みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『ゴシカ』観ました。

2017-09-20 16:00:00 | 洋画
2003年:米ワーナー。 監督:マチュー・カソヴィッツ。 WOWOWからの録画。
公開当時、けっこう話題になった映画ですが自分は観ていませんでした。
ですから、かなり期待しての視聴となりました。

 
多忙な妻を元気づける夫・グレイ医師。      強い雨の夜、帰宅するが通行止めに。

ある女子刑務所の精神科病棟に勤務する精神分析医ミランダ。
夫のグレイ医師は同じ職場の責任者を務める。人格者であり、夫婦仲も抜群だ。
ある日帰宅途中で警察の通行止めにあう。強い雨のために道路が陥没していて通れないという。

 
いきなり車の前に少女が。            気がつくと精神科病棟に収容されていた。

仕方なく普段は通らない道で迂回するが、いきなり道路の真ん中に一人の少女を目撃。
少女をよけようとして車を大破させたミランダは、意識を失う。
ベッドの上で意識を取り戻すが、衝撃的事実を告げられて驚く。
なんと彼女は夫であるグレイ医師を殺した犯人として逮捕されたという。
抗弁も空しく、ミランダは自分が働く精神科病棟に患者として収容され……。

 
誰も彼女の言い分を本気にしない。        ミランダが担当していた患者、クロエ。

どんなにミランダが必死に訴えても、誰も本気で聞いてくれない。
そんなとき、そばに近づいて話しかけてきたのは彼女の担当していた患者クロエだった。
”解ったでしょう、ここではどんなに真実を訴えても誰も気に留めてくれないのよ”
言われてみれば自分もクロエの言葉をいい加減にしか受けとめていなかった。

 
しばしば”あの少女”の幻影を見る。       ガラスの扉に浮かぶNOT ALONEの文字。

拘束された室内で悪霊に襲われることもある。
だが監視モニターに映るミランダは独りで大騒ぎをしているようにしか見えない。
モニターに”霊”は映らないのだ。
彼女の精神は極度の混乱状態にあると決めつけられ、監視がいっそう厳しくなっていく。

ときどき例の少女の幻影を見る。少女はミランダに何かを訴えたいのかとも思えるが。
そして拘束室のガラス扉に勝手に浮かびあがるNOT ALONEの文字。
”NOT ALONE=一人じゃない”これは何を意味しているのか?
やがてミランダは自分の潔白を証明するためにも病院側の一瞬の隙をついて脱走を試みるが。
中盤過ぎくらいまでは中々先の見えない展開で、どきどきしますね。
ですがあのラストに自分はちょっと違和感を覚えました。
期待させた割にはラストの充足感が小さめというか....(^^;