で、ロードショーでは、どうでしょう? 第650回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『ベイマックス』
近未来の日本を舞台に天才少年とケアロボットとその仲間の活躍を描くマーベル・コミックスのスーパーヒーローもの『Big Hero 6』をディズニーがアニメ映画化したアクション・アドベンチャー・コメディ。
サンフランシスコと東京を融合した架空都市“サンフランソウキョウ”を舞台に、最愛の兄タダシを失った孤独な14歳の天才少年ヒロと、亡きタダシが遺した心優しきケア・ロボット“ベイマックス”が、巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を、迫力のアクションとユーモアを織り交ぜエモーショナルに綴る。
監督は、ドン・ホールとクリス・ウィリアムズ。
物語。
美しい最先端都市サンフランソウキョウ。
天才少年ヒロは、幼くして両親を亡くし、以来、兄のタダシとともに叔母キャスのもとで育った。
タダシが謎の爆発事故で命を落としてから、ヒロはすっかり心を閉ざしてしまう。
そこに現われたのは、タダシが開発したケア・ロボット“ベイマックス”。
彼の使命は傷ついた人々の心と身体を癒すこと。
ベイマックスの発見で、兄を死に追いやった事故に不審なものを嗅ぎつけたヒロは、真相を突き止めるべく立ち上がる・・・。
だが、ケア・ロボットであるベイマックスはヒロの足を引っ張る。
ベイマックスは、ヒロを助けるため、タダシの大学の研究仲間たち4人に連絡を取る・・・。
脚本は、ロバート・L・ベアードとダニエル・ガーソン。
ヘッド・オブ・ストーリーに、ポール・ブリッグス。
声の出演。
ヒロに、ライアン・ポッター。
ベイマックスに、スコット・アツィット。
タダシに、ダニエル・ヘニー。
フレッドに、T・J・ミラー。
ゴー・ゴーに、ジェイミー・チャン。
ワサビに、デイモン・ウェイアンズ・Jr。
ハニー・レモンに、ジェネシス・ロドリゲス。
キャスおばさんに、マーヤ・ルドルフ。
ロバート・キャラハン教授に、ジェームズ・クロムウェル。
クレイに、アラン・テュディック。
声の出演(日本語吹替版)。
ヒロに、本城雄太郎。
ベイマックスに、川島得愛。
キャスに、菅野美穂。
タダシに、小泉孝太郎。
製作は、ロイ・コンリ。
製作総指揮は、ジョン・ラセター。
音楽は、ヘンリー・ジャックマン。
字幕版にて鑑賞。
マーベルチョコをディズニー糖衣で包んだスーパーヒーローもの。
激しいアクションもどこかで見た感じは拭えないが、キャラクターと相関関係と丁寧な語りが芯を通して、見飽きない。速いテンポにメロウなサビが効いて、まさにアンセム。
『ミスター・インクレディブル』に並ぶアメコミスーパーヒーローアニメの秀作。
おまけ。
ベイマックスってどういう意味なんだろう?
米最高?
湾最高?
キャッチコピーは「“優しさ”で世界を救えるか? 「あなたの心とカラダを守ります。」 彼の名はベイマックス。人を傷つけることを禁じられた、優しすぎる僕のロボット。」
日本での宣伝は、兄をなくした少年がケアロボットとの心の交流を描くかのように見せているのは、日本では『ミスター・インクレディブル』があまりヒットしていないからだろうか。
日本じゃ、女子向けにしなければヒットしないんだから、間違いではないだろう。
もちろん、その答えはもう少し待たねばならない。
でも、映画の内容を錯誤させてはいる気はする。
もちろん、嘘はついてない、ついてはいないが、果たして、映画の宣伝てそれでいいのかなぁ。
監督のドン・ホールは、『くまのプーさん』の監督で、クリス・ウィリアムズは『ボルト』の監督。
動く黄色い熊のぬいぐるみ×スーパーヒーローだと思い込んでいた白い犬=白い動く熊のようなケアロボがスーパーロボットになるのは、まさにそのまま掛け算という感じ。
ドン・ホールは、次回作の話をジョン・ラセターにしたところに、「情熱を持っていることを追いかけろ」と言われ、自分が子供の頃、好きだったスーパーヒーローものとディズニーのアニメーションを融合させることを思い付く。
そこから、マーベル・コミックスの『ビッグ・ヒーロー6』を見つけ出し、これを原作にしたいと提案する。
マーベル側は、この物語を土台に君たちのオリジナルなストーリーを語ることを提案してくれたそう。
そこで、原作から離れて、ディズニースタイルのオリジナルなスーパーヒーローものが生まれた。
ヘッド・オブ・ストーリーのポール・ブリッグスは、『アナと雪の女王』でもヘッド・オブ・ストーリーを担当している。
まぁ、ヘッド・オブ・ストーリーが、どんな仕事かよくわからないけど。
『アナと雪の女王』が姉妹で、今作は兄弟の物語。
『アナと雪の女王』は、暴走した姉を妹が探しに行き、姉が作った雪だるまとハンターとそのペットのトナカイのチームが手助けする話。
『ベイマックス』は、死んだ兄の敵を取ろうとする弟を、兄が作ったケアロボと兄の友達4人が手助けする話。
ベイマックスは、オラフとトナカイの合体とも言える。
つまり、『ベイマックス』は『アナ雪の女王』の姉妹版て感じよね。
この場合は、姉弟か?
