きのうは久しぶりの友人3人に会いました。
30年ちょっとの付き合いの間、
それぞれにいろいろなことありました。
出会ったとき結婚していたSIさんには、
奥さんと生まれたばかりの男の子がいました。
しばらくして生まれた女の子は、獣医の勉強をしていましたが、
ある日、母親と口論になり、
その途中で10階のマンションの窓から飛び降り亡くなりました。
奥さんはそのことでずっと苦しみ続けましたが、
仕事の激務さから、アルコール依存症になったSIさんを支えました。
でも、その後脳腫瘍になり亡くなりました。
Mちゃんはいつも前向きに見えました。
だから知り合ったころ、
右手の指2本が欠損しているのに気がつきませんでした。
別の人からそのことを聞いたのはずいぶん後。
転倒したバイクのタイヤに、指を挟んだ事故に遭っていたそうです。
頭がよくてどんなことも自分自身で考え行動する、
そんなMちゃんはがんになったとき、手術を受けて、
その後の抗がん剤治療はやらないと決めました。
今は肺がんステージ4の義弟の、
よきアドバイザーになっているようです。
ご主人の仕事の都合で、地方から転居してきたSEさんのご主人は、
冗談好きで楽しくて、仲間たちからも人気がありました。
2人の男の子にも恵まれて、家庭は順調そうに見えました。
でも、だんだんとご主人のストレスが家族に向くようになり、
夫婦の関係は壊れていきました。
あのころ、SEさんが話すことと言えば、
ご主人との不和のことばかり。
経済的なことで同居はしていたものの、
このまま家庭内別居が続くのだと思っていました。
去年、SEさんは60歳になり、
その記念に家族4人でセブ島へ旅行しました。
「今回はケンカしないようにしようね、って息子が言ったんですよ。
でも、ホントに1度もケンカしなかった」
今度は息子さんの結婚式でハワイへ行くそうです。
久し振りにあった友人たちと、
楽しい話をして、笑い合ったきのう。
世の中のひとりひとりに物語があって、
山も谷も歩き続けて行くんだと感じました。
Mちゃん宅で鴨鍋をいただきました。