首都、ワシントンDCで足止めを食らった息子。3日前の夜にホノルル空港を発ち、本来は一昨日の午後、NY州シラキュースに到着だったはずが、ワシントンDCの空港でひと晩を過ごすことになったことは、一昨日書いた通りです。
結局30時間を空港で過ごし、昨日は朝から搭乗券もいち早く獲得。搭乗ゲートで待ち構えている、との電話があったのが昨日の夕方4時でした。ところが! その後「また飛行機に乗り遅れた!」と電話があったから大変です。
事の顛末はこうです…。空港でのゲートが、なんと3回も変更になったとか(息子は朝一番で搭乗券を手にしたので、そんなこともあるのか…)。しかも最後の変更の際には、アナウンスも何もなかったと言います(これは…どうでしょう)。
息子は搭乗ゲートの係員に出発便名と時間を確認して待機していたそうなのでですが、登場がなかなか始まらないので、再度、確認。その時も係員は、「このゲートでOKだよ」と言ったとか。ところがそのゲートは間違っており、結果、気がついたら乗るはずの便は去っていたのでした…。
きっと息子は30時間を空港で過ごして、注意力散漫になっていたのでしょう。で、電光掲示板とかチェックせず、係員のいうことを鵜呑みにした…。アメリカではコレ、ダメダメです~。日本と違って、アメリカでは適当な受け答えする従業員、実際にいますから…。
そんなわけで昨夜の息子、珍しくパニック&怒り心頭の様子でした。ふだんは焦るべき状況の時にも慌てず焦らずで、こちらの方がやきもきさせられる感じなのですが、今回は違いました。
で、またも空港でひと晩を過ごし、ようやく数時間前、3度目の正直で今度は本当にシラキュース行きの便に乗り、大学の寮に到着! よかった~。
親としても、今日の便にちゃんと乗れるかどうかは最後まで心配で。「搭乗ゲートは2人以上に確認を! 電光掲示板も確認を!」としつこく注意し、しかも乗る予定の便がオーバーブッキングらしいとわかると「係員を怒らせず必ず席を確保すること」「搭乗しても安心しちゃダメ! 席に着いてシートベルトを締めるまで油断禁物!」とガミガミ。シラキュースに無事到着したとの報せが届いた時は、万歳したい気分でした。
ホノルルを出て、そろそろ3日。息子も今頃はきっと寮のベッドで、すやすや赤ん坊のように眠っていることでしょう。最後に電話で話した際には、「トワイライトゾーンみたいに、永遠にワシントンDCの空港に閉じ込められてしまったのかと思ったよ」「空港の隅々まで歩いて店は全部見た。あの空港のことは端から端まで何でもわかるよ」なんて自慢?していた息子。まだ20歳ですから、これも良い人生経験と思うことにしましょうか?
傍でヤキモキしていた私達も、この3日間はずいぶん活力を消耗してしまったようです。私まで今日はたっぷり昼寝してしまいました、とさ。