なぞったというよりは、ある種の方程式がうまく機能していると考えるべきだろうな。
中心にあるスタイルが、ディズニーのプリンセス・ストーリーの戦うヒロイン・アレンジか、マーベルのスーパーヒーローもののディズニー・アレンジなのかの違いってとこかね。
『アナと雪の女王』は、プリンセス二人で、『ベイマックス』が兄弟で、ヒーローと乗れるロボットつまり騎士と馬でもある。
男の子はやっぱ王子は目指さないのよね。
一時期、スポーツ選手とかを王子ってあだ名がついたけど、女性が付けたあだ名ってことだな。
ディズニーでは、ストーリー・トラストというのがある。
それは監督たちのグループで、監督たちが集まって、、ディズニーで進行中のすべての作品の問題点を指摘し合う会議をするのだそう。
STORY TRUSTで、“物語を信頼する者たち”という意味なのかな。
おいらは、これ、すごくよさそうな印象があるのだが、意外と物語上の大きな穴が一つは残ったりしている。(『ラプンツェル』など、穴がない作品もある)
今作の穴については、下記のネタバレで。
ピクサーでも似たようなことをしているはずだが、あちらの作品では大きな穴はなかったりするから、何が違うのだろうか?
ややネタバレ。
ヒロは兄の残したケアロボットの面倒を見ることで兄弟関係が反転することで、心の傷を癒していく。
ネタバレ。
なんで、スーパーヴィランのヨ-カイは、歌舞伎マスクなんだろうか?
もちろん、あの赤い隈取りは、怒りを表すものだし、悪役の意味だけど。
博士の心情から考えると、顔を隠す理由はないよね。
ヒロを追う理由もない。
最初の工場はまだ準備中だから追い出す理由があったけど。
しかも、一緒にいるのは、自分のゼミの生徒たちだ。
追ってくるからといって、殺しにかかるか?
復讐心でおかしくなったのか?
でも、発表会の時には、普通だったよね?
クレイに怒りは抱いていても、まだ狂ってはいない。
ドクター・オクトパスは機械の影響でおかしくなった設定があった。
そこらへんは、ちょっと物語の都合が立ちすぎちゃったね。
顔に火傷とか傷を負うとか、映画的にも、もう一つあってもよかったんじゃないかな。。
そのケガが、隈取りを連想させるものなら、どうだろう。
あ、『バットマン』シリーズのトゥー・フェイスと同じになるから、やめたのかな?
あっちはDCだもんね。
火事は偶然の事故だったので、いいんだけどさ。
こんなのはどうかな?
博士も転送装置を開発していた。
あの日は、そのお披露目も一緒に行われていた。
クレイはそれを見るために来ていた。
その転送装置を見て、クレイは博士に協力を請い、「娘さんの胸を晴らすためにも」とか言い出す。
博士は、その言葉に怒りを露わにして、それが元で転送装置にトラブルが起こり、爆発し、火事になる。
クレイはそのまま逃げ出し、博士は怪我を負い、気絶する。
博士が目を覚ますと、辺りは火の海。
博士は、たどり着いた会場で、残されていたマイクロボットのおかげで助かるが、すでに狂気にとりつかれていた。
ストーリー・トラストは意外と穴も生むのか。
それとも、あえてなのか?
