森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

アン藤原先生の新キルト本が発売になりました

2014年04月14日 | ハワイアナ
今日は1つ、お知らせがありま~す!

先日、イオラニ宮殿ツアーでガイドしてくださったハワイアンキルト作家のアン藤原先生の3冊目の著書が、発売されました! タイトルは「ハワイアンキルト―パターンとステッチの魅力」。昨日、日本で発売になり、今朝アマゾンで見たら。もう売り切れになっていたんですよ! そして今チェックしたところ、再入荷されたようでした。



まだ私は現物を拝見していないのですが、アマゾンで説明文を見たところ、なんだかすごく文化的な内容なんです。「ハワイアンキルトの誕生と歴史、伝統の柄や由来、そして基本的な作り方を知ることのできる本」とか、「ハワイアンキルトの基礎となる技法に加え、コピーして使える植物の伝統的な図案、各島のキルター達の試みやキルトの資料が見られる場所などを収録しています」等と書かれていました。

なんだかものすごくディープで、キルト愛好家が知りたい情報を網羅している感じですね…。どおりでアン先生、年明けに「お正月はハワイ島のホテルに缶詰で本の原稿を書いた」なんておっしゃっていたはずだ。年内にお会いした時は、ビショップ博物館でリサーチもしなきゃ、とも言っていたな~。

…そんなわけで、ハワイアンキルト愛好家もそうでない方も、詳細はココをぜひチェック! 早くしないとまた、売り切れちゃうかもしれませんよ~。



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ホノルルで噂のベジタリアンビュッフェ

2014年04月12日 | グルメ


行って来ましたよ~。ヌウアヌ渓谷にあるヒンズー寺院のベジタリアンビュッフェに。ヒンズー寺院の、と聞いて出かけたのですが、行ってみたらそこはハレ・クリシュナのお寺…。最初、「えッ!!」と思いましたが、別にそこで歌い踊る人などはいなくて。静かにヘルシーな食事を楽しむ人々の姿があっただけでした。

で、私達も$10を先払いしてさっそくランチをいただくことに。緑の庭でも楽しめますが、風が強い日だったので、学生食堂風のカフェテリアでいただきました。



メインディッシュは日替わりですが、この日はラザニアでした。ほかに豆料理やポテト、サラダなどもいろいろ。お寺でベジタリアン…というと「もしかしてモサモサで味もないの?」と少し心配でしたが、ラザニアなどすごく美味しかったです! カップに入ったグリーンのものは豆のスープなのですが、見かけによらず、コクがあってシチューのよう。生姜入りのハーブ水もグー! $10でお安く美味しくヘルシーな、素敵なランチでした。



ワイキキからは車でも20分~。ダウンタウンから10分足らずですが、最近は、そんなビュッフェの噂を聞きつけて日本人観光客もやってくるよう。ひと味違ったハワイでの食経験、アドベンチャー気分で楽しいのかもしれませんね。あ、上の大木は、オアフ島で一番大きなバニヤンツリーだそうです。

カフェの名称はゴヴィンダカフェといいます。ハレ・クリシュナ・カフェとかではなくて…。ランチは11時~14時。ビュッフェはここだけですが、ダウンタウンのフォートストリートにもカフェがあります。さらにハワイ大学にもカートが出ていて、なかなか人気のようですよ。詳細はサイトをご覧ください~!http://iskconhawaii.com/temple_kitchen.html
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ホノルルはやっと、花々も海も南国モード

2014年04月09日 | 日記


ハワイもようやく春めいて?きたよう。街のあちこちでプルメリアが満開です。一応ハワイにも季節があり、冬の間は、南国の象徴プルメリアの花もしょぼしょぼという感じでしたが...。そういえばもう少しで、レイデーですものね。ハワイで5月1日はメイデーではなくレイデー。カピオラニ公園そのほかで、レイと花の文化を愛でる祭典が盛大に行われることでしょう。

最近は青空まで濃くなってきたよう。我が家からは毎朝、エメラルド色したホノルル港が眺められます。写真ではモヤンとして美しく見えないのが残念ですが、こんな海の色を見ながら暮らせることに、感謝。オーシャンビューというより港湾ビューですが、それもまた、故郷・横浜を思い出していいものです~。



