motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

36ぷらす3で宮崎へ

2021-01-13 17:07:15 | 旅行

以前から気になっていたJR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」に乗るために九州に行ってきました。
折角九州に行くならさんふらわあだろと思って調べてみたらちょうどいい時間に着くようだったのでこれに乗っていくことに。

以前乗ったのは2015年のさんふらわあきりしま
前回と船の名前は同じですが今回乗るのは2018年に新造された2代目。




前に乗った先代の船に比べて吹き抜けがダイナミックになっているような気がしました。明るくていいですね。


今回は解放寝台型のプライベートベッドにしました。個室じゃなくてもこういう雰囲気いいですよね。
新しくなったこの船で一番すごいと思ったのが、部屋の中までWi-Fiの電波が届いていること。
今までの船であればWi-Fiは有料が当たり前で、部屋までは電波が届かないためフリースペースの窓付近で頑張っていましたがそれがなくごゆるりしながらスマホを触っていられるというのはかなりありがたいものです。


夕食のバイキングは2,000円とお高めなのですが、朝食に関しては620円と比較的お求め安い値段なので夕食はカップ麺で済ませ朝食だけレストランを利用することにしました。
この流れ、2015年に乗った時もおなしことしてるんですよね…w
感染拡大防止もバッチリ。オリジナルのマスクポケットまで準備してあるのはすごいなと感じました。




こちらが朝食。朝からガッツリ食べちゃいます。


1/8の朝ということでまだお正月を感じさせる料理が並んでいました。
あとは、焼き印入りのさつま揚げ。これ美味しいんですよね。


デザートにヨーグルトとコーヒーまでいただいて優雅な朝になりました。美味しかった。


この日は強い冬型の気圧配置の影響を受け、外海を航行中は大きく揺れたりしましたが無事に時間通り志布志港に到着。
荒れることが予想されていたため外部デッキに出ることはできませんでしたが仕方ありません。
ここで1時間以上遅れちゃうと目的の「36ぷらす3」に乗れなくなっちゃいますからね…


志布志港から鹿児島中央駅まで約100kmを1時間50分ほどかけて走行するさんふらわあライナー。
さんふらわあの乗船客は無料で乗車できるというかなりありがたいバスです。
このバスの乗客はまさかの私1名のみ、というか徒歩下船客が私だけでした。マジっすか…


国分周辺では錦江湾越しの桜島が見られました。うっすら雪を被っているのも珍しいですよね、ここ鹿児島ですよ。




鹿児島中央駅まで無料貸切バスの旅、最高に贅沢でした。ありがとうございました。

なお、この日ですが朝6時台に日豊本線で信号トラブルが発生したようで霧島神宮~国分で運転を見合わせていました。鹿児島中央に着いた11時ごろでも状況は変わらず…
鹿児島中央から宮崎向きの特急は、すでに鹿児島中央を出たきりしま号は国分止まりにして、このあと11:50発のきりしま10号までは運休が確定していました。
乗車する「36ぷらす3」は鹿児島中央12:16発。運休の発表はありませんでしたがこのままだと大変です。遅れてもいいから乗せてもらいたいんですが…

情報に注意していたところ、11:14に復旧が完了したとのこと。ありがとう作業員の皆様。
信号トラブルの原因はレールの破断ということで、軌道回路が途絶えてフェイルセーフで赤から変わらなくなっちゃう系のやつですね。




不安が解消されたことなので、少しの時間ですが駅前で路面電車を撮影。




鹿児島市電は連接構造の低床車がたくさん見られて楽しいですね。個人的には5連接車体の新型7000形よりも3連接車体の1000形のほうが好きですね。




鹿児島なのに時折ちょっと吹雪いているのが珍しいなぁと思いました。さむい。






30分ほどの撮影でしたが、頻繁に路面電車がやってくるので楽しまったです。路面電車のある街並みっていいですよね。


36ぷらす3号の時間が近づいてきたので早めにホームに向かうと、指宿へ向かう観光列車「指宿のたまて箱」号が出ていくところでした。
これも乗ってみたいんですよね。白と黒で撮るのは結構苦労する色合いですね。










その後やってきました、36ぷらす3。ぴっかぴかに磨かれた真っ黒な車体がギラリと輝いています。
鹿児島中央から宮崎まで、これがほんとの「黒霧島」ですかね。なんて思ったりしましたが寒いですね吹雪いてきました。






光沢がある黒色は撮影するのがかなり難しいのですが、角度によって表情を変えて面白いですね。かっこいい。

乗車した鹿児島中央→大分は1/8の金曜日コース。
元々お正月付近(12/28~1/11)だけとされたGoToトラベルキャンペーンの対象外期間に当てはまっていたことからか大人気観光列車にしては空席が多くあったので席は結構自由に選べる状況でした。
ほんとは別府までさんふらわあで向かい別府→博多で36ぷらす3号に乗りたかったのですがそちらは満席。
土曜日ということでカレンダー通りのお休みの方が多いことや土日祝日だけ使える「みんなの九州きっぷ」などが影響している気がします。


特に意識せず1人掛け座席が多く空いていた6号車を取っておいたのですが、端の車両は畳敷きでしたね。




座席番号ごとの靴箱に仕舞ってから畳敷きの車内へ向かいます。これはすごいわ。




木を多用した温かみのある内装もいいですね。窓は最初は障子が閉められた状態でやってきました。
鉄道では防火対策が極めて重要なので簡単に木を使えないはずなんですよね、ここまで多用するのはすごいと思います。


