森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

お土産は日本人の美徳?

2022年08月31日 | 日記


1週間ほどNYを訪れていた息子が、昨夜、帰宅しました。マディソン・スクエアガーデンでビリー・ジョエルのコンサートを観たり、大学を訪れて恩師に会ったりと、大変楽しかったようです。

1日は大学の同級生だったブルックリン在住のJ君のアパートも訪れ、ご家族にも再会。ドミニカ出身のお母さんが、お土産のライオンコーヒーをものすごく喜んでくれたそうです(ドミニカでもコーヒーは名産で、J君の親戚にはコーヒー農園を持っている人もいるとか)。

J君宅には昔、泊めていただいたこともあり、その際もコーヒーを持って行ったのですが、コーヒー好きのドミニカの人にとってハワイ産コーヒーがとてもとても珍しかったようで。お母さんはなんと、わざわざ1袋をドミニカの親戚に送ったというではありませんか!

そんなこともあり、今回もコーヒーやマカデミアナッツのチョコ、リヒムイをまぶしたドライマンゴーを持って行ったのですが(このマンゴーは友人のリクエスト。大学時代、学生寮のパーティで争奪戦になるほどドミニカの学生に大受けだったそうです)。息子は大学の恩師にも、同様にコーヒーやチョコレートを持って行きました。

…ちなみに、こうして懐かしい人にお土産持参で会うのは、日本人にとっては当たり前ですよね。遠路はるばる会いに行く場合にはなおさらです。旅先からのお土産も常識。

ところが日頃私が感じるのは、アメリカ人ってあまり旅先で人へのお土産を買ったりしないのかな~、ということ。遠い土地に人を訪ねるシチュエーションも同様です。米本土から親戚が訪ねてきた時も、お土産、別になかったような…。クリスマスのギフト合戦はすごいですが、「お土産」文化がないような気がするのですね。

これをつくづく実感したのが先月でした。子供たち二人が近所の一家の旅行中、ウサギ2羽の世話を頼まれました。ラナイで飼われているウサギに餌をやり、ブラッシング。さらにコロコロの落とし物? を片付けて…を2週間やるのは、けっこう大変だったようです。二人とも勤め人ですからね。

その一家はコロラド州の故郷を訪ねていたのですが、帰宅後、子供たちにお土産はなし、でも$200の謝礼をくださいました。でももし、これが日本人なら。「これ、コロラドのジャムよ~」とか「蜂蜜よ~」「石鹸よ」とか、何か名産品を御礼にするかな~と思いました。キャッシュではなく…。ま、子供たちは思わぬ副収入に喜んでましたが(笑)。

とはいえ息子も娘も日本人の母を持つ影響か、見ていると必ず手土産持参で旅先の友人に会っている様子。旅先のお土産も然り、です。そのあたり、ハワイ生まれながら日本の心を引き継いだようで、フと嬉しくなった私。…親ばかでしょうか?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする