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一期一会

日々是好日な身辺雑記

しまなみ海道

2022年06月27日 | 旅行
松山滞在2日目の今日はレンタカーを借りて9:00に松山駅前を出発し、海岸に沿っての196号を今治まで1時間ほど走る。
途中瀬戸内海と島々が見えるが、脇見をするわけにもいかず、その景観を楽しむことは出来なかった。
久方ぶりの私の運転が怖いと後ろのシートに座ったカミさんはナビゲートというか注意喚起に忙しく、景観を見ての感嘆の声はなかった。

しまなみ海道は今治から乗り、全長4kmの来島海峡大橋を渡り大島、そして伯方島、大三島と海峡を渡り、大三島で高速道路を降りた。最初の目的地の大山祇神社に着いたのが10:30、その参道の正面にあるのが行列ができる人気店の(お食事処 大漁)で、11:30開店なのだが店の前には予約受付表が置いてあり既に4名記入されていた。

早速記入して心おきなく大山祇神社の参拝へ。参道を行くと最初に目につくのが樹齢2600年という楠の御神木だ。








丁度拝殿の中では笙の音色とともに神主2人による神事が行われており、そのおごさかな雰囲気にお賽銭のチャリンという音や柏手をするのも憚られ、参拝客はじっとその神事を見ていた。
大山祇神社は出雲大社を想わせるような、歴史を感じる神社だった。

1時間近く見て廻った後で開店前の(お食事処 大漁)に行くと、既に10人くらいの客が開店を待っていた。予約表順に呼ばれ入店し注文したのが2人とも雲丹丼だ。
何せ魚介類で一番好きなのが雲丹なので、それを食べたかったのだ。
その雲丹丼は味、量とも申し分なかった。


 
大満足の昼食の後は、伯方島、大島と戻り展望公園や道の駅などを廻り16:00に戻ってきた。しまなみ海道は海峡を渡る高速道路なので、瀬戸内海の島々の景観を楽しむにはサイクリングが良いだろう。
当初サイクリングを色々検討したがカミさんには無理だろうと断念した。
レンタカーでのドライブにも渋っていたが説得した。高齢者の自動車事故のニュースの見過ぎだろう。



夕食は昨日ホテルフロントの女性に紹介され行ったが満席で入れなかった(瀬戸内料理 仁平)に電話予約して行った。
ここは大正解で、当然刺身は美味しいのだが、付け出し、茄子の揚げ浸し、野菜不足の為にと頼んだ色々な種類のトマト盛合せも美味しかった。生ビールと超辛口の宮城県の銘酒日高見を飲みながら、追加のシマアジの刺身を楽しんだ。











しまなみ海道と瀬戸内料理を楽しんだ1日だった。明日はJRの電車に乗り、伊予の小京都と言われる大洲と歴史ある町並みの内子に行く。松山城と坂の上の雲ミュージアムは明後日になるだろう。




(JALどこかにマイル)で松山へ

2022年06月26日 | 旅行
JALどこかにマイルで、初めての四国•松山に来た。松山行きが決まってからネットで確認していた週間天気予報は雨模様だったが、旅行日が近づくにつれ好天予報に変わり、昨日の関東は梅雨明けを思わせる暑さだった。

羽田発7:05の便だったので、4:30発の羽田空港行きバスに乗ったが、朝一番にも関わらず満席だった。コロナ禍の自粛緩和ムードで少しずつ旅行へと動きだしているのか。
昨日から読み始めた誉田哲也の「あの夏、二人のルカ」をバス、機中と読み続けたら松山空港着陸前に読み終えた。この人の本は「ストロベリーナイト」他の姫川玲子シリーズなどを読んだが、軽妙なタッチのユーモラスな語り口で、一気に読める本が多い。
着陸態勢に入った機内から見る瀬戸内海は海面も穏やかで、平坦な土地が少なく緑の木々で覆われた島々がはっきり見えた。

空港からバスで10分位で松山市内中心地に着き、今回3連泊するロイネットホテルに
スーツケースとバッグを預け、電車に乗り道後温泉に向かう。
当初道後温泉に一泊を考えたが、テニス仲間の女性が松山の生まれ育ちで、そのアドバイスが道後温泉は市内から近い、温泉旅館の料理は我々年代では食べきれないということから、市内中心地のホテルに3連泊し、道後温泉には食事付き日帰り温泉とした。
歩いても行ける距離と言ってたが、路面電車で6個目で、2kmの距離に道後温泉があった。因みに大江健三郎、伊丹十三が彼女の高校の先輩だと言う。