今作では、わずかに透けてモノを通して見える何かが、映像的テーマになっている。
ベイマックスの体を透けて見える骨組み、メモリーも緑のクリアなプラスチック、マイクロボットを入れたガラスケース、マイクロボットを複製するラボはガラスの向こう、粗い画像のモニター、煙の向こう、転送装置の中の世界・・・。
それは歌舞伎のマスクにも現れている。
向こう側が見えないもの、隔てる何かは悪いものの象徴。
それは最初の顔が変わるロボットファイトの顔から始まっている。
転送装置はまるで向こうが見えない。
それは心は見えないものではなく、わずかに見えるもので隠されたものは悪意であると暗に示しているのではなかろうか。
それはス-パーヒーローなのに、ヒロたちは顔を隠さないことにも表現されている。
え、フレッドは顔隠しているって?
ゆえに彼は頻繁に顔を出す。
だから、最後に彼は額の向こうに行くのではなかろうか。
お父さんのかけているのは、わずかに透けるサングラスだ。
続編はフレッドが敵になるのではなかろうか。
それか、クレイか。
この映画はオマージュ祭り。
両親がいない主人公が親戚に世話になっていてヒーローになるのは『スパイダーマン』。
スーパーヴィランの教授のアクションは『スパイダーマン2』のドクター・オクトパス。
マイクロボットの動きは、『スパイダーマン3』のヴェノム。
ロボット開発する科学者は『アイアンマン』。
ベイマックスのスーツ、色に飛ぶ姿、空飛ぶパンチ、ケースも『アイアンマン』。
転送装置は、『スパイダーマン2』と『マイティ・ソー』と『アベンジャーズ』。
友人たちとテーブルを囲んでいるのは『アベンジャーズ』のおまけ映像。
おまけ映像は、『スパイダーマン』のグリーンゴブリン。
米マックスは優しさの『ハルク』とも言えるかも。最初グリーンのアーマーだしね。
ピクサーからは、『ミスター・インクレディブル』のフリーザー。
ディズニーからは、『アナとの女王』の雪のようなマイクロボット、兄弟関係。
おまけ映像のパンツはミッキーと同じデザイン。
ジブリからは、ベイマックスのデザインは『となりのトトロ』。
その他には、ヒロの部屋のポスターはマジンガーZと鋼鉄ジーグ。
マイクロボットは、まぁ、いろいろあるけど、近々ではインド映画『ロボット』。
歌舞伎マスクは『カブキマン』てのはこじつけかな。
ある意味で、元ネタをうまく混ぜ合わせて、一本の映画にするって、もう新しいジャンルとして分類したほうがいいんじゃないかな。
オイラの命名は、スムージー。
いろんな食材をミキサーにかけてドロドロにして飲みやすくしてしまうから。
ま、『スターウォーズ』がすでにそうだけどね。
そう、『スターウォーズ』のジョージ・ルーカスとジョン・ラセターには共通点があるね。
それは下記のおまけのおまけで。
おまけのおまけ。
ディズニーはマーベルを傘下に入れたので、つまり、ディズニー=マーベルの最初の映画になる。
実際、制作はマーベル・スタジオで、ディズニーは配給のみ。
それはすなわちどちらかというと女子供向けのディズニー映画に男の子の楽しみを入れるのだ、という医師の表れでもある。
それは、ジョン・ラセターの脂質いや資質もあるのではなかろうか。
ピクサーはクリエイターの創造力を尊重するので、アメリカのアニメでは珍しいキャラクターが主人公になってきた。
『ファインディング・ニモ』では、魚。
『カーズ』では、車。
『カールじいさんの空飛ぶ家』では、おじいさん。
『バグズライフ』では、虫。
新作の『インサイド・ヘッド』は、感情。
『トイ・ストーリー』はおもちゃは珍しくないが、CGという手法そのものが主人公だ。
ネズミには料理人を目指す、という珍しい設定が与えられ、臆病な会社員の怪物に、夢がかなわない一つ目の少年に、メリダ姫は姫をやめたがるし、ミスター・インクレディブルは太ったヒーローの家族を描く。
(太ったヒーローはアメリカでは珍しくない)
ところが、ディズニーは、実は原作をどう料理するかで、ずっとやってきた。
ミッキーでさえ、元のうさぎのオズワルドの変形だ。
童話を原作にし、それをディズニーアレンジしてアニメ化という脚色が持ち味。
長い歴史もあるので、たまにオリジナルはあるけどね。
ジョン・ラセターは、どちらかというとその中間の人。
原作を脚色するのではなく、違う形のオリジナルにするという本歌取りのタイプ。
『トイ・ストーリー』には、童話の『おもちゃのチャチャチャ』や『くるみ割り人形』やディズニーの『ブレイブ・リトルトースター』という元ネタがあるし、『バグズライフ』はまんま虫版の『七人の侍』だ。
