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森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

胴間声で鳴く鳥のことわざ

2025年02月13日 | 日記


写真の鳥は、以前も何度か紹介したことがありますよね。人間みたいな野太い声で鳴くアウクウです。詳しくはこちらをご覧くださいー。

アラモアナでよく見かける鳥で、近づいても逃げないし、なんだか図々しい感じの鳥だな~と思っていたら。やはりというべきか。この鳥について、「アウクウの声がガーガー鳴くのが聞こえる」という古いことわざがあるのを知りました。

アウクウのガーガーいう声とは、ゴシップのことだそうです。アウクウはよく人の池から魚を盗んだ、との注意書きも。やっぱりこの鳥は古来、図太くて図々しい鳥と思われてきたんだな~と実感。なので人の噂話をする小うるさい人や、いけ好かない人の比喩に使われたんですね!

アラモアナでしょっちゅう見る鳥なので、ワイキキにもきっといるはず。ホノルルの海辺を歩いたら、ぜひ探してみてください! もしくは…ガーガーうるさい鳥なので、探さなくともわかるかもしれません?

追記:アウクウをアウククと書いていました! 訂正してお詫びします。
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ご近所のフランス風ベーカリー

2025年02月08日 | 日記


うちの近所にオープンしたこの店、見出しではフランス風と書きましたが、オーナー・シェフはスイス出身の女性(写真には写っていません)。カカアコのファーマーズマーケットで人気を博した後、昨年、ダウンタウンとチャイナタウンの狭間に小さなパン屋さんをオープンしたのです。ケーキもいろいろ。

パン屋さんといっても店内には入れず、ショーウィンドウを見てほしいものを伝え、窓口で支払いをするシステム。なので、(本当はオーシャンサイド・ベーカリーといいますが)私は今日まで、ロードサイドベーカリーという名前だとばかり思っていました。

うちから歩いて3分ほどのスミスストリートというところにありますが、実はこの店を見つけたのはつい最近のことなのです。ふだんは歩かないこの道を歩いてたら、行列ができていて! 何だろうと思ったら、小さなパン屋さんなのでした。

で、その時はチョコレートクロワッサンとバスク・チーズケーキ、今日はバゲットとブレッドプディングを購入。朝7時からやっているそうで、朝10時に赴いた時、バゲットはもう2本しか残っていませんでした。

美味しいだけでなく、なんだかパリの街角にでもあるようなその店構えも、きっとハワイで受けているのでしょうね。ショーウィンドウにパンの名と価格が直接書いてあるのも、なんだか粋で。



そんなわけで、こちらの店、しばらく通ってしまいそう! 日曜・月曜を除き、午後2時までやっているそうです。
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またカハラホテルへ!!

2025年02月06日 | 日記


月曜は友人の誕生日祝いで、大好きなカハラホテルへ。朝食ビュッフェを堪能しました。

以前料金を聞かれたのですが、こちらの朝食ビュッフェは一人$55。決して安くはないものの、今ホノルルでちょっと素敵なランチ&お茶を楽しめば軽く$30~$40はするだけに、あの豪華な内容で$55は悪くないと思います。





9時から2時間半、最高の料理とサービス、目の前の海を楽しみながらしゃべり続けましたー。

なお先週お伝えできませんでしたが、アロハストリートの隔月コラムがUPされております。今回は、オアフ島ライエ岬の大とかげ伝説がテーマ。ぜひご覧くださいね!
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「天の池」からの豪雨

2025年02月01日 | 日記


いやあ、昨日はすさまじい豪雨でした。洪水警報も鳴りっぱなし、道路も大混雑。雷もピカピカ、ゴロゴロで、参りました~。

そんななか、イオラニ宮殿でのご奉仕でした。雨のなかはるばる来ていただいたお客さま、有難うございました! そして築142年のイオラニ宮殿も水漏れなし、停電なしで素晴らしかった! さすが…19世紀の昔、建築家を3人変えて強靭な建物を建てただけありますね。

さて。昨日のような土砂降り、日本では「バケツをひっくり返したような雨」と言ったりしますが、ハワイの古い表現では「クラニハーコイの水でびしょ濡れになる」なんて言ったりします(神話好きの場合)。クラニハーコイとは、天にあるとされる神話上の池。「クラニハーコイの水が漏れる」とも言います。

日本や中国では天に川が流れる(天の川)と信じられていますが、ハワイでは、天に池があるのですね。それが氾濫すると、大雨になるのだそうです。

これが英語なら、土砂降りを「It rains cats and dogs猫と犬が降る雨」なんて言いますし…。

雨1つとってもお国柄というかさまざまな言い回しがあり、勉強になりますね~。

それにしても、大雨が上がってヨカッタ!
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「ウィキッド」と半神カマプアア

2025年01月31日 | 日記


少し前になりますが、話題の映画「ウィキッド ふたりの魔女」を観てきました! こちらでも最高に評判になっていまして、噂にたがわず素晴らしかったです!

よい魔女役のアリアナ・グランデももちろんよかったですが、悪い魔女役のシンシア・エリヴォがもう~、圧巻でした! 特にクライマックスの歌のシーン。2人ともアカデミー賞にノミネートされてはいますが、人気の歌姫アリアナ・グランデもすっかりシンシア・エリヴォの陰にかすんでしまった感じ。ぜひ皆さんにも観ていただきたい、大スケールの映画でした。

あ、勝手に映画の感想から始まってスミマセン! 少し筋書を紹介すると、この映画は、往年の名作「オズの魔法使い」前を描いた物語。「オズの魔法使い」に出てくるよい魔女と、悪い魔女の若き日を描いています。

映画の冒頭、悪い魔女(シンシア・エリヴォ)は緑の肌を持って生まれてきたため、生まれた直後から父親に嫌われ遠ざけられることに。まず、なぜそんな姿で生まれたのか。映画では母親が浮気している設定なのですが、もしかしたらその因果なのか。はたまた、愛人に渡された妙なドリンクのせいなのか。そのあたりはぼかされ、定かではありません。

ただ私は緑の赤ちゃんが生まれた最初の部分から、ずっと半神カマプアアのことを考えていました。半神カマプアアは野ブタの化身で乱暴者。ブタの姿で生まれてきたため、人間の酋長である父親に疎まれ、母方の祖母に育てられることになりました。ブタの姿で生まれた理由には諸説があり、一つは「父親と娘との間に生まれた禁断の子供だったため、卑しいブタの姿で生まれた」というもの。

そんなことから…「ウィキッド」を観ながら、ついカマプアアのことを思い出してしまったのですよね(ちょっと変?)。

ちなみに今回公開された映画は前半で、後半は今秋公開とか。そんなこともあってここであまり多くは語れませんが、一つ強調したいのは、映画にはけっこう泣かされてしまったことです。悪い魔女の身の上とその後の受難が悲しくて…。(後の)悪い魔女も本来は思いやり溢れるふつうの人間で、かつ、ものすごい優等生だったのですよね。

…もしもカマプアアも父親に愛され、両親のもとで健やかに成長していたら。あんな悪役にはならなかったのかもしれません。

ついついそんなことを考えてしまった、「ウィキッド」鑑賞でした。
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