6日(水)から一泊二日で若い時の仕事仲間•遊び仲間4人と草津温泉旅行に行ってきた。
このメンバーとの関係性については、今年1月に(新年会)としてブログに書き、2017年10月にも(御殿場でゴルフ)で触れている。何で昔の投稿を覚えているかというと、南イタリア旅行の前日プレイの一泊旅行だったからだ。それ以外にも何回か書いているが、仕事仲間だった関係ではあるが会社名は伏せていた。それも4月にその会社の株購入経緯を(3Mスピンオフ)として書いた。
50年前(半世紀)の独身時代からの付き合いなので、旅行やユニフォームまで作り野球チームを結成し一緒に遊んでいた。その練習にはよちよち歩きの娘を連れていったり、メンバーの一人が家を新築した時は家族連れで集まり、我が家もカミさんと娘と参加した。そんな長い(新年会)のメンバーも、一人は先月心臓の手術、もう一人は長年の持病の関係から宿泊旅行は無理という事で不参加となった。
(ホテル櫻井)
草津温泉はクラインガルテンやんばに来た時に必ず寄っていたので、10年来の愛好温泉であり9月にも来たばかりだった。そんな温泉を幹事として何故選んだかと言うと、8月末に私に旅行に行きましょうと電話連絡があった3歳下の彼は2年前にパーキンソン病を発症し、1時間以上の歩行は難しいので療法を兼ねての草津温泉旅行を決めた。
メンバー3人は川口、南浦和、大宮と埼玉在住で、1人が横浜在住だったが浦和発10:19特急四万1号という、クラインガルテンやんば行きで利用する電車で向かう。5人分の指定席券は先々週末に新宿で飲み会があった時にみどりの窓口で購入した。長野原草津口からはJRバスで20分くらいで草津温泉に着き、この日の宿ホテル櫻井のフロントに荷物を預け温泉街散策へ。ホテル櫻井は9月にクラインガルテンやんばに来た時に現地を見て、ネットでも草津一番の人気ホテルということ、呑み友達Iさんの利用しての評価も聞き予約した。
(湯畑)

(西の河原公園)

温泉街散策の前には13:00頃だったので、ホテルフロントで聞いたオススメ蕎麦屋で昼食を取る。湯畑や温泉街は平日にも関わらず観光客で賑わっていて外人観光客も多かった。西の河原公園に向かう道の右手に片岡鶴太郎美術館があったが、彼の静物画や書に他のメンバーは関心が無さそうだったので、入館誘いの声は上げなかった。
片岡鶴太郎はヨガの大家としても知られており、その生活もヨガを中心とした極端な早寝早起き生活らしい。そこまではいかないが、私も一番の楽しみは毎朝のYouTubeでの40分くらいのヨガと、ジムでの週3回のヨガだ。ヨガをやり始めてからは朝起きた時の筋肉の強張りも無くなり、
身体の柔軟性も高まり、股関節も柔らかくなり、和式トイレスタイルの腰落としもかなり深く出来るようになった。毎朝の家でのヨガを見ていてカミさんも大分柔らかくなったと驚いている。
ジムのヨガの3人のインストラクターの内、1番人気のインストラクターからはパーソナルトレーニングを勧められており現在検討中である。
西の河原公園散策の後は、露天風呂に入ったが期待していた燃えるような紅葉を眺めてとはいかなかった。元々風呂を取り巻く樹木に楓やもみじが少ないのだろう。
15:30頃にホテルに戻りチェックインしたら、部屋は和室8畳二間、四畳半一間という広さだった。そして米大統領選挙の行方が気になりテレビをつけたらトランプ優勢が報じられていて愕然とした。そしてトランプ当選の報、只々予想外の展開に驚き、意気消沈した。夕食の席もその話題で始まったが、メンバー共通認識は人格的に問題のあるトランプに入れたアメリカ人は・・・という結論だったが、伏せ字にしておく。今回の選挙結果、世界政治経済に対するマイナス影響についても書きたい事は山ほどあるが、ストレスが溜まり血圧が上がるだけなので書かない。
そんな話をしても酒が不味くなるだけなので、昔の笑い話をしながら呑んだが、1時間半くらいのコース料理だったので、瓶ビール3本で乾杯、後は病の彼は元々酒が飲めなかったのと、1人がハイボール、私を含めた3人で日本酒四合瓶一本という酒量だった。部屋に戻ってからは私が持参した獺祭の四合瓶と乾き物で飲み続けた。
布団を敷いた脇で呑んだせいでもないのだろうが、22時には床についたが2時頃には目が覚め、トランプ政権の今後を考えたら眠れなくなった。ワクチン陰謀論者のロバート・ケネディJRの保健機関のトップ登用、イーロン・マスクの高官登用とか、呆れる話ばかりが頭をよぎり眠れなくなった。旅行中にはYou Tubeに保存しておいた米大統領選挙のニュース動画も削除し、帰宅してからはテレビ録画しておいたトランプ関連も全部削除し、予約録画設定しておいたNHK BSワールドニュースも削除した。
これからはトランプ政権については(見ざる、聴かざる、書かざる)で行き、このブログでも一切取り上げないつもりだ。そこで出来た時間は囲碁の勉強や読書に費やして精神的健康を維持しよう。


