女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

歩き続ける。

2020-03-09 23:53:06 | 日記

きのうは久しぶりの友人3人に会いました。

30年ちょっとの付き合いの間、

それぞれにいろいろなことありました。

出会ったとき結婚していたSIさんには、

奥さんと生まれたばかりの男の子がいました。

しばらくして生まれた女の子は、獣医の勉強をしていましたが、

ある日、母親と口論になり、

その途中で10階のマンションの窓から飛び降り亡くなりました。

奥さんはそのことでずっと苦しみ続けましたが、

仕事の激務さから、アルコール依存症になったSIさんを支えました。

でも、その後脳腫瘍になり亡くなりました。


Mちゃんはいつも前向きに見えました。

だから知り合ったころ、

右手の指2本が欠損しているのに気がつきませんでした。

別の人からそのことを聞いたのはずいぶん後。

転倒したバイクのタイヤに、指を挟んだ事故に遭っていたそうです。

頭がよくてどんなことも自分自身で考え行動する、

そんなMちゃんはがんになったとき、手術を受けて、

その後の抗がん剤治療はやらないと決めました。

今は肺がんステージ4の義弟の、

よきアドバイザーになっているようです。


ご主人の仕事の都合で、地方から転居してきたSEさんのご主人は、

冗談好きで楽しくて、仲間たちからも人気がありました。

2人の男の子にも恵まれて、家庭は順調そうに見えました。

でも、だんだんとご主人のストレスが家族に向くようになり、

夫婦の関係は壊れていきました。

あのころ、SEさんが話すことと言えば、

ご主人との不和のことばかり。

経済的なことで同居はしていたものの、

このまま家庭内別居が続くのだと思っていました。


去年、SEさんは60歳になり、

その記念に家族4人でセブ島へ旅行しました。

「今回はケンカしないようにしようね、って息子が言ったんですよ。

でも、ホントに1度もケンカしなかった」

今度は息子さんの結婚式でハワイへ行くそうです。

 

久し振りにあった友人たちと、

楽しい話をして、笑い合ったきのう。

世の中のひとりひとりに物語があって、

山も谷も歩き続けて行くんだと感じました。


Mちゃん宅で鴨鍋をいただきました。