菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

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映画における、言語的情報と映像的情報について。

2024年07月04日 14時53分47秒 | 映画のあれこれ

映画は、映像による言語的情報でない映像的情報が届くかどうかで内容が響くかどうかが左右される。この情緒的情報を受け取りにくい人がいる。子供に説明する時を思い出して欲しい。言語的情報は簡易にし、映像的情報や経験的情報や情緒的情報を使うはずだ。

言語的情報の処理能力は、は理解度能力(成長)と地頭と教育で、まるで変わる。
映像的情報の処理力が低いと、情報が不明瞭になる。
そこで、不明瞭を避けるためには、簡易な映像的情報にする、言語的情報を多くする、といった方法をとる。
これが、説明台詞の多さや強さにつながっていく。
絵であることは、まさに前者であり、アニメは、映像的情報が処理しやすくなる。
映像的情報と言語的情報を処理する脳の場所は違うので、映像的な情報が強いのを好む人や強い人は言語的情報を減らして映像w物語を楽しみたいと思うのではなかろうか。
つまり、セリフや説明が少ないのを好む。
特に男性の脳タイプでは、言語的情報の処理能力が女性の脳タイプより少ないと言われている。しかも、情緒よりも理性、合理や解決による具体化へ処理能力が高いタイプが多いとされているので、映像的情報で合理性と解決する物語を好む。
もちろん、男性の脳が男性の脳タイプとは限らない。
当然、言語的情報と映像的情報の処理を脳は連携できる。
なので、セリフを多くしつつ、それを映像的情報と同様に使う作家がいる。ゴダールなどはそのタイプといえる。
実は、コメディは、このタイプが多いし、エンターテインメントはこのバランスが難しい。言語的情報も映像的情報もバランスよく配しつつ、低めに設定され、刺激強めにする。
ミステリーが映像的情報を減らしがちなのは、情報の曖昧さがジャンルとして致命的になるからだが、だからこそ、ミステリーで連携を図ろうとする挑戦が映画では多く行われる。まだ未踏の地が広がっているので。
そして、女性の脳タイプだと、言語的情報かつ情緒と非合理性を楽しみやすいともいえる。

作品のターゲットと目指すところがわかると、それぞれが自分に合うものを見つけて、楽しめる可能性は高くなる。
だから、そこら辺と伝える作品情報と予告編、評価する基準をきちんと示している紹介が、映画において重要だと思うのです。

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