観光列車といえば窓を大きくして眺めを重要視するのが鉄則みたいなところがありますが、敢えてその窓を隠すことで商事の窓越しに除くデザインはかなり思い切った作りだなぁと思います。
というかそもそも整備がめちゃくちゃ大変でしょうし扱いも繊細な気がします。

この日は元々GoToトラベルキャンペーン中止の関係で空席が多めであったことと、この列車のすぐ前を走るはずだったきりしま10号までが運休となった影響からかスーツを着たお客さんが数名乗っていたのが驚きでした。
きりしま10号よりも1時間以上到着は遅くなりますが、後続のきりしま12号は2時間20分ほど後なので折角だしと乗っている感じですかね。それでも写真撮っていっそ楽しんでやる感じで楽しそうに見えました。


1号車の最も運転席側には小さめのフリースペースがあります。朱色が映えてこれまたいい雰囲気。




畳敷きの座席も素晴らしいのですが、折角なのでビュッフェ車両へ。
元々博多~西鹿児島の特急つばめ号として走っていた頃に設けられたビュッフェ車両。そのころのドーム天井の意匠を残し素敵な車両に生まれ変わっていました。
「旅する九州酒」として九州各地のお酒も販売されています。九州を1週間かけて巡る36ぷらす3のコンセプトにもぴったりですね。


ビュッフェで注文したお料理は1つ隣のマルチカーで頂くことが出来ます。
この車両も1両まるまるフリースペースで座席の発売はなし、2両分まるっとこんな使い方をするとはかなり思い切った構成です。
明るい天井に格子状のデザインを配していてこれまたすごい車両を作ったもんだなぁと感じます。




食堂車で頂く料理といえばやっぱりカレーですよね。
オリジナルの黒い鶏カレー、辛すぎずコクがあってお肉もごろっと入っていておいしかったです。量はちょっと少なめですが1品目でおなか一杯もう動けんってなっては勿体ないですしちょうどいい量なのかもしれません。
お酒は熊本の神田という日本酒をチョイス。これまで焼酎を飲んだことがなかったのもあって躊躇してしまい日本酒を選んだのですが今回のコースからは外れちゃう大分のお酒。
これが飲みやすくて美味しいお酒でした。カレーのお供にもぴったりです。


なお、お酒を購入するとオリジナルの手ぬぐいが貰えちゃいます。これは嬉しい。


最初の下車観光駅、大隅大川原駅に到着。




ここではホーム上でぜんざいの振る舞いを頂きました。
小豆、白玉と一緒に入っているのは栗ではなく鹿児島らしくさつまいも。甘みが高くて非常に美味しかったです。








大隅大川原駅の停車し感は50分とかなり長めに取られています。駅前には移動販売車によるお店なども来ており、ここで美味しいものを買って楽しむのもいいかもですね。








時間がたっぷりあるのでここで車両の外観を改めて観察。
元々かっこいい787系ですが黒色も似合いますね。ななつ星in九州にも通じるようなエンブレムやライトまわりの縁取りがオシャレです。








人のいない間にいろいろな区画の写真も撮ってきました。元々空席が多めなのでこの辺も撮りやすかったりしました。
このBOX席の雰囲気も良い感じですね。




車内に戻ってお酒を追加注文。宮崎のスパークリングワイン「キャンベル・アーリー・ドライ・ロゼ」を頂きました。おいしい。






青井岳駅に10分間停車。


はしゃぐオタク。あまりにテカテカに磨かれているので反射してる側も隠さなきゃいけないのがこの列車らしさを感じるポイントですね。


列車の終点が近づいたころ、アテンダントさんから飴ちゃんが配布されました。
このサービスシンプルながらいいですね。黄金等みたいな甘い飴でした。




いい列車でした。ぜひ他のコースでも乗ってみたいところです。
WESTEXPRESS銀河などもいい列車ですが、普通に駅で買えて柔軟なプランを組める形態なのがいいんですよね。まあ銀河も元々は一般発売の予定だったんですけどね…
一度乗るだけじゃなく、様々なコースを何度も乗って楽しめる列車っていいですよね。人気の列車なので今回乗れたのはラッキーでした。


宮崎駅に到着。来るのは実は初めてだったりします。
47都道府県制覇はすでに達成しているのですが、宮崎県だけ“肥薩線真幸駅のホームに降り立っただけ”というかなりアレな感じだったのでこれをもってようやく正式に47都道府県制覇達成といっていいかもしれません。


駅前には昨年11月に出来たばかりのアミュプラザ宮崎があります。


アミュプラザ大分と同じく屋上には神社があるみたいなので登ってみることにしました。


神日本磐余彦天皇始奉日向乃國乃天津神国津神八百萬乃大神


屋上までやってくると海まで見えるんですね、これはいい。


宮崎港の宮崎カーフェリーや


シーガイアのシェラトングランデオーシャンリゾートも見ることが出来ます。


景色がいいところに交通神社があります。こっちは鉄道神社じゃなくて交通全般なんですね。お参りしておきました。




あとは宮崎名物の古いバス。いわゆる6Eという型式でしょうか?いいですよねぇ。


このバスいいなぁと撮っていたら変なのが来ました。なんだ君一体。

この変なバス、宇奈月温泉でも見たことがあります。
eCOMという20km/hに制限された電気バス。8つの車輪が並んでいるのが不思議な見た目です。


今回泊まるお宿は駅からすぐのJRホテル宮崎。




ちょうど窓から列車が見えるお部屋でした。これはいいぞ。




そんな感じで1日目が終了。

つづく。


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