菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

ヴェノみ、ヴェノまれ。 『ヴェノム』

2018年11月13日 00時00分38秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1401回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『ヴェノム』

 

 

 

 ひょんなことから凶悪なエイリアン“ヴェノム”に寄生されてしまった男が、その残忍性に振り回されながらも、次第に複雑な共生関係を築き、人類の危機に立ち向かっていく姿を、ユーモアを織り交ぜつつ迫力のアクション満載に描き出す痛快アンチ・ヒーロー・アクション。

マーベル・コミックスでスパイダーマンの宿敵として人気を博すヴィラン(悪役)の“ヴェノム”を単独の主人公として語る。

主演は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のトム・ハーディ、共演にミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド。

 

 

監督は、『ゾンビランド』の、ルーベン・フライシャー。

 

 

 

 

物語。

ライフ財団は宇宙からの謎の生命体シンビオートを事故で一つ失ってしまう。
正義感溢れるジャーナリストのエディ・ブロックは、危険な人体実験が行われているという“ライフ財団”への執拗な取材がアダとなり、仕事も恋人アンも失ってしまう。

財団の研究所では回収した生命体で人体実験を続けていた。
フリーとなっても意地で財団を追い続けるエディに内部からの協力者が接触してくる。

 

原案は、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ。
脚本は、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンバーグ、ケリー・マーセル。

 

 

 


出演。

トム・ハーディが、エディ・ブロック。

ミシェル・ウィリアムズが、アン・ウェイング。

リズ・アーメッドが、カールトン・ドレイク。

 

ほかに、スコット・ヘイズ、リード・スコット、など。

 

 

 

 

スタッフ。

製作は、アヴィ・アラッド、マット・トルマック、エイミー・パスカル。
製作総指揮は、デヴィッド・ハウスホルター、スタン・リー、ケリー・マーセル、トム・ハーディ。

撮影は、マシュー・リバティーク。

音楽は、ルートヴィッヒ・ヨーランソン。

 

 

 

 

 


現代アメリカ、謎の宇宙生命体シンビオートに寄生された男の闘いを描くアメコミ・アンチヒーロー・アクション。
スパイダーマンの敵として有名なヴェノムを単独の主人公にして、一本の映画に。
二人で一人のブロマンスとなっていくが、その過程は弱い。脚本はかなり雑だが、じょじょに挙げていく速度と愉快さで乗り切る。設定も疑問符がつく前に次へ行く。
トム・ハーディの絶妙な強面なのに優しい人が効く。
ルーベン・フライシャーの揺れる話法が功を奏した。
アメリカ版『寄生獣』か『うしおととら』の趣。
アンチヒーローの重みはないから、映画ならではの灰色を軽く味わう。
ヴぇノまれて楽しむ粘作。 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

おまけ。

原題は、『VENOM』。

 

 

上映時間は、112分。
製作国は、アメリカ。
映倫は、PG12。

 

 

 

 

キャッチコピーは、「最も残虐な悪(ダークヒーロー)が誕生する。地球外生命体に寄生された男は、その悪に支配される――」。

説明型。

 

 

 


今作はマーベル原作、トム・ハーディはDCのバットマンの敵ベインも演じている。 
 
実は、スパイダーマンズ・ヴィラン・ユニバースが展開される予定。次作はすでに製作中のジャレッド・レト主演『Morbius』。ジャレッド・レトはDCの方でジョーカーも演じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ややネタバレ。
 
おまけ映像があるがこれまた取ってつけた感でマーベルスタジオ作品との差が酷いが、このジャンク感もまたアメコミ映画の味だったりはする。

 

 

『遊星からの物体X』も思い出したけど、元々はあれがインスパイア元なのかも。

 

 

 

 

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