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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

キングコング:髑髏島の巨神 3D

2017-09-11 16:00:00 | 洋画
2017年:米ワーナー。 監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ。 セルBDにて視聴。
娯楽映画として良いデキと思います。展開はやや有りがちかな?
でも観ている最中は結構ひきこまれて面白いし、終っても面倒な印象は残らないし(^^;

 
ランダ博士に髑髏島の調査許可が下りる。     筋金入りの軍人パッカード大佐。新たな任務を喜ぶ。

地質学者ランダ博士。衛星写真が偶然とらえた髑髏島に鋭く注目。
博士の推測によれば、島には大型で特殊な未知の生物が多数生存している筈というのだが。
何度も有力議員のもとに日参して、ようやく調査・探検の許可を得る。
ただ普通の調査団と違うのは重装備の軍隊を伴っている点だ。
当時はベトナム戦争が終結。
米兵たちの軍務が解かれ一斉に帰国がはじまっている、まさにその時に
探検隊に同行の任務を受け、思わず顔がほころぶパッカード大佐。
戦うことに無上の喜びを感じる、筋金入りの軍人なのだ。

 
雷雨と強風の中をつき進むヘリ軍団。       早くもコングが登場。包囲体勢で臨むが。

髑髏島の周辺は、常に猛烈な雷雨・強風に閉ざされている。
そのため長い年月だれも島に近づけず、島は未知の領域でありつづけたのだった。
だが遂にそのヴェールが剥がされる時が来た。
意を決してヘリ隊は悪天候の中を突っ切っていく。
島の中心に達すると、周辺の悪天候が嘘のように穏やかなのだった。
さっそく調査が開始される。爆弾を使ったやや荒っぽい調査方法は島全体を揺るがせる。
そこへ巨大な生物(キングコング)が現れて、ヘリ隊をあっけないほど簡単に全滅させる。

 
墜落したヘリの下で苦しむ水牛。         軽々とヘリを持ちあげるコング。

墜落したヘリの下敷きとなり苦しむ水牛。
コング対ヘリ隊の戦いのとばっちりを受けてしまったようだ。
たまたま通りかかった報道カメラマンのメーソン嬢。
彼女は水牛を気の毒に思い、助けようとするが、到底力及ばない。
そこへコングがやってきて、ヘリの残骸をいとも軽々と持ち上げる。
両者は一瞬見つめ合い、何事か通じ合うものを感じたようだ。

 
調査団は髑髏島の原住民と遭遇。         悪鬼のような怪物㊧に追いかけられて。

とにかくヘリは全滅してしまった。
武器は多少残っているが、もはや島の調査どころではない。
まずは生き延びなければならない。
軍とあらかじめ決めておいた合流地点まで、三日後には辿りつかなければならない。
さもないと置き去りにされてしまう。
多くの怪物が跋扈するこの島で、一人また一人と犠牲者が続く。

一行は島の原住民たち、そしてマーロウという名の男に出会う。
彼は太平洋戦争の生き残り兵。そんな戦争などとっくに終っているが、まったく知らないようだ。
なんだか旧日本陸軍兵だった小野田さんみたいな人だ(^^;
彼の話すには、キングコングと呼ばれるあの巨大なゴリラは島の守り神なのだという。
そして”悪魔のようなあいつら”を押さえつけていてくれるからなんとか人間も
ここで生きていけるのだという。

面白い映画でした。でも観たあとに余り印象に残るものがないというか....。
まあものは考えようで、娯楽に徹した作品だからこそそうなるとも言えるのかな?
マジに観てると、ツッコミどころは結構ありますけどね(^^;

『10 クローバーフィールド・レーン』観ました。

2017-09-08 16:00:00 | 洋画
2016年:米。 監督:ダン・トラクテンバーム。 WOWOWからの録画。
前作がまあまあ面白かったので、次作のこれも観てみました。

 
交通事故に巻きこまれて。        気がついたら殺風景な部屋に監禁されていた。

とつぜん交通事故に遭遇したミシェル(=ヒロイン)。
運転中に大きな衝撃を体に受けて気を失う。
気がつくと、どことも知れぬ殺風景な部屋に置かれたベッドに寝ている自分を発見。
脚は鎖と錠でつながれていた。
とてもじゃないが鍵がなければ脱出はまず不可能だ。

 
逃げられないように脚には鎖が....。   食事が運ばれる。少しづつ経緯の説明を受ける。

しばらくしてハワードと名乗る男が食事を運んできた。
「お前は運が良い」とか「お前の命を助けたんだ。もっと俺に感謝しろ」などと言う。
だが状況が呑みこめないミシェルにはワケが判らないままだ。

