2015年:ロックウェルアイズ+スティーブンスティーブン制作。 監督:岩井俊二。
セルBDにて視聴。
岩井監督の実写映画はこれまでに何本かは観ていました。ただしいずれも序盤だけ(^^;
彼の映画はどれも世間的評価は高いものの、自分にはどうもいまひとつピンとこなくて、
観はじめてスグに「観るの止~めた」となるのが通例でした。
ですがこの映画はずいぶん評判が良いらしいので、今回思い切ってアマゾンでポチっ。

引越し作業中に隣家からの視線を感じて。 間違いない! ニ階の窓から誰かが覗いている。
ある地方都市に引っ越してきた有栖川一家。母・加代(作家)に娘の徹子(中学生)だ。
ここの土地は加代にとってはずいぶん田舎に感じるようだが、徹子にはそれほどの印象はない。
家の中で引っ越し荷物を片付けていると、隣家のニ階の窓から強い視線を感じる徹子。
確認をしようとすると、さっさとカーテンの陰に姿を退く相手。

隣家の荒井さんからの苦情。 かつて同じバレエ教室に通っていたフーコとの再会。
ゴミの出し方がなっていないと、隣の荒井さんに怒鳴りこまれる。朝から少し不愉快かな?
とにかく今日からは石ノ森学園中学校へ、転入生としての初の登校日だ。
気合入れて行こう!
しかし新顔の彼女を敬遠する校内の空気を感じて、彼女はまたもや不愉快な気分になる。
ムシャクシャする気分のまま、下校しようとする徹子に親しく声をかけてくる思いがけない
生徒がいた。むかし同じバレエ教室に通っていた懐かしいフーコだった。
「こっちにもバレエ教室ってあるんだよー」「あたしまだバレエ続けてるんだよー」
「良かったらまた一緒にバレエ頑張ろうよ」

少し踊ってみる。やはりバレエは楽しい。 レッスン料の心配をする徹子。
初めのうちはフーコの誘いにあまり乗ろうとしない徹子。しかし見学だけということで訪れた
バレエ教室で実際に体を動かしてみるとやっぱりバレエって超たのしい!
しかし家の経済状態を考えると中学校以外にもお金のかかるバレエを、とは言いだしづらい。
娘の気持ちを聞いて「アンタはそんな心配をしなくていいの」加代は胸を張る。

なんと石ノ森学園で殺人事件があった? いかにも真相を知っているかのように振る舞う睦子。
石ノ森学園で起きたと噂の”ユダ殺人事件”。バレエ教室でも結構な話のタネになっている。
ただし事件の正確な顛末を知っている人間は誰もいないようだ。
ただ如何にも事件の全貌を知っているかのように振る舞う、超目立ちキャラの陸奥睦子以外には。
ある日、ひょんなキッカケで口を利くようになる徹子と睦子。
すると睦子だって本当には事件の核心部分を識らないのだということを知る。
がぜん興味をひかれた徹子。自らこの殺人事件の解明をしてみようと思い立つ....。
そうなると、まず最初に会うべき人物は?
通常観るアニメとは少しだけ雰囲気が違いますね。本作のようにまず実写映像を撮って、
それを元にアニメ化するというロトスコープの手法は、アニメーターの手作業によって
創られる動きとは結構印象が異なるものだと思います。
とはいっても観ているうちに目が慣れてしまったようでもあり、そんなに際だった
印象にならないような工夫も入っているのかな?
また画面がとても広く感じられました。その印象がどこからくるものなのか考えました。
結論として画面内に描かれている各物質のサイズの関係が実物・実世界と全く同じ
だからだと気がつきました。成歩堂そうか~あっ異議はナイですよ?(^^;
このように普段考えないようないろいろなことを、このアニメを観て考えてしまったと
いう点が面白くて、まずは印象づけられました(^^;
いやまあそういうマニア的な感想はともかく、内容というかストーリーも
けっこう柔軟に展開していって、楽しませ飽きさせないと思いました。
観たあとで冷静に考えると「あれってナンだったの?」というパートが
無きにしもあらずですが(^^;
少なくとも映画の画面に向かい合っているうちは気にならずに済んでしまいますね。
このBDは買って良かったと思いました。
■
セルBDにて視聴。
岩井監督の実写映画はこれまでに何本かは観ていました。ただしいずれも序盤だけ(^^;
彼の映画はどれも世間的評価は高いものの、自分にはどうもいまひとつピンとこなくて、
観はじめてスグに「観るの止~めた」となるのが通例でした。
ですがこの映画はずいぶん評判が良いらしいので、今回思い切ってアマゾンでポチっ。


