みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『10 クローバーフィールド・レーン』観ました。

2017-09-08 16:00:00 | 洋画
2016年:米。 監督:ダン・トラクテンバーム。 WOWOWからの録画。
前作がまあまあ面白かったので、次作のこれも観てみました。

 
交通事故に巻きこまれて。        気がついたら殺風景な部屋に監禁されていた。

とつぜん交通事故に遭遇したミシェル(=ヒロイン)。
運転中に大きな衝撃を体に受けて気を失う。
気がつくと、どことも知れぬ殺風景な部屋に置かれたベッドに寝ている自分を発見。
脚は鎖と錠でつながれていた。
とてもじゃないが鍵がなければ脱出はまず不可能だ。

 
逃げられないように脚には鎖が....。   食事が運ばれる。少しづつ経緯の説明を受ける。

しばらくしてハワードと名乗る男が食事を運んできた。
「お前は運が良い」とか「お前の命を助けたんだ。もっと俺に感謝しろ」などと言う。
だが状況が呑みこめないミシェルにはワケが判らないままだ。

 
男はハワードと名乗る。         彼女の鎖は外される。三人で食事。

ハワードが言うには交通事故の現場に行きあった彼は、怪我をして気を失っている
ミシェルを自分のトラックに乗せて、自宅まで運びいれたと説明する。
お前にはにわかには信じられないかもしれないが、いま地球は未知の大型怪獣に襲われている。
おそらく奴らは宇宙からやってきたのだろう。人類はまさに絶滅の危機に曝されている。
彼はこうした状況を事前に察知し、あらかじめ自宅を頑丈なシェルターとして造った。
ここには食料・水の蓄えがあり数カ月は籠城できることをミシェルは聞かされる。
それにしても貴重な食料や水を分けてやるのだから俺はもっと感謝されて当然だとハワードは言う。
シェルターにはもう一人、エメットという名の青年がいた。
彼は運よくシェルターに入ることができたことをとてもラッキーに思っている。

だが何かにつけ押しつけがましいハワードの態度は、
自然にミシェルとエメットの間を近づけることになる。

 
近隣住民。「中に入れて」と懇願される。     外から何やら大きな爆音が聞こえるが。

ある時シェルターの扉を激しく叩く者がいた。近隣の住民だった。
だがハワードは頑として彼女を中に入れようとはしない。
大型怪獣が撒き散らす毒ガスにやられていて、どうせもう助からないと言い放つ。
やがてノックの音は止む。
またある時は聞き慣れぬ爆音が上の方から聞こえてくる。
ハワードに言わせれば宇宙怪獣と戦っている軍用ヘリの音だという。
かつて海兵隊にいた経験があるのでそのくらいのことは分るという。
だが何日もハワードの言動に注意を払っていると、どうも奇妙な部分が見えてくる。
実は単なる異常者なのでは?
宇宙から来た怪獣だとか、シェルターの外は毒ガスに満ちているとかいう話も
よく考えれば少々とっぴ過ぎる感じもするし、これはぜひ本当のところを確認するべきだ。
ただハワードには気づかれないように行動しなければならないだろう。

ちょっとストーリー構成に明確さが欠けると感じました。
全体の雰囲気ということで言えば、そう悪くないんですけどね。
総合的にはまあまあだったかな~と評価します。
ただラストのヒロインのあの決意・行動はいかにもアメリカ人かなという気はしました。