 
男はハワードと名乗る。         彼女の鎖は外される。三人で食事。

ハワードが言うには交通事故の現場に行きあった彼は、怪我をして気を失っている
ミシェルを自分のトラックに乗せて、自宅まで運びいれたと説明する。
お前にはにわかには信じられないかもしれないが、いま地球は未知の大型怪獣に襲われている。
おそらく奴らは宇宙からやってきたのだろう。人類はまさに絶滅の危機に曝されている。
彼はこうした状況を事前に察知し、あらかじめ自宅を頑丈なシェルターとして造った。
ここには食料・水の蓄えがあり数カ月は籠城できることをミシェルは聞かされる。
それにしても貴重な食料や水を分けてやるのだから俺はもっと感謝されて当然だとハワードは言う。
シェルターにはもう一人、エメットという名の青年がいた。
彼は運よくシェルターに入ることができたことをとてもラッキーに思っている。

だが何かにつけ押しつけがましいハワードの態度は、
自然にミシェルとエメットの間を近づけることになる。

 
近隣住民。「中に入れて」と懇願される。     外から何やら大きな爆音が聞こえるが。

ある時シェルターの扉を激しく叩く者がいた。近隣の住民だった。
だがハワードは頑として彼女を中に入れようとはしない。
大型怪獣が撒き散らす毒ガスにやられていて、どうせもう助からないと言い放つ。
やがてノックの音は止む。
またある時は聞き慣れぬ爆音が上の方から聞こえてくる。
ハワードに言わせれば宇宙怪獣と戦っている軍用ヘリの音だという。
かつて海兵隊にいた経験があるのでそのくらいのことは分るという。
だが何日もハワードの言動に注意を払っていると、どうも奇妙な部分が見えてくる。
実は単なる異常者なのでは?
宇宙から来た怪獣だとか、シェルターの外は毒ガスに満ちているとかいう話も
よく考えれば少々とっぴ過ぎる感じもするし、これはぜひ本当のところを確認するべきだ。
ただハワードには気づかれないように行動しなければならないだろう。

ちょっとストーリー構成に明確さが欠けると感じました。
全体の雰囲気ということで言えば、そう悪くないんですけどね。
総合的にはまあまあだったかな~と評価します。
ただラストのヒロインのあの決意・行動はいかにもアメリカ人かなという気はしました。

『ジャングルブック』観ました。

2017-09-05 16:00:00 | 洋画
2016年:米ディズニー。 監督:ジョン・ファブロー。 WOWOWからの録画。
評判がよい作品なので視聴してみました。観て損のない映画だなと思いました。
主人公の少年だけリアル撮影で、周囲の動物などは総てCGだそうですが、違和感は
あまり感じませんでした。

 
人間を激しく憎むシア・カーン(虎)。      多くの犠牲が出るだろうとアキーラを脅迫。

モーグリは人間の子だが、オオカミに育てられて成長した。
人間を激しく憎むシア・カーン(虎)はそれが気に入らない。
アキーラ(オオカミのボス)に対してモーグリをオオカミの群れから追い出すように
強要する。従わない場合は、多くの犠牲者が出るだろうと宣言。
ジャングル最強の彼の言葉には重みがある。

 
バギーラに伴われて人間の村へ。         水牛の背に乗り、シアから逃れる。

黒豹のバギーラは、モーグリをオオカミたちに預けた張本人。
かつてある洞窟の中で殺された親のそばで寝ていたところを拾ってきたのが彼だった。
責任を取り、事態の収拾を図る形でモーグリを人間の村まで連れて行くという。
だが彼らの行き先にはシア・カーンが待ち伏せていた。
シアの襲撃から必死に逃げようとしたところに折よく水牛の走る群れに遭遇。
バギーラと落ち合い先を決め、いったんは別れ別れになる。
モーグリは水牛の背中に乗り、難を逃れる。

 
濁流の中、必死に流木に縋りつく。        何とかバギーラとの約束の場所に着いたのだが....。

だが一難去ってまた一難。水牛の群れが山肌の細い道を通過中に土砂崩れが発生。
多くの水牛ともろともに激流にのまれるが何とか太い流木に縋りついて危機を脱する。
ようやく約束の落ち合う場所に着いたのだが、バギーラは未だ姿が見えない。
そこへ優しい口調で近づいてくる大蛇のカー。催眠術を駆使してモーグリを夢見ごこちに。
あわや呑みこまれるか、というところで熊のバルーが登場。モーグリをカーから助ける。
しかしこの救助は無償ではなかった。
しばらくの間、モーグリはバルーのハチの巣あつめに体よくコキ使われることになる(^^;
そこへようやくバギーラがやってくる。二人の状況をみて一喝。
直ちに事態は修正され(^^; モーグリとバギーラは再び人間の村を目指す。
よい働き手に去られて諦めきれない風情のバルーだが、両者は後ほど再会することになる。

