motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

北陸旅行2017(2日目後半)

2017-05-28 14:43:48 | 旅行
2日目の後半、観光資源としても有名になった黒部トロッコ電車に乗ってきました。

宇奈月駅より


駅舎の写真を撮っていたら、なにやら怪しさしか感じない変なバスがやってきました。
8つの車輪を持ち、そろーりそろりと移動していました。


駅前には集合写真用のひな壇が、最上段にはトロッコのオブジェがありました。


こんなものが掲示されていました。工事列車も改札案内をしていたのが結構驚きました。
ちなみに、下部の消されているところには臨時猫又行きの設定時刻がかかれているようです。


乗る列車の1本前に設定されていたため撮りに行ってみた工事列車、後ろに無蓋貨車を1両つないでいる程度で普通の編成と大差ないものでした。




駅の中には各車両の解説も


きっぷを購入し駅へ


構内に留置されている無蓋貨車を撮影。勾配がきついのでブレーキはしっかりしていますね。


宇奈月駅を出てすぐのやまびこ橋を渡ります。
車窓に見える橋は旧やまびこ橋で、今は歩行者専用になっているそうです。




エメラルドブルーに輝く宇奈月湖を見ながら山を登っていきます。




宇奈月湖のシンボル、新柳河原発電所。
比較的近年に建てられ、景観に配慮して洋風のお城のような外観になっています。


新柳河原発電所に隣接する柳橋駅。


トンネルに入ると、風と轟音がすごいことになります。
ここから先欅平までかなりの数のトンネルを通るわけですが…




宇奈月湖が新たに出来て野生動物が困っちゃうとのことでサル橋と呼ばれる吊り橋があります。
人のためのものではないので手摺はありません。

とはいえそうタイミングよく使うなんてことは…と思っていましたが見ることができました。ラッキー。


森石駅で対向の工事列車と交換。




次に止まるのは黒薙駅。黒薙温泉の最寄り駅であり旅客の下車が可能です。
黒部峡谷というだけあって平地は全然なく、この駅も崖の上にあります。温泉へは急な階段を利用することになります。


黒薙駅を出てすぐの後曳橋。やまびこ橋と並んでポスターで見かけることの多い景色ではないかなぁと思います。






笹平駅にて上り旅客列車と交換。
運転系統上は宇奈月駅が起点なので宇奈月から欅平へ向かう列車が下り、逆が上りとなっています。山を登る下り列車といった現象が起きているわけです。




線路の横に続く石積み、こちらは冬季歩道と呼ばれる通路です。
冬の間多くの雪が降る黒部峡谷ではその間列車の運転を停止します。
しかし、沿線のダムや発電所の作業で行かなければならない人がいるので、そのために人が通れる程度の(所によってはかがまないと通れない)通路が掘られました。
一定間隔で空気穴があけられています。また、鉄道トンネルがある区間は当然ながらそちらに合流し線路内を歩きます。

鉄道を利用すると宇奈月~欅平は約1時間20分ですが冬季歩道を歩くと、休憩なしで歩き続けたとしても6時間を要するそうです。






出し平ダムを見つつ列車は出平駅に到着。
黒部川は全国的にも土砂の運ばれる量が多い川だそうで、通常のダムにしてしまうと溜まった土砂を取り除く作業が追い付かなくなります。
このダムは、全国で初の土砂を流す機能を持ったダムとして作られたそうです。


駅の側線には怪しい貨車が。
JRなどで変電所の発電機を運ぶのに用いられている貨車と用途は似ています。
黒部峡谷鉄道は沿線に多くのダムや発電所を擁しており、その部品や建設資材の運搬の際、大きなものはこの貨車を使用するそうです。


この隣にある丸みを帯びたコンクリートも冬季歩道です。この辺絶対腰痛くなる…お疲れ様です。


反対列車の交換待ち合わせの後、出発(ぶれた…




猫又駅に入る手前、黒部川第二発電所が見えます。




猫又駅に到着。
駅に入る手前に「ねずみ返しの岸壁」と呼ばれる絶壁があり、ねずみが上ろうとしたものの諦めて引き返すようだとのことからそう呼ばれています(岸壁の写真は木々に遮られ…)
その岸壁があまりにも険しく、猫もまた同様に引き返した、というのが猫又の由来だそうです。


