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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『GANGSTA.』観ました。

2016-01-27 16:00:00 | TVアニメ
2015年:マングローブ制作。 監督:村瀬修功。 TOKYO-MXからの録画。
マングローブといえば、ハイビジョン初期のTVアニメ『サムライ・チャンプルー』が
思い出されます。たいへん面白くてパッケージを買ってしまったほどなんですが、
そのマングローブもこの作品を最後に経営破綻して解散してしまったと聞きます。
厳しいものですね~。

 
便利屋の二人組、ニコラス㊧とウォリック㊨。    ウォリックと古い付き合いのチャド警部㊨。

自分はコースケ氏の原作(漫画)を読んでいません。
なのであくまでアニメとしての印象でモノを言うことになります。

複数組織の力のバランスによって辛うじて表面上の平和が保たれている街、エルガストム。
小さなモメごとなら日常茶飯事のこと。
その街に便利屋と称してお届けものからヤバイ仕事まで何でも引き受ける二人組がいた。
ウォリックとニコラスは少年時代からの腐れ縁。
チャド警部とは、そんな二人が街にやってきた頃からの古い知り合いだ。

 
ニコラスは日本刀の達人。             電話番のアレックス。 もと娼婦。

家族のために稼ごうと街に出てきたアレックス。しかし実際にはヤクザに騙されて
薬漬けにされ、飼い殺しの娼婦として生きるしかない日々を送っていた。
そんな彼女も成り行きではあるが、結果として便利屋の二人組に助けられることになる。
取りあえず電話番でもしててくれ、と言われ、そのまま便利屋の事務所に居つくアレックス。
薬もだんだん体から抜けていき、彼女の失われた記憶や体調も徐々に戻っていく。

 
組織のボスたちが集っての定例会。         いつもの小競り合いとはどうも様子が違う。

街の平和は複数の組織のパワーバランスの上に辛くも成り立っていたが、
じょじょにそれが崩れていきつつあった。
初めはいつもの小競り合いかとも思われた殺し合いも、徐々に拡大していき、
やがて何者かの”意思”がそこに見えてくるようになる....。
さてこの『GANGSTA.』なんですが、どうも色々と設定が多く有って、一度見たくらいでは
内容がよく飲み込めなかったです。あくまで大雑把にしか自分も解っていません(^^;
視聴者からもそうした反応が多かったのか、9話と10話の間に9.5話と称して『解説編』を
流していたくらいです....ワンクールに原作の全部を詰め込もうというのは少し無理だった!?
流れる音楽やキャラの動かし方など、ああマングローブだな、とは思うものの、最後まで
この作品の面白さのポイントが見つけられないままになってしまった残念なアニメでした。

「監獄学園」観ました。

2015-12-07 16:00:00 | TVアニメ
2015年:J.C.STUFF制作:全12話。 監督:水島 努。 TOKYO-MXからの録画。
おエロ気たっぷりな学園コメディです(^^;
それにしても毎週録画したものを掃除するたびに「これは過激な....」とか思っていましたが、
始めから通して観ると案外さほどには感じないものですね。
ちょうどレンタルビデオ屋でエロビデオを物色している時にはいろいろ想像しますが、
どれかを借りて、いざ自宅でゆっくり観てみると案外大したことないのに
似てますかね~。
あっ自分は知らないですよ、そういうもんだと人から聞いただけですよホンマ(^^;
掃除=録画した番組のCMその他を消去したりして観やすくする作業。

 
同級生の千代ちゃんは相撲消しゴムにウットリ。   男女交際を厳しく取り締まる裏生徒会。

八光学園。世間ではお嬢様が多く通う名門女子高校で通っていた。
しかし時代の変化に合わせて理事長は学園の改革を計画。
今年度は試験的に五名の男子を入学させ、
結果が良ければ本式に共学化させていこうと考えていた。
その五名の男子だが、いずれも女の子にモテず、周りが女子ばかりの状態なら
何とかなるのでは?と淡い期待から入学した奴ばかり。
だが現実は甘くない。周囲の女子たちは遠巻きにして口もきいてくれない。