引越し作業中に隣家からの視線を感じて。 間違いない! ニ階の窓から誰かが覗いている。
ある地方都市に引っ越してきた有栖川一家。母・加代(作家)に娘の徹子(中学生)だ。
ここの土地は加代にとってはずいぶん田舎に感じるようだが、徹子にはそれほどの印象はない。
家の中で引っ越し荷物を片付けていると、隣家のニ階の窓から強い視線を感じる徹子。
確認をしようとすると、さっさとカーテンの陰に姿を退く相手。


隣家の荒井さんからの苦情。 かつて同じバレエ教室に通っていたフーコとの再会。
ゴミの出し方がなっていないと、隣の荒井さんに怒鳴りこまれる。朝から少し不愉快かな?
とにかく今日からは石ノ森学園中学校へ、転入生としての初の登校日だ。
気合入れて行こう!
しかし新顔の彼女を敬遠する校内の空気を感じて、彼女はまたもや不愉快な気分になる。
ムシャクシャする気分のまま、下校しようとする徹子に親しく声をかけてくる思いがけない
生徒がいた。むかし同じバレエ教室に通っていた懐かしいフーコだった。
「こっちにもバレエ教室ってあるんだよー」「あたしまだバレエ続けてるんだよー」
「良かったらまた一緒にバレエ頑張ろうよ」


少し踊ってみる。やはりバレエは楽しい。 レッスン料の心配をする徹子。
初めのうちはフーコの誘いにあまり乗ろうとしない徹子。しかし見学だけということで訪れた
バレエ教室で実際に体を動かしてみるとやっぱりバレエって超たのしい!
しかし家の経済状態を考えると中学校以外にもお金のかかるバレエを、とは言いだしづらい。
娘の気持ちを聞いて「アンタはそんな心配をしなくていいの」加代は胸を張る。


なんと石ノ森学園で殺人事件があった? いかにも真相を知っているかのように振る舞う睦子。
石ノ森学園で起きたと噂の”ユダ殺人事件”。バレエ教室でも結構な話のタネになっている。
ただし事件の正確な顛末を知っている人間は誰もいないようだ。
ただ如何にも事件の全貌を知っているかのように振る舞う、超目立ちキャラの陸奥睦子以外には。
ある日、ひょんなキッカケで口を利くようになる徹子と睦子。
すると睦子だって本当には事件の核心部分を識らないのだということを知る。
がぜん興味をひかれた徹子。自らこの殺人事件の解明をしてみようと思い立つ....。
そうなると、まず最初に会うべき人物は?
通常観るアニメとは少しだけ雰囲気が違いますね。本作のようにまず実写映像を撮って、
それを元にアニメ化するというロトスコープの手法は、アニメーターの手作業によって
創られる動きとは結構印象が異なるものだと思います。
とはいっても観ているうちに目が慣れてしまったようでもあり、そんなに際だった
印象にならないような工夫も入っているのかな?
また画面がとても広く感じられました。その印象がどこからくるものなのか考えました。
結論として画面内に描かれている各物質のサイズの関係が実物・実世界と全く同じ
だからだと気がつきました。成歩堂そうか~あっ異議はナイですよ?(^^;
このように普段考えないようないろいろなことを、このアニメを観て考えてしまったと
いう点が面白くて、まずは印象づけられました(^^;
いやまあそういうマニア的な感想はともかく、内容というかストーリーも
けっこう柔軟に展開していって、楽しませ飽きさせないと思いました。
観たあとで冷静に考えると「あれってナンだったの?」というパートが
無きにしもあらずですが(^^;
少なくとも映画の画面に向かい合っているうちは気にならずに済んでしまいますね。
このBDは買って良かったと思いました。
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