猫又の周辺では絶賛工事中といった感じでした。峡谷鉄道が観光資源だけでなく現在も工事鉄道として使われているのが一番実感できる地点に思えました。


川沿いに高度を上げていきます。




鐘釣駅にて工事列車と交換。この駅は鐘釣温泉旅館があり利用客が多い駅です。
駅名の由来は付近の山、お寺の鐘のような形をしているからという単純なものです。

この駅、停車時は機関車が側線に突っ込む形で停車します。発進時はちょっと後ろに後退してから進路を本線側に切り替えて進むというちょっと変則的なスイッチバックの形態を採用しています。
駅として停車する際は平坦に止めなければならないのでこのような措置が取られています。

開業当初は良かったそうなのですが、客車両数が長くなると編成の一部が勾配にかかるようになってしまい、現在の様なスイッチバック方式に改めたとのことです。
似たような例で、信越本線旧線(横軽区間)の熊ノ平駅がありますね。あちらは側線を置く用地もなかったため突っ込みトンネルと呼ばれる出口のないトンネルを掘って対処しています。


寒くなってきたと思ったら車窓に見えてきたのは万年雪、その年の氷が解けきるより前に冬が来るとのことで1年中雪が残っている場所です。




小屋平駅。


反対列車では何やらすし詰めの様子。


この駅に限らずですがたくさんの支線が伸びています。気になる。






終点の欅平に到着。ここもかなりの崖の上にホームがへばりついています。
ホームが1面しか用意できない用地の関係からか、乗降ホームは縦列に分かれて配置されています。


やっとのことで欅平に到着。長かった。

さーて少しまわりを探検に…




残念でした。


宇奈月行きの列車で帰ります。帰りくらいは上等な車両にすればよかったとちょっと後悔。


欅平の奥の車庫には新型の機関車が見えました。


欅平駅にはお土産屋さんもあるのですが、最終電車2本前であることや周辺施設壊滅であることが影響したのかシャッターが下りてしまっていました。

おなかが減ったのと、あととにかく寒くて両指の感覚が消え失せていたため、食料とあったかいものを所望
どうにか飲料自販機とコモパン自販機があったので助かりました。価格は運送費込みですっげー高い、なんてこともなく平地と同じに感じました。

ホットの飲料を2つ買ったのですが鐘釣につく頃にはぬるいを越して生暖かいくらいに下がっていました。




帰りも大自然を満喫しながら列車は進みます。


鐘釣ですれ違った工事列車。
見逃してしまいましたが、何やら怪しいブルーシートのものを積んでいました。


進む。




猫又ですれ違った工事列車には驚きました。トラックが載ってる。






ひっそりと佇む黒薙駅へと進入。




終電の近い時間ということで黒薙の駅員さんはすでに帰ってしまいました。
なので列車の車掌さんが走って駅舎横のボックスを開け構内放送、駅舎から一番近い、トロッコと窓付き客車の境目にある車掌室でドア閉め操作、閉扉確認後走って最後部車掌室に戻るというなかなかに大変な作業をこなしておられました。






雪は小雨が舞っていましたが帰りは夕日がきれいで、立山の山もよく見えました。




さーて冷え切った分を足湯でーっと急いだのですが、入れるのは18時までという残念なお知らせ。
諦めざるを得ませんでした、行きに入っておけばよかった…


宇奈月温泉駅前の温泉噴水で雰囲気だけ味わってきました。

ここから電鉄富山まで地鉄で帰ります。本線の新黒部~寺田が乗れていないもので。




やってきたのは、大井町線でした。
長旅にもってこいのロングシート。君だけは呼んでいなかったって感じはどうしてもありました(笑)


蜃気楼が有名な魚津でかわいいのが見れました。


何やかんやで電鉄富山到着。




新幹線が乗り入れるかっこいい駅とトラム、何度来てもこの駅は好きです。


晩御飯は駅の中にある立山そばで、白えびてんそばをいただきました。これはおいしい。
2つ3つと言わずえびが贅沢に乗っているのが非常に良いです。美味。





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