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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『いぬやしき』観ました。

2018-01-16 16:00:00 | TVアニメ
2017年:MAPPA制作、全11話。 監督:藪田修平。 TOKYO-MXからの録画。
こう言ってはナンですが、予想以上の秀作というか。とても面白かったです。
終盤には思わずホロリとさせるシーンもあったりして(^^:
主人公の名前は犬屋敷壱郎(いぬやしき・いちろう)。
都内に勤める初老のサラリーマンだ。
定年を間近に控えた彼は、小さいながらも一戸建てを構えた。
しかし家族には”ちっぽけな、しょぼい家だな”とあまり評判が良くない。
考えてみれば、そのしょぼい家は、これまでもパッとしなかった
彼の人生を表しているようでもある。
しかし家族の評価はともかく、予算的に無理をせずに彼に建てられる家と
なれば、結局この程度にならざるを得ないだろう。
せっかく家を持ったのだから、犬を飼ってみたいと思いつく。
しかしそのことも家族からの評判は芳しくない。
「家じたいが狭いのに犬を飼うだなんて」「犬を飼うと家の中が臭くなる」。
とうとう自分の室内で飼うなら問題は無かろうと家族に妥協せざるを得ない。
お父さんはツライよ、だ。
夕方の犬の散歩中に、ふと自分の人生が急に無意味に思えて、
いっそ自殺でもしようかと大泣きする犬屋敷氏。


<未知>と遭遇してしまった犬屋敷氏㊨。

そんな時。いきなり彼の目前に巨大な宇宙船が出現。
どうやらマシントラブルだったようだが、このときの衝撃で犬屋敷氏の体はバラバラに。
宇宙人たちは、彼の治療(修復)を適当にやっつけて、さっさと現場を去る。
結果的に無敵のスーパーマンに改造されてしまった犬屋敷氏。
以降、彼の人生は大きく変化してゆく。
そしてこのとき、現場に居合わせていた人間が犬屋敷氏以外にもう一名いた。
獅子神ヒロなる高校生がそれだ。改造手術を受け、彼の人生もまた大きく変わっていく。
以降は二人のスーパー改造人間の対比を中心にストーリーが進んでいきます。
最初に書いたように、このアニメは出色の面白さでした。機会があればゼヒ視聴を薦めます。

『恋と嘘』観ました。

2017-11-15 16:00:00 | TVアニメ
2017年:ライデンフィルム制作。全12話。 監督:宅野誠起。 TOKYO-MXからの録画。
根島由佳吏(ねじま・ゆかり)は16歳の誕生日に、政府の機関から自分の
結婚相手を正式に通知される。お相手の名前は真田莉々奈(さなだ・りりな)。
これは日本国の人口の減少化を喰いとめ安定させるという目的で実施されている、
超・少子化対策基本法なる政府の政策に沿うシステム。
いわば国が仲人役を合法的に行うということだ。
もちろん架空のストーリーではある。


根島由佳吏と高崎美咲。長い間ふたりは好きあっていたことが発覚。

しかし由佳吏には以前から好きな女の子がいた。思い切ってその相手=高崎美咲
(たかさき・みさき)に気持ちを告白したところ、向こうも実は彼のことを
ずっと思ってくれていたことが判明する。
しかし政府の推奨に逆らってまで、通知された相手を拒否する決心はつかない。
それに実際に莉々奈に会ってみると美咲とはタイプが違うものの、とてもいい子なのだと判る。
由佳吏はどうするべきなのか悩み抜く。そして最終的に彼の下した結論は?

なんかどのキャラも、やたら目ん玉が大きいです。そういう絵柄なんでしょうけど
そこがちょっぴり気になりました(^^;
両家の親たちのハシャギっぷりも、大人なんだからもう少し冷静に受け止めろよ
と言いたい。結婚の実体を知ってるくせに未成年の本人たちよりも盛り上がって
いるのはどうなのかと。
だが一番の問題は由佳吏自身の優柔不断で決断できない性格にありそうだ。

それにしてもこのアニメの着地点って一体なんだよーって言いたいです。
正直といえば正直な結論なんだろうけど苦笑いするしかない。
序盤の非常に純愛度の高いハナシの流れは、それなりに感動モノでしたが....
一体あの感動は何だったのかな~?(^^;
それでもアニメだけでなく実写版も作られたということは結構人気のある漫画
(=原作)なのだなとは諒解します。

『オカルティック・ナイン』観ました。

2017-11-09 16:00:00 | TVアニメ
2016年 A-1Picture制作:全12話。 監督:イシグロキョウヘイ。 TOKYO MXからの録画。
キャスティングロール見てたまたま気づいたですが、前々回(11/03)にアップした
『カオスチャイルド』と同じ原作者なんですね、志倉千代丸氏。
えっと?いや~そんだけなんですが(^^;


