女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

ファンタージーとロードムービー。

2019-03-19 23:26:04 | 映画

先週『移動都市/モータル・エンジン』、

そして、きょう『グリーンブック』を観ました。

わたしは『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと、

『ホビット』シリーズが大好き。

ファンタジー映画が好きなんです。

その作品と同じピーター・ジャクソンが監督をしたのが、

『移動都市・・・』です。

ピーター・ジャクソンらしい画の作り方を感じましたが、

イマイチ話の展開に深みや、

キャストたちに魅力を感じませんでした。


ストーリーは世界規模の戦争で荒廃した地球、

そこをすごく大きな戦車のような巨大都市が、

ほかの移動都市を取り込み資源を奪いながら、

生き残るために移動していく、その中の人間の話です。


主役、その周りの人たち、

どの人もピンとこない、ハートに響かない。

脚本のせいなのか、キャスト自身の持ち味のせいなのか、

登場人物たちに魅力を感じませんでした。

『ロード・・・』や『ホビット』のキャストたちには、

観た瞬間から引き込まれたので、

今回もという期待が大きかっただけに、ちょっと残念でした。


もう1本の『グリーンブック』は『ロード・・・』シリーズで、

人間界の王の役で出演したヴィゴ・モーテンセンが主役です。

それで観に行きました。

『ロード・・・』のヴィゴ・モーテンセンは、

影があり、口数が少なく、それでいて判断力や統率力が優れていて、

仲間と共に闇の冥王サウロンと戦うカッコいい役でした。

その後に観た彼の映画も、そのイメージが崩れることはなかったです。

でも、『グリーンブック』では、外見が全く違っていた・・・。

よく見なければ同じ人と思えないくらい太っていました。

役作りとはいえ、彼の役者魂はすごいです。


話は実際にあったことを映画にしています。

1962年、天才ピアニストのドクター・シャリー

運転手兼用心棒イタリア系のトニー・バレロンガと共に、

まだ人種差別が色濃く残っているアメリカ南部へ、

演奏ツアーに出ます。

そしてふたりには人種や育ちの違いを越えて、

心の奥にある真実や良心に気づき、

友情と尊敬が生まれます。

心がほわっと温かくなるいい話でした。

『最強のふたり』にちょっと似ています。

あれも実話でしたね。


まことに残念なことに、

TOHOシネマズが6月から100円値上げになります。

わたしはほとんどこのシネコンで観ているので、

とっても悲しいです。