「ある過去の行方」観ました。

2013年：仏・伊・イラン。　監督：アスガー・ファルハディ。　WOWOWからの録画。
この映画については事前知識なしで観たんですが、
なかなか見ごたえのある良い作品と思いました。

アフマドは遠路イランから妻マリーのいるフランスへ戻ってきた。
理由は妻からの依頼により正式に離婚手続きを済ませるためだ。
それにしても長い別居期間だった。

　
空港での再会。　　　　　　　　　　　　　　　　　　かつて一緒に住んでいた家。

折悪しくの大雨。マリーに頼んでおいたホテルの予約はしていないという。
やむなくアフマドはかつて住んでいた家に泊まることになる。

　
排水の詰まりを修繕。そこにサミール㊧。　　　　　　アフマドをせかすマリー。

翌日の朝、見知らぬ男サミールが家に入ってくる。挨拶を交わすアフマド。
どうやら妻の現在のボーイフレンドらしい。
離婚のための面談の予約は９時から。のんびりしている時間は無い。

　
面談の直前に妊娠を告げるマリー。　　　　　　　　　両者合意の上で離婚は成立。

途中までは”大人の愛の複雑な事情”がテーマの映画なのかな....と思って観ていたら
何やらちょっぴりサスペンスめいたニュアンスも入ります。
いまどき直球オンリーでは観客を惹きつけられない、ということなんでしょうか。
多少の変化球でなければ霞んでしまうということなんでしょうかね～？
ともあれ、なかなか観ていて飽きさせない映画でした。