一期一会

日々是好日な身辺雑記

香港旅行(香港島サイト)

2012年09月01日 | 旅行


20(月)いつもの「糖朝」で朝食を済ませ、日航ホテルをチェックアウトし香港島へ移る。

香港島は政治、経済の中心地であり,中環,金鐘には世界の金融機関の入った高層ビルがあり、
街を行くワイシャツ姿のビジネスマンや高級バッグを持った女性も颯爽としている。
さすがニューヨーク、ロンドン、フランクフルトと並ぶ金融センターという感じである。
香港島で一番高いオフィスビルIFCも2F、3Fは高級ブランドショップとレストランが占めている。
唯、日本より暑く湿気も高いのだが、半袖ワイシャツ姿のビジネスマンは殆ど見かけない。
クールビズのドレスコードが違うのか?確かにあの半袖ワイシャツというのは不格好ではあるが。

香港島側は山を背負っており、その急勾配の斜面に高層マンションが林立してその様は壮観である。



チェックインしたメトロパークホテルはMTRの天后駅から歩いて3分、
ヴィクトリア・パークへも3分位の便利な所にある。
5年前にカミさんと来た時にも2泊した32階建ての高層ホテルである。
屋上プールから見える山際の高層マンション群と湾対岸の九龍側高層ビル群の景観が素晴らしい。
ホテルから歩いて3分位のビクトリア・パークは日比谷公園の2倍の広さがある香港随一の公園だ。
朝この公園でジョギングをしたが、太極拳やバスケットボールに講じる人達で賑わっていた。
唯、バンコクのルンピニ公園のような朝食用屋台は出ていない。



ホテルの部屋は5年前と同じクラスを予約したのだが、今回はどういうわけか
スイートタイプのリビング付きの部屋だった。
寝室とリビングにそれぞれTVと洗面所があり、起床・就寝時間に差がある我々にとって大助かりである。
寝室とリビングはドアで仕切られているので、カミさんは希望通り朝寝が出来るし、
(早起きは三文の得)の私はジョギングにも行けたし、NHKの朝ドラ(梅ちゃん先生)も見れた。

これは2度目の利用だったからか?

20日(月)は時には別行動をとりながらも、昼は5年前にも来た中環の「マッカン雲呑麺世家」へ。
ここの海老ワンタン麺が美味しい。



それからカミさんが来てない香港島らしい所という事で(ヒルサイドエスカレーター)へ。
ここは中環の恒生銀行前からヴィクトリアピークの中腹にある住宅街の半山傴までの
800mをエスカレーターと歩く歩道で結んだもの。
眼下に市場街を見ながら進み、ソーホーエリアにくると、エスカレーターの両側には
バーやカフェがあり、欧米人の客が多く見られる。

そして夕方から(百万ドルの夜景)のヴィクトリアピークへ。
ケーブルカーに乗る為に香港公園を通ってピークトラム駅に来たら、長蛇の列。
2両編成のケーブルカーが15分間隔での運行なので、どう考えても1時間以上は待つ感じである。
3回目のヴィクトリアピーク行きであるが、こんなに長い待ち行列は初めてである。
諦めて帰ろうと思ったが、タクシーで行く方法があると思いつき、タクシーストップへ。
ここで並んで待っていても先に止めて乗り込んでしまう。本土の人か?マナーがイマイチ。
前2回は曇っていて50万ドル位の夜景だったが今回は九龍側のビル群もハッキリ見えた。

翌21日(火)は朝ヴィクトリア公園をジョギングし、ホテルに戻りプールでひと泳ぎ。
朝食はホテル近くの食堂でお粥を。

そしてカミさんが行ったことがない赤柱(スタンレー)へ。
香港島の南岸に面した欧米人が多く住む町で、中環から快速バスに乗り、山を越え30分位の所だ。

途中プール付き一戸建てや豪華なマンションが立ち並ぶ映画「慕情」の舞台となった
香港きっての高級住宅街レバルス・ベイを通って行く。

ビーチ沿いの赤柱大街には欧風のレストランやパブが立ち並ぶリゾート地のような雰囲気の町である。


さて20日と21日の夕食であるが、両日とも香港在住邦人のお奨めの店に行った。
20日はMTR北角駅の近くにある海鮮料理の店で、
(こんなとこにお店が?という感じで、知ってる人と一緒じゃないと行けないような店、
ジャンボシャコに驚き!)という紹介文に興味を持ち、行った。



市場のあるビルの2階のオープンスペースに4軒の店があり、その間は仕切りはなく、
倉庫のようなスペースの端に調理場があり、それ以外はテーブルという造りである。
店は地元の人でいっぱいで、20分位待つ。お奨めのジャンボシャコは美味しかったが、
青島ビールがなくローカルビールを頼んだら、湯呑み茶碗で呑むというディープな店だった。

翌21日は香港最後の夕食なのでディープな店はやめ、雰囲気の良いレストランに行こうという事になり、
同じお奨めサイトに(凄まじく洗練されていて、それでいて素朴、予約必須)とあったレストラン。
洗練と素朴?と思ったが、隣りの駅なのでこの店に決定。
このレストランは九龍側とシンガポールにもあり、確かに100人位入る店内は綺麗で、
ウェイターの人達のサービスも洗練されていたが、東京では普通のサービス。

そういうことで、片やディープ過ぎなのと、もう一方は一般的なので店の名前は出しません。

まぁ~特にグルメというわけでもないので、名前を出した店で期待外れの場合はご容赦を。


食べ歩きが主目的の今回の旅行も最終日となり、香港での最後の食事は「糖朝」へ。
エアポートエクスプレスの香港駅でチェックインしスーツケースも預け身軽になり糖朝へ向かう。



店は昼時で満員10分程待たされる。
昼食なのでお粥ではなく、海老雲呑麺、鮮蝦腸粉という海老をライスクレープで巻いたもの、
大根餅、海老シューマイ、そしてデザートにいつものマンゴープリンを食べ大満足で
香港最後の食事を終え帰路につく。

帰りは香港発15時30分の羽田空港行きの便で20時30分到着だった。

数えたらカミさんとの海外旅行は今回で15回目。
イタリア、ニュージーランド、アメリカ東海岸、カナダと12~14時間のフライトでの
旅行をしてきたが、この5年間は香港、台湾、韓国、韓国、そして今回の香港という
具合に3~4 時間のフライトでの旅行ばかりである。
これは一週間くらいという休暇取得の事情からで、
2年後の完全リタイアの暁には1ヶ月単位のヨーロッパ旅行をしようと話している。
問題は狭い座席での長時間のフライトで、あれは大変な苦痛である。

2年前のトルコ、ギリシャ旅行は一人旅だったので、クアラルンプール乗換の
格安航空券で行ったのだが、なんと20時間のフライト!
ファーストクラスで行ける財力があれば別であるが、海外旅行も体力勝負なのだ。

その為にも山登りやジョギングで身体を鍛えておかねば。