先週『移動都市/モータル・エンジン』、
そして、きょう『グリーンブック』を観ました。
わたしは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと、
『ホビット』シリーズが大好き。
ファンタジー映画が好きなんです。
その作品と同じピーター・ジャクソンが監督をしたのが、
『移動都市・・・』です。
ピーター・ジャクソンらしい画の作り方を感じましたが、
イマイチ話の展開に深みや、
キャストたちに魅力を感じませんでした。
ストーリーは世界規模の戦争で荒廃した地球、
そこをすごく大きな戦車のような巨大都市が、
ほかの移動都市を取り込み資源を奪いながら、
生き残るために移動していく、その中の人間の話です。
主役、その周りの人たち、
どの人もピンとこない、ハートに響かない。
脚本のせいなのか、キャスト自身の持ち味のせいなのか、
登場人物たちに魅力を感じませんでした。
『ロード・・・』や『ホビット』のキャストたちには、
観た瞬間から引き込まれたので、
今回もという期待が大きかっただけに、ちょっと残念でした。
もう1本の『グリーンブック』は『ロード・・・』シリーズで、
人間界の王の役で出演したヴィゴ・モーテンセンが主役です。
それで観に行きました。
『ロード・・・』のヴィゴ・モーテンセンは、
影があり、口数が少なく、それでいて判断力や統率力が優れていて、
仲間と共に闇の冥王サウロンと戦うカッコいい役でした。
その後に観た彼の映画も、そのイメージが崩れることはなかったです。
でも、『グリーンブック』では、外見が全く違っていた・・・。
よく見なければ同じ人と思えないくらい太っていました。
役作りとはいえ、彼の役者魂はすごいです。
話は実際にあったことを映画にしています。
1962年、天才ピアニストのドクター・シャリーが、
運転手兼用心棒イタリア系のトニー・バレロンガと共に、
まだ人種差別が色濃く残っているアメリカ南部へ、
演奏ツアーに出ます。
そしてふたりには人種や育ちの違いを越えて、
心の奥にある真実や良心に気づき、
友情と尊敬が生まれます。
心がほわっと温かくなるいい話でした。
『最強のふたり』にちょっと似ています。
あれも実話でしたね。
まことに残念なことに、
TOHOシネマズが6月から100円値上げになります。
わたしはほとんどこのシネコンで観ているので、
とっても悲しいです。