一夜明けての7日(木)は帰りの15:43発の電車まで、レンタカーを借りて八ッ場ダム、国指定名勝の吾妻渓ハイキングをする事にした。当初考えていた志賀高原は初雪で通行止めになっていた。出かける前に同じ仕事仲間・呑み仲間だった福岡在住の1人に電話をした。今回の旅行の話が持ち上がった時に、ふと彼を思い出しその氏名でGoogle検索したら、1987年に3Mの特約代理店として創立した会社のホームページが出てきて、社長になっているご子息の写真が載っており、仕事仲間は会長になっていた。
私は35歳で3Mを退社しているので、久しぶりだったが一度福岡に出張した時に、イカの活き造りの店でご馳走になったことがある。代わり代わり電話をしたが、彼は昔の事をよく覚えていて、メンバー全員が我が身を振り返り、現役で働いている人は違うねと感心しきりだった。
(八ッ場ダム)
(国指定名勝 吾妻峡)

(鹿飛橋からの吾妻峡)

(紅葉台橋)

ホテルをチェックアウトした後は、草津温泉でレンタカーを借り先ずは長野原草津口駅に行き帰りの特急指定席を購入した。そこから八ッ場ダムまでは車で20分くらいで着き、駐車場に車を停めて、昭和27年の調査開始から反対運動、建設工事の様子や2020年の運用開始までの八ッ場ダムの歴史が展示されている資料館を見学した。
そこからダムの中にある多目的エレベーターで下に降りて、1時間の吾妻峡のハイキングコースを歩いた。ハイキングの後は、昼食にと思っていたうどん店(麦の香り)が定休日だったので、前にある初めての蕎麦屋に入り、舞茸の天ぷら付き盛り蕎麦を食べたが、蕎麦は水切り不足のような食感だった。蕎麦屋の後は近くにあるクラインガルテンやんばの呑み友達の家の前を通り、車が停まっていたら奥様にご挨拶だけでもしようと思っていたが、車は停まっていなかった。
その後は道の駅八ッ場ふるさと館に寄り、それぞれが野菜などのお土産を買い、草津温泉まで戻りレンタカーを返却した。
15:43発の特急電車では来る時と同じく、座席を向かい合わせにして座り、昔の笑い話のネタも尽きたのか、それぞれの子供や孫の話になった。メンバー2人の息子さんにはそれぞれ4人の子供がいて、その国からの子育て支援額を聞いて興味深かった。
少子化問題が言われる中、その支援額に関係なく4人の子育ては大変だと思うが、1人は安定した金融機関、もう1人は外資企業の転社をして現在はMicroSoftという逞しさで、経済的にはゆとりがあるのだろう。他の2人からは娘婿の話がでた。
我が家の子供の話は聞かれるまではしないが、息子の事を聞かれたので先週北京マラソンに出場して4時間切りのサブ4で完走した事と、来月上海マラソンを走る話をしたぐらいだ。北京マラソンは18万人を超える申し込みがあり、3万人のランナー出場なので、6倍の競争率だが日中友好枠でもあるのだろうか。私は10年以上東京マラソンにエントリーしていたが一度も当たらなかった。
今回の旅行の提案者である彼からは、来年ドジャース戦見物のLA旅行や前述の仲間を訪ねての福岡旅行の提案があった。職業生活の後半には外資企業の日本法人社長も勤めていたので、経済的には余裕があるのと、病が進行する前にとの思いがあるのだろうか。LAはカミさんが結婚を決めてから1年間語学留学をしていたが、私自身はそれほど関心がなく、まして今回のトランプ当選で、もう2度とアメリカの地を踏む事は無いとも思っている。文化的歴史的にもヨーロッパの方が関心がある。
まぁ、トランプ当選で水を差されたが、気のおけない昔の仲間との旅行は楽しかった。