予約しておいた(ふなや)は、寛永3(1626)年創業の老舗旅館で、昭和天皇や皇族も訪れ、庭園(詠風庭)は夏目漱石や正岡子規にも親しまれたという。

(詠風庭)






12:00からの食事はカミさんがチラシ寿司のセット、私が素麺と鯛の塩焼き、天ぷら、穴子寿司のセットにした。
愛媛県では鯛そうめんという、鯛の姿煮がまるまる素麺の上にのったものが名物料理だが、さすがに老舗旅館ではそんな豪快な盛り付けはしない。
カミさんのちらし寿司も美味しかったと満足の様子だった。

温泉の方は檜湯と御影湯と2つの大浴場があり、露天風呂とサウナが併設されている。そんな大浴場に昼時のせいか一人という贅沢な入浴だった。





日帰り温泉の後は、道後温泉公園にある正岡子規の子規記念博物館を見学した。
正岡子規は司馬遼太郎の「坂の上の雲」で知るくらいで、その作品としての俳句、短歌については知らない。
道後温泉は観光客で賑わっていたが、この記念博物館の見学者は少なかった。


16:00にチェックインして暫く休んだ後、19:00頃に夕食に出かけた。
ホテルのある大街道という地区は松山市内の一番の繁華街で、三越や高島屋があり
、主なホテルもこの界隈にある。
そんな繁華街にある食事処から何軒かリストアップし廻ってみたが、3軒が休みであと2軒は満席で待っている人達もいた。

市内を歩いて気づいたのは、日曜日のわりには人出が少ないということだ。
観光客以外は休日は繁華街に出てくるのではなく、家の廻りで過ごすというのが一般的なのだろうか?
休みの店が多くふとそんな事を思った。
瀬戸内海の魚を食べさせる店を探し廻って疲れたので、ホテル内のイタリアンレストランでアルコール抜きの夕食となった。

明日はレンタカーでしまなみ海道のドライブの予定た。天気も良さそうなので、絶好のドライブ日和となるだろう。
それでもアクセルとブレーキの踏み間違いには気をつけないと。












洛南 東福寺から東寺

2020年12月06日 | 旅行
今朝は7;30からのフジテレビの情報番組で大阪のパンデミック状況の報道を見てから
8:00にチェックアウトした。スーツケースとバッグは京都駅前の三井ガーデンホテルまで運んで預かって貰えるサービスが一個300円であり、そのまま寺巡りに出かける。今朝もイノダコーヒーは待ち行列になっていたので、ドトールでミラノサンドとコーヒーで済ませた。イノダコーヒーのモーニングセットと比べると1/3の安さだ。
朝食後はバスに乗り東福寺に向かう。


(東福寺)
東福寺は鎌倉時代に摂政九条道家が菩提寺として建立され、渓谷に架かる方丈と開山堂を結ぶ通天橋からの紅葉は京都屈指の名所となっている。2012年11月中旬に大阪勤務だった息子と彼女の初顔合わせに兄とカミさんと京阪に来た時に、東福寺に来たがその時は通天橋が紅葉の見物客で大賑わいだった。










(東寺)
今回廻ったのは殆どが臨済宗の禅寺で武家政治になって起きたものだが、東寺は796年桓武天皇により開基され、その後の嵯峨天皇により弘法大師空海に託された真言宗の総本山である。奈良時代の都である平城京最後の天皇であり、平安京を造営した桓武天皇ゆかりの寺なので、禅寺とは趣きが違い奈良の寺院のようだ。金堂、講堂には
大日如来像など国宝仏像21体が安置されている。




東福寺、東寺と廻った後で15:30の新幹線に乗り19:00に帰宅した。今回は小池•菅会談でGoToトラベルの東京発着の65歳以上の利用自粛が報じられた中での旅行だったが、その効果かどの寺も観光客が少なく、静かな中で寺巡りが出来た。
紅葉は終わりかけてはいたが、紅葉の名所永観堂と東福寺、常寂光寺では充分楽しめた。

