女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

認知症と料理。

2020-03-11 23:10:25 | 老化現象・老後準備

 

最近、わたしはろくに料理をしていません。

寝起きにプロテインを牛乳で溶かし、

朝食はトーストしたロールパンにとコーヒーと飲むヨーグルト、

昼食はなし、夕食はレンチンごはんと、

近くのスーパーで買ったお惣菜と納豆をおかずに食べています。

食べすぎることが多く、胃が重たくなってしまうので、

このくらいのボリュームだと胃の調子もいいんです。

でも、粗食が続いているせいか、1㎏ほど痩せました💦

 

5月に昔の仲間たちに会うことになり、

とにかくゆっくりしたいという人が多かったので、

わたしの家で集まることになりました。

会場を提供はするけれど、デパ地下で食事を用意することで承諾。

あ~、らくちん、あとは掃除だけすればいいんだ~。

もう料理なんてできない、気力が出ません。

あとはみんなに案内を出すだけ・・・と思っていました。

 

先日、Mちゃんの家で鴨鍋の会がありました。

鴨鍋の前に、たくさん料理が出てきました。

レンコンとブロッコリーのマスタードサラダ、

ジャガイモと新タマネギとサーモンの塩麹あえ、

ブリとネギのユッケ・コチジャン風、

アサリと菜の花の酒蒸し、若竹煮、

どれもおいしくて、おいしいね♫、おいしいね♫、

と言いながら食べ続けました。

食べるのに夢中で、

食べてから写真を撮るのを忘れたのを思い出すお粗末さ。

ビールと日本酒で酔っていたのかもしれません・・・。

 

家族のいないわたしにとって、

おいしいものを囲みながらの仲間たちのおしゃべりほど、

心が温かくなり満たされるものはありません。

Mちゃんがつくってくれた料理のひとつひとつに、

心を動かされました。

5月の集まりに出す料理は、

デパ地下メニューでいいんだろうか・・・。

Mちゃん宅から帰ってきたら、そう思うようになりました。

 めんどくさい、気力がないというのは、

老化現象のひとつかもしれません。

5月のメニューを考え出したら、けっこう楽しい。

 

料理は認知症予防にも効果があると言われています。

毎日の食事にも、もう少し積極的に手作りを取り入れることで、

頭の老化を緩やかにできるかもしれませんね。

 

 

 


歩き続ける。

2020-03-09 23:53:06 | 日記

きのうは久しぶりの友人3人に会いました。

30年ちょっとの付き合いの間、

それぞれにいろいろなことありました。

出会ったとき結婚していたSIさんには、

奥さんと生まれたばかりの男の子がいました。

しばらくして生まれた女の子は、獣医の勉強をしていましたが、

ある日、母親と口論になり、

その途中で10階のマンションの窓から飛び降り亡くなりました。

奥さんはそのことでずっと苦しみ続けましたが、

仕事の激務さから、アルコール依存症になったSIさんを支えました。

でも、その後脳腫瘍になり亡くなりました。


Mちゃんはいつも前向きに見えました。

だから知り合ったころ、

右手の指2本が欠損しているのに気がつきませんでした。

別の人からそのことを聞いたのはずいぶん後。

転倒したバイクのタイヤに、指を挟んだ事故に遭っていたそうです。

頭がよくてどんなことも自分自身で考え行動する、

そんなMちゃんはがんになったとき、手術を受けて、

その後の抗がん剤治療はやらないと決めました。

今は肺がんステージ4の義弟の、

よきアドバイザーになっているようです。


ご主人の仕事の都合で、地方から転居してきたSEさんのご主人は、

冗談好きで楽しくて、仲間たちからも人気がありました。

2人の男の子にも恵まれて、家庭は順調そうに見えました。

でも、だんだんとご主人のストレスが家族に向くようになり、

夫婦の関係は壊れていきました。

あのころ、SEさんが話すことと言えば、

ご主人との不和のことばかり。

経済的なことで同居はしていたものの、

このまま家庭内別居が続くのだと思っていました。


去年、SEさんは60歳になり、

その記念に家族4人でセブ島へ旅行しました。

「今回はケンカしないようにしようね、って息子が言ったんですよ。

でも、ホントに1度もケンカしなかった」

今度は息子さんの結婚式でハワイへ行くそうです。

 

