
北イタリア旅行2日目10日(木)はボローニャからExpressで1時間のラヴェンナに行った。
まだ店も開かない真っ暗なうちに目がさめるので、この日も前日に買っておいたクロワッサンとヨーグルト、フルーツミックス(パイナップル、メロン、苺、葡萄)とコーヒーでの朝食。
クロワッサンは日本の倍くらいあり、中にはクリームやチョコレートが入ったものだがなかなか美味しい。マドリッドでのように歩き廻っての観光と違い、鉄道などを使っての観光には、分からない事もあり戸惑う。
8;05発の電車に乗るべくホテルを出たが、自動券売機でのチケット購入でのカード支払いが上手くいかず、次の9:05発になった。
それとイタリアでは駅や町中の公衆トイレでも有料で、1.5ユーロなのでコインを欠かせない。切迫した場合はカフェに入るしかないが、1日のトイレ代も馬鹿にならない(苦笑)。

(ボローニャ中央駅)

(駅構内)

(駅トイレ)

ラヴェンナには10時過ぎに着き、歩いて15分くらいの旧市街の中心に向かうが、途中から規制線が引かれ通行禁止となっていた。
何かあったかと思いながら、地図を見ながら迂回路へ廻るが、すぐ規制線に引っ掛かってしまう。
そんな事をしながら歩き進めると、人だかりが大きくなり、警官やスーツ姿でイヤホンをしているボディガードらしき男性が動き回り、カメラを持ったテレビクルーの姿も見えた。
近くにいた女性に尋ねたら、チャールズ国王とカミラ王妃がメロニー首相とラヴェンナに滞在し、出てくるところを待ち受けているとの事だった。あとどのくらい待つのかと尋ねたら、1時間から2時間くらいで現れるだろうと。まだ時間があり規制ベルトの最前列だったのでチャールズ国王とカミラ王妃を間近に見ることが出来たが、さすがに1、2時間は待てないので、ラヴェンナでの予定を中止し11:40の電車に乗り、ボローニャに戻ってきた。




時差ボケ早起きで朝食が5:00頃の部屋食なので、遅めの昼食は駅構内のカフェ(Dispensa Emilia)でパスタランチとした。再度ボロネーゼにトライと思ったが、あのスパゲッティはなく、平打ち麺のタリアテッレだった。そして食後のデザートは前日カミさんが
お土産のチョコを買ったVenchiのアイスが食べたいとのことから、場所を変えてのデザートにした。リタイア後の週一の飲みにしてからは、3時のおやつで甘い物を欠かさないが、スイーツ系ではなく粒あん系なのだが、このアイスは美味しかった。
(パスタランチ)

(Venchi)

(Venchiのアイス)

そしてラヴェンナ観光に変えて、昨日時間がなく見れなかった井上ひさしの(ボローニャ紀行)に書かれていた三カ所を見て廻った。
(サンタ•マリア•デッラ•ヴィータ聖堂)

(死せるキリストへの哀悼)

ニッコロ•ダ•バーリ作の群像彫刻で、十字架から降ろされたキリストの死を嘆き悲しむ4人のマリアの姿とその表情が印象的だ。

(死せるキリストへの哀悼)

ニッコロ•ダ•バーリ作の群像彫刻で、十字架から降ろされたキリストの死を嘆き悲しむ4人のマリアの姿とその表情が印象的だ。
絶望的な悲しみに駆け寄ろうとするマグダラのマリア、手を握りしめながら悲痛な表情の聖母マリア、こんな動的な姿の彫刻は初めて見た。
(アルキジンナージオ宮)

アルキジンナージ宮は、1803年までポローニャ大学だった所で、11世紀に創立されたヨーロッパ最古の大学で、教会の反対をものともせず、世界初の人体解剖を行った。その解剖学教室が残されているが、予約が優先で学生団体が多く、待つようだったので見学を諦めた。
(アルキジンナージオ宮)

アルキジンナージ宮は、1803年までポローニャ大学だった所で、11世紀に創立されたヨーロッパ最古の大学で、教会の反対をものともせず、世界初の人体解剖を行った。その解剖学教室が残されているが、予約が優先で学生団体が多く、待つようだったので見学を諦めた。
(サン•ドミニコ教会)





サン•ドミニコ聖堂の小礼拝堂には、燭台を支える天使の像があり、ミケランジェロ19歳の時の作品だ。バチカンのピエタ像は23歳の時の作品だし、天才はいつから、どんな修行をしたのだろうと思う。




夕食はカミさんがネットで調べたホテル近くの地元料理の人気店に行くが、予約でいっぱいで入れず、近くのエノテカでワインと生ハム、ソーセージ、チーズのセットとパスタ、肉ボールなトマト煮の夕食となった。
エノテカだけあり、ワインの種類も豊富でなかなか良かった。
入れなかった店に最終日の予約しようと寄るが、土曜日という事もあり予約がいっぱいで取れなかった。
それでもカミさんはポローニャ最後の食事を人気店でというのを諦めず、もう一軒が昼の14:30なら空いているというので、遅めの昼食を予約した。
このように食の楽しみに積極的なカミさんの後を付いていくだけだ。