今日はこれから、ヌウアヌ渓谷のヒンズー寺院に初めて行ってきます! そのベジタリアンのレストランが人気だそうで、ランチ・ビュッフェがお得で素晴らしいとか。次回、ご紹介しますね。

ではHave a nice day!
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イオラニ宮殿ガラスドア事件とハワイアンコンサート

2014年04月07日 | 日記


イオラニ宮殿づいている、最近の私です。昨日の日曜日は、宮殿の前庭で行われたハワイアンコンサートに、家族で出かけてきました! 10時から16時まで、さまざまなミュージシャンが交代で歌い、フラダンサーも続々出演。みな、大木の下の日陰にマットを敷いたり椅子を持ち出して、ピクニック気分で楽しんでいましたよ~。

このコンサートは宮殿のための募金集めを目的に開かれたもので、ショーン・ナアウアオやテレサ・ブライト、ウェルドン・ケカウオハ、ワイプナなど、出演したアーティストたちはみなギャラなしの友情出演でした。実は2月に、男女2人が宮殿の正面入口にあるガラスのドアを蹴破って進入するという事件があって。今回はそのドアの修復のための資金を集めるためのものでした。

ガラス...と一口で言っても、なにせそのガラスは1880年代、宮殿が建設された時からはめられていたガラスで、イギリスで造られた特注品なのだそうです。美しいエッチングも施された工芸品的な大きなガラスですから、その被害額は2万ドル以上! 犯人には政治的な意図もあったようですが、前回書いたように、美しいカーペットを守るために宮殿内部ではペン使用禁止など、ハワイが誇るこの文化遺産を守るために人々が努力しているのに、一方で一部の人のこの愚かな振る舞いはどうしたことでしょう。単純な犯罪ではなく政治的な背景があったにしろ何にしろ、ハワイアンがハワイの文化遺産を破壊してどうする! と多くの人が憤った出来事でした。

ともあれ、そんな理由から行われた昨日のコンサート。たくさん著名アーティストが無料奉仕しての素晴らしいコンサートでした。私は見逃しましたが、敬愛するロバート・カジメロさんもフラを披露したとか(見たかったです...。ク~!)。王朝時代のオリジナルのガラスは失われてしまい、お金には代えられない被害が出たわけですが、それでもハワイアン社会の「宮殿を守ろう! 修復しよう!」というこの気持ちがなんとも嬉しいですね。

一刻も早く、正面入口の美しいガラスドアが再現されることを、私も祈っています!
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イオラニ宮殿のカーペットに見るハイテク技術

2014年04月05日 | 歴史


先日、久方ぶりにイオラニ宮殿を訪れたわけですが、以前と異なるルールもいくつかあって。別に見学の条件が厳しくなった…というだけでもないんですよ。たとえば以前は写真撮影が厳禁だったのですが、今はフラッシュさえたかなければOKに。自由に撮影できるようになったのが、ものすご~く嬉しいですね。これからは、雑誌のカメラマンも入ることができるのでしょう。昔は、宮殿所蔵の写真を借りて雑誌に載せるしかなかったのですが。

一方、今はメモ書きなどする際にも、ペンは禁止だそうです。鉛筆のみOKということでした。なぜ鉛筆だけ?

それは近年、上の写真のような真新しいカーペットが敷かれたからなんです。新しいカーペットの上にインクのペンを落としたりしたら大変ですから、今では鉛筆の使用のみ許可されている、というわけなのでした。

写真ではしっかりカラーが出ていませんが、きれいな薄グリーンの地に花が描かれたこのカーペットは、王国時代のカーペットを厳密に復元したものだそう。実はこれ、ドーセントのアン先生によれば、昔の写真を元に作られたものとか。当時はもちろん白黒写真しかなかったのですが、今の技術ではその陰陽の具合などから実際のカラーを分析し、なんと白黒写真からカラーもしっかり復元できるのだそうですよ。驚きました!

王朝時代の上品なカーペットも敷かれて、よりエレガントになったイオラニ宮殿。もう一度入ったことがあるワ、という方もそうでない方も。ぜひ、カメラ(と鉛筆)を持って、出かけてみてくださいネ。いろいろ新たな発見があること、ウケアイです!

コメント (4)
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