久し振りにあった友人たちと、

楽しい話をして、笑い合ったきのう。

世の中のひとりひとりに物語があって、

山も谷も歩き続けて行くんだと感じました。


Mちゃん宅で鴨鍋をいただきました。

 

 


常識の温度差。

2020-03-07 21:38:00 | 日記

毎日職場で自分の体温を一覧表に記入しています。

土日も必ず検温して記入するようにと言われています。

パートだけで100人ぐらいいるでしょうか。

部署ごとに分かれていますが、一緒に1冊に綴じてあります。

2,3人の人たちが毎日それをチェックしている・・・。

何のために???

〇〇さんは体温が低いだとか、

体温が低いと免疫力が低いだとか、

そんなことはあなた方には関係ないでしょ!

会社に報告する方法として一覧表に記入するのを、

今は緊急時だからと仕方ない手段だとしても(ホントはイヤだけれど)、

記入された他人の体温を見て、

それについて色々話すのを見聞きするのはすごく不快です。

でも、その人たちに止めてくれとも言えません。


先日、体温の記入を忘れたかと思って、

目の前にあった一覧表を開きました。

すると、Yさんから、「そっちに書きたいの?」

と言われました。

よく見たらそれは洗濯室のメンバーの一覧表でした。

Yさんの冗談のつもりの言葉に、なんだか心苦しさを感じました。

洗濯室のメンバーの人たちは、きちんと検温できない人もいて、

そのことも何人かで笑い話として話していました。


Yさんも、毎日一覧表をチェックする人たちも、

本人たちは悪気はないんだと思います。

あの職場で15年以上働いている人たちは、

特別なことはない日常の出来事としていて、

あの雰囲気が自分たちの常識になっているのだと思いますが、

わたしはそんな雰囲気に温度差を感じています。


ホントにイヤだ、もう辞めようと思い、生活費の計算をしました。

削れるものは、削ろう・・・と、

いろいろと並べてみました。

スポクラ、テレビの映画や海外ドラマチャンネル、

ショップの犬たちのグルーミング、時々の外食、年に1,2度の海外旅行、

でも、どれもこれも、今のわたしには手放し難いものばかり。

70歳までは今の生活を続けたいと思っていましたから、

結局、仕事を辞めることはできません。

気持ちを切り替えていく、悲しいけれどそれしかできません。



 


灯台下暗し。

2020-03-05 21:50:22 | 健康・体調

今から20年ほど前の秋、犬と土手を散歩していました。

お天気の良い日で、写真を撮ったり、犬と遊びながら、

草むらの中を2時間ほど歩き回りました。

その夜は疲れて布団に横になるとすぐに眠った記憶があります。

夜中、息苦しさで目覚めました。

呼吸をしようとしますが、中々空気を吸い込めない。

少しずつ大きな呼吸をして、吸う吐くを繰り返しました。

眠ってしまうと呼吸ができずに死んでしまうかもしれない・・・、

そう思うと朝まで眠れませんでした。

 

朝になると症状はだいぶ和らいでいましたので、

急いで病院へ行きました。

「草むらのアレルギー物質で気管支が腫れて、

空気の通り道が塞がれて呼吸がしずらくなったのでしょう。

念のためアレルギーの検査をしておきましょう」

そのときのアレルギー検査結果は、

スギ、ヒノキ、ブタクサ、イネ科の植物でした。

それまでは春のスギ花粉のアレルギーでしたが、

それ以降は秋にもアレルギーが出るようになりました。

 

今シーズンは昨年の12月ごろから、

鼻水、喉と鼻粘膜のかゆみがひどくて、

暖かい日が続いていたので、スギ花粉が早く飛散して、

アレルギー症状が出たのだ思っていました。

2月になって眼科へ行きました。

年中、いつも涙目でとてもうっとおしいので、

それを診てもらうためでしたが、

先生から花粉症の治療について話がありました。

その前にアレルギー検査をしておくことになり、

先日結果が出ました。

 

スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ガ、

そして、なななんと~!!!!! ネコ、イヌも!!!!!

