。



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