きのう、介護施設にいる伯母に会いに行きました。
94歳の叔母の顔はつやつやとして、
意識はハッキリ、冗談もちゃんと通じます。
施設の他の方々に比べてもずっとイキイキしています。
従兄のお嫁さんが持って行った大きなおはぎも、
おいしい!おいしい!とぺろりと平らげました。
2年ほど前に肺に水が溜まり危ない状態になりましたが、
どうにか乗り越えてからはとても元気です。
「これ以上頑張られても困るんだよ」
伯母に面と向かって言う従兄。
「お願いだから本人の前で言わないで」
とわたしが言ってもお構いなし。
長生きされることはうれしいことだけど、
実際に施設に掛かる費用は、
従兄にとっては大きな負担になります。
でも、今は伯母の貯えから支払っているはずです。
それが無くなろうとしているのかしら・・・。
施設からの帰りの途中、お嫁さんが、
「最悪、お義母さんのマンションを、売らなくちゃならないかもね」
えっ、そんなこと当たり前でしょ・・・って、
思ったけれど黙っていました。
どうやら伯母のマンションには、
自分たちの息子を住まわせるつもりだったらしいのです。
でも、今従兄家族が住んでいる家だって、伯母が建てたものです。
従兄たちの部屋の下はアパートになっていて、
その家賃収入は従兄たちの生活費の一部になっています。
わたしの父は介護施設に入所して、8日めに亡くなりましたから、
施設の費用のことを、心配することもありませんでした。
従兄とお嫁さんの切実な気持ちは、分からないではありませんが、
伯母のマンションは、
当然、優先的に、伯母の介護費用に充てるべきだと思います。
親を介護する家族の大変さは、家族それぞれ。
他人がとやかく言えることではないと思います。
でも、ちょっとモヤモヤしたわたしです。