キヨシはひょんなことから学園のマドンナ的存在の千代ちゃんと親しくなる。
彼女がお相撲大好き少女だったため、本当は興味もないのに話を合わせるキヨシ。

 
男子が集まってダベっているうちに....。      何故か女子風呂を覗くことに決定。

ある日。男子たちは女子風呂を覗こうと意見が一致して、即行動。
だがアッサリばれてしまい裏生徒会に逮捕される。
それ以来、五名の男子たちの檻の中での生活が始まる。

 
あっさりバレて裏生徒会に逮捕される。       カラスのヒナを巣に戻すキヨシ。

囚人としての労役中に巣から落ちたカラスのヒナを見つけて、巣に戻すキヨシ。
それを偶然見ていた千代ちゃん。
『お相撲好きに悪い人はいない』『ヒナを巣に戻してあげる優しい人』
千代ちゃんはキヨシに好意をもったようだ。

 
学生相撲を見物。ひょっとして未来の横綱が?    千代ちゃん持参の大量の塩むすび。

千代ちゃんとのデートのために、さんざんな苦労のすえミニ脱獄に成功したキヨシ。
彼女の好きな学生相撲を一緒に観戦。おむすびを大量に作ってくれたのは嬉しいが、
全部具のない塩むすびのみ....(^^;
しかし結局この脱獄は直ぐにバレて、刑期の大幅延長を喰らうことになる....。
連帯責任で他の者も同様に刑期が延ばされて周囲の恨みを買うキヨシ。

しかしながらこのアニメ、おエロ気だけが売りではありません。
それは上っ面だけのこと。
ストーリーの中核は男子間の友情、信頼、裏切り、そして信頼の回復....と
けっこう骨太です。
全体の構成もしっかりしていて見ごたえのあるアニメに仕上がっています。
ただ一応物語が収束して観る者に高揚感を感じさせた直後に、
ある不穏な動きがチラッと示されて、そこは気になるところですね。
これは第ニ期もあるのかな?

「ニセコイ:」(第二期)観ました。

2015-11-22 16:00:00 | TVアニメ
2015年:シャフト制作:全12話。 監督:新房昭之。 TOKYO-MXからの録画。
自分は<第一期>を観ていません。ですので話の細かいところで合点のいかない
部分が多少あります(^^;
ただ基本的には『明るい学園ラブコメ』のくくりで観ていれば、そんなに齟齬は
生じない気がします。
『ニセコイ:』とは、偽の恋、すなわち恋人じゃないのに恋人らしく振る舞う。
あるいは(前提は)偽の恋人カンケイなのに心の中にはホンモノの恋がある。
そんな二重の意味合いのあるタイトル....これって合っていますかね?


 
いつも登校時に顔を合わせる千棘と楽。       いつも元気な飛び膝蹴りのアイサツ(^^;

主人公は一条楽(いちじょう・らく)という高2の男子生徒。某・暴力団組長の御曹司。
だが楽自身には暴力的な思考・行動は一切ない。
むしろ恋人?の桐崎千棘(きりさき・ちとげ)の理不尽な暴力をジッと耐え忍ぶ毎日だ。
それにしても”千のトゲ”って....恐っそろしい名前だなあ。名は体を表すとは言うけどさ(^^;

 
世界的な実業家である千棘の母親から認められる。  一方的に楽になつく万里花(まりか)。

たまにしか日本に帰らない千棘の母親・華(はな)。普段は外国を飛び回っていて
いくつもの大きなビジネスに関わる超多忙な日々を送っている。
あんなに気の強い千棘さえ母親のまえでは小さくなって何も言えないようだ。
そんないびつな母娘の関係を見て、楽はある決心をする。

 
小咲からの手作りチョコ。美味いっ!!       姉を楽から守ろうとする妹・春。

バレンタインデーに向けて、楽のために手作りチョコを作る小野寺小咲(おのでら・こさき)。
もともと彼女は料理ベタなのだが、今回は何とか上手に出来たようだ。思い切って楽に手渡す。
美味いっ!!
だが楽と小咲との間に割って入る妹・春(はる)。
友人の無責任な噂話をまともに取って、すっかり楽がクズ人間と思いこんでしまったためだ。
姉の心、妹知らず。