えっえっえっ~!!!!!

どうなっとるんじゃ、と思いました。

生まれてから今までずっと、犬や猫、鳥たちと暮らしてきました。

そんなはずはないと思う裏側で、

モナが来てから細い毛が顔についたり、目に入ったりして、

かゆみが出ていたのには気がついていました。

 

部屋の片づけが苦手で、掃除もあまりしないので、

ハウスダストやダニのアレルギーは覚悟していましたが、

まさか、アレルギーの原因がこんなに身近だったとは灯台下暗し。

検査結果の用紙には、

動物が原因なら、ペットを飼わない、とありました。

でも、それは無理、大好きだよと言って、

きょうもアレルギーの塊を抱きしめたわたしです。

 

 

 

 

 


困ったこと。

2020-03-02 23:19:58 | 日記

きょうも洗ったマスクで出勤しました。

「あれ?マスク大きくない?」

「ホントだ。大きいよ」

「えっ、そうですか?」

「鏡で見たら?」

何度も洗って折り目がなくなってるせいかな」

「まだ会社のがあるからそれにしなさいよ」

鏡で見たら折り目が消えて、

のっぺりしたマスクが顔を覆っていました。

でも、だからいって、毎日新品のマスクを使えません。

マスクの洗濯はいつまで続くのか・・・。


新品のマスクをつけて席に戻ると、

となりのOTさん(♂)が話しかけてきました。

「土曜日さ、友だちと焼肉食べに行ったんだ。

そしたらなんだか体が熱くなって具合が悪くなったんだ」

「大丈夫だったの?」

「大丈夫じゃないよ。

肺炎になったら友だちにうつすかもしれないんだ」

「そういうときこそ、冷静さが必要よ」

「冷静になれるわけないじゃないか!

帰って熱を測ったら37度あったんだ」

「あんたさ、会う人会う人に自分は37度の熱が出たってさ、

そんなこと言う必要はないだろ」

「そうだよ。みんなの不安をあおってるよ」

「37度なら報告したのか」

「いや、今は下がったから」

OTさんさんは心配なことを、胸にしまっておけないのでしょう。

でも、みんなの不安をあおっていることもあるかもしれない。


きのうはペットシートを買いに行きました。

ペットショップへ着くと、

両手にペットシートをいくつも抱えた家族とすれ違いました。

えっ、と思って売り場へ行くと、

棚にぎっしりあるはずのペットシートはスカスカでした。

いつも買っているものはどこにもなくて、

仕方なく小さなサイズのものを3つ持ってレジへ行きました。

後ろの人が今度の入荷はと尋ねると、

入荷の予定は未定との返事。

慌ててもう2つ追加で購入しました。

紙製品の品薄の余波は、わたしの周りにも押し寄せています。


スポクラのスタジオでのプログラムが休止になりました。

先週、インストラクターの方が、

3/1からの休会や大会が増えていると話していました。

高齢者の多くの会員がスタジオのプログラムに参加しています。

退会や休会、そしてこのしばらくのスタジオの休止で、

習慣になった運動が立ち消えてしまうこともあると思います。

わたし自身がそうなるかもしれません。


いろいろな困ったことに出会ったときは、

どうしたらよいのでしょうか。

目の前のことを考えることも大事ですが、

もう少し先の自分がどうなりたいのか、

そのためにどうすればよいのか、

そうすればもう少し客観的に、対処できるかもしれません。