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この花、パウ・オ・ヒイアカといいまして、ハワイ原産の植物の1つです。直系1センチにも満たないほど小さく、パッと見た感じイヌフグリのよう。ごく小ちゃな花なんですよ。可愛らしいのに加え、ユニークな伝説があるので、ご紹介しましょう。
パウ・オ・ヒイアカは、ハワイ語で「ヒイアカの巻きスカート(パウ)」。ヒイアカは火山の女神ペレのお気に入りの妹の名前です。卵で生まれ、ペレはその卵を大切に腋の下の窪みに入れて守りながら、タヒチからハワイに渡ってきたのですって。
卵がかえってヒイアカが生まれた後も、ペレはお姉さんらしく大切に面倒を見ていました。ですがある暑い日、ペレはすやすやと眠るヒイアカをビーチの草むらに残し、釣りに出かけたそうです。
そしてペレが海から戻ると、ヒイアカはある植物に守られるようにして眠っていました。植物がヒイアカの上に伸びて影を作り、厳しい日差しから守っていたのです。それ以来この植物は、パウ・オ・ヒイアカと呼ばれています。
こんな小さな花の下でスヤスヤ眠れたのですから、赤ちゃん時代のヒイアカもさぞ小さかったのでしょうネ。
パウ・オ・ヒイアカは朝顔の仲間ですが、ハワイでは浜辺近く、砂地っぽい場所によく咲いています(浜顔の感じ?)。それが、今日は、ワイキキのハレクラニホテルの敷地内で発見! プールサイドの一角に可憐に咲いていました。ごく小さな花ですが、ぜひ探してみてくださいね。