何かにつけて二人の間の邪魔をする春だが。
実は春の心の中にも素敵な王子様がいる。そのイメージは今ひとつボヤケ気味なのだが。
いつかその人に実際に会える時を心待ちにしている。
しかしてその王子の実体は楽なのだが、そのことを春はまだ知らない....。

自分の見るところでは千棘・万里花・小咲の三人のうち、やっぱり本命は小咲
ですかね~。万里花では単に一人相撲という気もするし....。
でも理屈では分からないのが男女の仲。案外事態が転んでゴールインするのは
万里花だったり(^^; 可能性と言う意味では誰にだってメはありますから。
そうやって仮想の結末を頭で妄想するのもヒマツブシには良いかも、ですね。

「GATE <ゲート>」観ました。

2015-11-21 16:00:00 | TVアニメ
2015年:A-1Picture制作:全12話。 監督:京極尚彦。 TOKYO-MXからの録画。
なんだか昔の邦画「戦国自衛隊」みたいだな~と思いつつ視聴。
もっとも自分は「戦国自衛隊」を観ていないので本当は何とも言えないんですが(^^;
ただ中々丁寧なつくりの良作アニメと思いましたよ。
主人公・伊丹のキャラが良いですね。普段は飄々としているが、ここ一番の時は決める。
人はこうありたいものです。
まあコミケが好きとか2D美少女が好きとか言ってますが(^^;
これは単にファンに対する作者のリップサービスというものでしょう。

 
一般市民に襲いかかるモンスター軍団。       ドラゴンに乗った兵。これが本当の竜騎兵?(^^;

東京の中心地・銀座に突然異世界との門が開いた。そして異様なモンスター集団が
大挙して戦争を仕掛けてくる異常事態がとつぜん勃発。
さいわい警察・自衛隊によって敵の大半を捕虜として戦闘は終息。

 
緊急事態だ。警官と協力。             マスコミに大きく取り上げられる伊丹。

たまたま休日に銀座に来ていた伊丹耀司。自衛官として敵を倒しつつ警官と協力して
市民保護に当たる。この活躍が認められて特別昇進を受ける伊丹。

 
日本も攻められっぱなしではいない。反撃だ。    戦車隊をはじめとする大部隊を送り込む。

今回の戦闘で多くの市民が犠牲になった。国家としてこの事態を放置はできない。
政府は自衛隊の大部隊を特別地域(=特地)に送り込むことを決定し直ちに実行される。
敵の帝国側もゲート近くに全軍を集結して総攻撃をかけてくる。
しかし勝負はあっけなく決してしまった。
自衛隊の近代的装備の前に帝国軍は為すすべがなかったのだった。
その後はお互いに静観状態。自衛隊としては情報収集が一番に急がれる。
この目的で小部隊が組織され、その隊長として伊丹ニ尉が指名される。
敵情視察、できれば現地の住民との融和が出来れば言うことはない。

 
帝国側。竜騎兵が警戒を怠らない。          現地の村を襲撃する火竜を撃退。

一方、特地にある帝国側。戦争を仕掛けてみたものの、意外にも全軍の六割という
甚大な損害を出してしまった。善後策を協議する王、それに元老院のメンバー。
だが自衛隊の小部隊が、あの強大なパワーを持つ火竜を撃退したという噂が広まるに
つれて帝国内部には微妙な空気が流れはじめる....。

自衛隊の近代的軍装が圧倒的な威力を発揮できたから良いけど、逆に帝国側の魔法攻撃
などの前には手も足も出ないということだったらどうかな?まったく違った物語になるよね~
とか、しょうもないことを漠然と考えつつこのアニメを観ていました(^^;
まあ観る前のイメージと実際に観た感想は大分違うけど、とにかく全12話の割にはうまく
まとめられている良作だと感じました。

