モタ爺の 山・旅 大好き Orange days

山歩きを始めて60年余。山と旅行の記録ブログです

ゴーギャン展へ

2009-06-09 09:33:13 | ノンカテゴリ
名古屋ボストン美術館へゴーギャン展を見に行ってきました。
今回の展示の目玉は“我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか”というゴーギャンの最高傑作といわれる作品です。

画家に転身してしてからのゴーギャンは不運だったようです。
タヒチで描いた絵はパリでは評価されず、再びタヒチ渡りますが貧困と病苦、さらに愛する娘の死。そうした絶望のなかで、遺書代わりに描かれたのがこの“我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか”という作品だそうです。
かねて彼の頭の中にあったという大画面の絵で、右下の赤ん坊が誕生。中央の人物が活力ある生。左下の老婆が死を象徴していわれ、ゴーギャン自身の苦悩を表わしたのかもしれません。

いずれにしてもこの絵は迫力がありました。絵の大きさは3.7m×1.4mくらいあり、その全体が見えるように、絵の3mほど手前に高さ50cmくらいの参観台が設けられていました。
そのため、参観者は多かったものの、しっかりこの絵を楽しむことができました。
また、見終わった後で解説ビデオを見せてもらったため、より印象深く感じることができました。

写真は――
(1)我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか

(2)二人のブルターニュ女のいる風景

(3)かぐわしき大地

ゴーギャン展への画像

ゴーギャン展への画像

ゴーギャン展への画像


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