 
初めて見る人間の村。              人間だけが”赤い花”を使いこなせる。

初めて見る人間の村。そこには”赤い花”があった。
人間とほかの動物を厳格に区別する一点。
それは人間だけが”赤い花”を自在に使いこなせるのだということ。
その大きな意味は後半のクライマックスで存分に明かされることになります。

お話のデキはまずまずでした。特に終盤の緊張感には中々惹きつけられました。
本来ならこれ3Dセルパックで視聴するのが理想なんでしょうけど
いっや~種々の理由で...。(以下略)(^^;

『AMY エイミー』観ました。

2017-09-02 16:00:00 | 洋画
2015年:英・米。 監督:アシフ・カパディア。 WOWOWからの録画。
2011年に27歳で急逝した、英国のグラミー賞受賞者エイミー・ワインハウスの
ドキュメンタリーです。
え~と、自分は彼女の名前だけをチラッと聞いたことがある程度の人間で、
実際にはどんな音楽なのかさえ全く知りませんでした。
それで映画の中の本人による演奏シーンを垣間みて”なるほど~”と思いました。
とはいっても彼女の力強い歌唱にホンのちょっと触れただけですが。

 
歌は好きでもプロになるなんて....。     エイミーの熟成した歌唱力に驚くプロデューサー。

歌うことが大好きで、周囲にもそのことを良く知られていたエイミー。
ただ自分がプロの歌手になるなどということは、考えてもみなかったことだ。
だが有望な新人を探していた新興音楽社の社員の耳にもエイミーの噂は届く。
オーディションの結果、音楽出版社の社長に気に入られて契約が成立する。
だが何と言っても無名の新人に25万ポンドもの大金を支払うのはギャンブルだったに違いない。

 
ギグを積み上げて徐々に知られていくエイミー。  他人の作った曲を歌うだけではダメだと気づく。

ギグを積み上げ、しだいに世間に知られていくエイミー。
しかしある時に気づく。
他人の作った曲を歌っているだけではダメだ。
自らの心情を吐露するような曲を作り、そして自ら歌うことが必要なのだと。
そしてその考えは間違いではなかった。ヒットが続くようになる。

 
ブレイクとの結婚。幸せの時期。         だが同時に薬物や酒の過剰摂取が進む。

エイミーはしだいに世間に知られ、収入も増えていく。すると有りがちなことだが、
彼女にぶら下がっておいしい思いをしようという連中に取り巻かれるようになる。
実の父親にしてからが例外ではなかった。
普通の人間なのに、常に人の目に曝され特別扱いされる毎日は確実に彼女の精神を
むしばんで不安定にさせていく。薬物に頼り酒に溺れていくのを止められない。
ブレイク・フィルダーとの結婚はいっときの晴れ間を思わせる出来事だった。

  
一目見てマトモじゃないと知れる彼女の状態。   憧れのトム・ベネット氏との録音。

複数の男とのエイミーの恋愛沙汰に嫌気が差したブレイクは、結局彼女の許を離れていく。
大荒れのエイミー。
医者からの強い禁止で一時控えていた大量の飲酒により緊急入院。辛くも命を拾う。
あるとき彼女の許に、長年憧れていたトム・ベネット氏とのデュエット録音の話が舞い込む。
日本ではそれほどでもないですが、米国での彼の人気には絶大なものがあるようです。
絶頂期のフランク・シナトラに並ぶような感じなのでしょうか?
(米国の音楽事情に詳しい方、ここに書いていることがいい加減だったらスミマセンです。)

 
グラミー賞受賞者の名前を読み上げる瞬間。    哀悼と弔意を述べるベネット氏。

第50回グラミー賞で5部門を受賞して栄光の頂点を極めるエイミー。ギャラのランクも
ハネ上がったようだ(^^;
そして2011年のある夕方、寝ていると思われていた彼女は実は亡くなっていたのだと判明。
長年の薬物と大量飲酒で心臓がボロボロだったという。享年27歳。

音楽に関係する映画ではあっても、ほとんど知らない人物のドキュメンタリーなので、
初め左程の関心があったわけではないですが、映画を観終わった後、やはり幾ばくかの
感傷は感じましたね。
 ①若く才能に溢れた芸術家。
 ②繊細ゆえに現実とのうまく折り合えず、薬物・酒に溺れて自滅する。
この手のパターンはかなり多いですね。

彼女ほど若くはなくとも、薬物・酒に溺れて自滅した芸術家のケースは本当に多く聞きます。
凡人には今ひとつ判らないのですが、才能あるアーチストの内面のストレスには
相当にキツイものがあるということでしょうね。
まして芸能人にはその種の誘惑は多いでしょうし。
でも薬物の場合、凡人だろうと何だろうとその中毒状態は鋭くヤバイです。
お酒も度を越すと相当ヤバイですが(^^;
ヤバイものには初めから近づかないのが一番なのでしょう。