『カーズ』は逆に珍しいとも言える。
つまり、マーベルの原作を扱いながら、まるで違うオリジナルにするというスタイルが今作で本領発揮されている。
マーベルの原作を脚色し、ロボットをトトロにし、恋愛要素を排除するというディズニーのスタイルの逆、つまり、ピクサーのスタイルにアレンジしている。
それは、もちろん『アナと雪の女王』にも反映された方法。
オリジナルの童話『雪の女王』はほとんど残らず、アメコミヒーローの能力(X‐MENにもミスター・インクレディブルにも同様の能力者が出てくる)のようになり、恋愛要素はあるが、それは道具にされるし、最後まで目的にはならない。
これは『塔の上のラプンツェル』も同様。
オリジナルの童話の要素は設定にとどまり、恋愛要素は味付けで新しい世界を旅するパートナーであり、髪の長さは能力化されたロードムービーになっている。
恋愛を目的化しない、つまりラブストーリーではないのが、ジョン・ラセターの方向性なのだ。
それはジョン・ラセターがディズニーの製作部門の責任者になって最初の作品『ボルト』から徹底している。
この飼い主の元に戻りたい俳優犬の話は、実は、ディズニーの実写動物もののアニメ化のような話でもある。
脱線。
ディズニー出身の監督に、ティム・バートンもいる。
だが、ティム・バートンは意外にも恋愛自体を目的にした『シザーハンズ』などのラブストーリーをたびたび作っている。
(ジョン・ラセターとティム・バートンは同時期にディズニーで働いていた)
ディズニーの冬を経験した二人。
つまりティム・バートンは外に出てブラックなディズニーを作り出した男であり、ジョン・ラセターは外に出たものの戻ってきてグレーなディズニーを作った男なのだ。
戻ります。
ジョン・ラセターはディズニーを原作を扱えるピクサーにしたのだ。
原作の『ビッグヒーロー6』の舞台は東京だが、アメリカと混ぜたサンフランソーキョーに変え、ロボットをトトロに変えた。
カウボーイと宇宙飛行士、恐竜に犬、軍隊に宇宙人に悪の帝王、いたずらっ子と男の子の好きなものを詰め込んだ『トイ・スト-リー』から、虫、車をへて、プリンセスを女王に格上げし、ついに、スーパーヒーローになる少年の物語までたどり着いたジョン・ラセターは、ついに、『カーズ』以来10年ぶりに長編監督に戻ってくる。
彼の監督の新作は『トイ・ストーリー4』。
傑作三部作となったはずの自作を、新作で継続させることを決断した。
これは、『スターウォーズ』EP4~6からEP1への流れと全く同じだ。
ジョージ・ルーカスは今ひとつだった。商業的には成功だったが。
スティーブン・スピルバーグでさえ『インディ・ジョーンズ4』でしくじっている。
自作のトリロジーを成功させ、自分の監督で『4』を成功させたのは、ジョージ・ルーカスだけだ。
『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンもいれたいけど、自作じゃないから)
(違う監督がとかリブートでとかは結構います。『SAW』とか『X‐MEN』とかね)
果たして、ジョン・ラセターは2人目の自作シリーズのトリロジー完成後の『4』を成功させた監督になるのだろうか?
ちなみに、いわゆる自作のシリーズものの『4』を成功させた監督は、鈴木則文がいます。
(『男はつらいよ』の『4』は山田洋次ではない)
ちなみに、『カーズ3』も準備してます。
どうやら、違う2つのトリロジーを完成させた監督にもチャレンジするようです。
これは、今、『SAW』と『インシディアス』でジェームズ・ワンが同じ土俵にいます。
そして、監督じゃないけど、原案だけなら、ジョージ・ルーカスは『インディ・ジョーンズ』を生み出しています。
つまり、ジョン・ラセターはジョージ・ルーカスなのだ。
ディズニーがルーカスフィルムを傘下に入れたのは、そういう意味では予想できたことなのかもしれない。
そうそう、『トイ・ストーリー』の主人公のウッディはカウボーイだが、あれをインディ・ジョーンズともとれる。
バズ・ライトイヤーは宇宙飛行士だが、ルーク・スカイウォーカーとも見える。
彼の敵はダース・ベイダー風だ。
つまり、『トイ・ストーリー』はジョージ・ルーカスの2作をおもちゃの世界に落とし込んだ物語とも言える。
どちらもただ単にアメリカの象徴だとも言えるけど。
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