隣県の大阪では感染拡大で大変な状況だが、意外にも京都はそれ程でもないのだ。
市中に観光客がいても京都人はあまり外に出ないからだと言うが、どうなんだろう。

4日間の京都旅行を楽しんだので、明日からまたウガイと手洗いを徹底し、蟄居生活に入ろう。

洛北の寺巡り

2020年12月05日 | 旅行
今朝も7:30にはホテルを出て、イノダコーヒー本店で朝食を取ろうと行ったが、観光客なのだろう既に5、6人の人が列をなしていた。どのガイドブックにも載っているが並ぶまでもないので近くの進々堂という喫茶店に入り、ここで残っていた電子クーポン2000円を使いきった。そこから洛北へのバスが出ている北大路バスターミナルまで地下鉄で行くが、9時台までは1時間に1本なので、30分ほど待ち9:30の乗車となった。

今日の予定は圓光寺、詩仙堂、銀閣寺、永観堂禅林寺、南禅寺を廻るものだ。
バスは20分ほど乗り一乗寺下り松町で下車。ここは宮本武蔵が、将軍家の兵法指南役を務めた吉岡道場一門の十数人と決闘した地として知られ、下り松の側に石碑が立てられていた。


(圓光寺)
臨済宗南禅寺派のお寺で、禅宗の教えを表す十牛之庭が素晴らしい。
元々は徳川家康が国内の国教学を発展させる為に、足利学校から三要元佶禅師招き、圓光寺を建立し学校とした。裏山には徳川家康の歯を埋葬した東照宮がある。


 




(詩仙堂)
寛永18年徳川家康の家臣であった石川丈山が隠居の為に造営した山荘で、現在は曹洞宗大本山永平寺の末寺丈山寺となっており、静寂の庭園に鹿おどしの音が響いている。








圓光寺、詩仙堂の後はバスに乗り銀閣寺に向かう。今回の旅行ではカミさんがアルコール液持参なので何かとそれを使わされる。バスも下車すると吊り革に捕まったからと消毒、何気なく手を顔にもっていくと触るなと言う。介護士と行動しているようで(ほっといてくれ)と言いたくなるが言わない。
銀閣寺見物の前にと甘味処(きみ家)でひと休み。この店は3度目で銀閣寺に来ると必ず寄る。豆かんが看板商品だが、私は白玉煮あずきでカミさんが豆かんを。
(ここの豆かんは日本一!)といたく感激の様子。



(銀閣寺)
1490年、室町幕府8代将軍の足利義政が創建した臨済宗の禅寺で、正式には慈照寺という詫び錆びの美意識を生んだ東山文化の代表。京都を代表する観光名所だが、休日の土曜日でも観光客は少なかった。









(永観堂禅林寺)
銀閣寺の後は哲学の道を歩いて永観堂へ。(モミジの永観堂)として知られているが、正式名称が禅林寺で平安時代初期に真言密教のお寺として創建された京都有数の古刹である。
国宝の「山越阿弥陀図」や重要文化財「当麻曼陀羅図」などの宝物が見れる。









(南禅寺)
臨済宗南禅寺派の大本山で、京都・鎌倉の禅寺五山の最上位、別格として「五山之上、に位置づけられ、日本一の禅寺としての格式を誇っている。




南禅寺の後は歩き疲れて、初めてタクシーを利用し錦市場へ。昼前に(きみ家)で白玉あずき煮を食べたので、遅めの昼食となり市場内の(まるき)という店で鰊蕎麦を食べる。
一昨日に清水寺の近くで食べたより美味しかった。

(錦市場)






(京料理 かじ)
夕食はカミさんが旅行前に予約しておいた京料理の(かじ)へ。11品の京料理コースに瓶ビールとそれぞれ(蒼空)と(十四代)を飲んでの食事だった。お店は地下鉄丸太町駅から歩いて10分くらいの丸太町通りに面している。和室にテーブルと椅子がセットされ6組のお客がいたので人気店なのだろう。勿論京料理は美味しかった。オススメの店だ。











帰りは新町通りを歩いて帰ってきたが、車も通らず、街灯も少なく、薄暗い静かな夜道を歩くのは京都らしい風情があって良い。そこに自警団なのか拍子木を打ちながら2組が廻っていた。子供の頃に(火の用心、マッチ一本火事の元)と言いながら拍子木を打ちながら廻った事があるが、掛け声こそなかったが現在でもある事に感激。
いつも京都に来て感じるのは烏丸通りや四条通りを一つ中に入ると静かで、飲食店もぽつんぽつんと離れながらも多くあり、コンビニや自販機も少ない。そんなに便利である必要がないし、夜も明るくなくて良いのだ。やはり京都は良い所だ。

