香取慎吾「オーシャンズ１１」を観てきた！

5日シアターオーブ（渋谷）で、香取慎吾くん主演のミュージカル「オーシャンズ11」を観てきました。

観たかったけどチケット争奪戦に敢えなく惨敗し、あきらめていたこの公演。
突然、あるお方からプラチナチケットを1枚譲って頂けることになり、飛びついた次第で。
いやー、あるんだね、そういう幸運。
ありがたやありがたや…。

そして、肝心のステージですが…
いやー、かっこよかった！！
誰！？な男前っぷり。
TVで見る、あのフニャフニャ慎吾ちゃん（いや、そういう彼も好きだけど）は何処にもいませんでした！！
あそこまで徹頭徹尾2の線な彼は、初めて見たかも…。

初っぱな登場のシーンから、やられた。
大きく足を開いてステージのど真ん中にだん！と立つ、それだけでもう目が離せない。
ガタイの良さと、作りの派手な顔が舞台に引き立つ。
歌はまあ、及第点…という感じだけど、ダンスはさすがのキレだし、何より「座長」の貫禄に溢れてて惚れ直しちゃったよ～。

あのジョージ・クルーニーがやったダニー・オーシャン役だよ？
中の人で言ったら磯部さん（フジTV版）だよ？
いやいやハードル高すぎでしょ？という私のあわわは杞憂に終わったわー。
良かった…。

そしてそんな座長をガッチリ支えるのが、盟友・山本耕史。
わかってはいたけど、上手い！
歌もダンスもなんか余裕がある。
けして2の線を崩せない主役の横で、そりゃあ生き生きと嬉しそうに楽しそうに躍動する2番手。
嗚呼この感じ…まさに局長と副長！
溢れる慎吾愛を隠しきれない山本クンに、もうニヤニヤしっぱなしでしたわ。

他には、観月ありさが可愛い－。顔小さい－。足きれい－。

イエン役の坂本健児さん…さすがの声です！もう別次元の張り。
この方、劇団四季で初代シンバというのはあまりにも有名ですが、私にとってはシンドバッド！！
TDSに行ったら必ず乗るお気に入り「シンドバッド・ストーリーブック・ボヤッジ」のあの歌声が彼ですよ！
「人生～は冒険だ　地図はな～いけ～れど～」のまさにあの声！
と、多分、他の人には全く共有されない感動に震えてみたりして。

私は後にも先にも一回こっきりの観劇だったので、その辺の細かい事情はわからないけど、どうも毎回のお遊びというかアドリブコーナーがあるようで。
詐欺の演技指導をダニー（慎吾）が、「お見せしろ」とメンバーを指名するというのが、そうらしい。
今回は勝手にイエンが、なにやら怪しげな中国語で勝手にやり出し笑いを誘ったところで、「イエンはいい」とダニー。「アイヤー」。
で、「ライナス」と改めて指名。
ライナスを演じるのはジャニーズの後輩・真田くん。
明らかに動揺しつつ、一生懸命「ありのままで良いと思うんですよね」…ん？ありのまま？
案の定「ありの～ままで～～」と、なるほど、そうきたか。失笑。
その後も何度か滑って、ついに、「でもそれでも滑った場合はこう言うんです、助けて、ダニー！」。
おお、逆指名だね！真田くん、GJだ！会場、大拍手。
「そう振るか」という感じでおもむろに前に出るダニー。
ライナスの前に立つと「お前は全然滑ってない」といい放ち、本意気の「すこーしも寒くないわ」…ふぉぉぉぉ。
もちろん、劇場内大受け。いいもん、聞けたわ～～～。

とにかく、終始かっこいい慎吾ちゃんを堪能−。
歌のナンバーもキャッチーで耳馴染みが良く、また劇場の音響もとても上質で気持ちよく観劇がすることができました。
ほんと、期待以上の鑑賞でした！

チケット譲って下さった京都の方（初対面）と、少しだけお話もできたんだけど、とても感じの良い方で、これもまたこの日をより良い思い出にしてくれたな～。

大阪で秋公演もあるんだって…行きたいけど…まあ、無理だわな～～。