「乱歩奇譚」観ました。

2015-11-08 16:00:00 | TVアニメ
2015年:Lerche制作:全11話。 監督:岸 誠二。 フジテレビからの録画。
原作者の江戸川乱歩氏は、かつて青少年むけの怪奇小説で一世を風靡した往年の大作家です。
当時は娯楽小説ということで、純文学よりも一段低いものとの評価でしたが、その強烈かつ
個性的な世界観は現在もなお古びず、没後50年ほど経過した今、改めて純文学としての再評価
の動きが見受けられます。
今回のこのアニメ化も、そんな動きの一環と思われます。

 
担任教師のバラバラ死体。             小林少年の弟子入り志願。

ただ自分の場合、少年時代に江戸川乱歩を人並みには読んでいる気でいましたが、
よく考えてみると、そうじゃなかったようです。
少年向けにソフトに書きなおされた、いまで言うリライトされたものですね。
実際に読んでいたのはそういうものばっかりだったようです。
本物だと毒気が強すぎて子どもには刺激が強すぎると、編集者の判断が有ったのでしょう。
それはともかく真犯人の計略により、担任教師をバラバラにした犯人にされた小林少年。
だがキレ者の明智探偵は容易には騙されない。
すぐに事件の真相を推理してしまう。その様子にシビレて思わず弟子入りを志願する小林少年。

 
変装の達人、怪盗影男。              影男は少女にはめっぽう優しい。

怪盗・影男の名前もずいぶん懐かしいです(^^:
金持ちたちから金品は奪うが、人を傷つけないので実害は比較的少なくて、
今考えると妙な理屈ですが、本物の極悪人とは違うとか考えたりもしてました。
鼠小僧は商家からゴッソリ金を奪うが、自分のためには使わずに貧乏人に
バラまくから”義賊”だなどと考えるようなモノですかね。

 
明智探偵から手帳を受け取る小林少年。       「君があの小林君なのね?」と怪盗黒蜥蜴。

「人間椅子」事件を自力で解明したのちに、明智探偵から手帳を渡される小林少年。
ハッキリと言われたわけでは無いが、どうやらこれで弟子入り志願は叶ったようだ。
なんと新宿署地下の極秘牢に入れられている大物怪盗・黒蜥蜴もそのことを知っていた。
鎖につながれている彼女がどうやって情報を得ている?独自の情報網を持っているようだ。
それにしても、とことん明智探偵に惚れぬいている黒蜥蜴嬢。明智氏の方は迷惑そうだが。

 
無残にも壁に塗り込められた少女たち。       スナガは怪人20面相が裁く?

連続少女誘拐ならびに殺害を繰り返している変質者スナガ。
だが精神薄弱者との鑑定理由で逮捕されても直ぐに釈放されてしまう。
少女というものを神に等しい存在と考える影男にとって、スナガは絶対に許せない人間だ。
彼は小林少年と協力関係を申し入れる。小林少年は了承し、少女の姿に変装して
わざとスナガの家に誘いこまれる。影男も少し遅れてスナガの家に入る。
その結果影男は、かつて清らかに気持ちを通わせあった少女が、
いまは壁に塗りこめられている無残な事実を知る。
怒りのあまりに影男はスナガに殴りかかるが、喧嘩は全然弱っちくて逆にボコ殴りに
されてしまう。その時、警察に代わってスナガを捕え処刑しようとする者がいた。
怪人20面相だ。
明智探偵とは浅からぬ縁のある怪人20面相が出現したことで、物語りの局面は
大きな変貌を見せ始める....。

江戸川乱歩氏の明智小五郎+小林少年コンビのシリーズ作品は幾つかありますが、
このアニメでは構成の都合上、複数の犯罪者が同時に登場して話が進められています。
舞台は現代に移されてはいますが、移しきれていないというか、ちょっと妙だな?
と思う部分もあります(^^;
絵柄も今ハヤリの美少女ゲーム風で、あの猟奇的世界と合うのか?と思いましたが
なんとかギリギリのセーフって感じですかね(^^;
ただ、久しぶりに乱歩の世界観をチョイとばかり覗いたかな、という感じはしました。