嵐山嵯峨野巡り

2020年12月04日 | 旅行
今日は嵐山や嵯峨野を廻ってきたが、TVニュースで渡月橋などでの観光客の大混雑振りが報じられていたので、その混雑を避ける為にホテルの部屋でサンドウィッチでの朝食を済ませ、7:30にはホテルを出た。嵐山・嵯峨野は昨年6月に1人で来た時に天龍寺や祇王寺と廻ったがカミさんが初めてなので、トロッコ列車に乗っての保津川の紅葉見物を加えたプランを立てた。
そしてその時に廻った京都観光定番の金閣寺、龍安寺は今回のプランではカット。

(天龍寺)
1339年、室町幕府を開いた足利尊氏が、後醍醐天皇を冥福を願って創建した臨済宗のお寺で世界遺産。建物は度重なる火災で明治以降に再建されたものだが、嵐山を借景に自然石や滝を配置した庭園は禅僧・夢窓疎石が作った創建当時のまま。8:30のオープンと同時に入ったので観光客もまばらでゆっくり静かに庭を廻れた。
因みに鎌倉の瑞泉寺も夢窓疎石の作だが、
来春には久しぶりに鎌倉の寺巡りをしてみよう。







先週末のニュースで大混雑振りが報じられていた渡月橋も、時間が早いのと嵐山の紅葉も終わりかけているので、観光客も少なかった。10:00発の座席指定のトロッコ電車を予約しておいたが、さすがにこちらは満席だった。
乗車時間20分の保津川峡谷の紅葉見物を折り返しで楽しみ、また嵯峨野に戻った。





それから昼食を挟んで、落柿舎、常寂光寺、祇王寺、化野念仏寺と奥嵯峨野のお寺を巡った。
(落柿舎)


(常寂光寺)
小倉百人一首の選者として知られる藤原定家の山荘時雨亭があったとされる日蓮宗のお寺。京都屈指の紅葉の名所で境内には200本くらいのカエデが植えられている。







(祇王寺)
平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家した尼寺。
昨年6月に来た時は一面緑の苔が素晴らしかったが今日は落ち葉が覆っていた。






祇王寺から化野念仏寺までの通りは重要伝統的建造物群保存地区に指定されている嵯峨鳥居本の町並みが続いており、その途中に瀬戸内寂聴の寂庵があった。
奥嵯峨野と言われる閑静な所で、町家風家屋と茅葺き屋根の農家風家屋が共存している。
昨日の昼食は鰊蕎麦で簡単に済ませたので、今日は泉仙という店で京精進御膳なるものを食べた。



(化野念仏寺)
約1200年前、弘法大師空海が無縁仏の供養の為に開創。8000もの石塔と石仏が祀られている。





奥嵯峨野から天龍寺に戻る竹林の道も今回はこのコロナ禍で中国人団体観光客がいなかったので、普通に歩けた。かの国の人達はポーズをとって写真を撮るので、それが決まらないと撮り終えるまで進めないのだ。

嵐山嵯峨野廻りを終えた後は、二条まで戻りワビサビ•紅葉見物から趣向を変えて二条城に行く。何回も訪れている京都でもここは初めてだが、その広大さと広間、襖絵くらいしか印象に残らなかった。
ただ入場料は1番高かったが、あれだけの建物を維持するためには仕方ないだろう。

今日もカミさんのスマホ歩数計が28000歩となり歩き疲れたところで、烏丸御池の甘味処でひと休み。今日はわらび餅、アイスクリーム、粒あんを合わせたものを。

ホテルには昨日と同じく15:30頃に戻り、
テレビモニターで大浴場が空いている事を確認して、風呂に入り足の疲れを癒す。
夕食は四条烏丸の大丸の裏辺りをブラリ歩きしながらGoToの電子クーポンが使える店を探す。昨年来た時は1人だったので、この辺りで大戸屋、万豚記、居酒屋での夕食だった。今回は14000円の電子クーポンの消化という事で、オシャレ風な焼き肉の店に入る。







明日は大原までは行かないが洛北のお寺を廻る予定だ。寺社巡りと言いながら神社には行かない。明後日にカミさんが伏見稲荷に行きたいと言っていたので予定したが、
確たる願望では無かったようで、行かなくても•••との言葉が出たので良かった。
15時の新幹線で帰るので、東福寺と東寺をゆっくり観たいと思っていた。
伏見稲荷はインスタ映えするという事で海外からの観光客に人気なのだろうが、あの煌びやかさは合わない。昨年も伏見の寺田屋には行ったが伏見稲荷には行かなかった。