モスクワから約700km、サンクトペテルブルクへは空路で移動しました。
今回の旅の本命はエルミタージュ美術館です。
周知のとおり、ロマノフ王朝時代、女帝エリザベータが冬の宮殿として建設し、エカテリーナ二世がヨーロッパの絵画を集めて「エルミタージュ」と名付けたといいます。
現在は「エルミタージュ美術館」ですから、名だたる絵画に出会える場所ではあります。しかし、その前に王朝時代を思い起こさせる宮殿そのものが見ものでした。
その絢爛豪華さは、ベルサイユ宮殿に比肩すると思います。
(1)エルミタージュ美術館(本館)の外観
エルミタージュの建物は、冬の宮殿の本館、小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュと
エルミタージュ劇場の5棟で構成されています。
(2)大使の階段(ヨルダン階段)
「冬の宮殿」に招待された各国の大使が必ず上った階段だそうです。
この豪華な階段2階へとを登って芸術の世界に入っていきます。
(3)将軍の間 階段を上がると将軍の間で、将軍の大きな絵が掲げられています。
(4)ピヨートル大帝の間
将軍の間に続いてピヨートル大帝の間に入ります。
(5)紋章の間
広いダンスホールの部屋だったのでしょうか。金色の柱とシャンデリアが豪華さを演出しています。
(6)祖国戦争の間
1812年、ナポレオン軍のロシア侵入に対抗して活躍した将軍たちの肖像画が並びます。
(7)聖ゲオルギーの間(大玉座の間)
白い大理石に囲まれた明るい部屋。奥に赤い玉座があります。
(8)パヴィリオンの間
ここには音楽時計の「孔雀」がケースに入れて置いてあります。
(9)ラファエロの回廊
エカテリーナ二世が、バチカン宮殿のイタリア人画家ラファエロの作品を複製させたという回廊。
(10)黄金の客間
秀吉さんではないですが、いちめん金箔で覆われたホール。実にきらびやかです。
(11)深紅の客間 一転して壁とカーテンが深紅の装飾の客間です。
(12)ニコライ二世の図書室
落ち着いた感じの読書室で、書物が壁面いっぱいの本箱に詰まっています。
天井が高いので、冬は寒さそう。。。
赤い色がアクセントに使われているところがなんかロシアっぽいですね。
当時の貴族の暮らしが垣間見える気がします。
これも、王家が庶民から搾り取った財をもとにしてつくっているのではないでしょうか。
もともと寒い地方ですからどんな暖房方法をとっていたのでしょうかねえ。聞くのを忘れました。
すみません。
おっしゃるように、赤い色を上手に配していますね。
インテリアとしては使うのが難しい赤色ですが、大きく豪華な部屋だから映えるのではないでしょうか。
当時の財力が膨大だったというコトですね。
王家が庶民から財を吸い上げてつくったのでしょうね。
上手く、部屋々々の特徴を掴んだ写真を撮っておられましたね。
私は、こんなに綺麗な写真は撮影していませんでした。
今となって、エルミタージュ美術館とエカテリーナ宮殿の印象がゴチャゴチャになっています。
それにしても、あの階段は良かったですね。
「王家が庶民から搾り取った財」。
その通りだと思います。
絶対的な君主。
少しでも反対すれば、即処刑。
良かっても、シベリア行きだったでしょう。
ガイドが説明していました。
革命が起き、王家の者が処刑されました。
市民の不満が一気に爆発した形です。
兎に角、絢爛豪華な裏に人々の汗や涙、血が流れました。
豪華な場所を見ることが出来て目の保養となりました。
それに、ロシアの一部分を眺める事が出来ました。
こう言ったことからも充実していたと思います。
基本的には外も内装も同じようなつくりではないでしょうかねえ。
自分ではいい写真とは思えませんが、撮り忘れて必要な写真があれば言ってください。お送りします。
権力者のっ搾取が民衆を怒らせるのはどこの国でも同じでしょうね。フランス革命も同様です。