ひねもすのしのし。

オタクおばさんの太平楽な日々

ふるさとは緑なりき

2010-08-03 00:03:01 | 

もうここんとこの暑さに負け負けで…。
いい加減7月開始のアニメ感想、といきたいんだけど、なーんていうかな~~。
「これは書かねばっっ!」という作品が無いんですわ-。
いくつか思うところはあるけれど、まあそのうちに。
おまけに、例のエアコン無い部屋での鑑賞が正直キツくて…。
もう観る物たまってしゃーないです!

さてそんな中で、読書が楽しい。
相変わらず「グイン・サーガ」をちまちまと読み続けております。
現在、70巻読了。
その昔投了した46巻を、遙かに超えました~。

44巻でケイロニア皇女シルヴィア探索のため旅立ったグイン、実に22巻分の不在を超えてついに67巻で本編復帰!
いやー、長かった。
そりゃ外伝5巻にわたってその冒険譚は語られていたけど、それはそれで非常に血湧き肉躍る一大ファンタジーではあったけど。
やっぱ本編に我らがタイトルロール復活っていうのはね、感慨深いです。

そしてこの67巻「風の挽歌」というのが、とても感動的で!
なんといっても1巻で登場し、その短い活躍とは相反する鮮烈な印象を読者に与えた忘れがたき脇役「トーラスのオロ」
その彼のエピソードが、実に実に66巻の長きを経てここで完結したのですよ!
遙かな辺境・ノスフェラスの砦でグイン一行を助け、グインの腕の中で力尽きた若き戦士・オロ。
その彼の最後の言葉を、遠い道のりを経て家族の元へ届けるグイン。
この件は、ほんとに爽やかで暖かく感動的。
ずっと泣きながら読んじゃいましたよ、もう。

おまけにその場へ元ヴァラキア提督・カメロン登場。
グインとカメロンの、「英雄、英雄を知る」的出会い。
格好良すぎる“漢”同士の「君と握手!」まで見られて、ぽわ~~~ん。

68巻「豹頭将軍の帰還」
おお~~~、そのものズバリ!
ここではね、なんたってガラス・ハートで精神不安定な皇女シルヴィアと、惚れた弱みで彼女に振り回されるグインが…!

「姫」
二人だけになると、グインはこの無骨な大男のどこからこんな優しい声が出るのかと思うような、優しい声音でそっとシルヴィアに声をかけた。
**************************
「どうした」
グインは優しい声でいう。
**************************
「姫。シルヴィア姫」
グインはあやすようにやさしく云った。
**************************
「ほら。危なかっただろう」
グインは目を細めて、優しくささやいた。
**************************
「姫のとがではない」
グインはおそろしくやさしく、心から誠意をこめて云った。


って、全く、優しいにもほどがあるぞっっ、グイン!!!
いやいやいや、そしてなんたってこの声が賢雄さんなんだってことが肝心なんだよっっ。

こ、これは…この脳内変換は…幸せすぎて危険だー!
それやってる時の私の顔…もっと危険だー!!

そして70巻「豹頭王の誕生」において、二人はついに結婚そして新婚初夜を…きゃーーー。
ああ、いろいろ問題はあるにしても(完全にシルヴィア側に)、この時の二人はちゃんと夫婦だったのにね…。
それが後に「売国妃シルヴィア」と呼ばれ、グインを苦しめることになるなんて…。

ああーもう、どんどん読みたい。時間ないけど。
ただねー、面白ければ面白いほど、この物語が完結しないのだという切なさもジワジワと…。

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