6日に出発した今回の旅行も丁度1週間経った12日(土)となり、持参した下着も底をついたので、朝からホテルのランドリーで洗濯をした。
洗濯機、乾燥機それぞれ4台有り、タイマー40分をセットし、その時間にまた行って乾燥機に入れるという事をしたが、周遊旅行にランドリーがあると大変助かる。いつもはホテルに着くと手洗いで洗濯して、生乾きの場合はビニール袋に入れて移動していた。
(ホテルのランドリー)

この日はボローニャから電車で1時間の世界遺産のフェラーラに行ってきた。フェラーラは14世紀のルネサンス期に、この地を治めていたエステ家により整備され、文化都市として栄えた。
ボローニャと同じく駅から20分くらい歩いて行くと旧市街になり、そこまでの途中には煉瓦造りの大きな家が建ち並ぶ。
ただアメリカのような玄関までのアプローチが長いとか、庭が• •ではなく、家そのものが大きいのだ。
(ヴォルテ通り)


エステンセ城はお堀に囲まれた、赤煉瓦で造られた四つの角に塔が立つヨーロッパらしい中世の城だ。


エステンセ城はお堀に囲まれた、赤煉瓦で造られた四つの角に塔が立つヨーロッパらしい中世の城だ。
(エステンセ城)

(玉石が敷かれた路面)

(エステンセ城のミニチュア)

ミニチュアとはいえ、部屋いっぱいに作られた立派なものだった。
(台所)

窓の少ない石造りの城だが、さすがに台所には沢山の窓があった。

ミニチュアとはいえ、部屋いっぱいに作られた立派なものだった。
(台所)

窓の少ない石造りの城だが、さすがに台所には沢山の窓があった。

この廊下を行くと牢獄があり、腰を45度屈めないと入れないような小さな入り口で、中は石壁に囲まれた窓もない部屋だった。
塔のてっぺんに上り見渡す旧市街は赤煉瓦の屋根が並ぶ中世の景観だ。網目状の階段は下が覗け、その高さが分かりゾクゾクっとするもので、下りる時にカミさんが数えたら198段だったと。
(塔からのフェラーラ市街)

エステンセ城の次に廻ったディアマンティ宮殿は四角錐に刻まれた外観が目を引く。
1万2000個の大理石で作られており、現在は国立絵画館になっている。前日がウィフィツ美術館で絵画鑑賞をしたばかりなのと、ボローニャで14;30にレストランを予約していたので、美術館には入らずショップを観て廻っただけだった。ディアマンティはイタリア語でダイヤモンドを意味し、その外観からの名となっている。
(ディアマンティ宮殿)


14:30に予約したレストランde Nelloは有名人も訪れるボローニャの人気店らしく、店内を見渡すと地元客なのか、ジャケット姿の中年男女客がいて、ノースフェイスの黒のZipシャツとストレッチパンツ姿ではカジュアル過ぎかと思ったが、後から来た隣のカップルもカジュアルだったので安心した。こんな時の為にジャケットを持ってこようと思ったが荷物になるので止めた。
料理の方は生ハムとメロンの一皿、カミさんがネットで見て美味しそうと言ってた大麦と豆と野菜のスープ、それと3度目のボロネーゼだった。イタリア在住が長かったカミさんの知人女性が言ってた、イタリア人は料理シェアの文化はないとのことだが、日本人シニアの食事量や習慣が知れ渡ったのか、何も聞かずに小皿を出してくれた。
食べ終えた後カミさんは(美味しかった)とご満悦の様だった。
(レストラン de Nello)


(お客としてのエリック•クラプトン)

有名人が多数訪れているde Nelloの中にエリック•クラプトンの写真を発見。彼の鳴くようなギター演奏としゃがれ声が好きでYouTube でよく聴いている。特に1996年のロンドンのハイドパークでのコンサートが出色で、2014年にイギリス旅行をした時にホテルがハイドパークの近くだったので、朝のジョギングで(どの辺がステージだったのだろう)と走り回っていた。


その後旧市街を散策し、翌日の部屋朝食を買ってホテルに戻ってきた。カミさんは旅行中に盛んに野菜が足りないと言ってるが、
持参した青汁とこの日のスープでは、野菜不足を補えないだろう。