井の頭公園で発見された、夥しい数の溺死体。すべて自殺のようだが。

オカルトな話題をナナメに切って注目を集め、何とか人気サイトに
のし上がろうとカラ回りぎみながら野望を逞しくする某サイト”キリキリバサラ”。
運営するホストは我聞悠太なるニート青年。
彼はサイトの広告だけで生活ができればなあと淡い夢を抱いている。
だがある時、とんでもない一大事件が起きる。
井の頭公園の池から一度に200人以上の溺死体が発見されるのだった。
目撃者によると総て自殺だという。
絶好の題材だと事件に喰いつく悠太だが、いつか自分自身が事件の中核に
捲きこまれていく。
悪魔・幽霊・占い・永遠の生命・呪い....etc
さまざまな要素が絡みあいつつ事件は深化し、ますます謎は深まっていく。
ですが終盤近くになって、物語の全容が見えてきます。
最後に悠太の「ボクをヒーローにさせてくれー」の叫びはちょっと意外だったかな。
ちょっと考えればそれも計算された言動だなと気づきますけど。
それまでそんなことを言いそうにないキャラとして描かれていたものですから。

自分には『カオスチャイルド』よりもデキが良いと感じました。
物語のベースになる科学的理論は一見そうなのか?と思うものの、
突っ込んで考えれば可なりの矛盾に満ちています。
まあそのあたりはSFっぽい話に接するうえではマジに考えちゃダメ。ゼッタイ。
な部分でも有りますけどね(^^;

『カオスチャイルド』観ました。

2017-11-03 16:00:00 | TVアニメ
2017年:SILVERLINK 制作。全13話。 監督:神保昌登。 TOKYO-MXからの録画。
2015年・(架空の)澁谷。
かつてこの街を襲った大災害、いわゆる”澁谷地震”から六年が経過。
いまでは損壊した街並みはすっかり修復され、復興して落ちつきを取り戻したかに見える。
だが人の心はまた別のことかもしれない。
ささくれ立った人々の心の反映なのか、このところ惨酷な猟奇殺人事件が澁谷周辺で
連続して発生していた。
私立碧朋学園高校に通う宮代拓留(みやしろ・たくる)は学園の新聞部員。
一連の事件に個人的にも深い興味を感じ、危険な目に遭いつつもその調査活動に
情熱を注いでいた。


物語の終盤、宮代拓留㊧と抱きあう尾上世莉架㊨。二人の関係は深い。

猟奇殺人事件、サイコ能力者、ブラックな環境の中で行われる脳に関する研究・実験。
全13話(1クール)程度では、ときおりテーマの未消化を感じる面もありますが、
全体的に何を言いたいのかは判る構成になっています。ちょっと暗く重いストーリーですね。
ただこの手の物語が嫌いじゃなければ、別に拒否反応までには至らないのではと思います。

このTVアニメの続編として劇場版『SILENT SKY』が短期間限定公開されたようですが、
そちらは残念ながらとっくに終っています。WOWOWあたりで放映してくれれば嬉しいのですが。
あと知らなかったのですが、もともとはゲームとして出発した作品のようですね。
ちょっと調べてみて判りました。

『賭ケグルイ』観ました。

2017-10-28 16:00:00 | TVアニメ
2017年:アニメーション制作=MAPPA。全12話。 監督:林 祐一郎。
TOKYO-MXからの録画。

私立百花王学園。上流階級・政財界の子女が数多く通う名門校だ。
ただしここでのルールは総てギャンブルによって決定されていく特殊な世界だった。
生徒会長として学内の頂点に君臨する桃喰綺羅莉(ももばみ・きらり)。
いうまでもなくギャンブルに関しては無敵のクイーンであり、畏怖の対象でさえある。


生徒会長・桃喰綺羅莉㊧ VS 蛇喰夢子㊨

ある日、学園に一人の転校生がやってきた。
蛇喰夢子(じゃばみ・ゆめこ)。2年華組。おっとりとした清楚な美人。
初めは学内の雰囲気に慣れず、ギャンブル一回戦は負けてしまい、
結果として”家畜ランク”とされてしまうが、大して気にする風でもない。
クラスメイトで学級委員の鈴井涼太は夢子に同情。

二回戦はあっさり勝利。以降、夢子の賭ケグルイ=ギャンブルの才能は全開。
彼女の物静かな外見はあくまで見せかけだけのもの。
その内面ではギャンブルに対する熱いマグマが煮えたぎっているような女なのだった。
連戦連勝で彼女の学内での階級はたちまち急上昇。
涼太の心配など初めから無用のものだったのだ。
だが夢子は自分に味方してくれた者には常に誠実な態度をくずさない。

最終的には生徒会長・綺羅莉VS夢子のサシの勝負に行きつくのだが
その結果は果たして??(^^;
これはなかなか面白いアニメでした。ストーリー・演出ともにケレン味たっぷりといった印象。
分かってはいても、ついニヤニヤしてしまう辺りは制作スタッフの手練れを感じますね。