で、ロードショーでは、どうでしょう? 第498回。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『サカサマのパテマ』
新進気鋭のアニメ監督の一人、吉浦康裕が原作、脚本も手がけた新作アニメ映画。
物語は、重力が上と下で逆の種族が暮らす世界。
地上人は、地下人を殲滅しようとし、地下人は掟を守り、ひっそりと暮らしていた。
だが、地下人のお姫様が偶然、地上へと落っこちてしまう。
そこにいた地上人の少年の助けを得て、なんとか空まで落ちずにすむが、地下に戻れなくなってしまう。
姫を探す地下人と地下人を一掃しようとする地上人による姫争奪が始まる・・・。
ほぼ同時期に『アップサイド・ダウン 重力の恋人たち』とほぼ同じ設定の映画が公開されたのよね。
あちらは実写、こちらはアニメ。
両方とも監督自身によるオリジナルというシンクロニシティの面白さ。
コンセプトの面白さを映画に活かし方がまるで違うのが興味深い。
どちらを先に見るかで感化雨の変わり方が違うかと。
感覚をぐるんぐるんさせるのは、やっぱり実写に軍配が上がるが、アニメには映画的な工夫が独自の浮遊感を楽しめる。
声の出演は、藤井ゆきよ、岡本信彦、大畑伸太郎、ふくまつ進紗、加藤将之、安元洋貴、内田真礼、土師孝也ほか。
安定したアニメスタイルのキャスティングで、合う方には安心のクオリティ。
感覚をぐるぐるさせる、映画ならではの感覚体験を味わえます。
おまけ。
宮崎駿の影響の浸透ぶりに恐れ入る。
つまり、これは『天空の城ラピュタ』の空から降ってきた少女の反対、地面から落ちてきた少女なのだ。
逆さま重力の仕掛けやそれを映画的に用いたミゼンセヌ、カメラポジションの仕掛けは素晴らしいのに、全体の編集がすごく粗い。
多用されるフェイドアウトはその最たるところで、TV番組のCMを抜いたかのようだ。
「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」
『サカサマのパテマ』
新進気鋭のアニメ監督の一人、吉浦康裕が原作、脚本も手がけた新作アニメ映画。
物語は、重力が上と下で逆の種族が暮らす世界。
地上人は、地下人を殲滅しようとし、地下人は掟を守り、ひっそりと暮らしていた。
だが、地下人のお姫様が偶然、地上へと落っこちてしまう。
そこにいた地上人の少年の助けを得て、なんとか空まで落ちずにすむが、地下に戻れなくなってしまう。
姫を探す地下人と地下人を一掃しようとする地上人による姫争奪が始まる・・・。
ほぼ同時期に『アップサイド・ダウン 重力の恋人たち』とほぼ同じ設定の映画が公開されたのよね。
あちらは実写、こちらはアニメ。
両方とも監督自身によるオリジナルというシンクロニシティの面白さ。
コンセプトの面白さを映画に活かし方がまるで違うのが興味深い。
どちらを先に見るかで感化雨の変わり方が違うかと。
感覚をぐるんぐるんさせるのは、やっぱり実写に軍配が上がるが、アニメには映画的な工夫が独自の浮遊感を楽しめる。
声の出演は、藤井ゆきよ、岡本信彦、大畑伸太郎、ふくまつ進紗、加藤将之、安元洋貴、内田真礼、土師孝也ほか。
安定したアニメスタイルのキャスティングで、合う方には安心のクオリティ。
感覚をぐるぐるさせる、映画ならではの感覚体験を味わえます。
おまけ。
宮崎駿の影響の浸透ぶりに恐れ入る。
つまり、これは『天空の城ラピュタ』の空から降ってきた少女の反対、地面から落ちてきた少女なのだ。
逆さま重力の仕掛けやそれを映画的に用いたミゼンセヌ、カメラポジションの仕掛けは素晴らしいのに、全体の編集がすごく粗い。
多用されるフェイドアウトはその最たるところで、TV番組のCMを抜いたかのようだ。